なんだか本当にありがたいことで、申し訳なくて。
もったいないような、あと自信にうんと繋がるような。
前の記事のコメントで暖かいお言葉を頂きまして、ホントに感激しております。
みなさん、あったかすぎます。なんでこんなに優しいの?
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
みなさんのとこもぼちぼち廻らせてもらっていて、早速刺激もらったり、ニヤニヤさせてもらったり、元気もらったりしています。
ちょっと懐かしい感触です。いやぁ、楽しいなぁ。
さてさて、ゴールデン・ウィークですねぇ。みなさまは、いかがお過ごしですか?
私は先週末から風邪をひいてしまい、予定もパァで、お家で大人しくしております。
みなさまも風邪には、くれぐれも気をつけてくださいませっ!
* * * * * *
この間から復帰第1弾でどのアルバムを取り上げようか、すんご~い迷っているんですよね~(喜)
というわけでここ最近、このお休みの間、何聴いてたか思い出しているんですけど。
そんで、このお休みしていた間にやっぱり一番心を動かされたものをまず初めに取り上げたいよなぁってことで、結局このヒトになりましたです。
その男の名はティム・ハーディン!
大好きだったです、このヒト。10年ほど前に大阪の図書館で借りた(!)『Bird on a Wire』を聴いてからというもの、自分の中で他のシンガー・ソング・ライターたちとは別扱いで、ずっと特別な存在であり続けました。とは言ってもその後、あまり出逢いがなくて、ベスト盤でお茶を濁していましたが、遂に出ましたよね、昨年から今年にかけてオリジナル・アルバムの紙ジャケが6枚!私は一気にじゃないけど、ポツポツと半分の3枚買いましたよ。なくならないうちに残り3枚も早く欲しいところです。当然、全部それぞれ素晴らしいだろうから・・・。
何はともあれ今回は、最初に聴き狂った『1』を取り上げてみようと思います。
HMVから届いてからというもの、私のディスクマンをしばらく独占しておりました。やっぱりこの人の歌は妙な吸引力があるというか、聴く者をトリコにしてしまって離してくれないとこがあるんですよね。
まずは素晴らしい楽曲群。彼の歌はカバーの多さでも知られるところではありまして、この『1』だと
M-1 ”Don't Make Promises”
M-7 "Reason To Believe"
M-11 "Misty Roses"
あたりがカバーも多く有名曲だと思うのですが、M-1とM-7は特にもう鬼名曲で、私もやーばーいくらい好きです。
あとは個人的にはM-6 "It'll Never Happen Again" がもう最高にやばい。けだるさと切なさとが相俟ってなんとも贅沢なフィーリングの曲なんですよねぇ。歌詞がまた!ちなみにこの曲はハーディン本人が言ってることなんですけど、ある曲のパクリなんだそうで。
(ヒント:このハーディンのアルバムでブルース・ハープで参加しているあのヒトのあのバンドの、そう!あの曲です!わかる人手を挙げてっ!)
あ、あとボートラの "While You're on Your Way" のオルタネイト・ヴァージョンには救われる思いがします。最高!アルバム・ヴァージョン、M-5はこのアルバム全体の雰囲気にとてもしっくり合っていて、あれでないとダメだと思いますけどね。
そして次に歌詞の世界。彼の曲の歌詞は、自分を切って中身を見せているような、痛々しいまでに赤裸裸で不器用で、全出しなんですよね。
男の人の生理や情念がまんまむき出しで。あと繊細すぎてもうやんなっちゃうよ、ってくらい「こわれもの」で。
でも、そこが良くてやっぱり憑かれたように聴いちゃうんでしょうね。
そしてあまりにも個人的な歌なのに、それが奇跡のように人々が共感出来得る「歌」として消化されている。
だからあんなにカバーが多いんでしょうね。その力技。それが才能ってことなんでしょうね、きっと。
そんでもってサウンドもいわゆるフォーク、いわゆるジャズ、いわゆるR&B、いわゆるソウルではなくて、それらのある要素、ある要素をうまく合わせて、音や楽器は少ないんだけど、豊かで、同時にすごく洗練されていて、時代を選ぶことのない、唯一無比のハーディンなサウンド世界でして、これまた素晴らしいのです。
あ、あと忘れちゃいけないのが彼のヴォーカルですね。深く真っすぐ闇夜を突き抜けるかのよに、静かなんだけどこちらに刺さってくる声。痺れます。
ちなみにジャジィな曲とか聴くと、あぁ、この人も元々はマーヴィン・ゲイが大好きでマーヴィンになりたかった人なんだなぁ、なんて一人で勝手に納得していたりするのですが・・・(『2』のボートラ "You Can Ruin a Man" とか特に!)
