とうとう最終日がやってきた。起きるとまたもやまぶたがパンッパンに腫れている!
だけどそれほど疲れておらず、この日も前の日と同じくらいタップリ寝たし、ストレッチして、さぁ元気に出かけるぞーと思いきや、朝から雨振ってた!
でもへこたれずに「雨のサマソニもどんなカンジか見てやろう、楽しんでやろうじゃないか」という気分で余裕アリ。もう最終日だし、2日間乗り切った自信が生んだ余裕だったと思います。黄色い上下のレインコート着て出発!
でも結局ちょい出遅れて、ちょっと観ようかなと思っていた PAOLO NUTINI は観れず。
そして会場に着いた頃には雨は小降りでまだ時々降ってたけど、スカイ・ステージに向かい、コイツらが始まる頃には止んだ!
13:20~
MANDO DIAO
そう、マンドゥ・ディアオです、オーイェー!1st時、大好きで初来日のサマソニん時も観てすっごい良かったのだけど、そっから以降ご無沙汰しておりました。今年出た新作買って、それがなかなかの出来だったんで期待してたんだけど・・・いやぁー良かった!いいバンドになってたのねー、つくづく!初期の勢いだけでなく、その後のちょっと曲に凝ったりした時期も経て、シンプルにバンド然としててすっごくいい状態にいると思った!そしてビョルンがまた一段と男前になってて・・・ホレてまうやろーー!ってカンジで(笑)そんなかっこいいビョルンとグスタフが1本のマイクを分け合って何曲も歌ってましたが、いつまで経っても仲がいい所もまた微笑ましいな。いいコンビですね。
で、で、セット中頃、出ましたビョルンの代表曲 ”The Band”!嬉しすぎてマジ泣けた!ハッピーすぎ!ホント最高の曲です。目の前では激しい、だけどハッピーそうなモッシュの嵐が!私も1歩引いて巻き込まれないようにしながら、でも暴れる!泣きながら!
と言う訳で、3日目は初っぱなからもうかなりの大満足!
マンドゥ後、食事ターイム。この日は雨か曇りばかりでちょい涼しかったので、あったかいものを、とトムヤムクン・ラーメン(@昨日の美味しかった方のタイ料理屋)と大阪サマソニ名物(にしたいらしい)サマソニ・ドッグ。これは直径60、70cmくらいある長~いホットドッグ。でもあんまり美味しくなかったぞ~。
というわけで今回のサマソニは食事はスケジュール上、1日1回となり、そして1回に2食を食べておく!という意地汚さ振りも通常通り発揮!(普段から途中でお腹空くことが異常に恐い)
15:20~
BIRDY NAM NAM
そして今回初めてダンス・ステージへ。このダンス・ステージ、同じインドアのソニック・ステージより随分小さいのですね。規制がかかってお目当てのメトロノミーが観れないと困るのでメトロノミー始まるまで中で休憩しようと思って早めに入ったのですが!やってくれましたぜ、バーディ・ナムナム!いや、全然知らなかったんだけど!(笑)
まぁ事前にフランスのDJ集団だってことくらいは調べて知っていたのですが、いやー、これが気持ちいいのなんの!なんでもフランスきってのバカテクDJ4人組らしくって、休憩させてくんないんですよね~。気がつきゃ座ってるのが立ちだして、そして後ろからどんどん前の方に行ってて、で、もー1人踊り狂っておりました。ホント周りの若い子たちよりよっぽどブイブイ踊ってきてやりましたぜ(苦笑)めーっちゃくちゃ気持ちよくて、今回のサマソニ3日間で、まぁ音楽性がそうってことが大きいんだけど、一番踊った!超満足!
2日目のジェニー・ルイスと、このバーディー・ナムナムはわたくし内で「知らなかったですが最高だったで賞」をお送り致します!ありがとう!
16:40~
METRONOMY
そんな訳で思わず踊らされ、最高に楽しかったバーディ・ナムナムの次は本日のお目当てメトロノミー。期待が大きい分、つまんなかったらどうしよう・・マンドゥ、ナムナムと今まで良かっただけに・・・なんてそわそわしながらもさっきの勢いで気がつきゃちゃっかり最前キープ。さぁ果たして・・・これが・・・メトロノミーが・・・またまた最高によかった・・・(絶句)!
