『Going To A Go-Go』Smokey Robinson & The Miracles

2007年01月27日 | Soul/R&B
みなさん、こんにちわ。お久しぶりです。お元気でしたか?
私はまぁまぁでした。笑
長い間、放置してしまったままで、どうもすみません。
その間も、相変わらず音楽だけはガンッガンッに聴いておりました。。
ぼちぼちと復帰できれば、と思っております。

前回の記事でモータウンづいている、と書いたのですが、それもずっと続いています。
モータウン、あぁモータウン、モーター・タウン。一句でけた。
高校ん時にその魅力に取り憑かれて以来ずっと、いまだ何も変わらず心ときめいてしまう、やんぐ・さうんど・おぶ・あめりか・・・。死ぬ程好きです。
いやね、2年くらい前でしたっけ、Hip-Oから、コンプリートシングル集のボックスってシリーズで出てるじゃないですか。あれもね、ずーーっと欲しい、欲しい言うてたんですけど、でもなぁ、いやいや、とか悶々としてたんですけどね。ようやく踏ん切りつきました。あれ、買う。買っていく。今すぐポチっとは出来ないけれど、励みにしてぐわんばります。ライブ・レビュー集も欲しー。

そして、今日なんですが、午前中、洗濯、おそうじ等の家事を分担しながらやり終えて、ひとっ風呂浴びてたわけです。そう、優雅に朝風呂なぞ。笑 あ、そうそう、最近ね、健康のために半身浴にしてるんです。それも2回くらい湯船に出たり入ったり繰り返したら、ちょっとだけ新陳代謝よくなった気がします。ホント芯からあったまるようになったし。身体も楽な気がします。半身浴やっぱスゴイ!なもんで、お風呂にいる時間が長くなったんですよね。じゃあやっぱ、あれでしょ、音楽聴きたくなりません?お風呂で。聴いてる人もいるかな?でも今ってスゴイですよね。お風呂でiPod聴けるヤツなんてのまでありますもんね。あれ、すごく欲しいんですけどね。なんだか欲しいばっか言ってますけど。


で、ここでようやく本題。お風呂に浸かってる時に、不意に思い浮かんだメロディを鼻歌で唄って、うわ、これ聴きたい、なんだっけ、この曲?ってなったのですが、それが本日取り上げる、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの "Choosey Beggar" だったのでした。で、お風呂上がりに、この "Choosey Beggar" が収録されている『Going To A Go-Go』というアルバムを聴いていたのです。ふぅ、やっと辿り着いた。

スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズは当然大の大好き、超の超好きなんですが、とくにこの名作の誉れ高い『Going To A G-Go』(1965年作)は憧れのアルバムでした。
ミラクルズ、及びこのアルバムの詳しい解説については、BYRDさんの記事へどうぞ!

このジャケ、見て下さい。このちょっとウブとも言えるようなスモーキーとミラクルズの面々の、人の良さそうな雰囲気、笑顔。その明るさ、可愛さ。中に入ってるレコードにしっかり呼応するような(実際ピッタリ合ってる)素晴らしい構図。そしてあぁ、素晴らしき哉、「ブルー」と「イエロー」の黄金配色(←私が個人的に一番好きな配色なだけです。笑)。あぁ、最高に好きなジャケットです。

モータウンのアルバムはオリジナルでちょこちょこ集めているのですが、このアルバムもアナログで所有しています。確か私が買った中で一番お高いレコードじゃなかったかしら。お高い、と言いましても多分3千円代 or 4千円台くらいだったと思いますけど(^^;)。自分へのいつかの誕生日プレゼントに確か買ったのだと思います。それくらい、聴く前から想いを寄せているアルバムなのでした。

で、中身の方なのですが、コレを傑作と言わずしてどのアルバムを傑作と言うんじゃい!ってくらいの恐ろしい程の素晴らしさなんですよね。だってね、このA面、並びが強烈なんです。

A-1 "The Tracks of My Tears"
A-2 "Going to a Go-Go"
A-3 "Ooo Baby Baby "
A-4 "My Girl Has Gone"

でございますわよ!
で、1曲挟んで先程お風呂で浮かんだと言っていた曲

A-6 "Choosey Beggar"

