Summer Sonic 09 Osaka 8/9(日)DAY 3

2009年08月18日 | LIVE
とうとう最終日がやってきた。起きるとまたもやまぶたがパンッパンに腫れている!
だけどそれほど疲れておらず、この日も前の日と同じくらいタップリ寝たし、ストレッチして、さぁ元気に出かけるぞーと思いきや、朝から雨振ってた!
でもへこたれずに「雨のサマソニもどんなカンジか見てやろう、楽しんでやろうじゃないか」という気分で余裕アリ。もう最終日だし、2日間乗り切った自信が生んだ余裕だったと思います。黄色い上下のレインコート着て出発!

でも結局ちょい出遅れて、ちょっと観ようかなと思っていた PAOLO NUTINI は観れず。
そして会場に着いた頃には雨は小降りでまだ時々降ってたけど、スカイ・ステージに向かい、コイツらが始まる頃には止んだ!

13:20~
MANDO DIAO


そう、マンドゥ・ディアオです、オーイェー!1st時、大好きで初来日のサマソニん時も観てすっごい良かったのだけど、そっから以降ご無沙汰しておりました。今年出た新作買って、それがなかなかの出来だったんで期待してたんだけど・・・いやぁー良かった!いいバンドになってたのねー、つくづく!初期の勢いだけでなく、その後のちょっと曲に凝ったりした時期も経て、シンプルにバンド然としててすっごくいい状態にいると思った!そしてビョルンがまた一段と男前になってて・・・ホレてまうやろーー!ってカンジで(笑)そんなかっこいいビョルンとグスタフが1本のマイクを分け合って何曲も歌ってましたが、いつまで経っても仲がいい所もまた微笑ましいな。いいコンビですね。
で、で、セット中頃、出ましたビョルンの代表曲 ”The Band”!嬉しすぎてマジ泣けた!ハッピーすぎ!ホント最高の曲です。目の前では激しい、だけどハッピーそうなモッシュの嵐が!私も1歩引いて巻き込まれないようにしながら、でも暴れる!泣きながら!
と言う訳で、3日目は初っぱなからもうかなりの大満足!


マンドゥ後、食事ターイム。この日は雨か曇りばかりでちょい涼しかったので、あったかいものを、とトムヤムクン・ラーメン(@昨日の美味しかった方のタイ料理屋)と大阪サマソニ名物(にしたいらしい)サマソニ・ドッグ。これは直径60、70cmくらいある長~いホットドッグ。でもあんまり美味しくなかったぞ~。
というわけで今回のサマソニは食事はスケジュール上、1日1回となり、そして1回に2食を食べておく!という意地汚さ振りも通常通り発揮!(普段から途中でお腹空くことが異常に恐い)


15:20~
BIRDY NAM NAM


そして今回初めてダンス・ステージへ。このダンス・ステージ、同じインドアのソニック・ステージより随分小さいのですね。規制がかかってお目当てのメトロノミーが観れないと困るのでメトロノミー始まるまで中で休憩しようと思って早めに入ったのですが!やってくれましたぜ、バーディ・ナムナム!いや、全然知らなかったんだけど!(笑)
まぁ事前にフランスのDJ集団だってことくらいは調べて知っていたのですが、いやー、これが気持ちいいのなんの!なんでもフランスきってのバカテクDJ4人組らしくって、休憩させてくんないんですよね~。気がつきゃ座ってるのが立ちだして、そして後ろからどんどん前の方に行ってて、で、もー1人踊り狂っておりました。ホント周りの若い子たちよりよっぽどブイブイ踊ってきてやりましたぜ(苦笑)めーっちゃくちゃ気持ちよくて、今回のサマソニ3日間で、まぁ音楽性がそうってことが大きいんだけど、一番踊った!超満足!
2日目のジェニー・ルイスと、このバーディー・ナムナムはわたくし内で「知らなかったですが最高だったで賞」をお送り致します!ありがとう!

16:40~
METRONOMY


そんな訳で思わず踊らされ、最高に楽しかったバーディ・ナムナムの次は本日のお目当てメトロノミー。期待が大きい分、つまんなかったらどうしよう・・マンドゥ、ナムナムと今まで良かっただけに・・・なんてそわそわしながらもさっきの勢いで気がつきゃちゃっかり最前キープ。さぁ果たして・・・これが・・・メトロノミーが・・・またまた最高によかった・・・(絶句)!
なんなの3日目!?当たりすぎじゃない?ってくらいすんごい良い流れ。
メトロノミー。まずビックリしたのが、え、メンバー変わってるじゃん、ってこと!元々がジョゼフ・マウントのソロ・プロジェクトが発端だからメンバー・チェンジがあっても大したことないのかもだけど、野郎3人から1人抜けて、野郎2人+中性的な黒人男性ベーシスト+白人女性ドラマーにチェンジだなんてインパクトあるわー。しかもみんなお揃いの服に電球首からぶら下げて、クラフトワークとかディーヴォみたいなカンジで、ダンスというか曲のアクションとかキメキメで、視覚的にもすっごい面白かった。彼らが新メンバーなのか、ツアー・メンバーなのか定かではありませんが、その黒人ベーシストも、女性ドラマーも、キッチュでファニーで、すっぽりとメトロノミーの個性にハマってて、メトロノミー、こういう展開もアリだなってワクワクしました。
そして何はともあれフロントマンのジョゼフ・マウントです。図体デカイのにピッチピチのお揃いの服の着こなし方がまたそのセンスがかわいかったり、MCの身振り手振りもどこか現代日本の若者っぽいとこあって、なんかどこかくすぐられるし、そして何より今、この目の前で繰り広げられているヘンチクリンで笑えてでもとっても心が高揚する音楽を一人で作った男、ということで、とてもとても興味深く、なんというか結果、すっごい気になるヒトとなりました!(この日のホレてまうやろー!2)
とにかく元々彼らの08年作『Nights Out』は去年の私のベスト3に入るお気に入り盤だったのですが、あの音が目の前で、変な踊り付きで寸分違わず再現されている様に感動を覚えた!こうなりゃあ付いて行くぜぇ、メトロノミーさんよぉ!


18:30~
CSS


そんなわけで大大満足続きが倍々ゲームで続いて行くような展開に軽い目眩を覚えるこの日(笑)。元々はこのサマソニ09自体の自分的メインにも捉えていたCSSなのですが、2ndの曲1,2曲と激フェイバリッツ”Let's Make Love And Listen To Death From Above”を聴いたら満足しきってしまって、もう1つの自分的メインであった方を見に行くことがなんか正解のように直感で思われ、その直感を信じ、ゴキゲンのままCSSを途中で後にしたのでした。
でもラブフォックスたん、やっぱりおもろかわいかったよー。歌が終わると苦しそうに「オニギリ、タベスギター」言うてました(笑)


19:15~
THE SPECIALS


その直感で選んだのがスペシャルズ!これまで全て最高によかった3日目、この日のシメはこれ以上ないだろうってくらい最高の夜を作ってくれました!スペシャルズが!!
元々はCSS最後まで観てから2,3曲でもいいからスペシャルズを観に行こうと思っていたのですが、さっき書いたように直感に従いスペシャルズの為にCSSを早く引き上げてきたため、走る!雨でドッロドロにぬかるんだスカイ・ステージまでの道のり!履いてたのがクロックスでよかったです。汚れ気にしなくていいもんね。最強に汚れたけど!
で、スカイ・ステージに着くとまだ始まってなかった!ラッキー!昨日の件もあるのでちょい後ろで立ち位置をセット。これがまた始まったら知らないうちに随分前の方に移動しておりましたが(笑)
そしてあぁ、あのスペシャルズのライブをなんて文字で書いたらその素晴らしさがほんの少しでも伝わるんだろう。
とにかく圧巻だった。目を閉じればあのステージが、スペシャルズの面々がステージ上に居た(という事実が日が過ぎるたびに信じがたくなってきてしまう)あの光景が蘇ってきます。その光景が全く衝撃だったんですよね。圧倒されるというのは、こういうことなんでしょう。
まぁライブ自体もただただ文句ナシ! ”Little Bitch”、”Too Much Too Young” で踊りまくり、”A Message To You Rudy” のイントロのハーモニカでなぜか泣きまくり。
私は今まで再結成とかリユニオンとかに対して全く良い感情を持っていなかったのですが、1日目のヴァセリンズにしても全くそうなんだけど、ここまで完成度高く、っていうかブランクを全く感じさせないバッリバリの現役感でライブをしてくれるのなら、全然アリでしょう!もうこれ以上盛り上がれないよってくらい、1曲1曲最高に盛り上がりました。最高のパーティー・バンドです。



あと個人的忘れがたいポイントとしては、ライブ中、黒人の方のMCのアゲアゲ役の人がシャツにメンバー全員のサインを書かせてそのシャツをプレゼントで我々オーディエンスの方に投げ込むと、負けじとテリー・ホールが、それまでに「今日はご機嫌だから」という理由で脱いでいた靴と靴下、その靴下の方にチュッチュと何回もキスをしてこちらに投げ込んだこと!サインシャツと比べてうれしくなーい(笑)テリー・ホール、ずっと笑わないんだけど、だけど彼なりにゴキゲンみたいで、中年太り+二日酔いのオヤジ・ルックスなんだけどなんかすっごいキュートだったです。MCも「今日は(日曜は)メンバー誰々の誕生日だ(客席ワー)、そして明日は・・・月曜だ(客席超苦笑い)」っていう英国式笑えない冗談ばっか言ってた(笑)フェスの日曜の夜で一番言ってはいけない言葉、それは「月曜」でしょ(笑)でもホント人間臭かった。今まで抱いていたイメージと違った。そこがまた最高に素敵でした(この日のホレてまうやろー!3)。


というわけで、最終日の3日目はもう最高に文句なしの、恐いくらいハッピーな日でした。
この全てがベストだった3日目のベスト・オブ・ベストはスペシャルズに決定!!
そしてサマソニ3日間全体でもスペシャルズが私のベスト・アクトです!!!
2日目に書いた周りの観客に対する不満とかこれっぽちもなくただただ音楽だけに集中出来たのがすっごい良かったです!