なんなの3日目!?当たりすぎじゃない?ってくらいすんごい良い流れ。
メトロノミー。まずビックリしたのが、え、メンバー変わってるじゃん、ってこと!元々がジョゼフ・マウントのソロ・プロジェクトが発端だからメンバー・チェンジがあっても大したことないのかもだけど、野郎3人から1人抜けて、野郎2人+中性的な黒人男性ベーシスト+白人女性ドラマーにチェンジだなんてインパクトあるわー。しかもみんなお揃いの服に電球首からぶら下げて、クラフトワークとかディーヴォみたいなカンジで、ダンスというか曲のアクションとかキメキメで、視覚的にもすっごい面白かった。彼らが新メンバーなのか、ツアー・メンバーなのか定かではありませんが、その黒人ベーシストも、女性ドラマーも、キッチュでファニーで、すっぽりとメトロノミーの個性にハマってて、メトロノミー、こういう展開もアリだなってワクワクしました。
そして何はともあれフロントマンのジョゼフ・マウントです。図体デカイのにピッチピチのお揃いの服の着こなし方がまたそのセンスがかわいかったり、MCの身振り手振りもどこか現代日本の若者っぽいとこあって、なんかどこかくすぐられるし、そして何より今、この目の前で繰り広げられているヘンチクリンで笑えてでもとっても心が高揚する音楽を一人で作った男、ということで、とてもとても興味深く、なんというか結果、すっごい気になるヒトとなりました!(この日のホレてまうやろー!2)
とにかく元々彼らの08年作『Nights Out』は去年の私のベスト3に入るお気に入り盤だったのですが、あの音が目の前で、変な踊り付きで寸分違わず再現されている様に感動を覚えた!こうなりゃあ付いて行くぜぇ、メトロノミーさんよぉ!
18:30~
CSS
そんなわけで大大満足続きが倍々ゲームで続いて行くような展開に軽い目眩を覚えるこの日(笑)。元々はこのサマソニ09自体の自分的メインにも捉えていたCSSなのですが、2ndの曲1,2曲と激フェイバリッツ”Let's Make Love And Listen To Death From Above”を聴いたら満足しきってしまって、もう1つの自分的メインであった方を見に行くことがなんか正解のように直感で思われ、その直感を信じ、ゴキゲンのままCSSを途中で後にしたのでした。
でもラブフォックスたん、やっぱりおもろかわいかったよー。歌が終わると苦しそうに「オニギリ、タベスギター」言うてました(笑)
19:15~
THE SPECIALS
その直感で選んだのがスペシャルズ!これまで全て最高によかった3日目、この日のシメはこれ以上ないだろうってくらい最高の夜を作ってくれました!スペシャルズが!!
元々はCSS最後まで観てから2,3曲でもいいからスペシャルズを観に行こうと思っていたのですが、さっき書いたように直感に従いスペシャルズの為にCSSを早く引き上げてきたため、走る!雨でドッロドロにぬかるんだスカイ・ステージまでの道のり!履いてたのがクロックスでよかったです。汚れ気にしなくていいもんね。最強に汚れたけど!
