『Ogdens' Nut Gone Flake』(1968) The Small Faces

2005年06月30日 | 60's
前回、オーディナリー・ボーイズのとこで、モッズのことについて触れたら何だか久しぶりにこのアルバムを聴きたくなった。大好きなバンドの大好きなアルバム。
このアルバムはほとんどモッズには関係のないところで鳴っているけれど。

スモール・フェイセズ、リアル・モッズ・バンド。
この4人、言わずもがなVo.Gのスティーブ・マリオット、 B,Vo.のロニー・レイン、 Keyのイアン・マクレガン、 Dr.のケニー・ロジャースのことですけど、どうしようもなく、4人が4人とも「ザ・ミュージシャン」ですね。
同時代のモッズ・バンドに比べて演奏力が結構高いと思うんですよ。
スティーブの熱っつい熱っついヴォーカル&ギターもそうだし、イアン・マクレガンのオルガンは最高にクールで、ケニーのドラムもええカンジだし、そして何より何より!
ロニー・レインがカワイイ!!!(←関係ない)

私は断然ロニーのファンなのです(音楽性もモチロン、です)。
特にS・フェイセズ時代のロニーはヤバいです。かわいすぎます。
人の良さがどうしてもにじみ出ちゃっているような、イイ顔だと思います。

M-6 “Lazy Sunday“の間奏に挟まれる「どぅてぃどぅてぃどぅ~、どぅてぃどぅてぃらいらい~」みたいなコックニーなコーラスがとってもロニーで、とっても好きです。
この曲のクリップで、その「どぅてぃどぅてぃ~」のコーラスのところを、ロニーがヴォードビル調(?)のクラシカルな服装で、ステッキ持って踊りながら歌うんですよねぇ。
そのかわいさったらないなぁ。

M-2 “Afterglow (Of Your Love)“。この曲はアルバムとシングルでは曲や構成が違うんですよね。アルバム版の方は、何言ってるかよくわからないような酔っぱらいのハナ歌みたいなイントロがついてるんです。
ところで、中村一義の『金字塔』の“永遠なるもの“という曲でおんなじようなハナ歌イントロがつきます。それは、このアルバム版“Afterglow“をリスペクトしてるそうです。

「あのハナ歌の余計なイントロがつくからいいんだ、グッとくるんだ」

みたいなことを以前インタビューで中村くんは言っておりました。なんか分からなくもない気持ちです。
私がもしDJなら、この2曲を繋げるな。そして誰も踊れない、みたいなことになるんだろうな。

うちにあるオグデン(このアルバム)は、以前出ていた缶に入ったCDのものと、重量盤で復刻されたアナログのもの。どちらも四角くないですよ。ちゃんと丸いですよ。
人間もオグデンも丸くいきたいですね。

『Brassbound』 The Ordinary Boys (2005)

2005年06月26日 | 00's
あ~、イイなぁ~。やっぱ好きだわ~。

昨年デビューした、英国のオーディナリー・ボーイズの2nd。
1stはもっとモッズ・ビートバンド然としていたけど、この2ndで新機軸のスカ・レゲエ風味、モータウン風味を全面に出してきたから楽しい。

まずジャケに惹かれました。なんかハワイちっくで、さわやか~。
ちょうど今頃の初夏のにおいがするジャケット。青いのがイイです。
音よりジャケの方がひょっとすると好きかもなぁ~。
ジャケもバンドもメロディーも青。真っ青なんですよねぇ、このバンド。その青い若さが魅力。
こういうバンドはそのキラッキラした若さを楽しむに限る!
そのバンドの勢いに、一緒に乗ってく楽しみを味わうバンド。
乗れるだけの勢いがちゃんとあるものね、彼らには。
それに「こんなんも出来るのだよっ!」みたいな2ndの王道みたいな2ndで、なんだかうれしくなっちゃいました。来年辺りに3rdアルバムの王道である、「これが俺たちの真価だぜっ!」的な3rdをきっと発表してくれることでしょう。

