Johnny Guitar

2006年11月18日 | レッチリ/ジョン
ギター、機嫌良く練習してます。
お昼を食べるの忘れるくらい、楽しいです。
今日は主にジョン・フルシャンテ(from レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)の曲とかです。

ちなみに今日のタイトルに引っ掛けた、ニコラス・レイの映画『Johnny Guitar (邦題:大砂塵)』(1954)という暗~い西部劇も大好きです。
でも今日はジョン・フルシャンテのお話。


今ジョン関係で練習してる曲は2曲あって。
1曲目はソロの、今の所最新作になる『Curtains』(2005)から"The Past Rercedes"





この"The Past Rercedes" のね、コードストロークがなんかうまくいかない。いいカンジになんない。シンプルだし、きっとすっごい簡単なハズなんですけどね。
でもね、めっちゃ楽しいんです、弾いてると。

ジョンがギター弾いてるとこ見たことある人なら想像つくと思うんですが、この人、ギター弾く時ってその曲の中にかなり入り込んで弾くじゃないですか。例えば名作『Funky Monks』の "Breaking the Girl" のコード弾いてるシーンとか。


ここ、ここ、このシーン


陶酔してるっていうんですか?見てるだけで吸い込まれそうな迫力だけど、そこがね、すごく好きで、見てて超気持ちいいんです。で、弾いてると自分も思わずそうなっちゃうの。ジョンになっちゃう。それがまた楽しい(笑)でもこれは弾くだけでリズムが(私にとっては)、むずかしいから、弾きながら唄うのは一苦労なのです。がんばろ。

そう言えば、他のレッチリの曲のコードとかも探してみてビックリしたんですけど、この人の作る曲ってすごい簡単なコードしか使ってない場合が多いんですね。しかも2コード、3コードだけ、というのも多くて。もっと複雑なのかと思ってた。限られた数のシンプルなコードで、どこまで魅力的な曲に出来るかとか、自分に課してるのかなと思う位、シンプルに研ぎすまされていてて、ホント凄いや。


*  *  *


2曲目はレッチリ。最新作『Stadium Arcadium』(2006)から、1枚目のJupiter 収録の"Wet Sand"。この曲大大大好きんなんですよね~。ベタすぎるかな?





まずは歌詞の魅力も大きくて。これ、アンソニーがインタビューで言ってたけど、うまくいかなかった終わった恋について唄ってんですよね。とっても切ないのです。アンソニーの人生をリアルに感じれる歌詞が多いですよね、今作は。きゅーん。

Elementary Son, But It's So・・・

つーやつとかですね(悲)

Time to Go・・・You're the Best I Know

つーラインとかですね(泣)

You Don't Form in the Wet Sand
You Don't Form at All
I Do

つーとことかです。あぁ(哀)


で、曲の方はと言うと。この曲って3つのパートがあるんですよね。特に3つ目のパートが尋常じゃないって思っちゃう。2つ目のとこ♪My What a Good Day For a Walk Outside~♪に変わる瞬間もめちゃカッコよくて気持ちいいんですが、3つ目の先程歌詞を書いた♪You Don't Form in the Wet Sand ~ I Do~♪っていうとこですね、これだけ別の曲を持って来てひっつけたみたいな強引な力技なんですけど、コレがハマってましてねぇ。ゾクッと来ちゃいますよねぇ。弾くとさらにゾクッ、と。
で、全部のパート、コード展開が非常に美しくて(←これフリーも言ってた)弾いててハマるんですよ~。特に3つ目のパートにジョンをすごく感じて、弾いてて自分もすごい力入っちゃいます。ここも自分がジョンになっちゃうポイント。随分ギターがへたなジョンだけど(笑)



へぇ~、『Stadium Arcadium』ってかぁ 良さそー
今度聴こ



*  *  *


ジョンのギタープレイ、ギターに対する想い、音楽愛が、どれほど人の心を打つか、とっておきの映像があります(ファンの人にはお馴染みのものかな?)。

→Youtube

これ、海外のギター雑誌のオマケについてた(多分)映像なんですが、なんと、"Under the Bridge" のギタープレイを5つのパートに分け、詳細にその演奏、フィンガリング?を見せてくれます。しかも親切なことにはスローヴァージョンまで演ってくれる!ジョン本人が、ですよ。いわゆる本人出演の教材ビデオ。
私はこれ、ホントに宝物のように思っている映像なんです。
"Under the Bridge" のギターがこの世で一番好きなギタープレイかもしれませんので。