****今回のまとめ****

今年のサマソニはタイムテーブルとにらめっこして決めたスケジュールが、たまたまなのか、元々仕組まれていた罠の内の1つにハマってしまったのか(笑)、1日目はオルタナティブ・ロック、2日目はUKロック、3日目はダンス/エレクトロニカと自然に大まかなテーマがまとまっていたことが結果、日ごとでメリハリがついて大変よかったと思います。

今年はサマソニ10周年!ということで会場内には今までの10年分のポスターが貼ってありました。それを見ると自分は2003年、2004年、2005年のサマソニを観ていると判明。その前の2001年、2002年はフジロックに行きました。その頃は単独もちょこちょこ行ってたし。ただこの3、4年環境の変化や諸々でライブ離れが進んでいたのですが、でもやっぱり1年に1回あるいは2年に1回でもいいので生を、ライブを、出来ればフェスを、体験しなくちゃいかんなぁと強く実感しました。

例えばメトロノミーなんかメンバー変わってたりとかいう生の動きが早々に知ることが出来、で、新メンバーとのケミストリーはどうなんだ、とか、バンドの現在の状況がダイレクトに分かって、そういうのを目撃するのってなんか面白い。わくわくする。バンドは生もの。変化していくし、ある日突然なくなったりもする。調子良い時も悪い時もある。だけどこんなけ大量に色んなバンドがワンサカ日本まで来てくれて、一時を共有しようと、激しいビート、素敵なメロディを奏でてくれる。うまく書けないけど、それはとても、いいもんだなぁと思う。なんか今更な話ですが…。

あと、頭でごちゃごちゃ考えたり、理屈こねたりすることが、何の効力もない事が身体で分かりました。やっぱり時には「体感」しなくちゃいけないんだなぁ、と。頭より身体で感じたことの方がより、いいものだと思うので。Don't Think, Feel It !!

音楽に対峙することがこんなに素晴らしいことだったなんて、忘れたつもりはなかったけど、でも忘れていましたよ。

まぁそんなこんなで今年のサマソニも終わってしまいました(とっくの昔に!)が、このサマソニ09大阪は想像以上に楽しむ事が出来て、想い出タップリ、思い入れガッツリの、忘れられないものとなりました!
自分でも読むのがしんどくなっちゃうようなこんな長文を最後までちゃんと読んで下さった方がいらしたら、どうもありがとう!








Summer Sonic 09 Osaka 8/8(土)DAY 2

2009年08月16日 | LIVE
2日目は朝は観たいものがなく体力温存のためにも、たっぷり8時間ほど寝て起床。
目がぱんっぱんに腫れたまま、頭もネボケたまま、早速入念にストレッチ。
これが効いてるのか、はたまた滋養強壮系飲料などが効いているのか、殆ど筋肉痛や疲れなど残っておらず、元気に出動!

現地に着くと昼過ぎ。Tシャツは全然並んでなかったので、見てみる。売り切れのも多少あるけれどまだまだ全然ある。2枚買う。うれしい。フェスのTシャツはやっぱり大好きで、でも並ぶのはアホらしいし、でも欲しいしと、いつも葛藤。だけど絶対買っちゃう。そして現地で買ったヤツに着替える。例え新品のTシャツがライブでもみくちゃになって着古し10年みたいな状態になろうとも、着る。だって楽しいから!現地で色んなTシャツを見るのが楽しいから自分も着て歩き廻って、祭り参加感を盛り上げるのであります。


13:25~
KYTE


本日1発目、ソニック・ステージでカイト!
このカイトは事前にCD(奮発して日本盤!)買ったりしてましたが、うーん。
CDでも同じこと思ってしまったのですが、曲の区別がつかない・・・。すいません。私の大味な耳では聴き分け出来ないようです。残念。だけどドラムの音がでっかくてすっごいすっごい気持ちよかった!こういうのはライブでないと味わえないし、分からんことですね。
そしてフェニックスを見るために3、4曲で出る。


そこで、ガビーン!スカイ・ステージの入り口でフェニックス、病気でキャンセルと知らされる!
フェニックスはCDも買って気に入っていたので、がっくりきました。
というわけで見るつもりではなかったけど、ちょいと気になる女性、ジェニー・ルイスを見にパーク・ステージ(東京会場で言うところのビーチ・ステージ)へ。
そして昨日はほとんどインドアだったので心配なかったのだけど、この日からインドアと屋外を行ったり来たりの予定だったため、昼間の屋外は特に熱中症にならないよう気を張り、水分と塩分タブレットを小マメに取りました。


14:35~
JENNY LEWIS


思わず見れることになったジェニーちゃん。個人的には「kemjiさんの」ジェニー・ルイスという枕詞が付くのですが(笑)彼女のことはライロ・カイリーもジェニーちゃんソロ(1st時)も試聴程度でよく知りませんでしたが、コレがアメリカ~ンでカントリィ~でロッキ~ンなミュージックでえらくゴキゲン!もう曲ごとにノリノリにさせられました。嬉しい驚きだったなぁ。現代版リンダ・ロンシュタット ってカンジで。わざとのチープな演出がまた場末のアメリカン・バーにいるみたいで(炎天下ですが)、1曲も知りませんでしたが非常に心地よく自然に盛り上がりました。かなり好きになっちゃいました。
CD持ってるけどCDもライブも全然ピンとこないカイトと比べ、この1曲も知らないのにナチュラルに盛り上がることが出来るジェニーちゃんの音楽。どっちが優れてるなんて話ではもちろんなく、ただこっちの音楽が自分にピッタリ合ってるってことなんでしょうね。あー楽しかったなぁー。
フェニックスがキャンセルになったおかげで出逢えた素敵な音楽。ジェニーちゃんと、こんな素敵なアーティストを教えて下さった kemjiさんに感謝♪。
こういう幸せな未知との遭遇があるからフェスなんだよな、やっぱフェスっていいなぁ、とつくづく思いました。

余談ですが途中ジェニーさんがMCで「ノリコ・サカイのことを新聞で今日読んだんだけど、サッド・ストーリーだわ。次の曲は彼女に捧げるわ」とえらくシットリした哀しげな曲を歌いました。そん時は詳しいことが分からず(まだ見つかってない時でした)最悪の自体が起こったのか!?とちょいブルーな気持ちになったのですが、逮捕されたことを知るのはその2日後くらいの話で。なんじゃい!と思いました。ジェニーさんはあの時点で何のことをサッド・ストーリーと言っていたのかは定かではありませんが、印象に残る場面だった!


で、夕方からはスカイ・ステージにずっといることになるのでここで本日の腹ごしらえターイム。この日は別のタイ料理店でリベンジのパッタイ(こっちの方が美味しかった。リベンジ成功!)&タンドリーチキン・サンド。そしてお昼に買ったカサビアンTシャツに着替え、いざスカイ・ステージへ。
ちなみに東京会場のマウンテンにあたるこの大阪スカイ・ステージは一番空に近い高台にあって、風車みたいなものが入り口付近にいっぱい取り付けてあって、"スカイ" な演出がいいカンジのステージで、気に入っちゃいました。


16:55~
THE ENEMY


エナミーは以前記事にも書いたように随分楽しみにしていたバンドでしたので、結構前の方に行ったのですが。ここで苦言。私の前にいた2人がでっかいリュックを背負ったまま観てるので、私はそれがジャマで気になって集中して観ることが出来ませんでした。
今回このエナミーん時だけではなく1日目もマナーの悪い人たちが多くてそこがどうしても気になり集中して観れないことが多々ありました。まぁ、今年だけの話ではないんだけど。規模がでかくなった分、そういう周りの人のことを考えない輩が多くなるのは致し方ないことかもしれません。だけどライブ中、ケータイ見たり(特に暗い所だと目立つ)、大きなリュック背負ったまま、クーラー・ボックス持ったまま、ビールの紙コップや食事持ったままモッシュ・ピットに来たり、写真やビデオ演奏中に平気で撮ったり、などなどの困った行為・・・。私が神経質すぎ、気にし過ぎ??
そんなわけで悲しいかな、エナミーはちょっと盛り上がり切れず。演奏自体はよかったと思いますけれど、残念。嫌な思いをしたくなければ自分が後ろに行くしかないと改めて悟りました。

