速報!と、今日聴いてた2枚のレコード

2008年06月23日 | 音楽雑談♪
ビッグニューーーース!
今日の夕方、久々に上柴とおるさんのラジオを聴いてますと、なんと!あのバンドの初単独来日ライブが決定したとのニュースが、彼らの「ハッピーなジャック(嘘題)」の曲(のライブヴァージョン)と共に耳に飛び込んできました!あのバンドって、誰かいな?って。ホラ、誰ですよ!「The 誰」!!
明日、月曜の朝刊にて公式の発表みたいだから、超ビビリなんでこんな弱小ブログでも一応濁して書いておきます(!)。

曲のあと、上柴さんが「なんでライブヴァージョンを流したかと言いますと・・・」と言われたので、それでピコーン!と来て、もう背筋がゾクゾクきましたよ!私、いつぞやのフェスにいっとりませんので、すんごい行きたいなぁ・・・!ライブ自体、もう3、4年ほどご無沙汰しておりますけど、関係ないねぇ。ヤツらがくるんじゃあねー!いやぁ、興奮してまっす!ホントに行くかどうかはわかりませんけど興奮してまっす!(笑)ドラムは今でもザックなのかな~?
関西は大阪城ホールだって!確か11/13って言われてましたよ!


 *   *   *   *


そのラジオを聴く前は、今日は雨も降っていたし、一日お家の中で過ごしておりました。
ジメジメとした季節だから、そろそろウチのレコードもカビ対策とかちゃんとメンテナンスしないといけないなぁと思いつつ、とりあえずは取り出して聴いてあげることだな、とか都合のイイ理由をつけて取り出してきたのは2枚のアルバム。



『JT』(1977) James Taylor

まずはジェイムズ・テイラーの心の名盤!
このレコード、ウチの父ちゃんから譲り受けたものです。
昨日ダンナさんとちょいとやらかした、つまらんケンカの反省会(?)をしながら、静々と聴いておりました(苦笑)
しかしケンカはつまらんですな。時間がもったいないです。せっかくの休日やせっかくの人生に対して失礼であります。
そんな流れの中だったので、癒しを本能的に求めていたのか(?・苦笑)、のこのチョイス。
コレかけるとね、一発でね、くつろいじゃいますね。心が。
今日はゆったりとしたカントリー・テイストがヒジョーにゴキゲンな A-5 Bartender's Blues が特に心に響いた!リンダ・ロンシュタットのバック・コーラスにグッとくるんだよなぁ、コレ。
さて、アルバムが終わる頃には反省会も無事終了し、いつもの和やかなコーヒー・タイムとなっていました(笑)JT、ありがとう!(?)



『Like It 'tis』(1967) Aaron Neville

次に聴いた2枚目はアーロン・ネヴィルさんのコレ。オリジナルのモノラル盤です。
コレはB-5に収録されている”Wrong Number (I'm Sorry Goodbye)” という曲が、昔大好きだった『アリー my ラブ』というアメリカのTVドラマでカバー曲が流れていまして、当時(2000年前後という頃でしょうか)原曲をどうしても聴きたくて、堺の某ブラック系レコ屋で探して買ったんです。
このアルバムのことが先月号のレココレでアラン・トゥーサンのプロデュース作ということで掲載されていたことも、どこかに引っかかって、久々に引っ張りだして聴きたくなりました。
これもいいですなぁ。アーロン・ネヴィルさんの、深渋かつホッコリ系な歌声は非常に落ち着きます。
バックもなんだか結構ウォーム&ポップな音像ですし、どこかちょっとのんびりした曲調が多くて、心も洗われる気がします!

やっぱり音楽はええですねぇ!元気をくれたり、ホッとさせてくれたり。
我々に、なくてはならないものですね!







