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歴史旅 京の都の御土居へ!!

2011-01-06 12:15:51 | 自転車旅
《歴史旅 京の都の御土居へ!!》

 安土桃山時代でしょうか、太閤秀吉は、京の都に聚楽第を造りました。その周りをぐるっと囲んでいたのが御土居(おどい)・・・その延長距離は23キロあまり、外敵から攻撃を防ぐ城壁でもあり、鴨川の氾濫から守る堤防でもあったそうです。土塁には門が・・・七つの口がありました。今も、丹波口や鞍馬口といった地名が残っています。この御土居の中を洛中、外を洛外という・・・意外と知られていない謂われかと。


(先ずは市内散策)
 京都駅前に集合・・・京都のクラブさんより4名、奥美濃より3名のメンバーにて京都市内散策をスタートする。なんといっても地元のクラブさん、裏の裏まで京都市内の道に精通されているので心強い。見失わないようにピッタリと付いてゆくことにする。

 平安京の朱雀大路があった跡に山陰線が走っている。その下をしばらく走る。丹波口はその名残り・・・御土居には七つの口(京の七口)があったという。

 先ずは、西ノ京へ・・・神社の鳥居の奥に当時のままの御土居が残っていました。幅は30メートル、高さは3メートルくらいか、500年?の歳月が止まったように自然の木々が茂り、小鳥のさえずりがにぎやかであった。想像以上に堅牢な土塁(堤防?)に当時の土木工事の大変さが偲ばれた。


(説明板に見入る)

 北野天満宮の西側にも御土居が・・・京都市内を綺麗な川が流れているのにも驚くが、公園(庭園)化されて憩いの広場となっていました。まさしく都会のオアシス・・・そんな感じであった。

 次に平野へ・・・唐突に芝で覆われた堤防が現れた。長さにして50メートルくらいか・・・ここだけ残ったのが不思議であった。

 柴野・・・民家の駐車場の横にポツリと・・・


(今も残る御土居)

 鷹ヶ峯公園・・・その一角に・・・自然の土手を利用し、その高低差はかなりのもの。ここを攻めようという敵は少ないかも・・・

 鷹ヶ峯の先で90度、直角に御土居は方向を変えていた。ここが北西の隅になるようだ。


(光悦寺にて)

 以前より気になっていた光悦寺へ寄ってみる。期待通り・・・いや期待以上の雰囲気があり、京都の寺院の奥の深さに感動する。

 大宮交通公園・・・今日は正月休みのため、中に入ることが出来なかった。賀茂川に出会い、川に沿って南下する。途中、ハンバーグの美味しい「長谷川」で昼食とした。

 最後は蘆山寺境内の御土居を見学。その後は、黒谷、うさぎ神社といわれる岡崎神社、白川から祇園、鴨川の河川敷を走って京都駅へと戻った。

 黒谷といえば金戒光明寺・・・幕末、会津藩士松平容保が京都守護職を命じられ、ここ黒谷に本陣を構えた。その後、新撰組の設立へもつながっていったという。余談だが、松平容保は美濃国高須藩の出身で、会津と美濃が近いという感じを受ける。

 こんな京都旅も面白い・・・またマイナーな京の都を訪ねに来たいものである。ウィンディーの皆さん、コース案内をしていただいたF原さん、同行していただいた奥美濃の方々に感謝を申し上げます。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鈴鹿)
2011-01-07 22:11:51
参加したかったのですが、二日連続は
家族の目が怖いので。

マイナーな京都はいいですね、京都は若い頃は北山ユースに連泊して走り廻ったり、女性とのデートは必ず京都でしたので、思い出が溢れています。

また、ゆっくりと訪ねてみたいです。
返信する
これぞ京都・・・! (wajin)
2011-01-08 06:51:15
鈴鹿さん
こんな素敵なプランは二度とない!??
そんな京都プランでした・・・(笑)

あまりにも有名な観光地ですので、どうしても派手!?な場所へ目が向きますが、どうしてどうして、隠れた名所の方が味わいがあります。

今回のプラン・・・地元の方も御土居をきちんと回ったことがないそうで、感動してみえました。

次回は、奈良の若草山ですよ・・・
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