18:15~
RAZORLIGHT


そんなちょっとブルーなカンジでの中、それでも後ろには下がらず適当に場所を横移動してレイザーライト。
私は彼らは好きでもなく嫌いでもなく。でも一応1st、2ndは聴いていて何曲かは結構好きな曲があるというカンジで。だけどここで音楽の神様が私に微笑んでくれますた!その私の好きな曲の1曲 ”America” をセット中頃に演りだした時、エナミーの時からまだプスンプスンくすぶってたこと丸ごと全てなんだか許せるような気になれまして。音楽のおかげですね。優しい音色のイントロが始まるとやたら感動しだしてしまって。後ろを見ると淡いピンクとブルーの美しい夕焼け。あの瞬間、忘れたくないなー。超名曲!!レイザーライトというバンドの ”America” という曲は自分の中で特別な意味を持つ大切な曲となりました。最高!あと、ギターの響きがキラキラと甘酸っぱい、青春っぽい曲が多くて、そこがすっごい良いなぁと思いました。
ありがとう、レイザーライト、ありがとう、ジョニ様!

19:45~
KASABIAN


そんなレイザーライトのおかげで、エエカンジで迎えることの出来たこの日の目玉、カサビアン!
何より感心したのは1stや2ndの強力な曲よりも新作3rdの曲の方が異常な盛り上がりを見せていたこと。こうでなくっちゃ!バンドとしてのこの活きの良さ!そして今までのフェスでの"メインステージのトリ前"という位置から"サブステージのトリ"という大役を立派に、また難なくこなす余裕。着々と地道に成長の階段を登ってきていることにジワジワ感動。「カサビアンえらい、カサビアンえらい」と興奮しながら心の中で何度も呟きながら観ていました。なのでちゃんとリンク出来て燃え上がって盛り上がりきれました!
えらいぞ、カサビアン!つよいぞ、カサビアン!がんばれ、カサビアン!


そしてカサビアンが終り、大満足しつつシャトルバス乗り場まで歩いていると、すぐ横でサマソニ恒例の花火が!私が歩いていた場所と打ち上げ場所がホントに近くて、バリバリと花火が弾ける音もでっかく臨場感たっぷりで聞こえたし、もー花火自体すんごいでかかったし。イイもの見れました。でも写真撮ろうとケータイ探してる間にフィニッシュの一番でかいヤツが終わってしまい、二兎追うものは・・・を痛感。苦笑いしながら、だけどゴキゲンに帰りました。

この日のベスト・アクトはカサビアン!でももしかするとジェニー・ルイスかもしんない!
さぁ、泣いても笑ってもあと1日!



Summer Sonic 09 Osaka 8/7(金)Day 1

2009年08月12日 | LIVE
今回は3日間1人での参加。何より体力・気力が3日間という長丁場、持つのか心配でした。
ライブ自体実に3年振りだし、こんなに事前に弱気に、心配になったフェス、ライブは初めてです。
弱気になったことに「年を喰っちまったもんだ」と思いました。


当日、金曜の朝。思ったより早く起きたので、早めに行ってみました。
舞洲でのサマソニも初参加なので、まず現地に行くまでがちょいと不安でした。
だけど現地までのシャトルバスでの移動もスムーズに行けたし、シャトルバス駐車場のアルバイトの人たちが一生懸命仕事されてたので気持ちよかった。バスに乗ったら「いってらっしゃーい」と手を振ってくれてそこで既に泣きそう。個人的にこういう「盛り上がって楽しんでね!」的な演出、気持ちに大変弱いのです。だからテーマパークとかのスタッフやちょっとした演出にも大変弱い。


11:20~
MARSAS SOUND MACHINE with YO-ME(オセロ松嶋尚美)

さて早く着いたけどTシャツ並ぶのには遅すぎた。既に超超長蛇の列。一人では到底並ぶ気分になれず、メイン・ステージのオーシャンのオープニング・アクト(と言うよりオセロの松嶋尚美)を見に行く。
大阪の開会宣言はべヨンセ(鶴瓶師匠扮するビヨンセ)。わろた。
松嶋尚美の "Smells Like Teen Spirit" 。思わずあのイントロで前に走って行くけど歌が始まってそのヘタなことヘタなこと、で思わず苦笑い。でもかわいいから許す。

12:55~
MUTEMATH


んで、そん次、1発目ミュートマス!
事前にアクロバティックなステージで何が起きるか分からないと絶賛されていたので、楽しみにしていました。
アルバムは持っておらず、事前にiTunes Storeでシングル ”Spotlight” を買ってみたのだけど、歌は普通なんですよね。でも逆回転で演奏しながら暴れてるPVが確かに面白い。
ライブではヴォーカルの人の人懐っこい笑顔が印象的。ジョン・フルシャンテが坊主頭で笑ってる写真にそっくりな人だった(それってかなり好み)。で、キーボード上で倒立!そしてくるっと向こう側に一回転というお家芸を披露!
最後の曲、ギターの人以外の3人が打楽器演奏になって(ギターの人はヘンチクリンなチープな未来的な楽器)エネルギッシュに演奏してるちょいイカレた姿に「ウォーッ!」て火がついて、その瞬間から自分のフェスが始まったように思います。

ここからは1日目はソニック・ステージにこもる予定だったのでオアシスで腹ごしらえ。まずいパッタイ&口直しで大好きなわかなのたこ焼き。この時点ではソニック・ユースかWARかでまだ若干迷ってました。

14:40~
GRIZZLY BEAR


本日2発目、グリズリー・ベア!
前にアルバム記事も書いたけれど、楽しみだった彼ら。
結論としては、んー、悪くないけどそれほど興奮しなかったというのが本音。
緻密に練られたアンサンブルであることは見て取れたし、4人が4人ともやっぱりなかなかの実力者振りだったけれど。死ぬほど楽しみにしていた生 ”Two Weeks” もそれほど感慨を得ず。あ、でもベースの人がちょっとズレた個性があって面白いなぁと思った。
アルバムは今後も激愛聴していくことと思いますけど、個人的にこういう静かに魅せる聴かせるライブはそれほど得意ではないのかも、と感じました。

15:50~
THE VASELINES


本日3発目、ヴァセリンズ!
セッティングの時、後ろの若い子に「あのルックス(少々老けてらっしゃる)だから・・・ないよね(違うよねという意味)」と言われていたユージン・ケリー。だけどダンディでかっこよかったっすよ。ヴァセリンズ現役の頃よりかっこいいじゃんと私は思いました。
私は現役の時も知らないし、たまたま今年の春に中古屋で旧盤に出逢ったという聴きたてホヤホヤだったのだけど、もう最高でした。カートがこのバンドを好きだったのがよく分かる。同じくカートが愛した少年ナイフに対して感じることと全く同じことをこのヴァセリンズにも感じた。それはロックンロールの原始的な魅力と普遍的なピュアネス。これって最強ってことですよ。少なくとも自分にとっては最も魅力的に感じる類いの音楽の1つであり、ライブで見るとたまらなく心を震わされたりする。そして単純にすっごい楽しい。めっちゃくちゃ盛り上がりました。最高。
まともなアルバム1枚すら存在せず、編集盤1枚こっきりしか出てなかろうが、その時から20年近く時間が経っていようが、あの曲の数々の魅力をそのまま真空パックしたような、ヘロヘロ、ガチャガチャ、フワフワ、ギャンギャンなステージを何喰わぬ顔で出来るってことはホント素晴らしいです。ロックンロールの奇跡を体現してる存在ってことに他ならないと思います。マジで最高すぎてウルウルきました。あの女性(未だに名前知らない)も声も変わってないし、この人の存在が鍵なんだろうけど、素朴さと猥雑さと(MC下ネタ多かったっぽい・笑)があっけらかんと混ざっててなんともよかった。シャイそうなギターの人のインディー魂溢れるギター・プレイにも心打たれるものがありました。
楽しくって仕方なかったヴァセリンズのライブは、一生ものになった素敵な時間となりました。

17:05~
TEENAGE FANCLUB


18:35~
SONIC YOUTH


さてここからしばらくちょっと辛かった。ヴァセリンズに大満足してたせいってこともあるだろうけれど。
ティーンエイジ・ファンクラブにソニック・ユースなんだから何をもったいないことと思うけれど、どちらもそれほどグッと来ず。ソニック・ユースの方はやっぱりちょっと盛り上がったけど。サーストンのギターを弾く姿は反則並みに格好良かった。よっぽど途中で抜けようかと思ったんだけど、前から2列目くらいにいたし、リップス見たさに我慢(と言ったら言葉が悪すぎるか)