『 Can I Have My Money Back?』(1971)Gerry Rafferty

2008年06月21日 | 70's
今日はブライアンの誕生日!
(と思ったら記事を書いている間に日にちが変わってしまいました・・・!)
わーい、おめでとー、ブライアンっ!!
(ポールと比べて、以上でごめんなさい、ブライアンっっ)

ブライアンの誕生日のちょい前はポールの誕生日。
そのポールの誕生日のちょい前は実は私の誕生日でした。
そして今年の誕生日プレゼントにiPodを買いましたー!!
以前持っていたiPodが壊れてからほぼ1年。我慢弱い自分としては、よ~我慢しましたです。満を持して、の購入です。

80GBのシルバー。あだ名はその色から 淵野辺 銀造:ふちのべ ぎんぞう(『ワイルドマウンテン』より)です。なんにでも名前つけるのウザイですね。実際名付けてもそう呼んだりしたことはないんですけどね・・・。でも銀造(呼んだ!)、まんがと一緒でホント、カワイイやつです。


参考資料:淵野辺 銀造

とにかくこれで毎日往復2時間ちょいの通勤時間を思う存分エンジョイできるというもんです。
早速ポールの最新ライブやビートルズのライブ映像なんか入れて、お外でウシシとやっております。
この間、電車を待ってる間、ベンチでビートルズのライブ映像を夢中になって見ていたら蚊に何カ所も咬まれていました。手に入れるもの(銀造)あれば失うもの(私の血)あり、ですね。かい~~っ。

とにかく私が前持っていたiPodは白黒のやつでしたから、カラーでジャケット見れるだけでも「わぁ♪」ってテンション上がってしまいます。それに加え、Cover Flowとかメニュー横でスライドショー的にジャケが映し出されるのには、ホント感動しましたです。この機能大好きだ!チマチマとジャケ画像入れていてよかった!
そしてさらに映像まで見れるなんて、ね~。どんどん素敵に進化していくんですね。
ただ進化しすぎて、ウチのOSでは対応してなくって新しくOS(Leopard)まで新調しなくてはいけなかったのは大変素敵じゃなかったです。とほほ、痛い出費・・・。

  *   *   *   *

そんな愛しの銀造、愛しの My iPod で本日の帰りしな、お休み前の晴れ晴れとした気分の電車の中で聴いていたのは元・ハンブルバムズのジェリー・ラファティのソロ作でっす!
これ、シショーのkura_moさんのとこで教えて頂き、去年の誕生日に自分へのプレゼントとしてチョイスしたアルバムだったんですよねー。それからかれこれ1年ですか。愛聴しております。
元々ハンブルバムズ自体、kura_moさんに教えて頂いてすっごく気に入ってしまいまして。なんせ「グラスゴーのマッカートニー」ですもんね。←これ、何回でも言いますよ。好きなんです、○○のマッカートニーて表現(笑)

はぁ、それにしてもこの人の声、いいですねぇぇぇ。
彼のソロやハンブルバムズを聴いたことない人でも、あの曲、Stealer's Wheel の ”Stuck In The Middle With You”、ほらあのタランティーノの『レザボア・ドッグス』でイカレたミスター・ブロンドが警察官を拷問にかける際、ラジオから流れてくる曲、あれで聴いたことある人も多いのではないでしょうか。私はハンブルバムズにはまってからあの曲もラファティさんのグループで彼が作って歌った曲だと知ってビックラしました。

そして、声も最高ですけど、この人の作る曲がまたいいんですよねぇ。全曲文句ナシです。
ポール系が好きなら絶対損はさせませんっ。
っていうかなんでこの人、人気ないんだろう。私も全然知りませんでしたけど、才能に対して認知度低すぎます!
私の中ではエミット・ローズと並んで2大横綱です。ポール系の。
長い間、エミット・ローズしかそれ系ではぐっとくる人知らなかったから、すごくうれしいのです。そーゆう人が自分の中で出来たこと。kura_moさん、ありがとう!

