Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

自転車、登山、テレマークスキー、カヌー・・・そんな情報が満載ですよ!!

輪旅 五箇山・こきりこ踊りと相倉集落へ!

2011-09-04 17:28:08 | 自転車旅
《輪旅 五箇山・こきりこ踊りと相倉集落へ!》
 ずっと頭の中に残っていたこきりこ踊り・・・ようやく訪れることができました。場所は越中五箇山、とても辺鄙な山郷で、庄川に沿って続く小さな集落は、その自然の厳しさゆえに伝統芸能も残ったようです。

 その起源は、木曽義仲が戦った倶利伽羅峠の時代からとも・・・その時の落ち武者が住み着いたのでしょうか。

 こきりこ節は日本で一番古い民謡です。こきりこは田楽から派生し、田踊りとして発展しました。田楽や田踊りは、五穀豊穣を祈り、百姓の労をねぎらうため、田楽法師と呼ばれる職業芸能人たちが田植えや稲刈りの間に行った踊りでした・・・とあるサイトより


(ささら)
 こきりこ踊りの特別披露が行われていました。本祭りは9月の下旬・・・機会がなく、訪れることをあきらめていたのがようやく実現しました。五箇山下梨・・・重要文化財となる白山宮の舞殿で、シデ踊り、手踊り、ささら踊りが披露されています。

 衣装がとても素敵・・・りりしい男踊りは勇壮・・・笠の先の飾りは山鳥の羽だそうです。


(あでやか)
 女性もきりっとしてりりしい・・・昔の日本人って、男も女もりりしく、ぴりっとした雰囲気を持っていたように感じました。


(相倉)
 相倉(あいのくら)の合掌集落を訪れました。白川郷荻町、五箇山菅沼、相倉の合掌集落は世界遺産だそうです。相倉の集落は、メインの道路より数キロ上がった高台にあるため、手付かずといった雰囲気がとても良い・・・懐かしい田舎の感じでした。


(道が素敵)
 たまたまなのでしょうか、人影も少なく、合掌の里をどっぷりと堪能することができました。ここは移築した観光施設ではなく、今も生活を続けているという民家でした。庭先に干された洗濯物が家も生きているとい印象を受けました。


(富山駅前の繁華街で夕食)
 世界でここだけという白海老、夏が旬の岩牡蠣・・・富山湾で採れる海の幸は絶品・・・日本一住みやすい町は間違いがありませんでした。


(富山ブラック)
 以前より気になっていた富山ブラックラーメン・・・黒いスープの秘密はイカ墨とか・・・本家のお店ではなかったせいでしょか、思ったより黒くはありませんでした。お味・・・意外とあっさり系でした。

 三年後には富山にも新幹線が開通とか・・・そのよさが失われるのか、それとも魅力的な地方都市で残れるのか・・・後者であって欲しいと願います。

山旅 花の名山・白山へ!その2

2011-09-04 17:19:40 | 登山
《山旅 花の名山・白山へ!その2》
白山の旧火口・・・お池めぐり。高山植物の綺麗さ以上に魅力的なのがこのコースかと思います。その残雪は9月頃までも残るのでしょうか。日本海に面した山の厳しさが感じられます。


(ガスのかかる大汝峰)
大汝峰を目指して急な崖を下ります。かつての火口の跡でしょうか。ゴロゴロと横たわる岩石を縫っての登山道はとても危険です。右手には、ひときは高い剣ヶ峰が・・・神事のときだけ神職の方が登られるのでしょか・・・霊験のある神域という雰囲気に包まれています。


(翠ヶ池にて)
とても不思議な感じがする火口湖・・・周り雪渓に囲まれ、湖面の先は雲海に続く・・・いかにも龍神が出現しそうな雰囲気が漂っています。


(一面のお花畑)
長い冬・・・雪の下に眠っていた花々が夏に咲き乱れます。花の名山と呼ばれる所以でしょう。花にはうとい私でさえ、その素晴らしい風景に感動を覚えます。


(静まり返る翠ヶ池)
まさしく碧いという文字が合う湖面の色・・・各地のいろんな火口湖を見てきましたが、私はこの池が一番好きです。しばらく、のんびりと眺めていたい景色です。


(ハクサンコザクラ)
とても清楚で控えめな花です。


(下山開始)
ぐるりと大きく西に周り、室堂に戻れば池めぐりも終了。仕度を整え、弥陀ヶ原を目指して下山を開始です。木道を通り、黒ボコ岩を目指します。ここより左手に取れば、甚之助ヒュッテを経て砂防新道へ。今回は、花が素晴らしいと聞いている観光新道を下ります。ここは展望のコースでもあり、多くの高山植物が次から次へと現れ、飽きることがありません。