20:15~
THE FLAMING LIPS


そして本日のメイン!我らがフレイミング・リップス!
まずセッティングの時から楽しめた。ウェインが自ら出てきて何やら煙が出るスピーカーやら、紙吹雪が飛ぶピストルとか、そういうガジェットのチェック。楽器よりそっちのが大変そう(笑)
で、いよいよ始まったら、あの透明のボールにウェイン自ら入ってオーディエンスの上を歩くパフォーマンスが始まる!!私はこれは初めてだったので、すっごい楽しかった。ウェインがすごい笑顔でこっちに向かって転がってくる!うまく立てなくてボールの中でこけてばかりいたウェイン(笑)


リップスのライブはやたらこういう遊びやら仕掛けが多くって、殆どずっと色とりどりの風船やら紙吹雪やらが舞ってるし、ステージ横ではカエルやらウサギやら虫やら太陽が楽しく踊ってるし、その中で歌われる歌は

気付いているかい?君は一番美しい顔してるってこと
気付いているかい?幸せだと泣けてくるってこと
気付いているかい?いつかぼくら死ぬんだよね

とかとにかく生きていることの儚さ、おろかさ、幸福さ、切なさ、それら全部ひっくるめて祝福している多幸感溢れるもので、たまらない気持ちになってくる。ウェインが言いたいことって今を生きろっていうか、今、この瞬間の生きてる奇跡を感じろ、ってことが大きなテーマの1つだと思うのだけど、それをステージでも体感させてくれる。私はリップスのライブは単独とサマソニと2回見てるのですが、そういう部分が私が以前見た時より、さらにリッチにタフに洗練されて表現されていたので、ウェインを頼もしく思いました。そして冒頭にも書いたけどそういう「思いっきり楽しんでね」的な演出に弱い私はもちろん大感動。掴んだ色とりどりの紙吹雪を大切に持ち帰ったのでした。

と言う訳で、素晴らしかったリップスだったのだけど、この日一番のベスト・アクトはそれを超えて文句なくヴァセリンズ!
後から考えるとソニック・ステージ内に計7時間もいたことになり、殆ど立ちっぱだったわけで、好きじゃないと出来ないよなーと思いました。疲れで腰が少しふわふわしましたが、帰り、駅で電車を待ってる間とか寝る前とかにマメにストレッチをして明日に備えました。なにしろサマソニは始まったばっかりで後2日もあるのだから。





いってきますのうた

2009年08月06日 | LIVE
チケット買ったよ~
有給とったよ~
いっぱい聴いたよ~
準備オーケーさぁ

ICOCAチャージしたよ~
体力作り無理だったよ~
リポD買ったよ~
不安でいっぱいさぁ

ソワソワ ワクワク
夏の太陽 みんなの笑顔
ソワソワ ワクワク
暗闇の中 スポットライト

いってきま~す
いってきま~す
夏の宴 サマーソニック
行ってきま~す
いってきま~す
いってきま~~~す!


作詞:モスコ/作曲:ポール・マッカートニー



というわけで(笑)いってきまーーーす!!
また帰ってきたらレポ書きますね~♪



新世界

2006年10月11日 | LIVE
3連休、でしたね~(もう随分日が経っちゃったけど 笑)。
皆さん、いかがお過ごしだったでしょうか。
しかしこの時期の天気は晴れると最高に気持ちいいものですね。

私は日曜は、昼は緑の自然の中をハイキング、夜はダンナさんが見たいと言っていたお祭りを見に行きました。
とある神社で行われるこのお祭り。奈良時代くらいから地域の人たちが伝統を守り続けて来ている「翁舞」というものがお目当てです。おじいさんのお面を付けてその土地の神様に奉納する舞いなのですが、能の原点とも言われているものだそうで、とても興味深かったです。
惜しむらくは周りの迷惑顧みず、フラッシュ禁止なのにフラッシュガンガンで、写真を撮り続ける人たち。舞う人や周囲の人に迷惑をかけながら撮った写真なんてなんぼのもんじゃい!と強く思います。マナーが悪い人が最近は老若男女関係なくホントに多いけど、違う場面では自分がそうなっている可能性もあるんではなかろーかと思い、気をつけなければと思います。



これは神社の裏にある樹齢1200年クスの巨樹
大きさ比較のタバコ、なヒトは説明を読んでるボーズ頭のダンナです



  *  *  *  *


その前の日の土曜は、急遽ライブに行く事に。なんとこの日が私の今年初めてのライブでした。
大阪・中之島でやる「ニュー・オリンズ祭り」。カトリーナ被害のチャリティー・イベントです。土・日・月の3日間開催で、なんと無料!土・日にはネヴィル・ブラザーズの末弟シリル・ネヴィルがトリ!残念ながら私は土曜しか行けませんでしたが。
この土曜、何と言ってもお目当てはトリの大西ユカリと新世界。CDとかちゃんと聴いたことないんだけど、予感がしたのです。楽しい上にライブ離れしていた私に、ガツンとヨイ喝を入れてくれるんじゃあないかと。その予感はバッチシ、大当たりでした。


トリ前のざ・ぼんちのおさむちゃんの歌も聴けました。コンっとかお~お~お~お~おさむちゃんっでっすっ!!とかの名ギャグをやってくれて嬉しかった。でも、おさむちゃんの時だけ雨が降っていました。

で、待ってました、大西ユカリさん!と新世界!ステージ衣装、テンガロン+ミニスカでかわいい!しかしダイナマイト!迫力ありました。声も見かけも。新世界の面々も、実力バツグンで超カッコイイ!あと良い意味でルックスっていうか雰囲気がうさん臭い!ブルース・ブラザースというより「MOTHER 2」のトンズラブラザースってカンジ。楽しい。

もっと昭和歌謡×2してるかと思いきや(や、それでもいいのですが)、思ったよりソウル、R&B寄り。ニュー・オリンズ祭りだからの選曲、演出だったのかな?音楽的に充分ディープだと思うんだけど、万人に開かれている、といったカンジがとても気持ちよかった。お客との掛け合いもサスガは関西人同士で、笑わせてくれるし。

彼女の歌声は真っ直ぐで、デッカくて、すごく引き込まれるものでした。暖かいのです。ベタっとしたんじゃなくて、正直でピリッとした暖かさっていうか。
MCでも歌でも、笑わせて、泣かせる、その2段重ねの世界は、相当強い。笑わせてくれるだけのものより、泣かせてくれるだけのものより、人の心をグッと掴むんではないでしょうか。
ディス・イズ・ソウル・ミュージック。

情けないとこも、やるせないとこも含めて人生やで。でもそれはな、自分がそーやってるから、そうなだけなんや。自分でなんとかしよぉ思たら何とでもなる。ま、希望を持ってぼちぼち行きまひょや。

彼女の歌う姿から、そういう声が聞こえて来たような気がしました。

セカンド・ラインに乗せて歌われる「愛とは生きること / あなたが あなたらしく」というライン。
涙がこぼれないように踏ん張りました。




最高でした!ありがとう、大西ユカリと新世界!





帰り道のオマケの話。
ほかほか気分で天満橋の駅のホームで電車を待っている間、私の周りを小学生くらいの美少女たち20人くらいが取り囲みました。ベンチの私の隣に座ったのが先生らしき人。少女たちはみんなお化粧して、髪も服装もキレイに着飾っていました。きっとダンス・スクールかタレント養成所かに通う子たちなのでしょう。けれど私はその子たちを誰一人として美しいとか可愛らしいと思えなかった。むしろ嫌悪感を持ちました。
帰りの電車の中、なぜ嫌に感じたのか考えました。で、思ったのは、多分それは「人の価値観に合わせているもの」だからなのかな、と。子供は子供ならではの美しさ、可愛らしさがあるのに、彼女たちには、自分らしさを踏み越えて、大人が思う容姿の美しさに合わせているようにしか見えません。だからどの子も一緒に見えたし、それが何とも気持ちが悪くなったのです。みんなそれぞれ本当はバラバラなハズなのに。
普段なら同じ光景に出くわしてもそこまで思わなかったのかもしれないです。
が、つい今しがたまで、私は本当に美しいものを見ていたのです。
自分らしくあって、キラキラ輝いている人を。








サマソニ05 大阪1日目

2005年08月18日 | LIVE
朝イチ、物販に並んでTシャツを3枚ゲットする。
これで、私の夏の唯一の衣服費の出費は幕を閉じました。

No.5に着いたら、Caesarsの途中。スルスル移動していって、端の方だけど、最前列をゲット。
でも、コレ、間違いだったなぁ~。


12:50 Little Barrie

ドラムの人が、思ってたより、ステージ位置も、ヴォーカルも、前に出ていて、存在感をアピールしていた。
歌もVo.の子より、ソウルフルちっくでウマイし。

この人たち、絶対ライブ、楽しいだろうなぁ~って思ってたんだけど、も一つ乗り切れず。
原因の一つは、私の両隣の子たちが、めちゃくちゃテンション低いの。
こっちまで、シレ~ってなっちゃった。
次のデス・キャブ待ちか?って思ったけど、デス・キャブでも相変わらずシレ~で。
ロディ・フレイムではまずなさそう。
ブ、ブロック・パーティーなのかっ!?だとしたら待ち過ぎっ!気持ち分かるけど!
フェスのマイナス点の一つです。この問題は。場所取りや運によって、色々変わってきます。
単独ライブの時みたいに、一体感を味わえず、疎外感すら感じてしまう時があってツライ。
今回は、前に行き過ぎた私が欲張りすぎだったのよね、きっと。失敗失敗。