で、締められるワケです。ね、最強ですよね~♪

"Going to a Go-Go"はダンス・ナンバーですが、それ以外は全部シルキーでジェントルなスモーキー・ロビンソンのファルセットで唄われる極上のミディアム・バラッド。こってりとした、だけどしつこくない、泥臭さと洗練の兼ね合い具合が最高なファンク・ブラザースの演奏は65年というピークのもの。そしてどこか50年代のドゥ・ワップ時代を匂わせる夢見心地のミラクルズのコーラス・・・。

充足感、っていうんですか。心の底から満たされて行くのが分かるんですよね、このスモーキーの唄を、しかもその中でも、このA面のような、とびきりなのを聴いていると。

彼が♪You're My Choice♪と唄えば、どこか誇らしいような気持ちになったりするし、♪I'm Feelin' Sad and Blue♪と唄えば、ちょっとブルーな気分にもなってきます。いや、悲しい調子で♪Ooo~♪と唄われるだけで、胸がむしばまれるような、気持ちになったりします。もう「ウ~」それだけで。
悲しい唄も楽しい唄も、スモーキーが作って唄う曲はその唄だけで完全な世界で。現実を少しロマンティックに切り取って、だけどすぐそこにあるようなリアルさを伴っていて、喜びも切なさも、とーっても味わい深い。世界はスモーキー・ロビンソンの唄そのままの世界だったらいいのに・・・なーんて思ってしまいますね!

"The Tracks of My Tears"も、 "Ooo Baby Baby " も、 "Choosey Beggar" も、それにそれに "My Girl Has Gone"も、選べない。どれもこれもが素晴らし過ぎて。いや、やっぱり "The Tracks of My Tears" が詞、ヴォーカル、コーラス、演奏、全体を覆うサウンド(雰囲気)どれを取ってもやっぱり最高 of 最高でしょうか。はぁ。溶けますね。

B面もね、良いんですよ、全然。でもね、10点満点だとして、B面が7.5点とつけるとするでしょう?そしたらA面は100点なんですよ。満点余裕超え。それくらい、文字通り「奇跡」的なA面だと思います。人知を超えているとしか思えない素晴らしさなのです。
なので、このレコードを聴くときはいつもA面→B面→A面と、3面(?)聴いてしまうのでした。
こんな休日の午前も、悪くないですね(うそ。至福のひと時でした!)。






これがアタイの愛聴盤!





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16 コメント

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ひっつ・びる・ゆー・えす・えー (moondreams)
2007-01-27 22:15:06
モスコさん、長風呂(お久しぶり)でしたね~。笑
とうとう必殺スモーキー・ロビンソンきましたね!
僕も大好きなアルバムで~す。オリジナル盤探したけど高価でしたので再発盤買いました。ホント「アナログ」がいいんですよね!飾ってヨシ。僕は、1曲目が素晴らし過ぎて、感激の余り涙の跡が...(ウソ)
TBしますね。今年もよろしく(遅い?)
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必殺!! (タムラ・モスコ)
2007-01-27 22:34:38
moondreamsさん、こんばんわー♪
オヒサしてましたっ

そうなんですよ~、いやぁ、ゆであがっちゃったなぁ。笑

スモーキーの唄はアナログだと、さらに沁みますねぇぇぇ・・・
私もまだ涙の跡が消えません・・・

TB、ありがとうございます!
moondreamsさん、今年もどうぞよろしくお願いしますね
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Unknown (スワン)
2007-01-27 23:02:45
自分もこのアルバムアナログで持ってますよ。やはり実家の部屋に飾ってます。アルバム単位でやはりはこれが最高傑作ですね。
このアルバムは何度もCDで出ていますが、彼らのアルバムは一度もCD化されていない物も結構あるのでアナログも手放せないですね。そういえばスモーキーのソロアルバムも未CD化のものが多いです。モータウンは編集盤は手を変え品を変え次々と新しいのを出すのにオリジナルアルバムには力を入れてくれませんね。日本の演歌歌手みたいな扱いなのでしょうか。ビートルズにも大きな影響を与えたグループなのに過小評価され過ぎだと思います。
映画プラトーンでも「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」が印象的に使われてましたね。たしかジェファーソン・エアプレインか何かをこの曲に変えるんですよね。(ロードショーで見た時の記憶なので定かではない)
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粋ですね~ (BYRD)
2007-01-27 23:04:15
コメント&TBありがとうございました~

ひとっ風呂浴びてからこのアルバムを聴くなんてなんとも粋ですね~

それと自分はこのアルバムもCDでしか持ってませんので、こうしてアナログ盤のお写真を出されると・・・(羨)

ほんとこのアルバムは沁みますよね~
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>スワンさん (モスコ)
2007-01-28 07:21:15
スワンさん、おはようございます!