ラファティさんのこのアルバム、梅雨時に買ったので、自然とそういう時期に聴きたくなります。
そして、結構この時期にまた、しっくりくる音楽なのです。






P. S. I Love You

2008年06月18日 | ビートルズ/ポール
拝啓、ポール様

お誕生日おめでとうございます。
ゴキゲンなお誕生日を、お過ごしのことと思います。

唐突ですが、私はあなたの顔が好きです。
あなたの作る曲と、どちらが一番好きだと訊かれれば
顔の方です!と言ってしまうことでしょう
そこに深い理由はないのです
ただ、好きなんです
漫画みたいで、かわいらしいです
ヒゲ姿はかっこいいです

その次にあなたの作る曲
その次にあなたの歌声
ロックンロールの激しいシャウトも、イイとこでコロコロ入る裏声もバッチシです
その次にいろんな楽器を弾きこなしてしまうオールマイティーなとこ
クラプトンにビートルズで一番巧いギタリストと言わしめたそのことは
あなた派の私にとって、ずっと密かに誇りに思っていることなんです

この3つに関しては
音楽家としての才能がズバ抜けているところ
そう一言で表していいのかもしれません
そういうところが最高にかっこいいです
シビレます

あなたの歴史の中では
あなたがリンダと出逢ってから結婚
そして最初のアルバムから2枚目を作っている辺り
あの頃に一番惹かれてしまっています
世界中があなたを非難し、築いてきた世界が崩壊し、
友人たちとも仲違いしてしまい、身も心も疲れ果てているその時に
田舎の人里離れた場所で
彼女があなたのそばにいたこと
ホントにホントによかったなぁと思います
そうでなければ、やさぐれたり、孤独を感じたり
きっともっと絶望が深くて
間違った方向に行ってしまっていたかもしれませんね
リンダはあなたの奥さんであり、母親であり、同士であり
天使でしたね

彼女があなたにとってどんな存在だったかを
シンプルに素直に表現した ”Maybe I'm Amazed”
恋することのもどかしさ
とまどい、うれしさ、恐れ
奇跡を感じ、出逢いを感謝し、でも今でも信じられないという気持ち
そういったことすべてを、あなたは歌に昇華してしまいましたね
なんという素晴らしい曲なのでしょうか
数あるあなたの傑作の中でも、この曲は
まぎれもなく最高傑作だと私は思っています





最近、またライブ活動を活発にされていらっしゃるようですね
"A Day In The Life" や ”Mrs Vandebilt” の選曲にはぶっ飛びましたが
もうライブでおなじみになりすぎている曲の代わりに
やはりもっともっと聴きたい曲があるのです
大阪で演ってくれた ”Calico Skies” のサプライズのように
ギターの弾き語りで "One Of These Days" や
ピアノの弾き語りで "Tomorrow" なんか演ってくれたら
死にそうなんですけど

あとねぇ、最後に・・・
もっと素敵な女性を見つけて
これからの人生、また幸せになってくださいね!
(でも天国に行った時にはリンダの元に行ってね!)

それでは、お身体を大切に
元気でいてください
また「マイドー!」を聞くことが出来る日を
楽しみに楽しみに、お待ちしております




P.S. 愛してます!




ホタルと賞与とストーンズと

2008年06月10日 | ストーンズ/ブライアン
土曜の夜、ホタルを見に行ってきました。
ホタルを見に行くのは2年ぶりくらい。なのですごく楽しみにしていました。見れる時期も短いですし、前もって見ようと意識していないとなかなかタイミングがむずかしいのですよね。桜前線ならぬホタル前線。
先週末、関西では時期的に少し早かったのか(だけど今週末だと少々遅いみたい)、数はそれほどだったんですけど、いやぁ、ほんとにキレイでした。
私たちは日没前後に現地に着きまして、夜9時くらいまでじっくり堪能。途中、続々と人が集まってきたのですが、大人も子供もみんなおんなじだなぁと思うことがあって。それは光ってるホタルを初めて見つけた時。みんなね、「おぉーっ!」って感動の声が出ちゃってるってこと。それはもう、ホントみんな一様に。もちろん私も、でしたよ。私は最初だけじゃなくてずっと「お~」とか「あっ、あそこ!」とか見つけるたび言っててちょっとうるさかったかも(笑)だってね~、なんかホントきれいなんですよね~。あの飛び方、光り方。イイものを見させてもらって、満ち足りた気分になりました。ホタルさん、ありがとう。来年も見に行けたらいいなぁ。いや、ホントにホタルを見に行くことが出来る、その気持ちの余裕があるってことが、またありがたいという気もいたしました。ここ2年くらい、それがなかったようなんです。今年気づきましたけど。