ハイ、グチ、スンマセーン。

肝心のリトル・バーリーくんたちも、イイんだけど、なんか身体でやってるんではなく頭で演奏をやってる風に感じてしまった。
なんか固かったです。まだまだこれからに期待ですよね。
正直、レコードの方が数倍いいなあ、なんて思っちまいました。


13:50 Death Cab For Cutie

デス・キャブならではの音が、構築される様を観れた。
先ほどのバーリーくんたちと比べると、やっぱり年期が違うというか、巧かった。
うぉーってなる場面はあったけど、どこかに、やはり冷めた気持ちが自分の中に残っていて、寂しいなぁ。
こんなバンドこそ、単独で観るべきなのか。
Vo.の人が熊さんみたいで、カワイイですね。


15:30 アジカン

ここは休憩タイム。

まさか無いとは思ってたけど、カサビアンくらいで入場規制入って、ウィーザーもオアシスも観れないという異常事態になってしまっては泣くに泣けないので、食事を買って、オープン・エアに向かう。
それだけビビるほど、この日の人の数は凄かったです。

入り口で、荷物チェックで食べ物は持ち込み禁止ですと言われ、しかたナシに入り口で立ち食いそうめん。メロンパンを友だちに手伝ってもらう。
今年から、持ち込み禁止になったのかな?そのお陰で、前よりゴミが少なくきれいだったから、良い改正だったです。

左端の前の方に陣取って、体力温存。寝る。
でも温存しなくても、この時点で体力なんて、なーんも使ってないのよ!
頼むよ、カサビアン!


16:45 Kasabian

初カサビアン。ギターの人のファッション、カッコイイねー!
まぁ、割に踊れて燃えて、楽しかったです。
K. I. L. L. なんて言葉叫んで、楽しいだなんてねー。
みんなが待ちに待った“Club Foot“。
曲が終わるごとに「次かっ!?」と、イントロのギターを待ちすぎて、空耳で聴こえてくるほど。


18:00 Weezer

初ウィーザー。初リヴァース。
“No One Else“、“Island In The Sun“、“Perfect Situation“ には少し泣きそになった。

しかし、観る時期を圧倒的に見逃してしまったんだなぁ、というのが本音。

日本語で「ガンバレ」って言っちゃってるリヴァースはかわいくて、何も変わっていないようにも見えるけど。


19:30 Oasis

リアム、年トッタネー!
大阪はボーダーのポロシャツ姿に四角い黒ぶちメガネという、とっても日曜日のお父さんスタイルで登場。
良いパパっぷりが忍ばれる、お姿でした。



↑リアム、おなかも、出てきたでしょ、アンタ。


“Morning Glory“。イントロのギターに、私の前にいた男の子たちが「キャー」って思わず黄色い歓声上げてておかしかった。でも気持ち分かるわぁ~。

花火が上がった。
これで、私の夏が始まり、終わったわ、ってシケたこと思っちゃったな。

お兄ちゃんの新作からの曲がサイコー。

“The Importance Of Being Idle“のイントロのギターとドラムの音圧がかっこよい!
ドラムのザック、良いよ~。
スクリーン、リアムの後ろとかで、ぼやけて写ってる、その口開けて叩いてる姿、ジョンの後ろでぼやけて写ってるリンゴに似てたよーっ!!

“Mucky Fingers“ も、新しい魅力の兄ちゃんで、とにかくサイコー。
表情に渋みを増したお兄ちゃんにメロメロです。
歌もまた巧くなってんじゃない?声の伸びが、すこぶる気持ちよい!

ラストの ♪It's All MIne~!!♪を一緒に叫ぶとする。


↑お兄ちゃん。
お兄ちゃんに、一生ついていく心構えはある!

“Lyra“も気持ちよかったです。

私は今回4回目のオエイシスだったのだけれど、やはり、自分の中で慣れというか、飽きがあったのも事実でした。
新作以外は予測がある程度つく内容だったので、イマイチ盛り上がりきれないところがあり、それがとっても寂しかった。

それって、もうファンではないんではない?ということ??
熱狂的ファンなら、10回行こうが、100回観ようが、感動は薄れない?

ロッカーのある建物の閉館時間のこともあり、“Wonderwall“ 辺りから、私だけ、後ろに移動しつつ聴く。
「大人買い」ならぬ『大人観」だなぁと、妙に感心。
ライブには人一倍熱い想いで望むため、こんなことが出来る自分に少しビックリした。

最後尾の出口に着くと、“Don't Look Back In Anger“。
ずるいや。
音が前にいた時とは全然違くて、ブリブリに割れていた。
遠くから聴こえてくる“Don't Look Back In Anger“は、正しく今の自分とオアシスの距離なんだなと思った。


そんな訳で、私にとっては今ひとつ、完全燃焼できず、乗り切れず、歯切れの悪い感じになるという、予想だにしなかった展開の大阪1日目。

「私、サマソニ、卒業かもしれんわ」と家に帰って夫につぶやいたのですが、次の日に満塁ホームランの大逆転で、見事、その言葉は覆されることとなりました。

2日目帰ってきてから、「卒業中止!」って言ったら、「分かってた。だって去年も卒業って言ってたもん」だって!


サマソニ05 大阪2日目 The Arcade Fire

2005年08月16日 | LIVE
14:50 The Arcade Fire

本日の、そしてサマソニ2日間で、最もワクワク楽しみにしていたバンド、アーケイド・ファイアー。
日本、初お目見えの彼ら。

まず、サウンド・チェックの時に、メンバー自ら出て来て、チェックしていたのでビックリ。
気がつけば、ゾロゾロと、メンバーが出て来ていて、それぞれチェックしている。
れれれ、何人いるの?
やっぱり、みんな、アーティスト写真で見るような、フォーマルな格好している。わくわく。

で、始まったーーー!ステージ上は数えてみたら8人もいた!
それぞれ、フォーマルで、どこか古風な格好。イカレたアーミッシュ集団みたい!

G/Vo./その他色々、でリーダーのウィン。コイツ、めちゃめちゃカッコイイ!!
図体、かーなりデカイし、顔は、「何かしでかしそうな」顔してる!


↑ウィン、ウィン♪


でも、よく見たら、8人が8人とも、「「何かしでかしそうな」顔してる!
全員それぞれが、とっても個性的で、ヘンで、それぞれが、どっかキレてて、暴れたりしてるんです。
だから、ステージ上のどこ見ても楽しめる。
誰がサブだとか、メインだとかなんて役割はなくって、ひたすら、みんな、それぞれにやりたい放題。
ヘルメットかぶって、何かをボッコボコに叩いてた人は、その内メンバー叩いてケンカみたいなってたし。
どっから演出で、どこまでが本当か全く分からない。



↑コイツが一番キレてた!
ひもを付けたシンバルを、リチャードに何回も投げつけて
ホントにケガさせそうになってた。


とにかく、ステージ上の熱量が、とんでもなく凄くて、その熱を音にぶつける様が見てて痛快。

ロック・バンドのライブ、ではなくて、アートとしての一つの表現なのだな、という風に見て取れた。
そして、それは見事に成り立っていて、成功しており、感動させられました。

曲ごとに、楽器を全員チェンジするのもオモシロかったなぁ!
だって、有り得ないくらい、8人みんながコロコロ変わるんだもん!
さっきまで、パーカッションやってた人は、次の曲ではアコーディオン、そして次の曲ではドラム、みたいな!


