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輪旅 信州・姨捨から大町を走る!!その2

2009-05-07 19:08:33 | 自転車旅
《輪旅 信州・姨捨から大町を走る!!その2》

 その列車はスイッチバックでやって来た。姨捨の駅から眺める善光寺平は雄大であった。

 久々の再会を祝して握手交換・・・自転車仲間と信州ツーリングが楽しめることはサイクリスト冥利に尽きる。言葉に表せない幸せを実感する。

 先ずは一本松峠へ・・・千曲高原を抜けて峠へと向かった。手前には満開のリンゴ園が・・・眼下には善光寺平が大きく広がっていった。なぜか名酒「オバステ正宗」の看板が気になった。


(一本松峠付近にて)

 一本松峠より左に折れてトラバース、古峠へと向かう。冠着山が大きく迫る。古峠は大昔の東山道とか。その後、保福寺峠へルートを変えた!??

 古峠より坂井村冠着駅への道は素敵であった。自然林に囲まれ、適度な幅の道を駆け下った。

 四十八曲峠への道、修那羅峠の道と見送り、麻績村へと入る。ひなびた(寂れた?)聖高原駅・・・埼玉のYさんは、40年振りの訪問とか・・・当時は麻績駅だと。駅前の食堂でお昼とする。

 卵丼が400円、かけ蕎麦が350円・・・愉快な女将さんとの会話を楽しみながら満足なランチタイムを過ごした。

 県道55号にて、嗟切峡、山清路橋、八坂村(現大町市)へと進む。名のとおり、八坂には坂の道しかないようだ。相川のトンネルまで全てが上りであった。

 トンネルを抜け、大町市街へ出ると北アルプスが眼前に迫ってきた。夕暮れ時の残雪の山もよい。水を張った水田越しに写真を撮ってみた。


(大町付近より蓮華岳を眺める)

 国道を避け、裏道を縫って木崎湖を目指す。途中、白馬錦の酒蔵があり、ついつい覗きたくなった。

 小熊林道の入り口を確認し、湖の西岸を北上した。大型連休のためか、湖岸のキャンプ場はラッシュアワー状態・・・都会の方は、ここまで来てもラッシュが好きなようだ。

 菜の花の咲く田んぼを抜け、中綱湖の民宿へと辿り着いた。

 翌日は別行動に・・・小熊林道組と別れ、麻績村新行を目指す。沢沿いの道は、思ったより緩く、あっけなく新行に辿り着く。ここには美味しい蕎麦屋があるらしい。振り返ると、残雪の北アルプスが大きく見えた。


(美麻村新行からの後立山連峰)

 宮下、新田下と走り、左に折れて高地を目指す。結構な上りで、一汗かかされた。この峠からの北アルプスも雄大であった。峠には真新しい神社があり、その背後には人家もあった。

 高地の集落は廃村となっていた。崩れかけた民家が数軒・・・水田となるような平地もなく、生活は大変であったのだろう。

 日向畑、中村にて左折し、峠を目指す。この辺りは信級(のぶしな)というらしい。新間まで下り、再び、上りに入る。“信州峠三昧!”などという冗談も出なくなった。山上集落とでもいうのか、上奈良尾には人の気配が少なかった。

 山穂刈というのか、山上の集落を対岸に見ながら犀川に架かる穂刈橋へと出た。

 国道19号を渡り、信玄が砦を構えたという牧野島城を訪れてみた。結構な規模で、空堀も残っていた。

 最後の北アルプスの遠望を楽しみながら、小花見池、大花見池と通り過ぎ、県道390号にて千曲市稲荷山へと戻りついた。坂の途中より眺める姥捨の棚田は美しかった。

 今回も充実の自転車旅が出来たことに感謝をしたい。天気よし、仲間よし、自然よし・・・それに美味しい日本酒にグルメ・・・これ以上の楽しみはこの世にはない・・・と信じている。

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