曲やVo.のプレストンの歌い方が、まんまスミスのモリッシーとかジャム時代のポール・ウェラーをとてもよく思い起こさせるものだったけど、だんだん自分らしくなってきているのではないでしょうか。その筋の新しいイコンにプレストンはなれるかなぁ~。多分なれないだろうなぁ~(笑)。小ぶりだものなぁ。私は好きだけどなー。

昨年のサマソニ大阪では、暑っい最中、三つボタンのスーツで颯爽と登場してくれたプレストン。
お姉さんはそれだけでうれしくなりましたよ。
なんせ昔はモッズ娘で、ベスパをぶんぶん乗り回していたお姉さんなんですよ。
プレストン、サマソニ東京会場では半袖のポロ・シャツだったのを後から知り、なぜか「勝った!」と思いました(東京に)。

今年のサマソニにもオーディナリーは出るのですが、弱ったな。
オーディナリーは今年はパスして、時間的に被るであろうデス・キャブを観る予定だったのですが、うむー。
デス・キャブ大好きだし、ライブ観た事なかったから、超楽しみにしていたのにぃ。
でも真夏の野外でこのアルバムの曲は、ちょっと気持ちいいぞ。ハジケれるぞ。

今年のサマソニは問題だらけで未だに悩んでいる人多いだろうなぁ。
「オアシス/ラーズ問題」
「ウィーザー/TFC問題」
新たに「オーディナリー/デス・キャブ問題」が私にはできてしまいました。




ウチの先生

2005年06月25日 | 日記
今日は先生の登場です。
ウチの中で一番偉そうなので先生と呼ばれています


では先生どうぞ。

「ドモ、センセです」


先生、なんだかヘンな寝方になっていますよ。

ソファーの背もたれに、全身の力を抜き切って乗ってリラックスされているのですね。

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あら、先生どうされたのですか?

「ウム。ちょっと寝苦しくての。暑くて目が覚めてしまったワイ。ふ~」


先生はこのように最近フトンをかぶって、顔を出して人間のように寝るのがお好きです。
が、暑いのならかぶらない方がよろしいのでは。

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それでは、先生、最後にみなさまにご挨拶を。

「はーい。バイバ~イ」

『Rumours』Fleetwood Mac (1977)

2005年06月24日 | 70's
昨日から回想モードだ。ちょっとは過去を振り返られるような年になってきたってことでしょうか。
・・・ちょっとヤだなぁ~。
今日はフリートウッド・マック。なんか好きなんですよね~。思い出深いし。
私のフリートウッド・マックは、ブルーズの、ではなくポップの、です。

私が中学生の頃、『Tango In The Night』が流行っていて、ベスト・ヒットUSAでクリップをよく見ていた。しばらくしてレコードを買ったのだけれど、自分で買ったレコードの記念すべき2枚目か3枚目です。1枚目はモチロン、ビートルズっ!『With The Beatles』っ!
でもそのアルバムを買う前に、試しに一昔前の代表作『Roumors』のレコードをレンタルしてきた。

その頃、お小遣いはレコードを買うより借りる方(レンタル)に回していた。とにかくいーーーーっぱい聴きたかったんだものっ!!
シンコー・ミュージックの「ロック・ディスコグラフィー」みたいな本を図書館から借りてきて、いわゆるロックの名盤と、その前後の隠れた佳作みたいなアルバムまで、もうアーティスト関係なく片っ端から借りてテープに落としていって、落としたアルバムは本にマーカーで印つけて・・・
って、アカンやんっっ!!
ずーっと借りっぱで、当然のように自分の本にしていたっけ。悪いやっちゃなぁ~。ゴメンナサイ。

そんなんでYesとかBeach BoysとかT.RexとかC.C.R.とかすぐ好きになっちゃった。次はフリートウッド・マックの番だ。なに?ふむふむ。『Roumors』は全米チャートに31週間1位だった・・・!?ひー!なんだか分からないがとてもスゴそうだー!これは借りなくてはー!!とレンタル・レコードショップに行きました。
家に帰って、ライナーを見ると「今話題のクリスタル・ポップ!」みたいなことが書いてある。クリスタル?どんなだろ?期待♪
レコードに針をおろす。するとそこには何とも摩訶不思議な音楽が鳴っていた。言うなれば「オラは死んじまっただァ~系」の、声が妖精みたいになってて、音もぐるんぐるん早い早い。
・・・なんてことはないです。レコード・プレーヤーの回転数がシングル盤の45回転のままアルバムを聴いていたのです。でもなんにも知らない私は「ほー、コレが “クリスタル・ポップ“ かぁ」と素直に(?)感心したのでした。サスガに2曲目にいって「ハッ!」って気づいたけど。