↑ステージはこんなカンジ
(写真は東京のもの)


リーダーのウィンもあまりのステージ上に渦巻くカオスのせいか、ある曲で弾くギターを間違えたみたいで、イントロ弾いてから気づいて、苦笑いして、ローディーの人に思いっきしその間違えたギターをブンッて投げてました。アブナイ、アブナイ。
でもその時の笑顔かわいかったなぁ。ウィンの笑ったところが見れて得した気分。
だって全然笑わなさそうな雰囲気を醸し出してるんだもん、あの人。

でもユーモアはある。MC分からなかったけど、外国の人にウケてました。
シレーっと真顔で、激面白いこと言うタイプだね。
ユーモアないと、あんなある種バカなステージ、やれないですもんね。

そのウィンの奥さん、レジーヌという女性。
この人もマルチ・プレイヤー。というかウィンと共にこのバンドの主要人物なんですね。
で、彼女も、もう見るからに、ザ・エキセントリック。
“Haiti“でヴォーカルを取ったときの、彼女のヘンな踊り、かわいかったなぁ。

そういうね、音楽的な事以外がめちゃめちゃ面白いんだけど、このバンドは、何と言ってもやっぱ曲がイイんです。
ライブでさらに燃え上がるような、けれどどこかでメランコリーをそっと携えている、イイ曲でいっぱいなんです。

全曲、沸点に達するくらい盛り上がる曲なのだけど、個人的には特に“Neighborhood #3 (Power Out)“、“Wake Up“などがキタ。
“Wake Up“ のイントロなどは、全員が一体となって、もう熱だけで演奏してるかの如く熱くて。
そして、その熱が一つの方向に向かっている様には、心が震えました。

訳の分からぬ感動のため、涙がツーと頬に伝わりました。

涙や感動には、訳とか理由とかは無い方がいいですね。
言葉で説明できないから、身体で応えているんですね、きっと。
それはとっても、気持ちがイイことですね。

最後、ウィンは気がついたら、客席にダイブして、みんなにもみくちゃにされてた!
ダイブじゃなくて、他のメンバーに突き落とされたという噂あり(笑)


とんでもないものを観てしまったんじゃないか。
とてつもない体験をしてしまったんじゃないか。

そんな気持ちでいっぱいになりました。

そして、それはいまだに、続いてます。
彼らの音楽を聴くと、いまだに心がぞわぞわと揺れるのが分かります。

とんでもないバンドに出逢ったものだ!


16:00 休憩

アーケイド・ファイアーで完全に燃え尽きて真っ白な灰になりましたので、あとはラストのイアン・ブラウンまでゆっくり休憩タイム。これ、計画済み。

バラバラになっていた友だちたちと、合流して食事や買い物。

スクリーンでディープ・パープル。

有名曲“ハイウェイ・スター“ や “ハッシュ“などに楽しませてもらいました。
走って生で観に行けば良かったと、少し思ったけど、大スクリーンの前で地べたに座りながら、まったりとした空間で観るのも、またオツでした。
踊りだす人もいたり、曲終わったら、みんな拍手して、イイ雰囲気だったなぁ。

スクリーンでスリップ・ノット。

これが、意外と楽しめたんですよ!
すごい出来上がったエンターテインメント集団なんですね~。ビックリしたわ。
こわマスクの出来も異常に良いし、音もカッチョイイんすね。
CD買うまでは、多分行かないですけど、かなり感心させられました。
音楽性はガラリと違えど、キレ具合が、先ほどのアーケイド・ファイアーと同質のものなんですよねぇ。

私は「振り切れている」表現が好きなんだなぁ、と改めて再認識させられました。
メタルでも、オルタナでも、抽象画でも、サイレント映画でも、方法はなんでもいいんですよね。
あのレベルで振り切れられていたら、それで。
感動します。


18:45  Ian Brown

イアンは、もう自分の中ではクール・ダウン的に捕らえていました。
ゴメン、イアン。
でも入場したら「ローゼズ、いっぱいするんだよなぁ」って思って、結局一番前のピットに潜り込むことに。

イアン、超調子良さそうだったなぁ。
顔つきも気のせいか、精悍になってたように見えたし、声もめちゃめちゃ出てた!
ジャージ姿がサイコーに似合ってたよ、やっぱし。
かっこよかねー。



↑くぅ~。このトップとボトムの微妙なバランスがイイのよ!
キング・オブ・ジャージ・ガイ!

いきなりローゼズで2、3曲!もうめちゃくちゃ盛り上がった!
ソロ曲も気持ちよかったんだけど、人の密集度が高いので、自由に踊る事ができず、残念だった。
あとから聞いたら、友だちは後ろの方で、リラックスして、ゆったりフラーって音に合わして踊れたんで、疲れが一気に取れたと言っていた。
くー、そっちのが正解だったかもなぁ。
でも、やっぱり、ローゼズやるって聞いたら、頭じゃなく身体が前に行ってたんさ。

イアン、変なポーズやアクションも相変わらずというか、磨きがかかっていた。
リアムが10年後、進化したら、こうなるんだろうな。

やっぱり、2日間で6時間ほどしか寝ていなかったせいか、ソロ曲の途中で意識が遠のく瞬間がありました。
これで、ラストだもんね。そりゃー疲れるわね~。


そんなこんなで、私のサマソニ2日間は、幕を閉じました。

行く事が出来たことに、とっても感謝しています。

サマソニ05 大阪2日目 HAL

2005年08月15日 | LIVE
11:50 The Little Flames

サブウェイズの衝撃にしばしぼーっとしていましたが、ふと我に返り、このリトル・フレイムスを少しでも目撃するために、走ってNo.5に向かいました。

このバンドのことは全く知らなくて、サマソニ前日の晩にオフィシャルHPで初めてPV観たんですが、結構カッコイイんですよ。

コーラルやズートンズを排出したデルタソニックの新人で、音もまぁそんなカンジのクレイジーなレトロ・ロックってカンジで。

女性Vo.が抑揚のないトーンで語り歌い、音はぎゅいんぎゅいんのサイケ。
かーなーり、ジェファーソン・エアプレインを思い起こさせます。

奇天烈サイケギターがキレてて、カッコヨカッタです。
このバンドはシングルしかまだ出てませんが、アルバム出る頃には、結構話題になっているんではないかというカンジがぷんぷん。人気も出そう。アルバム楽しみです。


12:40 HAL

そして、そして!楽しみにしていたHALです!
運良く一番前に行けましたんで、こっからアーケイド・ファイアーまで、特等席でしたよ!

たった4人で、あの華麗なカラフル・ポップ・ワールドを一寸の隙無く、再現していましたよ~!
全員すごいミュージシャンでもあるんだなと思いました。

それになんたってねぇ!G/Voのデイヴの歌がうまいのなんのって!
ファルセットもきれいだしねぇ、ウットリしちゃった。

やっぱり、このバンドの根っこにはビートルズやビーチ・ボーイズやバッファロー・スプリングフィールドや、その他諸々の60’Sのグッド・ミュージック、グレイトなポップの水流が滾々と流れて湧き出ているんですよね。
そのことが、そのデイヴのヴォーカル・スタイル及び歌のうまさを聴くだけでも感じ取れるんで、すごく嬉しくなっちゃいました。

でもね、そういうビートルズ云々なんてことは、幾多のバンドがこれまでにも結構チャレンジしてきた道ではあるんですけど、なかなか成功していないというか、無理がどうしても見えてきちゃうんです。
けど、HALはそんな無理がこれっぽっちも見えない。
要は持ってるか、持ってないか、だけなんだと思うんですよ、根っこにその源流を。
HALは持ってましたね~!

あと最前列で観ると、あ、今、デイヴと目ぇ合ったよね?え、また観た、私の事!?
なーんて、勘違いできるのが、また楽しいですね(笑)。


↑コレがG/Vo.のデイヴ。
麗しいヴォーカル、聴き惚れました。


↑コレがB/Cho.のポール。
この人カワイイの!
ヤマアラシとかハリネズミ系。

あと、その美しくも暖かい曲が表しているように、このデイヴとポールのアレン兄弟は、やっぱりとっても穏やかそうなナイス・ガイであることが伺いしれました。
まったくギラギラなんてしてないの。ジェントル~ってカンジ。
思わず微笑んじゃうんですよ、観て、聴いてると。
そのことにも、すごく好感持てましたよ。

新曲も何曲かやったみたいだけど、どれも相も変わらずHAL節が効いてて、クオリティーの衰えなどは全く感じられず。
さらなる飛躍を期待できることでしょう。

HALのみなさま、ハッピーであったかい時間をありがとう!
ついていきます!


13:45 Boy

このバンドに関しては全く知りませんでした。
「Boyって言いながら、メンバー全員おぢさんだったらどうする?」って友だちと冗談言ってた程。

で、メンバー出て来てビックリ!
男前率&伊達男率が異常に高いの!
アイドル・バンドなんすかね。
GとBなんて完全にモデル上がりじゃない??

ライブは私は正直キツかったです。
ロックをやってはるんですけどね、それっぽい。
でも Rock 'n' Roll の Roll の部分がないと、こんなに聴いててツライのかぁ、なんて思ってしまいました。
最後にストーンズの“Last Time“をカバーして、さらに自ら露呈してましたけどね。
でも一番前だったので、失礼のなきよう、態度には気を使いました(笑)

さて、次はいよいよアーケイド・ファイアーの登場!!
私の中でこの日の真打ちです!
これが、とんでもない体験でした!!


サマソニ05 大阪2日目 The Subways

2005年08月15日 | LIVE
サマソニ、私はサイコーのサイコーのサイコーでした!

今も筋肉痛で普通に歩けない程、身体はボロボロですが、心はキラキラでっす☆

しかし、このサイコーというのは、私の場合、大阪2日目に限定されるので、先に2日目の方から書きたいと思いまっす!


11:10 The Subways

私にとって大阪1日目は、個人的にイマイチ盛り上がり切れず、不完全燃焼だったので、この大阪2日目に並々ならぬ想いで賭けてました!

