授業をサボって

2006年11月26日 | 音楽雑談♪
最近、音楽、大切に聴きたいなぁ、とシミジミ思ってます。何をいまさら、てカンジですけど(苦笑)
結構、ガイド本とか意識的に読み直したりして・・・タノシイ。
そんな中で自分にとって重要なアーティストはもとより、重要なジャンル、はたまた重要な音楽ライターまで、再度点検、確認したりして・・・タノシイ。

そういう流れの中で新たに意識しだした音楽ライターの1人が、大阪在住の上柴とおるさん。その上柴さんのオールディーズ~エエトコの新譜、再発盤を流すラジオ番組を、ネットをウロウロしてて発見!FM CO CO LOで日曜の夕方17~19時で、やってるじゃないですか!その名も「南港♪ミュージックエンタテイメント」!知らなんだ~。
→今までの放送ソングリスト おもしろ~♪)

しかーし、その前にラジオ。もう何年も聴いてないし、それより何よりラジオ自体今、我が家にないのです!
1つ思い出したのは、時計にサブで付いてるような、ポケットラジオみたいなのがダンナさんの部屋にあったなーと。単4電池探して、チューニング色々試して、何とか聴けましたです。
スゲェ~!ニーヤンの最近出たフィルモア・ライブ盤から"(Everybody's Know) This Is Nowhere" (!)に、スプリットエンズ(!)Tボーンズ(!!)
今週はジャーニー特集(初めてまとめて?聴きました ^^;)。来週はジェイムス・テイラー兄弟(妹)特集だってさ!
こりゃあ、大変いいものと出会いました♪
なかなか聴くのが厳しい曜日、時間帯ではありますが(「サザエさん」と被っちゃう!笑)
でも是非聴けるだけ聴いていこうと思いました。こういうお勉強に燃えてる最中ですしね。

昔はね、日曜でラジオ、と言えば、山下達郎さんの"サンデー・ソング・ブック"!聴いてました。達郎さんのアルバム自体、そんな聴いたことない不届き者ですが(いまだにそう)、この番組、好きだったです。ここでスワンプ系のL.A.ゲッタウェイての流れて、「!」とスグ買いに行ったりしたことを思い出します。当時、名盤探検隊で出てたのです。あと達郎さんとまりやさんの "Let It Be Me" 。その美しい歌声は今でも聴こえてきそうな位、印象に残っています。

あと昔、一人暮らししてた時に住んでたマンションが有線に入っていたので(めずらしいですよね?)、萩原健太さんの"Nothing But Pop" が聴けたのが嬉しかったなぁ。丁度そん時、バリー・マンやキャロル・キングの新譜が出た時で、確かそれぞれアルバムから5曲くらいババッと流してくれたもんですから、MDに録って、MDウォークマンでよく聴いたりしてました。バリーとキャロルのスプリットMD作って。

あー、あと渋谷さんのとかも聴いてたなぁ。ちょっとだけ。

そんなカンジとか、あとは大阪だったら普通にFM802とかFM大阪でですね、面白そうな番組や好きなアーティストがDJする番組を探しては、結構聴いてました。コレクターズの加藤ひさし氏や中村一義くんがやってたものとか、カセット・テープに録音して何度も聴いたり。大体そーゆーのは夜も深い時間帯の番組が多かったですけど、不思議と眠くないんですよね、好きだから。

ラジオって、自分の好みや知識を超えたアーティストや曲を聴けるのが何よりの魅力ですよね。素敵な曲との新たな出会いの宝庫。「今の曲、ええやん!」てね。大昔、中学or高校くらいの時にラジオで見知らぬDJの口から流れて来た「ラヴィン・スプーンフル」というバンド名は、その彼らの曲と共に、何と魅力的に響いたことでしょう。それがキッカケでベスト盤を買いに行きましたからね。
と言ってもこのネット時代、何もラジオじゃなくても今は、世界中のネットラジオ、ネット上に無数にアップされているMP3、Podcast、Last FM、あとは最近始まったnapsterなどなど。聴こうと思えばいっくらでも聴けてしまう、または自分でコンテンツを作れてしまう時代ですが。私もそーゆーのの恩恵を受けてるのは忘れちゃいけないですけどね。
でも、久々に聴いて思いましたけど、ラジオには独特のぬくもりを感じますね。特に上柴さんの、まるで上方の落語家のようなしゃべくりは、コテコテで耳馴染みもよく、しっくりきます(笑)そういや達郎さんも落語家みたいですよね、しゃべりが(笑)達郎さんの方もラジオ見つかったんで、また今度聴いてみよう。
今はピーター・バラカンさんの番組も気になってます。これも今度聴いてみよう。