このポップなフリートウッド・マックには3人のソングライターがいます。クリスティン・マクビーとリンジー・バッキンガムとスティービー・ニックスです。私はクリスティンとリンジーがかなりお気に入りになりました。
リンジーは、おっとこまえでおっとこまえで、Vo.も曲もステキで、迷わず好きになっちゃいました。
彼がビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの熱狂的なファンということは後から知ったのですが、彼のその後のソロ作の音に対する執拗なこだわり方にその影響が見てとれます。マックで ビーチ・ボーイズの“Farmer's Daughter“ をステキにカバーしたりもしています。
この人ピックを使わず指でギターを弾くのですが、それがまた独特でカッコイイんですよね~。

クリスティンも、M-6 “Songbird“ のようなとても寂しげで美しい曲を描き、贔屓にしたくなります。くぐもったようなVo.も魅力的です。
何よりメンバーの中で唯一マトモな人に見えます。「お母さん」と呼びたい雰囲気がある。でもホントはどうだったのかなぁ~。実はこの人こそトビキリの変人さんだったりして!

フリーキーなスティービーには、女の私にはついていけなかったです。同性に苦手と言われるタイプじゃないかな、このヒト。あ、でも最近のオバサン(失礼!)なスティービーには好感を持ってしまいましたけど。なんか人間ぽかった。

今はどれもあまり聴かなくなったけど、マックのアルバムとしては、これの前の75年の『Fleetwood Mac』、これの後の79年の2枚組『Task』の方が好きです。
でも出会いの記念は、このアルバムなので、特別なのでした。

『The Man And His Music』 Sam Cooke

2005年06月23日 | Soul/R&B
この音源をどうやって手に入れたのだろう??
もう今となっては覚えていない。けれど、繰り返し繰り返しこのアルバムを聴いた高校生の時のある季節。
“ワンダフル・ワールド“をレコードと一緒に歌いたくて、カタカナで「ドノマチバウヒストリー♪」とか書き出して、それを見ながらのんきに合わせて歌っていた。

サム・クックの2枚組のベスト盤。サムのアルバムと言えばこれしか出ていなかった時期に、私はサム・クックと出逢った。高校生の時で、その頃私はストーンズにズッパマリにハマっていた。その経由で過去のブルーズや、ソウル・ミュージックも精力的に掘り出していった。教室の机に「らいとにん・ほぷきんす」とラクガキした女子高校生はこの地球上で私だけなのだろうか・・・。

でもそんな私に同調してくれる奇特な友もいた。同じくビートルズ&ストーンズ好きの同じクラスのSちゃんだ。Sちゃんも私と一緒にブルーズの世界にどんどろハマっていった。私たちはブルース・ハープも買った。Sちゃんはその後ブルース・ハープ教室に通うほどの入れ込みようだった。
放課後、自転車を二人乗りして(私はたいてい後ろで楽させてもらっていた)ブラックものがよく揃うレコード屋に顔を出したりしていた。
冬によく二人乗りをしていた記憶がある(でもホントは一年中していたのだ)。そのせいか、今でも冬は決まってゴスペルが聴きたくなってしまう。

そんな時にサム・クックのこのベスト・アルバムに出逢った。全28曲の大ヴォリューム。何と言っても重要なのは、最初の2曲、サムのソウル・スタラーズ時代、つまりゴスペル時代のサムの曲も入っていることだ。特にM-1 “Touch The Hem Of His Garment“は衝撃的だった。何か曲から凄みを感じた。この曲だけ、このベスト盤から何か異質な光を放っていたのだ。私はこの曲にガツーンと打たれ、どんな事を歌っているのかすごく知りたくなった。例の如く、歌詞をまずでたらめカタカナに直し、それを元に英単語を推理して埋めていった。そこにはキリストの裾に触れて病気が治ったというような物語が綴られていた。びっくりしてしまった。それが私のゴスペル音楽との出逢いで、それからは私の中でゴスペルもブルーズも共存していくようになった。どちらも音楽として文句無く素晴らしかったから。

