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輪旅 八ヶ岳一周・・・麦草峠を越えて!! その2

2007-09-29 21:25:00 | Weblog
《輪旅 八ヶ岳一周…麦草峠を越えて!! その2》

 二日目、朝一で小海町の海尻へ下りる。海からはほど遠い信州の佐久に、海にちなむ地名があることは不思議であるが、それはかつてここが海の底であった名残りであろうか。

 今日も快晴、残雪を抱く八ヶ岳の眺めが素晴らしい。高原野菜の畑の中を疾走する。

 交通量の多い国道141号を避け、小海線の下をくぐって林道を上って行く。結構な勾配で汗を掻くことになるが、新緑の始まりかけた高原は爽やかで、とても気分が良い。

 海ノ口牧場から八ヶ岳牧場への高原ルートは今回のハイライトコースといえる。八ヶ岳を右手に眺めながら雄大な裾野を自転車で走るのは至福のひと時であった。左手には奥秩父の山々も遠望できた。

 日本で一番高い位置にあるという野辺山駅に寄る。ここで自転車関連の本を執筆されているS氏夫妻と合流し、野辺山高原を案内していただいた。

 高原野菜畑のど真ん中にポツンと立つ梨ノ木は見ごたえがあった。年月を経て生き続ける大木には不思議な生命力を感じる。進化したと思い込んでいる人間にも真似の出来ないパワーを持ているようだ。

 次に訪れたのが宇宙電波観測所、その巨大なパラボラアンテナは異様でもあり、また宇宙を探るというロマンも感じた。

 ここでS氏夫妻と別れ、小海線沿いに小淵沢を目指す。途中、清里の駅前を訪れたが、かつての賑わいは無くなっていた。

 大泉、小泉と快適な下りを楽しむ。途中、有名な演歌歌手が営む美術館があった。

 三分一湧水を見学し、小淵沢駅より帰る仲間と分かれる。後は県道「茅野小淵沢韮崎線」をひたすら走って富士見町役場へと戻った。

 自転車で八ヶ岳を一周する今回のプランは走り応えがあった。標高2千mオーバーの麦草峠、刻々と変化する八ヶ岳の風景、雄大な野辺山高原・・・自転車ならではの体験が出来たことに感謝したい。