で、スカイ・ステージに着くとまだ始まってなかった!ラッキー!昨日の件もあるのでちょい後ろで立ち位置をセット。これがまた始まったら知らないうちに随分前の方に移動しておりましたが(笑)
そしてあぁ、あのスペシャルズのライブをなんて文字で書いたらその素晴らしさがほんの少しでも伝わるんだろう。
とにかく圧巻だった。目を閉じればあのステージが、スペシャルズの面々がステージ上に居た(という事実が日が過ぎるたびに信じがたくなってきてしまう)あの光景が蘇ってきます。その光景が全く衝撃だったんですよね。圧倒されるというのは、こういうことなんでしょう。
まぁライブ自体もただただ文句ナシ! ”Little Bitch”、”Too Much Too Young” で踊りまくり、”A Message To You Rudy” のイントロのハーモニカでなぜか泣きまくり。
私は今まで再結成とかリユニオンとかに対して全く良い感情を持っていなかったのですが、1日目のヴァセリンズにしても全くそうなんだけど、ここまで完成度高く、っていうかブランクを全く感じさせないバッリバリの現役感でライブをしてくれるのなら、全然アリでしょう!もうこれ以上盛り上がれないよってくらい、1曲1曲最高に盛り上がりました。最高のパーティー・バンドです。
あと個人的忘れがたいポイントとしては、ライブ中、黒人の方のMCのアゲアゲ役の人がシャツにメンバー全員のサインを書かせてそのシャツをプレゼントで我々オーディエンスの方に投げ込むと、負けじとテリー・ホールが、それまでに「今日はご機嫌だから」という理由で脱いでいた靴と靴下、その靴下の方にチュッチュと何回もキスをしてこちらに投げ込んだこと!サインシャツと比べてうれしくなーい(笑)テリー・ホール、ずっと笑わないんだけど、だけど彼なりにゴキゲンみたいで、中年太り+二日酔いのオヤジ・ルックスなんだけどなんかすっごいキュートだったです。MCも「今日は(日曜は)メンバー誰々の誕生日だ(客席ワー)、そして明日は・・・月曜だ(客席超苦笑い)」っていう英国式笑えない冗談ばっか言ってた(笑)フェスの日曜の夜で一番言ってはいけない言葉、それは「月曜」でしょ(笑)でもホント人間臭かった。今まで抱いていたイメージと違った。そこがまた最高に素敵でした(この日のホレてまうやろー!3)。
というわけで、最終日の3日目はもう最高に文句なしの、恐いくらいハッピーな日でした。
この全てがベストだった3日目のベスト・オブ・ベストはスペシャルズに決定!!
そしてサマソニ3日間全体でもスペシャルズが私のベスト・アクトです!!!
2日目に書いた周りの観客に対する不満とかこれっぽちもなくただただ音楽だけに集中出来たのがすっごい良かったです!
****今回のまとめ****
今年のサマソニはタイムテーブルとにらめっこして決めたスケジュールが、たまたまなのか、元々仕組まれていた罠の内の1つにハマってしまったのか(笑)、1日目はオルタナティブ・ロック、2日目はUKロック、3日目はダンス/エレクトロニカと自然に大まかなテーマがまとまっていたことが結果、日ごとでメリハリがついて大変よかったと思います。
今年はサマソニ10周年!ということで会場内には今までの10年分のポスターが貼ってありました。それを見ると自分は2003年、2004年、2005年のサマソニを観ていると判明。その前の2001年、2002年はフジロックに行きました。その頃は単独もちょこちょこ行ってたし。ただこの3、4年環境の変化や諸々でライブ離れが進んでいたのですが、でもやっぱり1年に1回あるいは2年に1回でもいいので生を、ライブを、出来ればフェスを、体験しなくちゃいかんなぁと強く実感しました。
例えばメトロノミーなんかメンバー変わってたりとかいう生の動きが早々に知ることが出来、で、新メンバーとのケミストリーはどうなんだ、とか、バンドの現在の状況がダイレクトに分かって、そういうのを目撃するのってなんか面白い。わくわくする。バンドは生もの。変化していくし、ある日突然なくなったりもする。調子良い時も悪い時もある。だけどこんなけ大量に色んなバンドがワンサカ日本まで来てくれて、一時を共有しようと、激しいビート、素敵なメロディを奏でてくれる。うまく書けないけど、それはとても、いいもんだなぁと思う。なんか今更な話ですが…。
あと、頭でごちゃごちゃ考えたり、理屈こねたりすることが、何の効力もない事が身体で分かりました。やっぱり時には「体感」しなくちゃいけないんだなぁ、と。頭より身体で感じたことの方がより、いいものだと思うので。Don't Think, Feel It !!
音楽に対峙することがこんなに素晴らしいことだったなんて、忘れたつもりはなかったけど、でも忘れていましたよ。
まぁそんなこんなで今年のサマソニも終わってしまいました(とっくの昔に!)が、このサマソニ09大阪は想像以上に楽しむ事が出来て、想い出タップリ、思い入れガッツリの、忘れられないものとなりました!
自分でも読むのがしんどくなっちゃうようなこんな長文を最後までちゃんと読んで下さった方がいらしたら、どうもありがとう!