このアルバムのあとの曲はポップに移行してからのサムのヒット曲、代表曲のオンパレードで、こちらも1曲目に負けず、とんでもなく素晴らしかった。全部が全部素晴らしすぎて、何回繰り返し聴いても聴き足りず、また最初から聴き直すのだった。

しかし今、私の手元にこのアルバムのCDはおろか、レコードも何もない。
他のサムのアルバムやベスト盤、ボックスなどはあるのに出逢いのキッカケであったこのアルバムだけがない。
けれど私は確かにこのアルバムをもう熱が出る程、ずっと聴いていたのだ。

今でも親友のSちゃんは、今や3人の子持ちになって毎日大変そうだ。音楽は今は殆ど聴かないらしい。
そんなSちゃんの家にはこの『The Man And His Music』の2枚組がひっそり押し入れに置いてある。
私はきっとSちゃんのこのレコードからテープにダビングさせてもらって聴いていたのだな。




清水ミチコ

2005年06月21日 | 日記
アカン、めっちゃおもしろいわ~。おもしろすぎやわ~。

買い物に行こうとした私の足を止め、TVの前に釘付けにし、大笑いさせられちゃって、こんなのまで書かせられちゃった。今日の「徹子の部屋」の清水ミチコ。

顔マネも声マネもいっぱい見れたんだけど、中でもジョン・レノンの顔マネ写真と、綾戸智絵の歌マネがサイコーに笑えた。
黒柳の徹っちゃんも、終始のけぞって笑ってて、すごく楽しそうだった。
「大竹しのぶやって!」「えなりくんやって!」とリクエスト連発して、清水ミチ子に「わがままですね」とつっこまれていた。
「笑うって健康にいいんですよ。今日どれだけの人が健康になったことか」と番組の最後の徹っちゃんのしめ方にも笑ったけど。えぇ、健康になりましたよー。

でも清水ミチ子って別に好きとかなかったけど、最近なんかいいなぁって思う。
イイ人なんだろうなぁというところが見えてくる人が好きだからかなぁ。

イイ人と言えば、今朝の朝食時のようぴ(夫)との会話。
ようぴが三田村邦彦はプライベートですごくイイ人だという話をし始めた。なぜそんな話になったのかと、イイ人ぶりのエピソードがどんなものであったかは忘れてしまったけど。
私は負けずに石田純一もプライベートで相当イイ人だというエピソードを披露し、納得いただけた。
プラス、前々から2人の間で、船越栄一郎という人はイイ人代表のような芸能人だったので、三田村邦彦と石田純一と船越栄一郎で「イイ人御三家」というものに認定した。

清水ミチコも女版「イイ人御三家」に入るな。あと2人は誰かなぁ~。
さっ、買い物行ってこー。

ブライアンのバースデイ

2005年06月20日 | BB5/ブライアン
今日はブライアン・ウィルソンのお誕生ですねぇ。ということで初の2回目更新っ。

ブライアンはポールと同じ63歳。たった2日違いの誕生日。不思議な運命。
ブライアンは大変な時期があっただけに、ホント生きててくれてありがとうです。

アナタのおかげで、わたしたちはどれほど幸せな想いをさせてもらっていることか。
アナタが微笑むと世界が微笑むのですよ。

愛と慈悲がみなさんに降り注ぎますように。

ブライアン、お誕生日オメデトー!