やっぱり飾りますよね、このジャケ!
私も昨日(だけですが)飾ってました。
(で、また大事に仕舞っておきました 笑)

モータウンは本当にオリジナル・アルバムのちゃんとしたCD化に気がないですよねぇ。モータウンのアルバムはCDが出てるだけで「おぉ!」って思っちゃいますもんね、いまだに(苦笑)

過小評価、ということですが、そうですよねぇ。確かにCD化されてないの一杯ありそう。本国でもそうなのですね。カバーされ率=与えた影響だけ見ても、ホントすごいのに・・・

「プラトーン」、私もロードショーで見ましたよ!でも私はスワンさんより全然覚えていない!(笑)でもそれはちょっと意味深な使われ方みたいで、見直したくなりますねぇ・・・
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>BYRDさん (モスコ)
2007-01-28 07:29:45
BYRDさん、おはようございます!

こちらこそコメント、TB返しありがとうございます!

ゆ~ったり入る、休日の朝風呂って、なんだかリッチというか贅沢気分(笑)になれるので結構好きです
そしてこのアルバムをアナログで聴いた、っていうのがさらに私をまるで芦屋の令嬢気分、といったまでに、贅沢度を高めてくれましたよ(笑)

ささやかな幸せでしたが、このアルバムがくれる幸せはホンモノですね
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"Going to a Go-Go" (パーマンちゃんです)
2007-01-28 11:44:23
こんにちは。

"Going to a Go-Go" ストーンズもカバーしていましたね。モータウンは昨年フォートップスを良く聴いていました。

スモーキー・ロビンソンもジェームス・ブラウンも時期に聴きたいと思います。

では今年もよろしくお願いします。朝風呂で湯冷めしないように気をつけてください。(笑)
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こんばんはです! (zuma)
2007-01-28 19:26:17
BYRDさんやモスコさんの記事は、本当にガイド本を読むように愛読させてもらっています笑)。

スモーキー・ロビンソンは予想通り、私はほとんど聴いた事ないんですけど、87年の「Just To See Her」の大ヒットは覚えています。すばらしい声の持ち主だなって感動しましたよ♪
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Pure Smokey♪ (Yuji)
2007-01-28 21:05:43
◆ジョージもスモーキー&ミラクルズの大ファンですよね。
 Pure Smokeyって曲がまた、これがまた、良い曲なんだなぁ~
 Ooh, Baby (you know I love you) も、スモーキーへの
 敬意たっぷりでさぁ~

 ジョージの「ふわっ」とした感じは、スモーキーから
 引き継いでるのかもね~
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Going to a Go-Go (デフレおじさん)
2007-01-29 01:04:10
おじさんも持ってるアナログ盤!
しかもA面B面の曲名シールを貼り間違えたレア(!?)盤。ややっこしい。何度かけ間違えたことでしょう
それにしても美しいアルバムジャケット。
R&R史上最高のアルバムジャケットの1枚でしょうね…

黄金の60's真っ只中65'に洋楽を聴いたこと自慢してるくせにS・ロビンソン&ミラクルズはゲルマニウムラジオから流れることは全くなかった。
シュープリームス、フォートップス、リトル・ステイービーワンダーはながれてもミラクルズを聞いたのはう~んと後のこと…

その昔おじさんは思った。バデイーホリー、ミラクルズ、インプレッションズが正しく受け入れられて初めてニッポンにR&Rは根付くのではないか?と。
その意味では、今の若い世代はおじさん世代よりよっぽどポップを正しく理解していると感心してます。
モスコさん、今年はシュープリームスの伝記映画が公開とか 一段とMOTOWN熱がヒートアップしそうですね
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