7月からお盆までくらいが花のシーズンでしょうか・・・


(殿ヶ池ヒュッテ)
尾根道の下のほうに赤い屋根が見えてきます。殿ヶ池ヒュッテ・・・避難小屋のようですが、悪天候の時には有り難い存在です。


(コオニユリ)
観光新道の勾配はとても急・・・好みにもよりますが、下山に利用するとよい感じです。上りに使えば・・・延々と急登を強いられることになります。木陰を造る木立も少なく、炎天下では辛い思いをすることになりそうです。途中でいただいた室堂小屋の弁当(千円)・・・本物の竹の皮で包まれた味ご飯はとても美味しかったです。

下山後は温泉へ・・・旧白峰村の温泉に浸かり、山の汗と疲れを流しました。極楽!極楽!



山旅 花の名山・白山へ!その1

2011-09-04 09:20:36 | 登山
《山旅 花の名山・白山へ!その1》
花の名山、白山へ行ってきました。白山へは何度も登っていますが、こんなに花が素晴らしい時期に訪れたのは初めてでした。ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ・・・白山という名前が付いた花が多いのも凄い。そのほか、クロユリ、チングルマ、リュウキンカ、ニッコウキスゲ・・・あまりにも多くて書ききれません。


(別当出合の登山口にて)
ハイシーズンの期間、クルマは市之瀬までしか入れません。そこよりシャトルバスにて登山口へ・・・正しい判断だと思います。管理棟の前より吊橋を渡り、砂防新道にて登り始めます。ここが一番人気コース・・・安全で、斜度も緩く、適度に木陰があって快適な登山道です。近ごろ人気の冨士登山と違い、人も適度で、緑も濃く、登山の楽しみが多くあるようです。


(エコーラインを行く)
甚之助ヒュッテで大休止・・・ささやかなランチタイムを楽しみます。ここから眺める別山は大きい・・・いつかは、石徹白より美濃禅定道を辿って白山へ登ってみたいと思う。ヒュッテの先で分岐に・・・左にとれば黒ボコ岩経由のメインコースへ・・・今回は、花の豊富なエコーラインを辿ってみました。南龍ヶ馬場辺りの景色も素晴らしかったです。


(クロユリの群落)
水平道からジグザクの登りに入ります。先ずはニッコウキスゲが・・・次々に有名?な高山植物が現れます。花の名前に詳しい方より説明を受けますが、一晩寝ると忘れてしまう・・・ここはハクサンフウロなど、ハクサンの名の付いた固有の花も多いそうです。


(青い空)
山で一番嬉しいのは快晴・・・空の青さが格別でした。下界は猛暑・・・爽やかな風が気持ちよいです。いくらエアコンの性能が進化しても、これには追いつけないでしょう。


(これはなんの花?)
白山は豪雪地帯・・・7月の末でも雪渓が残っています。よく整備された階段状の登山道を上って行きます。弥陀ヶ原へ出れば室堂は近い・・・御前峰も大きく見え始めます。


(室堂小屋の夕焼け)
今宵の宿は室堂の山小屋で・・・収容人数は750名とか。正直、ハイシーズンの山小屋は好きではありません。あの混みようは尋常でない・・・過去、嫌な思いを何度もしていますので。でも、それは昔の話し・・・今時の山小屋は設備もよく、食事もレベルアップしているようです。


(ハクサンコザクラ)
日没までの小一時間、室堂周辺の散策を楽しみました。小屋泊まりならではの贅沢・・・登山中では味わえない山の楽しさがあります。御前峰に流れるガス・・・福井市方面に沈む夕日・・・別山辺りの景色にも素晴らしいものがありました。


(翌朝の登山道)
平日ということもありまして、それほど小屋のベッドも混むことなく、快適に過ごせました。夜中、トイレタイムで外へ出てみると、夜空には天の川が・・・時より流れ星も・・・下界では忘れていたものが多くありました。

御来光・・・頂上付近にはガスが掛かっていたため、ちょっと遅いスタート・・・寒さはそれほどでもなく、快調に頂上へ向かいました。


(御前峰にて)
全員が無事に登頂(標高2702m)・・・白山比(しらやまひめ)神社奥宮に参拝。目の前には剣ヶ峰が・・・ここは神域であり、入れないそうです。その左手には大汝峰が・・・その手前には残雪と翠ヶ池は美しい。

この後、池めぐりを楽しむ。ここは別天地・・・日帰り登山では時間に余裕がないために訪れることができない。ここは是非とも歩きたい場所・・・白山を倍楽しめるコースでもありました。