だけどそれほど疲れておらず、この日も前の日と同じくらいタップリ寝たし、ストレッチして、さぁ元気に出かけるぞーと思いきや、朝から雨振ってた!
でもへこたれずに「雨のサマソニもどんなカンジか見てやろう、楽しんでやろうじゃないか」という気分で余裕アリ。もう最終日だし、2日間乗り切った自信が生んだ余裕だったと思います。黄色い上下のレインコート着て出発!
でも結局ちょい出遅れて、ちょっと観ようかなと思っていた PAOLO NUTINI は観れず。
そして会場に着いた頃には雨は小降りでまだ時々降ってたけど、スカイ・ステージに向かい、コイツらが始まる頃には止んだ!
13:20~
MANDO DIAO
そう、マンドゥ・ディアオです、オーイェー!1st時、大好きで初来日のサマソニん時も観てすっごい良かったのだけど、そっから以降ご無沙汰しておりました。今年出た新作買って、それがなかなかの出来だったんで期待してたんだけど・・・いやぁー良かった!いいバンドになってたのねー、つくづく!初期の勢いだけでなく、その後のちょっと曲に凝ったりした時期も経て、シンプルにバンド然としててすっごくいい状態にいると思った!そしてビョルンがまた一段と男前になってて・・・ホレてまうやろーー!ってカンジで(笑)そんなかっこいいビョルンとグスタフが1本のマイクを分け合って何曲も歌ってましたが、いつまで経っても仲がいい所もまた微笑ましいな。いいコンビですね。
で、で、セット中頃、出ましたビョルンの代表曲 ”The Band”!嬉しすぎてマジ泣けた!ハッピーすぎ!ホント最高の曲です。目の前では激しい、だけどハッピーそうなモッシュの嵐が!私も1歩引いて巻き込まれないようにしながら、でも暴れる!泣きながら!
と言う訳で、3日目は初っぱなからもうかなりの大満足!
マンドゥ後、食事ターイム。この日は雨か曇りばかりでちょい涼しかったので、あったかいものを、とトムヤムクン・ラーメン(@昨日の美味しかった方のタイ料理屋)と大阪サマソニ名物(にしたいらしい)サマソニ・ドッグ。これは直径60、70cmくらいある長~いホットドッグ。でもあんまり美味しくなかったぞ~。
というわけで今回のサマソニは食事はスケジュール上、1日1回となり、そして1回に2食を食べておく!という意地汚さ振りも通常通り発揮!(普段から途中でお腹空くことが異常に恐い)
15:20~
BIRDY NAM NAM
そして今回初めてダンス・ステージへ。このダンス・ステージ、同じインドアのソニック・ステージより随分小さいのですね。規制がかかってお目当てのメトロノミーが観れないと困るのでメトロノミー始まるまで中で休憩しようと思って早めに入ったのですが!やってくれましたぜ、バーディ・ナムナム!いや、全然知らなかったんだけど!(笑)
まぁ事前にフランスのDJ集団だってことくらいは調べて知っていたのですが、いやー、これが気持ちいいのなんの!なんでもフランスきってのバカテクDJ4人組らしくって、休憩させてくんないんですよね~。気がつきゃ座ってるのが立ちだして、そして後ろからどんどん前の方に行ってて、で、もー1人踊り狂っておりました。ホント周りの若い子たちよりよっぽどブイブイ踊ってきてやりましたぜ(苦笑)めーっちゃくちゃ気持ちよくて、今回のサマソニ3日間で、まぁ音楽性がそうってことが大きいんだけど、一番踊った!超満足!
2日目のジェニー・ルイスと、このバーディー・ナムナムはわたくし内で「知らなかったですが最高だったで賞」をお送り致します!ありがとう!
16:40~
METRONOMY
そんな訳で思わず踊らされ、最高に楽しかったバーディ・ナムナムの次は本日のお目当てメトロノミー。期待が大きい分、つまんなかったらどうしよう・・マンドゥ、ナムナムと今まで良かっただけに・・・なんてそわそわしながらもさっきの勢いで気がつきゃちゃっかり最前キープ。さぁ果たして・・・これが・・・メトロノミーが・・・またまた最高によかった・・・(絶句)!