『Walk Away Renee』(1966) The Left Banke

2006年11月22日 | 60's
今日の「芋たこなんきん」のグッときた台詞。

「毎日、ええことも、わるいことも、どっちもあんねん。
 どっちもあって、人生、"とんとん" や。
 だから、何でも来い、や」

このようなカンジのことをカモカのおっちゃん、今日は言うてはりました。
(毎日、何かしらの名言があります)
その通り。"とんとん" 、ですね。
言葉だけ読んだら何も面白ない、当たり前の事なんですけどね。

しかし、カモカのおっちゃん、素敵です。
カモカのおっちゃんは、世の女性の永遠の憧れです。
そう思いません?女性のみなさま。

* * *

レフト・バンク、大好きです(唐突です)。
その音楽性はバロック・ロック/ポップと謳われていて、その路線を追求した(唯一の?)バンド。ソフト・ロックにもジャンル分けされたりしてますね。

これは彼らの1stアルバムで10年程前に再発された際に手に入れ、ホントに聴き狂っていたアルバムです。私の持ってる日本盤は、大ファンだったコレクターズの加藤ひさし氏がライナーを担当。きっと当時コレクターズがレフト・バンクの超名曲 "Walk Away Rene" (邦題:いとしのルネ)をカバーしていて、それで私もこのバンドに当たったんだと思います。結果、大当たりでした。

どの曲も、他のバンドなどではあまり聴く事の出来ないハープシコード(チェンバロ)という楽器。これがレフト・バンクの場合、全面的に使用されているわけですが、音色が何ともイイんですよね~。
それと「タカタカタンタンッ」てリズムが軽妙なドラム。この2つがピッタシ合わさって、独特のリズムが小気味良いのです。
そこに、くぐもった憂いのあるヴォーカル(スティーブ・マーティンという名前!笑)が被さってくれば、そこはレフト・バンクならではの、素敵な、夢みるバロック・ロック万華鏡。

殆どの曲の作曲をマイケル・ブラウン(ハープシコード・ピアノ・オルガン担当)という人が絡んでいて、彼、才人であります。ジャケ写一番左奥のおぼっちゃまが、そうです。しかし、うすーく勘違いしてましたけど、こんなに憂いのある雰囲気、音なのに、彼らUSのバンドなんですね!N.Y.で結成だって!


さて、加藤ひさし氏のライナーによると、”いとしのルネ” の「ルネ」はベース・プレイヤーの恋人、ルネ・フラデンという人のことだそう。彼は65年暮れ頃にバンドのメンバーにルネを紹介し、みんなもルネに夢中になったとか。特にマイケル・ブラウンは" いとしのルネ" の他に "She May Call You Up Tonight" 、"Pretty Ballerina" (邦題:夢みるバレリーナ)という、このアルバムきっての3大名曲(私的)を捧げるほどの熱の入れようだったそうです。うーん、ルネは他の男性をトリコにし、創作意欲までパワーアップさせるパティ・ボイド系だったですか。あ、どちらも捧げられた曲の邦題は「いとしの」って付いてますね。”いとしのルネ” に "いとしのレイラ"。

さてさて、私はそんな "いとしのルネ" より ”夢みるバレリーナ” の方が圧倒的に好きです。このアルバムの1曲目。つまり1stアルバムの1曲目というバンドにとって重要なポジションのこの曲。少し憂いのあるハープシコードの音色のイントロに続き、「タカタカタンタンッ」なドラムが入り、その後、恋の病にかかったようなどこか虚ろな、けれど大変美しい歌声が続く・・・。どこをどう切っても最高以外、言葉がありません。ファルセットになるとこがポイント!!
ジョン・クーガー・メレンキャンプのライブ・ヴァージョンでのカバーもあるようですが、以前記事を書いたEelsのライブ盤でもカバーされていたこの曲、ホントに名曲だと思います。

"いとしのルネ" は枚挙にいとまがない程、カバーされているようですね。私はそれほど聴いた事がないですが、フォー・トップス版は、楽しいですけど、もっとこの曲には憂いが欲しいと思っちゃう。ちょっと熱過ぎます。ミスキャスト?
我らがコレクターズのはもうヴォーカルからして憂ってて、切なくて、イイカンジ。しかも日本語歌詞(60’sの名曲を自らの日本語歌詞で唄うのは加藤氏の十八番です)がまたイイ!あぁ切ない(←今聴いてる)。加藤ひさしのロマンチックなヴォーカルにピッタリな曲ですね。
あと私が持ってる ”ルネ” はもう1枚だけ。現代の女性SSWのヴォンダ・シェパード(米TVドラマ『アリー・、マイ・ラブ』のサントラです)のヴァージョン。これもしっとり系の方で、なかなかイイカンジで、好きです。