自身の才能とドラッグ癖と、止めどなく流れ出す愛をうまく扱いきれなかった男の、悲しい悲しい「ティム・ハーディン物語」は、アルバムを、そして曲の歌詞を順番に追っていくと、誰でも如実に知ることが出来て。
これほんとなのかな、って。逆に創作部分の方が大きかったら、聴く方もこんなに聴いてて心が痛くならずに済むのになってくらい、生を作品にしたのか、作品を生きたのか、曖昧になるくらい密接してて。時が進むにつれて(=アルバムが後になるにつれて)どんどん悲惨になっていく物語を演じて/生きてて。
だけどこれほどそれぞれの人々の心の中でひっそりと、けれどしっかり、愛され続けることが似合う人もいないでしょう。
私たちが、これからもずっと聴き続けて、絶賛して、で、このように大切な友人に勧めたり話をしたりすることによって、「ティム・ハーディン物語」はハッピー・エンドになるんだなぁと、強く思ったりしています。
もったいないような、あと自信にうんと繋がるような。
前の記事のコメントで暖かいお言葉を頂きまして、ホントに感激しております。
みなさん、あったかすぎます。なんでこんなに優しいの?
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
みなさんのとこもぼちぼち廻らせてもらっていて、早速刺激もらったり、ニヤニヤさせてもらったり、元気もらったりしています。
ちょっと懐かしい感触です。いやぁ、楽しいなぁ。
さてさて、ゴールデン・ウィークですねぇ。みなさまは、いかがお過ごしですか?
私は先週末から風邪をひいてしまい、予定もパァで、お家で大人しくしております。
みなさまも風邪には、くれぐれも気をつけてくださいませっ!
* * * * * *
この間から復帰第1弾でどのアルバムを取り上げようか、すんご~い迷っているんですよね~(喜)
というわけでここ最近、このお休みの間、何聴いてたか思い出しているんですけど。
そんで、このお休みしていた間にやっぱり一番心を動かされたものをまず初めに取り上げたいよなぁってことで、結局このヒトになりましたです。
その男の名はティム・ハーディン!
大好きだったです、このヒト。10年ほど前に大阪の図書館で借りた(!)『Bird on a Wire』を聴いてからというもの、自分の中で他のシンガー・ソング・ライターたちとは別扱いで、ずっと特別な存在であり続けました。とは言ってもその後、あまり出逢いがなくて、ベスト盤でお茶を濁していましたが、遂に出ましたよね、昨年から今年にかけてオリジナル・アルバムの紙ジャケが6枚!私は一気にじゃないけど、ポツポツと半分の3枚買いましたよ。なくならないうちに残り3枚も早く欲しいところです。当然、全部それぞれ素晴らしいだろうから・・・。
何はともあれ今回は、最初に聴き狂った『1』を取り上げてみようと思います。
HMVから届いてからというもの、私のディスクマンをしばらく独占しておりました。やっぱりこの人の歌は妙な吸引力があるというか、聴く者をトリコにしてしまって離してくれないとこがあるんですよね。
まずは素晴らしい楽曲群。彼の歌はカバーの多さでも知られるところではありまして、この『1』だと
M-1 ”Don't Make Promises”
M-7 "Reason To Believe"
M-11 "Misty Roses"
あたりがカバーも多く有名曲だと思うのですが、M-1とM-7は特にもう鬼名曲で、私もやーばーいくらい好きです。
あとは個人的にはM-6 "It'll Never Happen Again" がもう最高にやばい。けだるさと切なさとが相俟ってなんとも贅沢なフィーリングの曲なんですよねぇ。歌詞がまた!ちなみにこの曲はハーディン本人が言ってることなんですけど、ある曲のパクリなんだそうで。
(ヒント:このハーディンのアルバムでブルース・ハープで参加しているあのヒトのあのバンドの、そう!あの曲です!わかる人手を挙げてっ!)