もともと自分内メインもこの2日目、特にこの朝イチのサブウェイズ、Hal、そしてアーケイド・ファイアーの新人3バンドだったので、もうそれはそれは、ハンパなく期待していました。

朝早くからサブウェイズのために並んで、前列から2列目というポジションをキープ。始まったらつぶされてしまうだろうな、と思いましたが、不完全燃焼になるよりは、つぶされても、ボコボコにされてアザだらけになっても、そっちの方が本望。

そしていよいよサブウェイズの3人が登場すると、やはり会場内は一気にヒートアップ!
ペッチャンコに押しつぶされたけど、そのみんなの「待ちに待ってたよ!」的な熱気が最高。
もうその熱気を感じるだけでも、私のテンションも一気にぐぐっと上がり、嬉しかったです!

そしてライブに突入。

何てたって、シャーロットちゃんがイイ!!
アルバムで聴ける、そのクールなヴォーカル/コーラスもライブでも全然余裕で再現してるし、ベースもブイブイ弾いてるし、予想を超えるアグレッシブなアクションで、会場の私たちを沸かせる沸かせる!
噂通りのミニスカ&ブーツ、お化粧もバッチシ!での登場だったけど、もうその女の子らしいかわいさ満点のルックスと、でも、演奏や歌を歌うと、もうそこにはRock 'n' Rollのカッコ良さが見事にそこに存在していて、そのギャップがバツグン!
10代だろうが、女の子であろうが、そんなことは全く関係なくて、ただただお見事!と、ひれ伏すしかなかったです。
いやぁ、ホント彼女にはシビレました!かっこいいし、かわいいし、言う事ないですよね。
私でこんなんなんだから、男子諸君は骨抜きになったことではないでしょうか。

そりゃあね、こんな素敵な娘がそばにいたら“Rock 'n' Roll Queen“なんて曲、書けちゃいますね!



↑コレが噂のシャーロット嬢
19歳のミス・ロックンロール・クィーン♪


反対に、シャーロットちゃんの婚約者でもあるVo.Gのビリーは、コレでもかというくらいルックスは地味で、ファッションもフツーのポロシャツにジーンズ、髪も短く切ったようですが、これまたフツーの髪型で。
派手な自己顕示欲が全く見当たらない佇まい。
でも、これなんだなって思いました。

サブウェイズってそのRock 'n' Rollの見事にツボ的な音楽性から色々、ハイプ?とか何とか言われてて、私も実物を観て確かめたかったのだけれど、彼らはただただフツーに演ってるだけで、そこに余計な計算とか何も入っていないんですよね。
その事がビリーのフツーの淡々とした佇まいから感じられたんです。

キラッキラしたカワカッコイイ女の子と、少し冴えなさそうな限りなくフツーの男の子というそのギャップある二人の自然な佇まいから、やりたいことをやっているだけという、スタンスが見えてきました。
そのことが嬉しかったです。だって本物ってことやん、それって。


曲の途中で、何回かやってましたけど、ビリーとシャーロットちゃんが、ものすごく近づいて向かい合わせになって、ギターとベース、そして自分たちもくっついちゃうんじゃないかって程、近づいて弾いてましたけど、アレはヤバイですよね。

よくレッチリでもフリーとジョンがやっているのを観るんですが、アレって結局その二人にしか分からないモノがその「間」にビリビリ通じ合っていて、こっちとしては観てはいけないものを観てるような気になってしまうんですけど、なんかたまらなく感動しちゃうんですよねぇ~。
よくハードロック系とかの人が、盛り上がるよう演出でしてるようなやつは別ですよ。
このサブウェイズやレッチリみたいに、ステージ上の二人以外は全て関係ないってカンジでやるアレのことです。


↑これこれ、こういうの

でもこの子たちがこうやっているのを観て、お姉さんはホントに泣いてしまいそうでした。
もう気分は親戚のおばちゃん状態。
「あんたら、この先何があっても二人でいるんやでぇ~。頑張りやぁ~」って。
まぁ「オマエが頑張れよ」とジミーちゃん風に言われるのがオチですが・・・(笑)。

“Rock 'n' Roll Queen“ “Oh Yeah“というキラー・チューンで最高潮に燃えたのは、もう言うまでもなく。

終わった後は、もう全身ずぶぬれのとんでもないことになって、息も絶え絶えで半分死んでましたが、もう心は有頂天で、サイコー、サイコーと連発してました。

終わってすぐNo.5に移動してThe Little Flamesを観ようって思ってたのですが、私も、一緒に観に行っていた友だちも、もうそれどころではなく、出たとこで、しばし座ってボー然としました。

その前に座っていた中学生らしき女の子たちが「ライブって初めて観たけど、サブウェイズ、凄かったなぁ、最高やったなぁ」という話をしていたのを聞いて驚き!
こういう子たちがどんどん増えていっているのなら、いい世の中になるよね、きっと、なんて友だちと感心して話しました。

ヤ、ヤバイ。サブウェイズだけで、長過ぎるよ!


ハイヴスまでやってくる!

2005年07月29日 | LIVE
あわわ。10月、ハイヴスの来日までありますがな~!

何なんだ、今年の充実度満点の、「大好きなアーティストの新譜ラッシュ」と「大好きなアーティストの来日ラッシュ」は!
もう既におなか一杯なのに、さらに秋にはポール、レッチリの新譜も待っているしねー!

「怒濤のような」とは、今年のことを言うのでしょうね。
「嬉しい悲鳴」とは、今年叫ぶものなのでしょうね。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

そしてThe Hives!ザ・ハイヴス!!オーイエーーーッ!!!

サイコーの Rock 'n' Roll バンド。

ハイヴスとは・・・

◆ Rock 'n' Roll が持つプリミティブなパワーを最高の純度で持ち合わし、毎回毎回ライブでそれを惜しげも無く放出する野獣。
アルバムでだっていい。ライブだともっといいけど、聴くとどうしようもなく、アガッちゃう(アガる=緊張する、ではなく、リフト・アップ、高揚する、の方)音楽。
知らないうちに身体が勝手に反応する、動いてしまう、合わせて口ずさんでしまう。
アドレナリン全開、ノンストップ Rock 'n' Roll 超特急。
ライブでは必殺Rock 'n' Roll チューンの速攻連打に演る方も、観る方も、もう死んでもいいや的な(逆説的に凄く「生きている」カンジ)、精神的にも体力的にも極限まで追い込まれるほど。でもこれぞ Rock 'n' Roll の醍醐味じゃないか。

ハイヴスとは・・・

◆ Rock 'n' Roll が持つ派手なバカバカしさを一手に引き受けて、楽しませてくれる泣き笑いのクラウン。
曲を聴けば、ライブを観れば一発で分かる。
そのバカバカしさを、バンドは自ら徹底的に演出している。

例えば、ステージ衣装及びオフ・ショットでも写真に写る場合は絶対白か黒というドレスコードをかたくなに守っていること。
メンバー名がクリス・デンジャラス、ドクター・マット・ディストラクションというようにバカな名前であること。
バンドは、ランディ・フィッツシモンズなる人物(架空のキャラ)に、全ては操られているということ。

・・・などという小ネタもバカバカしいが、ライブはJBさながらのエンターテインメント・ショーに徹していてさらに痛快。
潔く演じている、そのクールでドライなユーモア・センスが絶妙。マジな顔してスットボケ。

ヴォーカルのペレはMCで「世界で一番グレイトなRock 'n' Roll バンドはっ?」と訊いて耳に手をやり、聞くジェスチャー。
観客は「ザ・ハ~イヴスっ!!」と応える。コレをライブ中に何回もやらされる(笑)。

でもその徹底的に楽しい要素は全部、バンドの裏っかわでは、悲壮なまでに熱い決心でもって遂行されてるように思われて仕方ない。
(その悲壮なまでに熱い決心とは、多分 Rock 'n' Roll に対する義理みたいなものによるんだろう)
だから、曲を聴いて、演奏を観て、思わず笑った後、泣きたくなってしまう、切なくなってしまう。
楽しいだけのハズなのに。



ただのおフザケ・バンド? 冗談じゃない。
こやつらは本物だぜっ!
ルックスだってこのように、楽しすぎなんだっ!

Rock 'n' Roll とはエンターテインメントである、というすごくシンプルな事実に、忠実なのだ。


つまりハイヴスとは・・・

◆ Rock 'n' Roll の本物なんてのは50年代、60年代にしか存在し得ない、という幻想を笑いながら突き破ってくれる、我々のニュー・ヒーロー。
必要以上にビシッとキメたドレスアップ姿に一寸の隙もないところに、Rock 'n' Roll に殉職する決心が表れている。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ハイヴスのライブ、私は去年のサマソニで初体験。
えくすとらおーでぃなりーな体験でした。

ハイヴスが、またやってくる。

エイミーさんがやってくる!

2005年07月22日 | LIVE
うあーーーー!!!エイミー・マンが初来日決定だぁーーーー!!!