他のアルバム収録曲も、しっとりしてたり、ファズが効いてるビート・ナンバーがあったり(それでもどこか上品なのがこのバンドの魅力)、エェカンジのミドル60’sな音してて、しかもどれも趣味が良いカンジ。ジャケットまんまの味わい深い曲ばかりで、ハマれば超ハマる、独特の魅力があるバンド、アルバムだと思います。
レフト・バンクはこの後、2ndアルバムを出した後解散。私はずーっとこの2ndをほったらかしにしたままです。以前コンプリートCDも出てましたが、それも買い逃したまま・・・。(今、調べてみたら、全部廃盤でした・・・)
なので、今日はこの1stをリピート再生。実際何度でも繰り返し聴いてしまいます。
今日は、窓の外もすっごい曇り空なんで、なんだかピッタシです。








『The Goldebriars』(1964) The Goldebriars

2006年11月20日 | 60's
先日京都に行った際に、シメにわざわざ河原町まで寄って(タワレコのためだけに)、ダンナさんとそれぞれCD1枚づつだけ買おうということに(私が無理からもっていった 汗)。
私が吟味して買った1枚はコレ。
カリフォルニア・ソフトロックの代表格的な、サジタリウスやミレニウムなどの中心人物、カート・ベッチャー。彼が18歳の時に最初に始めたグループ、ザ・ゴールドブライアーズ。これは1stアルバム。

今年の春に1stと2nd全世界初CD化、しかも紙ジャケ仕様、ということで、ずーっと聴きたかったアルバムです。最近何やら同じ紙ジャケ仕様で幻の3rdも発売されたようで、それも大変気になっております。
あ、それと、このSONYの紙ジャケってお安いですね~。でも全然丁寧な作りで。ジャケットも大変美しい仕上がりで大満足。ちょこちょこ集めていきたいものです。


そして、カート・ベッチャー。やっぱり私、大好きですねぇ。先日のプチオフではあまり人気がなさそうだったのですけど(笑)
カートさん、彼のバンド作品等で聴ける驚異のハーモニー・ワークはもとより、ソロ作等から滲み出る、優しすぎて孤独な男、ってカンジの佇まいが、好きなんですよね~。ルックスもね、ソロ・アルバムタイトル通り、まさにThere's an Innocent Face 。イノセントなベビーフェイスの持ち主です。
音楽の天使? or 狂人?とでもいったような、ブライアン・ウィルソンに通じる、狂気と紙一重の「純粋さ」がイイんです。ブライアンもカートも、怖いくらい明るくて屈託のない曲と、震えるくらい闇が深い曲、どっちも持ってんですよねぇ。おぉ怖・・・。

で、そんな狂気を感じさせるくらい編み込まれる極上ハーモニー。この彼のデビュー作でも思う存分現れています。ここにまずビックリ!初めから出来上がっていた人なんですね。初っぱなから持ち味全開!
ママス&パパスのキャス・エリオットやジョン・フィリップスもライブに足繁く通い参考(そっか、ここからパクったのかい? 笑)にしたって噂もうなづける、斬新でシャキッとした、とても美しい夢見心地のハーモニー。

カート・ベッチャー曰く

「フラワーっぽい、分厚いヴォーカルで広がりのあるスペイシーなハーモニーが僕たちのトレイドマークだった。伝統的な音楽とは全く違っていたんだ。唯一、比較出来るとしたら、西海岸のモダン・フォーク・カルテット(MFQ)くらいかな」

サスガ、本人。的確なお言葉。確かにほんのりスペイシーですね、彼の音楽はいつも。
そしてMFQ。前から思ってたんだけど、聴かなくちゃ。


さて、このゴールドブライアーズ。メンバーはシェリとドティというホルムバーグ姉妹+カート・ベッチャー、ロン・ニールソン(バンジョー!!)の男女混合4人組。
唄うはフォークでお馴染みのトラディショナル曲がほとんど。
"Shenandoah"(大好きなこの曲が入っていたのが購入時の大きなポイントに!)や"He Was a Friend of Mine"(デイブ・ヴァン・ロンク・ヴァージョンが有名?)等々。あと初期ディランのレパートリーも多いようです。(ちなみにグループの出身地・ミネソタ→ニュー・ヨークのフォーククラブという移動、2.3年のズレがあるけどディランと重なる!)