  *   *   *   *


そしてここからは打って変わってギラギラとしたお話(笑)
前回の記事でストーンズ初期のアルバム5枚をお取り置きしたと書いておりましたが、無事引き取りに行くことが出来ました。本とかDVDとかCDを売ったお金でなんとか無事買うことが出来ました。ギリギリだったけど。なんと差し引き黒字90円ですよ!
・・・っていうのは3枚分のお話でして(苦笑)もうちょっとあるかなぁと思ってたけど、甘かった(笑)

お金が2枚分不足したわけなので、また来月もお小遣い借金かぁ、借金生活もうヤだなぁと思っていたところ、本日バイト先にて突然ちょっとした賞与を頂きまして!ホント突然でビックラしました。いやー、大変ありがたい。嘘みたいなホントのグッタイミン話。そいつで補填して、残りは貯金か家庭に役立つモノに生かしたいと思います。ダンナさんは「好きに使ったら?」と言ってくれたけど、もう十分です。みそぎです(笑)


  *   *   *   *


そんなわけで今、もうおかげさまでハレバレとした気持ちで、猛然と浸っていますよ、初期ストーンズに。
ブライアンの存在感が通低音として鳴っている ”真っチロけで真っ黒な、絶品R&B/ブルーズ” 集に。
今回手に入れましたのは、2002年にリマスターでSACD/CDで再発されたUS盤の『England's Newest Hit Makers』『12×5』『The Rolling Stones, Now!』『Out Of Our Heads』『December's Children (And Everybody's)』の5枚でっす。



ヤッタゼ~~!!



正直、その昔、初期のストーンズのアルバムはちょっと苦手でした。なぜかというと全部同じに聴こえがちだったのです。私のショボイ耳では。カバーが多いという点もロックに夢中になりたてのお子ちゃまにはつまらなく思えてしまったものです。やっぱりビートルズが聴き始めだったですからね。仕方ありません。だからやっぱり全曲ジャガー/リチャード作の、名盤の誉れ高かった『Aftermath』以降です、熱入れて聴いていたのは。初期でもポップで分かりやすいシングル曲は『シングル・コレクション』等で親しんでいたのですけれどね。でも、結局ストーンズはCDもほとんど売っちゃって、今まで長い間手元に残ってない状態だったんです。レンタルで落とし熱心に聴いていたテープももう随分昔に処分しちゃってましたし。

それとこの初期はUK盤、US盤と収録曲やアルバムの成り立ちがヒジョーにややこしい。只でさえその頃同じに聴こえがちだった曲郡が、例えばこの曲はUK盤だと1枚目だけど、US盤だと3枚目に収録、だとか、ジャケ写が同じでもアルバム・タイトルや収録曲が違ったり、アルバム・タイトルが同じでもジャケットと収録曲が違ったり、同じ曲でもアルバムによってヴァージョン違いがあったり・・・あ~~~も~~~~ ・・・”ややこしや~~、ややこしや~~” ですよ(微古)。ややこしいの大嫌いです。めまいがしてきます。

それにさらにストーンズに夢中なその頃はキースにお熱でして、ブライアンに対しては完全ノーマーク。キースが活躍してくる時代からが特にやっぱり大好きだったです。
ブライアンの渋い存在感、面白み、魅力みたいなものをやっとこ感じられるようになった今だからこそ、今が聴く時!と思いました。はい、言い訳ですが。