しかし、なんて素晴らしいのでしょうか。ギターだけで立派な芸術作品になってると思うんだけど。
・・・こんなの弾ける日、来るのかな(笑)

ギターを弾いてる時の指の動きってジョンに限らず、すごく美しいものだと思うんですけど、ジョンのはまた格別ですね。ホレボレしちゃいます。
ジョンはここでも曲の中に、ギターの演奏の中に入り込んでいて、そういうのをじっくり見れるのが堪らないんですよね、コレ。正規もんだから、映像も音もキレイだし。

はぁ。まさに You're the Best I Know・・・ って言いたくなります。
愛してますよ、ジョン・フルシャンテ。



この頃のジョンくらいの腕もないと思うけど
この頃のジョンくらいは楽しめているのではないかと
思われるのであります ワタクシはギターを





『Stadium Arcadium』(2006)

2006年05月10日 | レッチリ/ジョン
JUPITER(1枚目)と MARS(2枚目)、1周づつしたところの気持ち・・・。


レッチリを好きでいて、ヨカッタ。
音楽バカでいて、ヨカッタ。
素晴らしいペイ・オフ(報い・山分け)。
何か一つの事に夢中になると、時々こんな贈り物みたいな瞬間が待っていることがある。
最強の音楽バカたちから、最高の“音楽バカ“音楽。
聴いているとき、もう嬉しすぎて、キモチもカラダも飛び跳ねてる。
思わず奇声を発したくなるよ。大きな声で。
(うひょほーーー!)



今、レッチリを好きでいるのって、こんなに楽しい。
CDを開封し、まっさらのブックレットの中の、見たことない彼らの新しい写真を見る。
心がウキウキしまくって、昔、ブルーハーツに夢中だった頃に、同じ様にブックレットを見てウキウキしたことを思い出した。
今、生きているバンドを好きでいるのって、こんなに楽しい。


バンドって美しい。
レッチリって美しい。
そしてアンソニーがすべてだ。
フリーがどれだけぶっ飛ぶくらいカッチョ良いベースを弾こうとも
ジョンがいくらハッとさせられるような冴えまくったギターを弾こうとも
その2人がどれだけ最高で、チャドの“性格“なんかもっと最高でも
アンソニーなんだ。今回、強くそう思った。
アンソニーの、人生全てを背負った様な、力強い優しい悲しい情けない切ない温かい美しい「声」を聴いてると、理由なく泣きたくなるし、実際泣けて仕方ない。で、いっつも必ず力をもらったみたいになるんだ。


大切な音楽。
長く、長く、聴き続けよう。そーいうアルバムだ。
この新しい音を聴き込むということは、慣れちゃうということなので、なんだか勿体ない気持ちもするんだけど、やっぱり何度でも何度でも聴き込みたい。
真剣に集中しよう。神経を研ぎすまそう。感じよう。
この大切な音楽を、自分の中に取り込んで
この大切な音楽と、一緒になろう。

うん、サイコーのサイコーのサイコーだぁ!



そしてフルシャンテ

2006年02月03日 | レッチリ/ジョン


並べてみました。
左上から順に髪が伸びていってるの、分かるでしょうか 笑
ジョン・フルシャンテ。35歳。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリスト。
短髪も長髪もイケるんです。


ジョンが好きです。
私にとってジョンって言えばフルシャンテなんです。それくらい愛してますってことです。

2004年、彼はソロ名義の作品を、連続6作品リリースを予告して、なんと達成してしまいました。ラストの作品は2005年になってしまったけど、その2004年に、連続リリースの前に1つ作品を別にリリースしているので、問題ナシ!かな。

このように今めちゃめちゃノッてて誰も彼を止められないんですけど、つい10年位前は世間から見れば一介のジャンキーに過ぎない程落ちぶれていました。本人は落ちぶれたり、ジャンキーだったりという自意識はなかったようですが。
その当時の写真などを見れば、酷いんですよね。かなり状態が。
その時の傷跡が、実際目に見える形で彼の身体に残っています。右腕がケロイド状に焼けただれています。ドラッグの仕様跡。あと、歯も総入れ歯ですよね。(鼻が以前より潰れているのはなんでだろう??)
そんな感じで満身創痍。まぁ、全部自分の責任なのですけど。