そう、彼らはモダン・フォーク・グループとして世に出て来たんですよね~。ここら辺、実に色々と興味深いのです。

それに男女混合ハーモニー+フォーク(バンジョー付き♪)ってことで、私にはドンピシャの音楽性のバンドだったんですよねぇ。知らなかったなー。なんでも2ndからは、ポップスものの曲が多くなるらしいですが、この1stはフォーク・ミュージックの持つストイックな魅力に全編溢れていて、その上、それが素晴らしいハーモニー(ホルムバーグ姉妹、絶品!!)で彩られているんだから、堪りません。

この音楽。その後、フォークロックが開花する2年後辺りならいざ知らず、この1964年という時代には相当新鮮だったんじゃないでしょうか。今でも新鮮だもの。そう、あのハーモニーとサーフィン・ミュージックを足したバンドの音楽が、永遠に新鮮さを失わないように。しかしながら、足したこと自体も凄いけど、その上に確固とした才能があったから、その音楽のきらめき方がハンパないんですよね~、どちらも。

時代を問わず、刺激的な音楽の背後にはいつも、異なるジャンルのクロスオーヴァーが見て取れて、スリリングですよね。
そんな訳で、カート印の極上のハーモニーフォーク。2nd、幻3rdも是非、追っかけていきたいのです。


オマケ:

長門芳郎さんのライナーによると、このアルバム、アメリカでビートルズの『ミート・ザ・ビートルズ』と同じ週に発売されたとのこと(!)

録音中の1963年11月22日にケネディ大統領暗殺事件が起こり、みんな悲しさで唄えなくなり、録音を一時中断したそうです。

ということは、ビーチ・ボーイズで言うと"The Warmth of the Sun"の頃、『Shut Down Volume.2』辺りとかぶるカンジでしょうか。古くからのキャリアの持ち主なんですね、カート・ベッチャーも。





Johnny Guitar

2006年11月18日 | レッチリ/ジョン
ギター、機嫌良く練習してます。
お昼を食べるの忘れるくらい、楽しいです。
今日は主にジョン・フルシャンテ(from レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)の曲とかです。

ちなみに今日のタイトルに引っ掛けた、ニコラス・レイの映画『Johnny Guitar (邦題:大砂塵)』(1954)という暗~い西部劇も大好きです。
でも今日はジョン・フルシャンテのお話。


今ジョン関係で練習してる曲は2曲あって。
1曲目はソロの、今の所最新作になる『Curtains』(2005)から"The Past Rercedes"





この"The Past Rercedes" のね、コードストロークがなんかうまくいかない。いいカンジになんない。シンプルだし、きっとすっごい簡単なハズなんですけどね。
でもね、めっちゃ楽しいんです、弾いてると。

ジョンがギター弾いてるとこ見たことある人なら想像つくと思うんですが、この人、ギター弾く時ってその曲の中にかなり入り込んで弾くじゃないですか。例えば名作『Funky Monks』の "Breaking the Girl" のコード弾いてるシーンとか。


ここ、ここ、このシーン


陶酔してるっていうんですか?見てるだけで吸い込まれそうな迫力だけど、そこがね、すごく好きで、見てて超気持ちいいんです。で、弾いてると自分も思わずそうなっちゃうの。ジョンになっちゃう。それがまた楽しい(笑)でもこれは弾くだけでリズムが(私にとっては)、むずかしいから、弾きながら唄うのは一苦労なのです。がんばろ。

そう言えば、他のレッチリの曲のコードとかも探してみてビックリしたんですけど、この人の作る曲ってすごい簡単なコードしか使ってない場合が多いんですね。しかも2コード、3コードだけ、というのも多くて。もっと複雑なのかと思ってた。限られた数のシンプルなコードで、どこまで魅力的な曲に出来るかとか、自分に課してるのかなと思う位、シンプルに研ぎすまされていてて、ホント凄いや。


*  *  *


2曲目はレッチリ。最新作『Stadium Arcadium』(2006)から、1枚目のJupiter 収録の"Wet Sand"。この曲大大大好きんなんですよね~。ベタすぎるかな?