だけどまぁー、かっこいい!!荒々しくも魅惑的なギターの音色!聴いてるとこうなんか胸に熱いものが込み上げてくる。
最高です!!
やっとこの良さが分かるようになってきたってことなのでしょうか。
あ、このハイブリッドのリマスター盤は音がいいっていうのも感動を倍増させてくれる大きな要因の1つですね。アルバムによっては今までのCDとさほど違わないものもあるようですが、『12×5』はとにかく最っ高に音がイイ!ゴキゲン!!
若いストーンズの魅力にグングン引き込まれてしまいます!






罪な男、その名はブライアン

2008年06月07日 | ストーンズ/ブライアン
ちょっと前にパソコン買って、そん時に光にして、ついでにオプションで光TVもつけて、今週からいろいろ見れるようになっております。以前はケーブルとかで見れてたんですけど、ここ3年くらいはずっとそういうのから離れてましたので、久しぶりにMTVやらいろいろ見れて嬉しいです。

で!昨晩映画チャンネルで、映画『ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男』をやっとこ観ることが出来ましたっ。2年ほど前にブライアンやこの映画の記事書いて盛り上がってたんですけど、実はあれから観れてなかったのです・・・。

しかし主人公とストーリーがどう考えてもハッピーエンドにはならないわけだから、少々後味ワルーて感じですよね、この映画。アニタに暴力振るったり、庭師の人いじめたり、そんなブラ太郎の姿に「あーあー、もう何やってんだよぅ」と情けないやら悲しいやら。
※ブラ太郎(ブライアン・ジョーンズの通称)

だけど!そんな男なんですけど!なんでこんなに心を捕らえられちゃうんでしょうねぇ、このヒトに。
例のモロッコでのアニタ取られ事件(&一人置いていかれ先に帰られ事件)のシーンとか、人一倍寂しがりやのブラ太郎の心境を考えると、かわいそうでもう泣きそうです(あ~、明日はブラ太郎がミックやキースにストーンズ解雇を言い渡された日だなぁ・・・)

そんなわけで映画を観て以来、久しぶりにブライアン・スイッチが入ってしまい、本日はお休みだったので、ストーンズをずっと聴き返しておりました。

中でもブライアン・ジョーンズ追悼盤として出された『 Through the Past, Darkly (Big Hits, Vol. 2)』を何度も繰り返し聴いていました。



ブラ太郎のブタ鼻・・・

私のコレはUS盤(London NPS-3)の方で、一応オリジナル盤。むか~しアメリカで買ってきました。ボロイので随分お安かったと思います。
しかしイカシてますよね~、この形!
かわいらしいのはスリーブもちゃんと八角形になっているとこ!(って、そりゃそうか!)



レコの下に敷いてるのがスリーブです


収録曲は・・・

A- 1. Paint It Black
A- 2. Ruby Tuesday
A- 3. She's A Rainbow
A- 4. Jumpin' Jack Flash
A- 5. Mother's Little Helper
A- 6. Let's Spend The Night Together

B- 1. Honky Tonk Women
B- 2. Dandelion
B- 3. 2000 Light Years From Home
B- 4. Have You Seen Your Mother Baby, Standing In The Shadow ?
B- 5. Street Fighting Man


なので、もう文句なしですよね。アガリまくりです。故に何度も繰り返し聴いてしまいます。


・・・で。結局これ聴いてたらホントに止まらなくなっちゃって。ここからはブラ太郎の、ではなく私のダメダメ話。
この間近所のブックオフにストーンズのCD大量入荷して気になってたことが、いよいよホントに気になり出して・・・。結局じっとしていられずいそいそ出かけてしまい、で、まだ売れ残っていたので、CD手放したりテープしか持ってなかったりした『Aftermath』以前の初期の5枚(のSACD盤)を、とうとう一気に買い直してしまった・・・!というかお取り置きしてもらった・・・!というか、だって私はもう今月お金ないんだから・・・!つーか、つーか・・・何やってんだ、私・・・・!!!(ブラ太郎期をちゃんと持っておきたかった&聴きたかったんだーー!!)