『OZ』 100s (2005)

2005年06月20日 | Japanese
ひさしぶりに100sの『Oz』を聴いた。
あれれれ~、涙が止まらないよー。

特に先行シングルにもなっていたM-13“Honeycom.Ware“。
気がついたら、説明のしようのない涙をほろほろと流しながら、ヘッドフォンにして、爆音でこの曲を延々リピート再生していた。
音の鳴り方で感動してしまったのか。きっとそうだ。音には確かに意思や想いが宿る。
イントロのメロトロンも、続いて入るまっすぐ進むリズムを刻むギターにも、ドラムにも、ベースにも、ピアノにも、ヴォーカルにも、ある「明確な意思」が鳴っている。あまりにもその意思がまっすぐ、くっきりと聴こえてきてしまうので泣くしかなかったのだ。
けれど、その「明確な意思」がいったいどんな「意思」なのか、ということはまったくもって分からない。「明確」なのに正体が分からない。
ただ、当たり前であるかのように曲は進行してゆく。
可もあり、不可もあり、わけが分からず、理解可能な、「完全な曲」がただ、そこにある。
その様に、圧倒されてしまうほか術がない。

100sのリーダー、中村一義はこの曲についてこのような趣旨の発言していた。

「この曲を作るのは誰でも良かったんです。たまたま100sが呼ばれたんです。
 “グッド・ヴァイブレーション“はビーチ・ボーイズが呼ばれたように・・・」

誤解されやすい発言のうえ、私がうろ覚えなのが申し訳ないけれど、でもこの発言の意味が何か今日説得力を伴って私に迫ってきた。

この“Honeycom.Ware“という曲、サビは繰り返しこう歌われる。
「爆音ゾーンの末、憂いな。光る目にジーザス」。
途中こういうラインも歌われる。
「君が望むのなら、しな。それで死ねるのなら」。

もちろん、この他の曲も同じ強度で作られた傑作揃いのコンセプト・アルバムです。

あぁ、あぶない、あぶない。100sのこと、少しの間忘れちゃってたよ。
何せ壮大でマジなんだもの、このアルバム。生きるってこととまるでおんなじくらいに。
100sの追加ライブにはなんとか間に合いそうなタイミングで再熱できたことに感謝。ヨカッタ、ヨカッタ。

musical baton

2005年06月19日 | 音楽雑談♪
あら~。すっかり人ごとだと思っていたmusical batonが私のとこまで回ってきました。
回してくれたのはるーふぁすさんです。

るーふぁすさんです、とかってシレッと書いてますが、この記事書くまでURLの貼り方知らなかったもの。私にそんな高度な事をおっしゃるか、そんなご無体なと思ったけれど、学習出来たんですもの。人間ってやるときゃやるもの。すごく簡単だったんだもの。るーふぁすさんにはいろんな機会を与えてもらってひとり勝手にですが感謝しております。アリガトウゴザイマス。

このmusical batonなるもの、4つの音楽の質問に答え、5人の人にバトンを回すものらしい。音楽の輪が広がるってことらしい。オモシロイねぇ。今月に入ってからブログ始めたばかりだけれど、驚かされることばかりだ。

質問1「コンピューターに入ってる音楽ファイルの容量」
    
25.24GB、7276曲。iTunes用に120GBの外付けHDを買ってそこに音楽ファイルを入れているのでまだまだいけますな。

質問2 「今聞いている曲」
    
エイミー・マンの最新作『The Forgotten Arm』の“Video“って曲でした。エイミーは最初の3枚、『Magnoria』までが大好きです。この新作はどうかしら。最近の彼女の作品、私はちょっと耳がスルーしてしまいがちですね。

質問3「最後に買った CD」
   
オアシスの『Don't Believe The Truth』。最近のリアムってどうしてもワッキーに見える・・・。

質問4「よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲」
   
今の気分で選ぶなら・・・
“Blue“ The Jayhawks
“True Blue“ Bright Eyes
“Don't Think Twice (It's Alright) “ The Wonder Who
“Say Yes“ Elliott Smith
“Jesus Was A Cross Maker“ Judee Sill
ふー。こんなとこでしょうか。
やれブルーだとか、ホントにブルーだとか、くよくよするなよとか、Yesって言ってよとか、そんなんばっかですが、別に今がしんみりモードなのではなく、いつもこんなカンジです。

さあさあさあ!バトンを渡します!よろしくお願いします!気に入らなかったらじゃんじゃん無視しちゃってくださいね!

bloom08さんとこ
とらじろうさんとこ

ポールのバースデイ

2005年06月18日 | ビートルズ/ポール
今日はポール・マッカートニーのお誕生日です。
ポール、お誕生日おめでと~。63歳ですか。あと一年で“When I'm 64“ライブで歌えるね。良かったねぇ。

