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輪旅 越中八尾・おわら風の盆へ!!

2009-09-01 21:31:26 | 自転車旅
《輪旅 越中八尾・おわら風の盆へ!!》

 越中八尾・・・それは風の盆で知られている。
 胡弓と三味線の音に合わせての盆踊りは、とても哀愁にあふれていて物悲しい。
結果、雨天のために踊り(前夜祭)は中止となったが、素敵な八尾の街を見れただけでも満足な旅であった。

 アバウトなコースは、河合角川~楢峠~(国道471号)~八尾~岩稲温泉(泊)~猪谷~(国道360号)~角川

 初日、飛騨高山へ集合・・・国八食堂にてとうふ定食、ホルモン焼き、イカ焼きをいただく。観光地のレストランはつまらない・・・地元の方しか行かないような食堂がお勧めのようだ。

 城山公園に車を停め、護国神社から東山の寺院を巡ってみる。観光客はほとんど見かけず、静かな飛騨高山を味わいたい方にはお勧めの場所である。

 飛騨春慶塗りの店・・・桜山八幡宮・・・最後、三之町はやはり酷い人ごみであった。今日の宿は、丹生川の民宿「四反田」・・・古民家の建物はとても落ち着く。


(楢峠にて)

 飛騨河合、角川駅に車を停め、そこよりスタートする。上村にて国道471号へ入る。400番代の国道がどんなものか・・・林道と変わらないと思って間違いはない。

 休みの無い坂が入り口より始まる。それまでのお喋りが止まり、黙々とペダルを踏むだけの作業となった。場所によっては10%以上の勾配が・・・自転車に興味の無い方からすれば酔狂としか思えないだろう。

 途中、二ツ屋の集落跡を通る。いつの頃に離村したのか・・・当時の家屋跡の石垣だけが残っていた。さぞかし、当時の山間の暮らしは大変であったことであろう。明治期、諏訪へ女工さんとして飛騨の娘たちが野麦峠を越えていったことは多くの人が知っている。

 約8キロ、当初の予定では2時間とみたが、流石は筋金入りの健脚揃い・・・一時間半ほどで全員が峠に辿り着いた。峠の地蔵さんに旅の安全を祈願し、早い昼食タイムとした。

 楢峠の富山県側・・・国道471号は、八尾の町までほぼ下りが続く。大長谷川沿いの道にはガードレールがなく、結構な高度感があって怖い思いをする。なぜかパンクが立ち続けに二台・・・里に近い場所であったのが幸いであった。

 杉ヶ平あたりより人家が現れる。冬の積雪を考えると生活は大変であろう。確実に過疎であることは分かる。谷折峠、栃折峠への分岐を過ぎ、新しいトンネルを抜けて八尾の市街へと入っていった。


(越中八尾の町並み)

 以前より憧れていた八尾の町は期待以上であった。地図を見ても、ネット上の画像や情報からでも、そのリアルな雰囲気は伝わってこない。五感・・・目、耳、鼻・・・体感してこそ、初めてその土地の本質が分かるようである。

 日本の道百選にも選ばれている「町道諏訪町本通り線」・・・その適度に傾斜した石畳の道沿いには、独自な造りの民家が立ち並んでいて美しい。夜になると、その沿道で優雅な「おわら風の盆」が繰り広げられる。


(ランドナー)

 今日の宿は、旧細入村にある岩稲温泉「楽今日館」・・・富山平野の南縁の高台を東に向かってひた走った。眼下に、富山空港へ降りる旅客機が大きく見えた。

 神通川を見下ろす露天風呂に入り、今日の汗を流した。テーブルいっぱいの料理を目の前に飲むビールは最高であった。しかし・・・夜の部の「風の盆・前夜祭」は無情の雨のせいで中止となった。

 三日目・・・神通川に沿って猪谷へ・・・更に、宮川伝いに国道360号をひたすら走って、スタート地点の旧河合村角川へと戻り着いた。

 反省会・・・飛騨高山のラーメンは美味しい。隠れた名店「ひさご」にて中華そばをいただき、その後に解散とした。

コースはこちら・・・
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=a132cc29d5725ea349a65a1828a58988