あ、あとボートラの "While You're on Your Way" のオルタネイト・ヴァージョンには救われる思いがします。最高!アルバム・ヴァージョン、M-5はこのアルバム全体の雰囲気にとてもしっくり合っていて、あれでないとダメだと思いますけどね。
そして次に歌詞の世界。彼の曲の歌詞は、自分を切って中身を見せているような、痛々しいまでに赤裸裸で不器用で、全出しなんですよね。
男の人の生理や情念がまんまむき出しで。あと繊細すぎてもうやんなっちゃうよ、ってくらい「こわれもの」で。
でも、そこが良くてやっぱり憑かれたように聴いちゃうんでしょうね。
そしてあまりにも個人的な歌なのに、それが奇跡のように人々が共感出来得る「歌」として消化されている。
だからあんなにカバーが多いんでしょうね。その力技。それが才能ってことなんでしょうね、きっと。
そんでもってサウンドもいわゆるフォーク、いわゆるジャズ、いわゆるR&B、いわゆるソウルではなくて、それらのある要素、ある要素をうまく合わせて、音や楽器は少ないんだけど、豊かで、同時にすごく洗練されていて、時代を選ぶことのない、唯一無比のハーディンなサウンド世界でして、これまた素晴らしいのです。
あ、あと忘れちゃいけないのが彼のヴォーカルですね。深く真っすぐ闇夜を突き抜けるかのよに、静かなんだけどこちらに刺さってくる声。痺れます。
ちなみにジャジィな曲とか聴くと、あぁ、この人も元々はマーヴィン・ゲイが大好きでマーヴィンになりたかった人なんだなぁ、なんて一人で勝手に納得していたりするのですが・・・(『2』のボートラ "You Can Ruin a Man" とか特に!)
自身の才能とドラッグ癖と、止めどなく流れ出す愛をうまく扱いきれなかった男の、悲しい悲しい「ティム・ハーディン物語」は、アルバムを、そして曲の歌詞を順番に追っていくと、誰でも如実に知ることが出来て。
これほんとなのかな、って。逆に創作部分の方が大きかったら、聴く方もこんなに聴いてて心が痛くならずに済むのになってくらい、生を作品にしたのか、作品を生きたのか、曖昧になるくらい密接してて。時が進むにつれて(=アルバムが後になるにつれて)どんどん悲惨になっていく物語を演じて/生きてて。
だけどこれほどそれぞれの人々の心の中でひっそりと、けれどしっかり、愛され続けることが似合う人もいないでしょう。
私たちが、これからもずっと聴き続けて、絶賛して、で、このように大切な友人に勧めたり話をしたりすることによって、「ティム・ハーディン物語」はハッピー・エンドになるんだなぁと、強く思ったりしています。
復活してはるやんか~!(何故か、なれない関西弁)
モスコさんの楽しいブログ復活ですね。やった~!
(僕は、地下室に引っ込んでますけど・・・汗)
復活1回目はティム・ハーディンですか!いいじゃありませんか。Reason To Believe(R・スチュワートの秀逸なカバーバージョン)で彼の名を知りました。あらら、僕は、本家(本人の)は1枚も持ってませんでした(笑)モスコさんこれからも楽しませてくださいね。
Tim Hardinってスルーしてしまって今さら遅いものの好きな曲がいくつかあった。
そんなスルーしてるあの人この人を思い出すたびに急がないと土に還る日に間に合わないと焦ってしまう56歳。
ドゥービーBrosを聴かれてた(ビックラしましたよ~)
父上はお元気ですか?