ということで、今日はポール・マッカートニーのここ10年くらいの曲で、「今でもこんなに元気です・5選」をしてみたいと思います。

まずは2001年の『Brand New Boots And Panties』収録の“I'm Partial To Your Abracadabra“。
これはイアン・デューリーのトリビュート盤にポールが参加したものなのですが、とにかくポールのシャウトがサイコーなのですっ!当時59歳でこのノリ、このシャウト。やはり「ボーン・トゥ・ビー・ロックン・ローラー」。そこらのガキンチョには決して負けません。初っぱな、高音の「アウ~ッッ!」からやられちゃいますね。本人の最近のオリジナル・アルバムでは決して聴けない(何故だ?)、最高のポールのVo.が聴けますよ。

その2!1997年作『Flaming Pie』のM-10“Souvenir“。これはポール流Staxかという趣で、ポールのVo.も気持ちブラックが入っており、なかなか味わい深い曲です。最後のフェイクがかっちょよいです。曲調といい、コーラスの雰囲気といい、ウィングスのアルバム(例えば『London Town』とか)にひょっこり入っているような曲で、大好きです。

その3!同じく『『Flaming Pie』からM-13“Beautiful Night“。この曲を聴いたとき、これは久々にメロディー・メイカーのポールが帰ってきたなぁとコーフンしました。でも曲自体は古いもののようですね。美しい曲です。これも最後のフェイクというか「ビューティフォーナイッ!」の繰り返しのとこのやんちゃ具合が、またポールらしくてニッコリしてしまいます。ドラムがリンゴというのも嬉しいですね。

その4!2001年作『Driving Rain』のタイトル作でもあるM-4の“Driving Rain“。ポールのVo.がノッてますね。これは歌詞がいかにもポールらしいのです。「わん・とぅー・すりー・ふぉー・ふぁいぶ、れっつ・ごー・ふぉー・あ・どらーいぶ」・・・このノーテンキさ、何も考えてなさ・・・。これこそがポールの真骨頂と言えましょう。ビートルズの“All Together Now“の歌詞も思い起こさせますね。

その5!同じく『Driving Rain』のM-13“Your Loving Flame“。これはさきほど書いた“Souvenir“と“Beautiful Night“をまるで足して2で割ったような、ピアノで歌い上げ系のロッカ・バラード。なかなかの名曲度だと思います。

最近のポール周辺も、Twin Freaks(私は未聴だけれど、これも無意味にやんちゃそうだなぁ)やLIVE 8、『ライブ・イン・レッド・スクエア』と『Music Box Biographical Collection』のDVD発売などなど、大変にぎやかで喜ばしいかぎりです。
最近このポールといい、ブライアン・ウィルソンといい、元気元気でリリースやライブを連発してくれるので、ファンとしてはもう大変!嬉しい悲鳴の連続ですね。
来年辺りに日本にも来てくれるのかなぁ~。また「マイド~オオキニィ~」を連発してくれるのかなぁ~。

『The Band』 The Band (1969)

2005年06月15日 | 60's
ザ・バンド。大切なバンド。ロック史的にも私的にも。
素晴らしい3人のヴォーカルがいるバンド。
リヴォン・ヘルム、リック・ダンコ、リチャード・マニュエル。
その中でも私は悲劇的な最期を遂げたマニュエルのヴォーカルが一番好き。
彼の声は私を哀しくさせる。世界をブルーに染めてしまう。

M-3“The Night They Drove Old Dixie Down“はまるで映画を見ているようにドラマチックな曲。この曲には魔法がかかっている。リヴォンのリード・ヴォーカルはもちろん素晴らしいの一言だけれど、サビのマニュエルの高音コーラスが実はこの曲のキモだろうか。
M-6“Whispering Pines“はマニュエル作&マニュエルのリード・ヴォーカル。まるで桃源郷で鳴っているような曲。この人の作る曲は何故こうも儚いのでしょう。
M-11“The Unfaithful Servant“。リック・ダンコのヴォーカル。この曲を聴くと『メイキング・オブ・ザ・バンド』という、このアルバムのメイキング・ビデオのシーンを思い出す。そこには文字通り(?)「ダンゴ」みたいにまんまる、ぽっちゃぽちゃに太ったリック・ダンコさんがいて、この曲を弾き語りするシーン。『ラスト・ワルツ』の時はすっごくスマートでどこかリチャード・ギアを思わせる2枚目さんだったのに!でも、このまんまるで、弾き語っているダンコさんが忘れられない。ギターのフレットにかける指もぽっちゃぽちゃのダンコさん。ダンコさんの温かい、人懐っこい素の姿が出ているようで、好感を持たずにはいられませんでした。