なんなの3日目!?当たりすぎじゃない?ってくらいすんごい良い流れ。
メトロノミー。まずビックリしたのが、え、メンバー変わってるじゃん、ってこと!元々がジョゼフ・マウントのソロ・プロジェクトが発端だからメンバー・チェンジがあっても大したことないのかもだけど、野郎3人から1人抜けて、野郎2人+中性的な黒人男性ベーシスト+白人女性ドラマーにチェンジだなんてインパクトあるわー。しかもみんなお揃いの服に電球首からぶら下げて、クラフトワークとかディーヴォみたいなカンジで、ダンスというか曲のアクションとかキメキメで、視覚的にもすっごい面白かった。彼らが新メンバーなのか、ツアー・メンバーなのか定かではありませんが、その黒人ベーシストも、女性ドラマーも、キッチュでファニーで、すっぽりとメトロノミーの個性にハマってて、メトロノミー、こういう展開もアリだなってワクワクしました。
そして何はともあれフロントマンのジョゼフ・マウントです。図体デカイのにピッチピチのお揃いの服の着こなし方がまたそのセンスがかわいかったり、MCの身振り手振りもどこか現代日本の若者っぽいとこあって、なんかどこかくすぐられるし、そして何より今、この目の前で繰り広げられているヘンチクリンで笑えてでもとっても心が高揚する音楽を一人で作った男、ということで、とてもとても興味深く、なんというか結果、すっごい気になるヒトとなりました!(この日のホレてまうやろー!2)
とにかく元々彼らの08年作『Nights Out』は去年の私のベスト3に入るお気に入り盤だったのですが、あの音が目の前で、変な踊り付きで寸分違わず再現されている様に感動を覚えた!こうなりゃあ付いて行くぜぇ、メトロノミーさんよぉ!
18:30~
CSS
そんなわけで大大満足続きが倍々ゲームで続いて行くような展開に軽い目眩を覚えるこの日(笑)。元々はこのサマソニ09自体の自分的メインにも捉えていたCSSなのですが、2ndの曲1,2曲と激フェイバリッツ”Let's Make Love And Listen To Death From Above”を聴いたら満足しきってしまって、もう1つの自分的メインであった方を見に行くことがなんか正解のように直感で思われ、その直感を信じ、ゴキゲンのままCSSを途中で後にしたのでした。
でもラブフォックスたん、やっぱりおもろかわいかったよー。歌が終わると苦しそうに「オニギリ、タベスギター」言うてました(笑)
19:15~
THE SPECIALS
その直感で選んだのがスペシャルズ!これまで全て最高によかった3日目、この日のシメはこれ以上ないだろうってくらい最高の夜を作ってくれました!スペシャルズが!!
元々はCSS最後まで観てから2,3曲でもいいからスペシャルズを観に行こうと思っていたのですが、さっき書いたように直感に従いスペシャルズの為にCSSを早く引き上げてきたため、走る!雨でドッロドロにぬかるんだスカイ・ステージまでの道のり!履いてたのがクロックスでよかったです。汚れ気にしなくていいもんね。最強に汚れたけど!