10年待たせていただきましたが、待った甲斐がありましたっ!
良かった、良かった、夢の1つが叶った。はぁ~。

これで今年の後半は、8月=サマソニ、9月=100s、10月=エイミーという私にとっては夢のようなライヴ生活を送れそうです。前半は3月にブライアンが観れたし、もう言うことないです。
神様、み仏様、ありがとうです。色々、がんばりますです。

エイミーさんとの出逢いは95年のソロ2ndの『I'm With Stupid』。
ポップ・ロックで、でもちょい影を覗かせるクセ者テイストとエイミーの声になんだか妙に捕われてしまって、気がつけば激愛聴盤に。

その後、長いこと新譜や活動の情報がなく、音沙汰ないなぁ~なんてずっと寂しかったのですが、98年に映画『マグノリア」のサントラ(というよりエイミーの曲が、映画の元々のインスピレーション源となり、脚本が作られたのでした)で復活。

これは嬉しかった!久々のエイミーということも、そしてそのサントラの曲群も大変素晴らしかったことも。いや、素晴らしいとかでないな。なんか心が撃ち抜かれたとでも申しましょうか。
特にM-4“Deathly“、“M-8“Wise Up“、“M-9“Save Me“ね!
特に歌詞ね!!特に“Save Me“ねっ!!!


♪あなたは、止血帯が必要な女の子に、とってもピッタリだわ
 あなたは私を救ってくれる?さぁ、私を救ってよ
 誰のことも一生愛せないんじゃないかなんて思っている
 おかしな人達のところから、私を救い出してよ

 ピーターパンやスーパーマンみたいに、私を救いに来てくれるんでしょ?
 ね、早くここに来て私を救ってよ♪


みたいな歌詞です、この曲。なんか私もこんなことずーっと思ってました。ふふふ。
男の人には少し重いのかな、こんな歌詞。
でもね、女の人はね、こんなこと思ってんです!多かれ少なかれ、ね。
(・・・で、ですよね、女性のみなさま??)

もうそれからは憑かれたように、この曲ばっかり聴いてました。その頃出たエリオット・スミスの『フィギュア8』とこの『マグノリア』のサントラが私のMDウォークマンをず~っと占拠していた時期が確かにありました。

その後のエイミーさんは割とコンスタントにアルバムを出してくれています。今年も新作が出ましたね。
エイミーさんは大の飛行機嫌いということで、今まで日本にもなかなか来れなかったみたいなんですが、直ったのかな?それとも思いっきし我慢して乗ってきてくれるのかな?そ、それとも船!?

あとね、エイミーさんのルックスはホント憧れ。なんであんなにカッコイイの?スタイルも抜群だしねー。


このシトの服のセンスもスキ。

ちょっと恥ずかしいですが、と言っても嬉しがりなので書きますが(笑)今の主人との出逢いは、このエイミー・マンと映画の「マグノリア」が、とっても重要な小道具として役割を果たしてくれたんです。へへへ。
だから、どちらも一生の宝物なのです。

超が十個つく位、ライブ嫌いの主人(でもエイミーはまぁまぁ好き)は、果たして彼女のライブに一緒に行くと言ってくれるだろうか?夢の叶いついでに。

Live 8 続きの続き

2005年07月05日 | LIVE
LIVE 8。ちょっとずつ見てます。楽しんでます。いつ、つけてもやってる(多分)ので、流しっぱで何回か観たりしてるから、なんかこう愛着沸いてきました♪Macはロンドンしか観れないけど、Winは他のとこも観れるのかしら。

ではまず、トップのポール&U2の“Sgt. Pepper“。うわぁ、ホントだ!ポール若返ってるよ!確かにシワ無いですね~、lenmacさんっ!ポールっ、何を注入したのっ!?髪の毛も最近は染めちゃってるし(昔は染めないって言ってたのに!)、若奥様に色々そそのかれてる感があるよね~。うむー。でも、黒の長T&ジーンズというシンプルな出で立ちは、かっちょよかったです。
それにしても、改めてボノって(ボノかよ)なんかセクスィーだなぁと思いました。

そのボノ率いるU2。“One“に感動。こんなの見せられると、現在形のバンドで最重要バンドは、やはりU2だ!って叫びたくなる。

コールドプレイ。好きなんだけど、まだニュー・アルバム聴いてない。好きなんだけど、パフォーマンス、特に印象ない。あ、あった!奥様のグゥイネス・パルトロー(←表記あってるずら?)が、赤ちゃん抱えて見てる姿が何度も抜かれてたのが、すごい印象的(笑)。こっちまで、「よ!お父ちゃん、ガンバレっ!」って応援したくなっちゃったよ。あ、あとクリスって、絶対植毛したよね!?したよねっー!!

ベイビー・シャンブルズ(元リバティーンズって言った方が有名)のピート・ドハーティー。ピー太郎さん、今や英のゴシップ王子らしいわね。そんなカンジで、すっかりセレブチックなオーラをまとっていてビックリ。T.Rexの “Children of the Revolution“という選曲にはウオーッてなったけど、始まってみると、ふむむ~。ピー太郎に合ってなかった?他の曲の方が良かった??ベビシャン、アルバムは期待してるよ!

んで、R.E.M。これもU2に続いて感動させられたなぁ。ずるいよ、必殺 “Everybody Hurts“。泣きそだよ。“Man On The Moon“も、マイケル・スタイプの見事なパフォーマー振りに感心させられました。

Keane。見たかったけど見逃し中!

Travis。好きなんだけど、飽きた感を感じてしまった。むー。ゴメンなさい。でもフランの目は相変わらずとてもきれいで、ホッとした。でもフラン、見た目がスティング化していっているのはやっぱ危険信号でない?ジャケットなんか着ちゃうから、そっくりになってたよ。でも黄緑色のパンツはグーだね!

Razorlight。やっぱ新曲の “Somewhere Else“、ええわぁ。ええ曲やぁ。2ndアルバム激期待ですねー。でもね、Vo.のジョニー君、なんで君はいつも脱ぐの??カワイイお顔に似合わずマッチョなのは分かったよ。でも私はダメだなぁ、ナルシスト君は。もっと奥ゆかしく行こうよ~。脱ぎゃあいいってもんじゃないのさ。

そして結局未だに、レイザーライト以降の後半が見れていません。

ベルリンのブライアン・ウィルソンは、生の時にたまたまザッピングしてて観れた!感動!しかしこのザッピングがすごいよ。4ちゃん、6ちゃん、とかじゃないもの。パリ、ベルリン、フィラデルフィアとかだもん。でもネットでもザッピングって言うのかしら・・・?
んで、ブライアン。「英雄と悪漢」「神のみぞ知る」「グッド・ヴァイブレーション」「ファン・ファン・ファン」の4曲だったかな?曖昧でごめんなさい。笑顔もよく出て、ノリノリでした。ただ、一カ所歌詞が出てこなかったみたいで、自分で自分に腹を立てて、一瞬怖い顔になってた。その顔がすんごい怖かったです!でもそのとき以外はね、やっぱ、この人、カワイイよ。






live 8 続き

2005年07月04日 | LIVE
あらら~。
再放送、やっぱり相当気まぐれだわぁ。スヌープ・ドッグ終わったら最初のポール&U2(の曲の途中から)また戻りましたよ。もし見る方がいらしゃったら、軽~い気持ちで何回かトライしてみてはいかがかでしょうか。あ、“Vertigo“始まった!

LIVE 8

2005年07月04日 | LIVE
みなさ~ん、LIVE 8 観られました?
現在メンツが一番豪華なLondonをここで再放送してます
私はPCがMacなので、ここでしか見れなかったのですが、Windowsの方はひょっとすると他のページでも見れるかもしれません。曖昧でゴメンなさいね。

そのLondonのメンツ↓
1 Paul McCartney & U2
2 U2
3 Coldplay
4 Richard Ashcroft
5 Elton John
6 Pete Docherty
7 Dido
8 Stereophonics
9 REM
10 Ms Dynamite
11 Keane
12 Travis
13 Annie Lennox
14 UB40
15 Snoop Dog
16 Razorlight
17 Madonna
18 Snow Patrol
19 Joss Stone
20 Scissor Sisters
21 Velvet Revolver
22 The Killers
23 Sting
24 Mariah Carey
25 Robbie Williams
26 The Who
27 Pink Floyd
28 Paul Mcartney

20:20現在、UB40が終わったとこです。
再放送は突然ブチッと終わることもあるみたいですが、何日かはやっているようです。
出演順となっていますので、楽しんでくださいね。

私も見れるって知らなくて、
lenmacさんのとこで教えてもらったわけです。

私、生の時もさっきもつけたら、アニー・レノックスだったんですよねぇ。縁があるなぁ。
見所、コラボ関係でいくと、ポールとU2の“Sgt.Pepper“!!、ピート・ドハーティーとエルトン・ジョンの“Children of the Revolution“、コールドプレイ&R.アシュクロフトの“Bittersweet Symphony“というとこみたいです。
ピンク・フロイドの再結成や、突然出演することになったThe Whoもいます。
私は生の時はレイザーライトを見終わった後、寝てしまったので、今回はちゃんとポールまでつけっぱで楽しみたいと思います。
それでは!