有機的で豊潤な音楽がここにある。1音1音に耳を傾けて、驚嘆してしまう。1つ1つが複雑に絡み合って、その結果が、どれもどうしようもなく「音楽」的で。
どうやったらこんなもの作れたんだろう!?その答えの一部は先ほどのビデオ『メイキング・オブ・ザ・バンド』で見れるのだけれど、魔法の仕掛けまでは見破ることが出来ない。魔法は魔法なのだ。
一生聴き続けるバンドの、一生聴き続けるアルバム。一生味わうことが出来、そのたびに豊かな気持ちになれるアルバム。
あぁ~幸せだなぁ~。

『Make Believe』Weezer (2005)

2005年06月14日 | 00's
サマソニ05のチケット・2days、購入~~~~っっっ!!!
よっしゃー。うっしゃー。
楽しみで楽しみで、泣いちゃいそうです。

今日はWeezerの最新作。
うーん、沁みてきたー!やっぱりこのアルバムいいです!

唯一苦手な曲が1曲だけある。それはM-6“We Are All On Drugs“・・・。
これはわざと80年代風にしてるのですか・・・??してるんですよね。んー。
このノリにはついていけないっ。こっぱずかしくて仕方ないっ。歌詞も言いたいことがイマイチ分からないっ。
特にね、「ギビットゥミッ!」ってリヴァースの掛け声!しかもこれ何回か入るんですよねぇ~。入るたびに固まってしまう。あと、バックの「フ~ッ!」ってコーラスも・・・。あぁ書いてるだけで恥ずかしい。他に同じように思った人いないかなぁ~。とにかく困る。「困る曲」代表。
でもでも!もしかするとサマソニで演られたりなんかすると・・・すごいノリノリで「フ~ッ!!」って言ってたりする私の幻影が今、目の前をチラリました。確実です。あたくし、ノリやすいんですよねぇ~・・・(苦笑)。

あとは(?)全部良い曲ばかりですねぇ。全部、聴きながら一緒に鼻歌したら気持ちいい曲ばかり。
それは言い換えてみたら、1stや2ndの曲のように心を掻きむしられ、魂をこうゾワ~ッと揺さぶられる体験は出来ないってわけです。つまり一緒にハミングできる余裕があるってこと。1stや2ndはハミングでは済まずに、熱唱もすれば体も自然とリズムを取る。
“Say It Ain't So“ではマット・シャープよろしくキメのところでエア・ギターを絶対かましてしまう。
それでも私はこのアルバムを繰り返し聴くだろう。一緒にハミングしながら。
それは決して悪いことではないよ。

M-10“The Other Way“がかわいくてポップで大好き。
歌詞の「いつも自分は反対向いちゃう」しかもその理由が「拒絶されるのが怖い」からだとか「自分の動機を疑ってるし、自分の欲望を恐れている」からだというリヴァース節が、曲のポップさとの温度差が切なくさせます。



『HAL』HAL (2005)

2005年06月13日 | 00's
ポール・マッカトニーや中期ビーチ・ボーイズなどがよく引き合いに出される彼らですが、いやーその通りでした。まぁ上品に収まっている小ぶり具合がポールと言うよりエミット・ローズでしたが(特にM-9 “Satisfied“は声も曲のテイストも良く似てる!)。
けれどHALは、そんな偉大なポップの先人たちのDNAを「まんま」ではなく、自分たちの味として、きちんと消化された形で表現しています。
星の数ほど出てくるこの手のバンドの中で、圧倒的に実力派であることは間違いなさそうです。私は雰囲気的にキリンジを思い出しました。音楽オタク的な意味合いも含めて。そういえばこのHALも兄弟バンドです。