まずは歌詞の魅力も大きくて。これ、アンソニーがインタビューで言ってたけど、うまくいかなかった終わった恋について唄ってんですよね。とっても切ないのです。アンソニーの人生をリアルに感じれる歌詞が多いですよね、今作は。きゅーん。

Elementary Son, But It's So・・・

つーやつとかですね(悲)

Time to Go・・・You're the Best I Know

つーラインとかですね(泣)

You Don't Form in the Wet Sand
You Don't Form at All
I Do

つーとことかです。あぁ(哀)


で、曲の方はと言うと。この曲って3つのパートがあるんですよね。特に3つ目のパートが尋常じゃないって思っちゃう。2つ目のとこ♪My What a Good Day For a Walk Outside~♪に変わる瞬間もめちゃカッコよくて気持ちいいんですが、3つ目の先程歌詞を書いた♪You Don't Form in the Wet Sand ~ I Do~♪っていうとこですね、これだけ別の曲を持って来てひっつけたみたいな強引な力技なんですけど、コレがハマってましてねぇ。ゾクッと来ちゃいますよねぇ。弾くとさらにゾクッ、と。
で、全部のパート、コード展開が非常に美しくて(←これフリーも言ってた)弾いててハマるんですよ~。特に3つ目のパートにジョンをすごく感じて、弾いてて自分もすごい力入っちゃいます。ここも自分がジョンになっちゃうポイント。随分ギターがへたなジョンだけど(笑)



へぇ~、『Stadium Arcadium』ってかぁ 良さそー
今度聴こ



*  *  *


ジョンのギタープレイ、ギターに対する想い、音楽愛が、どれほど人の心を打つか、とっておきの映像があります(ファンの人にはお馴染みのものかな?)。

→Youtube

これ、海外のギター雑誌のオマケについてた(多分)映像なんですが、なんと、"Under the Bridge" のギタープレイを5つのパートに分け、詳細にその演奏、フィンガリング?を見せてくれます。しかも親切なことにはスローヴァージョンまで演ってくれる!ジョン本人が、ですよ。いわゆる本人出演の教材ビデオ。
私はこれ、ホントに宝物のように思っている映像なんです。
"Under the Bridge" のギターがこの世で一番好きなギタープレイかもしれませんので。

しかし、なんて素晴らしいのでしょうか。ギターだけで立派な芸術作品になってると思うんだけど。
・・・こんなの弾ける日、来るのかな(笑)

ギターを弾いてる時の指の動きってジョンに限らず、すごく美しいものだと思うんですけど、ジョンのはまた格別ですね。ホレボレしちゃいます。
ジョンはここでも曲の中に、ギターの演奏の中に入り込んでいて、そういうのをじっくり見れるのが堪らないんですよね、コレ。正規もんだから、映像も音もキレイだし。

はぁ。まさに You're the Best I Know・・・ って言いたくなります。
愛してますよ、ジョン・フルシャンテ。



この頃のジョンくらいの腕もないと思うけど
この頃のジョンくらいは楽しめているのではないかと
思われるのであります ワタクシはギターを





『Through The Morning, Through The Night』(1969)

2006年11月16日 | 60's
昨日は京都に行ってきました。ベタですが嵐山へ。紅葉には少し早いのは知っていたのですが、案の定30~40%てとこだったでしょうか。それでも、とても美しい山々、景色に心洗われました。あと、美味しかった「わらびもちパフェ」にも心が洗われました。え?


さて、リスニング生活はというと。先日のプチオフ会の興奮いまだ冷めやらずな日々。
他の方々のお話を聞いて、自分の音楽の聴き方、というか聴く時の意識に変化が出始めつつあります。と言うのもイイ喝が入ったんですよね。
一つ強く思ったのは、自分の大好きな分野の音楽に対してもっとガッツリ向き合おう、ということ。注意力散漫で集中力が続かない。興味本位であちこち手ぇ出して、ぜーんぶが中途半端で終わってて、マジでダメだと思いました。極めることは無理にしても、もっと出来ることはあるハズ。もっと意識的に聴いていこうと思った次第です。
あと、192kbpsでエンコードしていこうとも(笑)今まで128kbpsでした。愛情が足りん!
好きな音楽を、もっと大切にしていこう!