そんなボロボロの人が、レッチリに復活した時、バンドの方も全員ボロボロだったんですよね。
アンソニーも様々な問題を抱えつつ、ドラッグでボロボロ、フリーもバンドに嫌気がさし、一時脱退までした。
だから、1999年の『Californication』での、それぞれの傷を、弱さを正直にさらけ出し、また出発する姿に、その格好の悪さ、その真剣な悪あがきに、そしてその音楽の美しさに感動を覚えざるを得なかったし、それは一大事件とでも言っていいような、夢のような出来事で、まさかの復活劇でした。
そしてメンバー達は、お互いを思いやることを覚え、創作やインプロヴィゼーションの上ではバチバチに闘って、愛とユニティの名の元、2002年、傑作『By The Way』を発表。
そして2006年、これまで以上にバンド内の調子も感度も最高潮!らしい中、新作の発表を世界が待っている、と。
こんなに新作に関して、楽しみにしているバンドって他にないです。
その音楽がやっぱり一番に来るんですけど、バンドの周りのそういった話や事細かいエピソードなどに関しても、もう伝説として崇めているというか。
勝手なこと言わせてもらったら、レッチリは「ウチらのストーンズ」って感じです。世代的に、ね。



ジョンのファンサイトでジョンの自宅で撮ったと思わしき去年の作品のPV観れます。私最近知りました。
Diverse→Video→2ページ目の最後。“The Past Recedes“ Video Clipってヤツです。
多分(というのも、確証はないんですが99%そうでしょう)自宅なんですよ、ジョンの。これがまたサイコーに“ジョン“な、なんともイイ家なんです。
CD棚にCDガーッ、真空管アンプズラーッ、座り心地バツグンそうなデッケェソファ、アンティークらしき調度品の数々、エェギターズラーッ。全部が趣味えぇのぉーって感じで。でもってシンプル。全く過剰な装飾無し。
こういうテイスト大好きです。がつんとシンプル・ライフ。
ジョンは脳みその殆どが音楽のことで出来ているらしいですから、つまりはそういう気持ちのいい家です。
場所は多分L.A.の郊外、山の上。プールなんかもあっちゃったりして。
随分穏やかになったジョンのプライベート(を演技してるとこ)を観れます。
食事してる時の眼鏡姿とか、電話かけてる時のかわいい仕草とか、ファンならツコッミどころ満載の大満足PVです。
ちょっとした宝ものです。


今は坊主なんだろか?長いんだろか?




フルシャンテ→ロイ・ウッド

2006年02月02日 | レッチリ/ジョン
Billboard.comの1/19付けの記事によると、レッチリの新作にはアンソニー曰く

「初期のビーチ・ボーイズ風や初期エレクトリック・ライト・オーケストラ風なとこも」

だって。
どんなんやねんっ!!と、独りごちながらも、このアルバムを久々に聴き返してみる。


Electric Light Orchestra 『No Answer』(1972)


で、思った事。
ジョン・フルシャンテって、ロイ・ウッド!

そのマッド・ミュージシャンな奇人振り(褒め言葉)とか、2人の曲が持つ強迫観念具合とかがよく似てる。
それだけでなく、好みの音楽のテイストも妙に似てるんじゃないかなぁ。ドゥ・ワップ好きなとことか。
“First Movement“のギターとかジョンが弾いてるって言ってもおかしくない。
ジョン、そのうち変なメイクでもしだすんじゃないか。
あ、もうソロの1stジャケでやってたっけ w。
曲が全部頭の中で出来上がってる人の曲って、何だかやっぱり独特。
そして私はそういう人の作る音楽も、すごく好き。

で、ジョンの中のロイ・ウッド成分をも少し知りたくて、The Moveの『The Move』と『Shazam』の2in1のCDをiTunesに入れて聴いてみる。


The Move『The Move』(1968)

おっほー♪やっぱムーヴ、サイコだわーーーー!!!
ヤバヤバ。良すぎてヤバい、コレは。
これも久々に聴いたから、なんかビビッドに響くよ、身体に。心に。
いやぁ、ヤバイ。なんでこんなにいいんだ。
すっかり頭の中にお花が咲いてしまった。

ふ~。スゲかった。
結局ジョンのロイ・ウッド説、ちょっとした気のせいかもしんないけど、最近ジョンのソロを聴きまくっていて、その耳でELOの1stを聴いたら、そう思いました。
とにかく、何にしても、今はコレが本当に楽しみで、楽しみで。
5月に発売のレッチリのニュー・アルバム『Stadium Arcadium』。
ちょっとした、ニュースやインタビューにも右往左往してしまいます。


みんなイイ顔!