曲がイイ。声がイイ。ホカにナニがいりますか?と、言わせてしまう説得力が彼らの曲にはある。
それほど良く出来上がっていると思う。
叙情的だけど甘すぎず、甘さの適度なさじ加減が聴き心地が良い。あまりに聴き心地が良過ぎて、最初は少し物足りなく感じていたほどだけど、よく聴き込んでいくと、けっこうクセになるメロディーや派手ポップなアレンジが施されていました。
M-1“What A Lovely Dance“なんかかなり強引なポップ技が決まった名作です。

育ちとセンスがたいへん良さそう、そしてたいへんかしこそうなこの兄弟。これからも期待大!
サマソニではどんなライブ・パフォーマンスを見せてくれるのかなぁ・・・。
今から楽しみ!ウシシのシです。

「フォーガットン」

2005年06月12日 | 日記
写真の夕焼けもどきは、gooブログのおえかきツールで書いてみたのを載せてみました。ふー。
今日は、一応記念日なので、ようちゃん(うちのダンナさん)に映画&色々買い物デートに付き合ってもらいました。ふー。
映画はジュリアン・ムーア見たさで「フォーガットン」。私的にはダメダメだったのだけれど、ようちゃんの感想を聞いていたら、なんだかイイ話、切ない話に思えてきたから不思議。結果オーライ。今日は色々アリガトさん。オツカレさま。

『Solarized』Ian Brown (2004)

2005年06月11日 | 00's
サマソニ05大阪2日目にも行く事が濃厚になってきた(1日目はかぶりすぎです。そらゼッテイいくサ!)。チケットはまだ2日間とも未購入なのでけれど、リスニング生活は2日目出演アーティストの予習・復習中な今日このごろ。2日目、トリはみなさんやっぱりNINなのでしょうか?お、エコバニ→デュランデュランってラインも強そうだ。私は断然イアンです。こういう人もモチロン多いでしょうね。しかしローゼズの2ndの時の来日ライブで人生感が180度ひっくりかえる経験をさせてもらった私ですが、イアンのソロに関してはライブも見に行った事はなく、アルバムも3枚目で止まっていました。しかしその3枚目も殆ど聴いた記憶がなく、イアンのソロ全部のCD、もう売ってしまったような気がする・・・。
なので、オヒサなイアンのこの最新作の4枚目を聴いてみた。「あれー??ええやん!」と失礼な第一印象。でもコレいいんですよ。今までの路線とほぼ変わらないですが、なんか突き抜けてるというか、やり続けてすっかり自分のものにした、というカンジ。前は中近東風メロディーが出てくるとなんかわざとらしく感じたのですが、それが完全に自分のものになっているというか。単に以前は私の耳がついていっていなかっただけなのか。イアン節というのが今はとても気持ちよく、今の気分にピッタシな音です。ちょっとダークでインダストアル(?)な音、昔そこが苦手だったのに、今はそここそが気持ちよいという。みなさん、CDは迂闊に売るものではありませんね。しかし見事なイアンの「俺道」。さすがオヤビン!(←調子イイ)。

「俺道」と言えば昨日の「タイガー&ドラゴン」、良かったなぁー!虎児の「お前はお前だけなんだよ、代わりはいねぇーんだよ」みたいな台詞ありましたよね、確か。おぉーオエイシスの“Supersonic“だぁーとニンマリ。いや、前々から虎児とリアムがダブって見えて仕方なかったんですよ~。しかし昨日の話の出来はすごかった。クドカン、気合い入ってましたね。どん太の出番が少なくて少々さみしかったけど。

そのあとの金曜深夜に、NHK教育の若者向けの仕事図鑑みたいな番組あるじゃないですか?ザッピングしててたまたま見れたのだけど、それも良かったなぁ。今回は声優を目指している女の子の回で。声優という職業について殆ど知らないのに変な偏見を持っていた私ですが、すっかり反省&自分は何をしているのだ、と少し情けなくなってみたり・・・。もう何年もこう「努力」から逃げている気がして、自分が恥ずかしくなりました。とさ。