そして今日はディラード&クラーク!
言わずと知れたバーズを脱退してソロ活動をしていたジーン・クラークと、ニュー・ブルーグラスバンド、ディラーズのダグ・ディラード(バンジョー)、この2人がタッグを組んだブルーグラス色の強いカントリー・ロック・バンドです。
実はこの間のプチオフ会で、BYRDさんに頂いたのです。どうも、ありがとうございました。

しかし、これを聴きながら、何度、ふはぁ~、と唸ったことでしょうか。
やっぱコレ、コレなんですよ、と、自分の中のヒゲオヤジがムクムクとヒゲを伸ばし始め・・・じゃなかった。レコガールがフォークダンスで小躍りし始めた、のです。ランラ、ランラ、ランララン♪

CDは1stと2ndの2in1+シングル曲などオマケ3曲付き、23曲のフルヴォリュームだったのですが、(こちらの編集盤でしょうか?)、内容はどちらも濃いし、別々に書こうと思います。

1stは文句無しの堂々とした名盤!!だと思います。ジャケットも相当カッコイイ!ブルーグラスに興味を持つ前から、小尾隆さんの本でこの1stのジャケを見て以来、すんごく気になっててずっと聴いてみたかったものなんです。

しかし!なぜか今の所、個人的に好んで聴いちゃう回数はこっちの方が多いのです。2nd。なので今日はこっち。

まず1stと2ndでは、メンバーが違っているのですが、一聴瞭然なのは、こっちの2ndには女性ヴォーカリストが入っていることです。ドナ・ウォッシュバーンという人で、彼女の歌声がまたイイんですよね。ブルーグラス純度が高いM-3 "Rocky Top" では殆どリード・ヴォーカルを取っていて、彼女のいなたくもかわいらしい声がカラッとした曲調に合ってて、自分の嗜好にも、なんかピタッと合ってんですよねー。もちコーラスとしてもイイ感じで。

あとは何と言ってもジーン・クラーク曲!M-2のタイトル曲や、1st収録の "Why Not Your Baby"(ヴェルクラ!)の続編といったような趣のM-4 "So Sad" 、M-9 "Polly" といった曲の中で流れる時間のかけがえのなさは一体なんなんですか?
ジーン・クラークのたゆたうヴォーカル。たまらんですね。顔も男前だし。大好きにw

そんな感動的なジーン曲の間に交互に挟まれたりするのは、ダグ・ディラードのバンジョー、バイロン・バーラインのフィドルが炸裂するノンキで楽しいブルーグラス曲!イェス!そのアンバランスさも、なんだか妙に応援したくなるのですよね、このアルバム。素晴らしい出来の1stと比べ。出来た長男、やんちゃな次男、てとこでしょうか。違うか。でもどっちもやっぱ好きです。

M-6 "I Bowed My Head And Cried Holy" などは導入部のゴスペルコーラスに大感動。ブルーグラスの根っこには、ゴスペルもキチンとあることを分からせてくれたりもします。

締めのビートル ”Don't Let Me Down” のカバーも、ジーン・クラークのヴォーカルにシビレながらアルバムが終わっていく余韻が素敵。

もう初冬、かな。こういう「寒っ」と感じ出した季節にモロ、ピッタシくる、最高な音楽。
ふぅ~。コーヒーがさらに美味しくなってきますね。この季節、この音楽。
カントリーロック最高!



Thank U Very Much

2006年11月13日 | 日記
いやぁ~。楽しい時間って、なんであんなに早く過ぎちゃうものなんでしょうか。

行って参りました!プチオフ会!!
ホントねぇ、マジで楽しかったっす!
参加して下さった方はスワンさん、BYRDさん、zumaさん。

結構自分は人見知りしがちなので、変に緊張したりすることもあるんですが、そういったことがぜ~んぜんなかったんですよね~。初対面なのに、もうガンガン唄っちゃいましたし。ド厚かましくも(笑)楽しさの方が先行しちゃったんだなぁ。でもそういう事が出来たのは、皆さんが大人で、ジェントルマン揃いだったから、サラッと気ぃ遣って頂いてたからだよなぁって、後からヒシヒシと有り難さが伝わってきたのです。ホントこの場を借りてお礼を言いたいです。
皆さんどうも、ありがとうございました!!


で、このプチオフのこと、書いていいと皆さんに承諾を得たので(フフフ)、書きまっせー!
まずね、お昼ご一緒にしてから(さぬきうどん、超美味かったっす!)、夢のセッション@カラオケルーム!!
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、スワンさんってホント~~~に凄い方なんですよね!音楽造詣の深さのみならず、実際の音楽活動とその才能が、またとんでもないという。そんな方と一緒にギター弾ける機会に恵まれたっていうのが、有り難くって、非常に楽しみにしていたんです。こんなね、私の様な超へたっぴぃな初心者に、「気楽にやりましょうよ」と言って下さったから実現したオフ会だったので、スワンさんのお心遣い、心の広さに本当に感謝しています!実際にお会いしてからも、気さくに接してもらって、すごく嬉しかったです。

で、セッション!私は言うまでもなくぜ~んぜん弾けてないんですが、や~、ヤバイくらい楽しいーっっ!!