で、スカイ・ステージに着くとまだ始まってなかった!ラッキー!昨日の件もあるのでちょい後ろで立ち位置をセット。これがまた始まったら知らないうちに随分前の方に移動しておりましたが(笑)
そしてあぁ、あのスペシャルズのライブをなんて文字で書いたらその素晴らしさがほんの少しでも伝わるんだろう。
とにかく圧巻だった。目を閉じればあのステージが、スペシャルズの面々がステージ上に居た(という事実が日が過ぎるたびに信じがたくなってきてしまう)あの光景が蘇ってきます。その光景が全く衝撃だったんですよね。圧倒されるというのは、こういうことなんでしょう。
まぁライブ自体もただただ文句ナシ! ”Little Bitch”、”Too Much Too Young” で踊りまくり、”A Message To You Rudy” のイントロのハーモニカでなぜか泣きまくり。
私は今まで再結成とかリユニオンとかに対して全く良い感情を持っていなかったのですが、1日目のヴァセリンズにしても全くそうなんだけど、ここまで完成度高く、っていうかブランクを全く感じさせないバッリバリの現役感でライブをしてくれるのなら、全然アリでしょう!もうこれ以上盛り上がれないよってくらい、1曲1曲最高に盛り上がりました。最高のパーティー・バンドです。
あと個人的忘れがたいポイントとしては、ライブ中、黒人の方のMCのアゲアゲ役の人がシャツにメンバー全員のサインを書かせてそのシャツをプレゼントで我々オーディエンスの方に投げ込むと、負けじとテリー・ホールが、それまでに「今日はご機嫌だから」という理由で脱いでいた靴と靴下、その靴下の方にチュッチュと何回もキスをしてこちらに投げ込んだこと!サインシャツと比べてうれしくなーい(笑)テリー・ホール、ずっと笑わないんだけど、だけど彼なりにゴキゲンみたいで、中年太り+二日酔いのオヤジ・ルックスなんだけどなんかすっごいキュートだったです。MCも「今日は(日曜は)メンバー誰々の誕生日だ(客席ワー)、そして明日は・・・月曜だ(客席超苦笑い)」っていう英国式笑えない冗談ばっか言ってた(笑)フェスの日曜の夜で一番言ってはいけない言葉、それは「月曜」でしょ(笑)でもホント人間臭かった。今まで抱いていたイメージと違った。そこがまた最高に素敵でした(この日のホレてまうやろー!3)。
というわけで、最終日の3日目はもう最高に文句なしの、恐いくらいハッピーな日でした。
この全てがベストだった3日目のベスト・オブ・ベストはスペシャルズに決定!!
そしてサマソニ3日間全体でもスペシャルズが私のベスト・アクトです!!!
2日目に書いた周りの観客に対する不満とかこれっぽちもなくただただ音楽だけに集中出来たのがすっごい良かったです!
****今回のまとめ****
今年のサマソニはタイムテーブルとにらめっこして決めたスケジュールが、たまたまなのか、元々仕組まれていた罠の内の1つにハマってしまったのか(笑)、1日目はオルタナティブ・ロック、2日目はUKロック、3日目はダンス/エレクトロニカと自然に大まかなテーマがまとまっていたことが結果、日ごとでメリハリがついて大変よかったと思います。
今年はサマソニ10周年!ということで会場内には今までの10年分のポスターが貼ってありました。それを見ると自分は2003年、2004年、2005年のサマソニを観ていると判明。その前の2001年、2002年はフジロックに行きました。その頃は単独もちょこちょこ行ってたし。ただこの3、4年環境の変化や諸々でライブ離れが進んでいたのですが、でもやっぱり1年に1回あるいは2年に1回でもいいので生を、ライブを、出来ればフェスを、体験しなくちゃいかんなぁと強く実感しました。
例えばメトロノミーなんかメンバー変わってたりとかいう生の動きが早々に知ることが出来、で、新メンバーとのケミストリーはどうなんだ、とか、バンドの現在の状況がダイレクトに分かって、そういうのを目撃するのってなんか面白い。わくわくする。バンドは生もの。変化していくし、ある日突然なくなったりもする。調子良い時も悪い時もある。だけどこんなけ大量に色んなバンドがワンサカ日本まで来てくれて、一時を共有しようと、激しいビート、素敵なメロディを奏でてくれる。うまく書けないけど、それはとても、いいもんだなぁと思う。なんか今更な話ですが…。
あと、頭でごちゃごちゃ考えたり、理屈こねたりすることが、何の効力もない事が身体で分かりました。やっぱり時には「体感」しなくちゃいけないんだなぁ、と。頭より身体で感じたことの方がより、いいものだと思うので。Don't Think, Feel It !!
音楽に対峙することがこんなに素晴らしいことだったなんて、忘れたつもりはなかったけど、でも忘れていましたよ。
まぁそんなこんなで今年のサマソニも終わってしまいました(とっくの昔に!)が、このサマソニ09大阪は想像以上に楽しむ事が出来て、想い出タップリ、思い入れガッツリの、忘れられないものとなりました!
自分でも読むのがしんどくなっちゃうようなこんな長文を最後までちゃんと読んで下さった方がいらしたら、どうもありがとう!