自分もmoondreamsさんと同じくロッド・スチュワートのカヴァー・ヴァージョンで知った「Reason To Believe」を聴きたくてこのティム・ハーディンを聴き始めたので(最初はベスト盤でしたが・・・^^;)、1枚アルバムを挙げるとなればこれになりますね(まだ聴けてないアルバムもありますし、『2』も好きなんでかなり迷いましたが)。
「It'll Never Happen Again」の元ネタは確かラヴィン・スプーンフルの「Didn't Want To Have To Do It(つらい僕の心)」だったと思うのですが、答え書いちゃってよかったのですかな?
お久しぶりだがや~!(あやしい名古屋弁)
復活してから、moondreamsさんとこ行ったらお休みだったんで、またすれ違ってしまった~っ
・・・って思ってました。良かったぁ
moondreamsさんとこのルビッチの『桃色の店』の記事を見つけて、コメントしようかどうか迷ってたんですよ。
あれ、大好きです!いいですよね~。
店の人たちがいいんですよね~。
ロッド・ヴァージョンね、ちゃんと聴いたことないんで、聴きたいです。本家もすっごくいいですよー。
そんなわけで、moondreamsさん。
ぜったい、また遊びにきてくださいよっ
そういう思わくで、このテンプレートにしてみましたよ
そっか~、おじさんハーディンさんはスルーでしたか~。
やっぱり特に聴きたいと思っている人からになっちゃいますからね、順番としては。私はすんごく聴きたい人だったですからね~♪
ドゥービー、あれですね。『ミニット~』意外?ホント?
あれ、ずっとそばにあったから、自然に愛聴盤になっちゃったんですよね。あの音、嫌いじゃないです(AOR的なの、他はあんまり知らないんですけど・・・)
父は元気です。ありがとうございます
今年も元気に山に登っているようです。
おじさんが日記に書いてらした「カタクリの花」はガイド中、父に教えてもらったので、思いで深い花です
ティム・ハーディンの再発は知っていましたが、如何せん名曲以外は知らないので本当はコメントする立場ではないので、何かアルバムを聴いてみようと思います。
私は1と2とあとコロムビアの『Suite For Susan~』の3枚を手にしております。今のところ♪
私も『1』と『2』で迷ったんですけどね~。
単純にこちらの方を先に聴いた、というのが大きなポイントだったかもしれません
で!で!!
BYRDさん、大正解で~~~す!!
すごーい!さすが、BYRDさんっ
BYRDさん、なんで知ってはるの~!?
私はハーディン買った後に、ラヴィン・スプーンフルの『Daydream』のCDをたまたま買って、そこの英文ライナーにジョン・セバスチャンの言葉で語られていたのを見つけて、すごいびっくりしたんですよね~!
私だけの大発見かと・・・(笑)んなわきゃないけど(笑)
これって、もしかして簡単でした?常識だったりして??
いや、でも感動しましたっっ
お元気でしたか~?お久しぶりです~
ご心配おかけしまして、ホントに申し訳ありませんでした。
なんとか復活させてもらいました
コメントありがとうございます。ハーディンさんはホントのところは『Byrd on a Wire』というアルバムをまずは是非是非聴いて頂きたいところなのですが、今、廃盤のようですね。
ではではzumaさん、こちらこそこれからも変わらず、よろしくお願いしますね
自分もハーディンだったら「バード・オン・ワイヤー」が一番好きですね。ジョー・ザビヌルはいつもいい仕事をしてますよね。
廃盤ですか? わりと最近紙ジャケで出てたと思ったんですが・・・。
すいませんファーストも好きなのですが、ソニー時代がより好きなもので。
こうなると「Nine」も紙化してほしい所ですが。。
決してハッピーでもなく、地味な作品が多いハーディンですが、なぜか心を引き付けて離さない魅力があるんですよね。。今回の紙ジャケでより多くの人達の耳に触れたであろうことを願います。
ここまで来たら、残りもぜひ。特に「3」のかなりジャズなサウンドはカッコよすぎです。