エヴァリー・ブラザーズ "All I Have to is Dream"
キンクス "Better Things"
ハニーバス "I Can't Maggie Let Go"(泣っ!!!)
ザ・バンド "The Wait" etc...

どう?いいカンジでしょー?(笑)
こういう素ン晴らしい曲の、素ン晴らしさを共有している空間の幸福さって言ったら!
あぁ、至福だったなぁ、ホントに。あんな場、他にないなぁ。なかったなぁ。

新しめ所では、zumaさんが「演って演って!」と言って下さったのが、恥ずかしくも嬉しかった、エイミー・マン "Save Me"!これをまたスワンさんが渋いギターを入れて下さる!

カラオケでも、BYRDさんが ”赤毛のメリー" ?でしたっけ?(笑)っていうイカシた曲を唄うと、すかさずスワンさんの生演奏付きになるという楽しさ!
スワンさんの甘い唄声のキリンジ ”Drifter” 、生演奏での "Till There Was You"にも感動!
あと、ギター練習用に私、メトロノーム買おうかと思ってるんですけど・・・と言うと
「そんなん、自分のリズムで弾けばいいんだよ」とのスワンさんのお言葉、シビレました!そうします!
あと私のギターのチューニングまでさせてしまったのは、大変申し訳なかったです・・・。


で、セッションと同じくらい楽しくて、嬉しかったのが、BYRDさんのiPodでいーっぱいオススメ曲を聴かせて頂いたこと!
ホント、今は良い時代です。すぐ聴かせてもらえて、感動を共有出来るんだもの。
で、またそれをね、気持ちよく、快く、色々聴かせて下さる時のBYRDさんの笑顔!
ブレッド、ガロ、ジョン・フォガティ、モンキーズ(ネスミス曲など)、ブリトーズ、加山雄三、いしだあゆみ、etc...
あとGSいっぱい!(←すんません、名前覚えきれなかった!笑)
BYRDさんには音のお土産まで頂いてしまって、それがまた私が今、め~っちゃ聴きたかったものを読んで選んで下さっている心ニクイ選盤!それとか、私が着てた分かりにくいワンポイントのデッドベアーのこと、反応してくれたりとかですね。感動しましたですよ、私は、その細やかなお心遣いに。と同時にBYRDさんも飾らず、気さくな方で、いわゆるナニワな、同郷的な匂いも感じますので "BYRDにいさん" 、と芸人の先輩風に呼んで慕っていきたい(笑)聴かせてもらった様々な曲も、すごい刺激になってます!ありがとうございました!アルバム感想記事、また書いてもいいですか?(笑)


そしてzumaさんのiPodでもオススメ曲を聴かせてもらいましたよー!zumaさんは自分のお好きな曲は廃盤が多いんです、と嘆いてらっしゃいましたが、貴重な曲ばっかだったんだろうなぁ。zumaさんらしく爽やかネオアコ系の曲を聴かせてもらいました。ビフ・バン・パウ!とか良かったなぁ。あとは激オススメのミステリー・ジェッツもやっぱし良かった!
そして、zumaさん、やっぱりスゴイなぁ、サスガだなぁって思わされたのは、私のイメージでは、ですよ?zumaさんは80’s~今の音楽にめーちゃくちゃ強くて、特に50’s~70’sの権威でらっしゃるスワンさん、BYRDさんとはひょっとしてお話が合わない所、あるのかしらって、少ぅしだけ思っていたのですが、そんなツマラン心配はしなくて良かったですね。やっぱりね、もうここら辺の方ともなると、BYRDさんもおっしゃってましたが、やっぱ何か共通項が出てくるんですよね。しかも強力な共通項が。zumaさんとスワンさんのムーンライダーズ談義、スゴかった!こういうのは知らなくても聞いてるだけで勉強になるやら、刺激になるやら。「あ、それめーちゃめちゃ好き!」っていうのが結構、zumaさんとスワンさんの間に出て来て、面白かったなぁ。いやぁ、改めて、スゴイ方です、zumaさん。
あとzumaさん、ザ・バンド好き、っていうの知らなかったです!また記事書いて下さいよ!(笑)