♪いーやや、こーやや♪ダーンナさんに言うたーろー♪
という唄が頭の中で自分でこだまし始めたので、家帰ってきて資金集めのため、急いで売るCD、DVD、本などを必死に猛烈にかき集めているところです・・・。


(追伸:その後、罪の意識に耐えられずダンナに懺悔をし、頭の中の唄はとりあえず鳴り止みました。なんとか、それなりに、売れますように・・・)





『Way Out West』(1957) Sonny Rollins

2008年06月03日 | JAZZ
昨年末から今年の春にかけては、ジャズしか聴かない、ジャズしか買わないという時期があったのですが、今はロック時々ジャズという感じで、ジャズともイイ感じのお付き合いをしています。

ソニー・ロリンズ(ts)が西(L.A.)にやってきた。だからこのジャケ、このタイトル。そしてこの内容。なんともイカシてるじゃありませんか。

西のドン、シェリー・マン(ds) と、レイ・ブラウン(b)とのピアノレス・トリオ。

M-1"I'm An Old Cowhand" とM-4 "Wagon Wheels" はジャケットのイメージを生かした西部劇映画からのナンバー。元々西部劇趣味がある私はこのジャケットだけでも狂喜乱舞(はチトおおげさでですが)していたのに、ハードバップで西部劇を表現するなんて!とすっかり嬉しくなったのでした。

特にM-1、(邦題「俺は老カウボーイ」も最高!)はシェリー・マンの馬の蹄の音を表しているなんともノンキでユーモラスなイントロから、テーマも覚えやすいし、すごく人懐っこくていっぺんで大好きになりました。この曲のイントロがウチで流れ出すと何故かは知らないのですが「(私の)テーマ曲だ!」とダンナさんに言われるようになりました。多分お気楽風だからかな(笑)でもそれはなんだかとても嬉しかったりします。

裏ジャケのライナーによると、それまで一度も共演したことのなかった人気者で忙しい3人のスケジュールが合うのは何と夜中の3時以降だったそうで、アルバムの半分くらい録り終わった4時間後の朝の7時には「調子が出てきた!」「もっと演奏したいね!」とノリノリだったとか。それは演奏を聴いていても分かりますね。3人が互いの才能を認め合って楽しんでいる、その喜びが。


こういう西部劇の格好をした(コスプレというと身もフタも情緒もないので言わない)ジャケットって時々あるでしょう?ジョニー・キャッシュとかボ・ディドリーとか。イーグルス、ドゥービーズもそうだなぁ。まだまだいっぱいありそうですが、私がもし「○○ジャケ」というくくりでCDやレコードを集めるとしたら、絶対それは「西部劇ジャケ」なのであります。なんで?と言われてもしょうがない。西部劇は子供ん時からのあこがれの世界で、血が騒ぐんだから(笑)
以前sugarmountainさんが「テンガロンハットジャケ」をブログに並べられていた記事にも大変トキメいた私です。

このロリンズのも相当イケテる西部劇ジャケであると思います。
後ろの空っぽな荒野が抜群だし(牛の骨のワンポイントが効いてる!)、ロリンズの銃に見立てたサックス(ヒモでぶら下げてる!)やポーズもかっこいい!

あとこの紙ジャケの美しさも素晴らしい!コンテンポラリーは昔ウェスト・コースとを主に聴いていたので親しみがあるレーベルなのですが、最近集めているブルーノートの紙ジャケとはまた違って、コンテンポラリー盤のこの紙ジャケは光沢とか色合いがとてもきれいで目に与えてくれる喜びもひとしおです。日本の技術ってすごいなぁ!

そんなこんなで大切盤!