そんな感じで、場所をカフェに移しても、興味深い音楽談義は尽きることなく、あっという間に私だけ、おいとまする時間になってしまって(すいません、自分だけ早々に)。そんな別れ際にBYRDさんに聴かせてもらったブリトーズのジェイムズ・カーのカバー曲、"The Dark End Of The Street" が、また沁みましてねぇ。名残惜しさに拍車をかける、切ないイイ曲でした。恥ずかしながら、グラム・パーソンズを聴いた事がないのですが、最高ですね。あの曲、あの歌声。しかし考えてみれば、グラム・パーソンズを聴いた事がない、という奴が、あの場に居れたのが、ホント身に余る幸せというか、すごいことだよなぁ、実際、と思わずにいられません。
私がおいとましてから、またどのように盛り上がったんでしょうか?(笑)

帰りの電車の中でも、一人色々思い出しては、あぁ、まだ全然お話聞き足りなかった、喋り足りなかった、という思いに。大人になっても、そういう時間を持てた事の有り難さ、皆さんに感謝の言葉以外、ないですね。色々失礼な言動があったかと思うんですが、お許しを。

でも、またしましょうね。
よろしくお願いしますね。
どうも、ありがとうございました!












Twilight

2006年11月06日 | 日記
更新、空いてしまいました。すいません。
前回の記事で、思いがけずたくさんの方からお声をかけてもらって、ホントに幸せです。どうも、ありがとうございました。お陰さまで関西方面にお住まいの方たちとは、今度ミーティング(という名のプチオフ会?)を実現出来そうで、楽しみです。
離れた所にお住まいの方たちにも、暖かい言葉をたくさん頂き、お会いしたい気持ちでいっぱいでごんす。その距離が憎らしい。でも多分、いつかお会い出来るんじゃないかと勝手に想像しております。むふ。
そして、まだまだ、随時募集しておりま~す。よろしかったら、お気軽にお声をかけてください。

さてさて、世は3連休でしたね。天気も良かったし、絶好の行楽日和続き。連休だった人もそうでなかった人も、いかがお過ごしだったでしょうか。
私は、ダンナさんのお父さん、お母さん、妹が遊びに来てくれて、楽しい1日を過ごす事が出来ました。ダンナさんの妹には子供が、2人(5歳+3歳)います。私は一人っ子なので、彼らが自分にとって初めての甥っ子たちになるんですけど、彼らがまたカワイイのなんの。いつも彼らには「オババカ」にならされます。
昨日も一緒に遊んでもらい、命の洗濯。例えば中華料理屋の円卓挟んで、バンバーンと、鉄砲(おしぼり製)の撃ち合いとか(笑)しかもそのおしぼりは鉄砲に留まらず、剣や携帯(!)にまで変身。いやぁ、子供のイマジネーションの世界には、オバさん、ビックリしたです。子供って癒されますね(自分で育てるとなるとそうとばかりもいかないのでしょうが!)。来年から転勤でしばしの間、外国に行っちゃうのですが、寂しい限りです。


 *  *  *  *  *  


最近聴く音楽はもっぱら、ギターで練習してる曲となっています。いつもみたいに色々思いつくまま聴くんじゃなくて、同じ曲を何度も繰り返し聴く。それはそれでまた楽しいものです。

その中でもこのエリオット・スミスの『From a Basement on the Hill』(2004) に収録の "Twilight" 。



以前にも書きましたが、この曲にやっぱりどうしようもなく捕らえられてしまってます。コードも簡単でシンプルな構成、歌詞は切ないながらも情けない系でしょうか。メロディはどうしようもなくさみしーくて、うつくしー感じ。しかし、私にとって何かのツボがこの曲にはあります。魔法にかけられたように、この曲ばかり聴いて、練習してしまうのです。あくまで一人での練習用って感じなのですけど。でも地味だけどホントいいんだよなぁ。理由なく好きな曲の1つです。よく聴いてみればリズムっていうかコードストロークっていうかがとても魅力的かつ初心者には微妙にむずかしくて、それがまた練習が楽しい理由の一つかもしれません。

で、先程までエリオットのビデオを見てました。以前WOWOWから録ったフジロック2000のライブのもの。これが唯一私が見る事の出来る動くエリオット・スミス。まぁ今は映像はPCだったら簡単に、そして数もわんさか見れますけどね~。放送されたのは "Independence Day" と ”Son of Sam” の2曲。
裏返しに着たブラックTシャツとちょいダボ・ブラックジーンズ。帽子+髪型、うすい無精髭等々、立ち姿、決まっております。あと、目がキレイなんすよね~。声は出てないけど(笑)。でも多分そんな些細な事関係ない感動が、あの空間にはあったんだろうなぁ。そん時降ってた小雨も何だかエリオットの曲の小道具の様に見えてきます。このビデオテープのこのエリオットの部分、これからも何度でも見てしまうんだろうなぁ。




食べかけの、それはいちごジャムサンドですか?