『Anthology 1966-1972』 The Move

2008年12月28日 | 60's
新譜の今年のベストが前回書いたフレンドリー・ファイアーズなら、旧譜/発掘系のベストはコレだー!
ムーヴの4枚組ボックス!オーイエー!!

今も聴いていますが、いやぁぁぁ・・・・・・・・・イイ(笑)
最高のビート・サイケデリック・ドシャメシャ・バンド。
ちょい大きめの音で聴いてますが、酔いしれますです。
荒々しさ+フラワ~なサイケ感+どポップなメロディー。いそうでいない、ワン&オンリー!
ヘンテコいかしてる、最高に愛すべきバンドですよね!!大好き!

私はこのボックスで特に、今まで知らなかった1966、1967年の初期のムーヴにやられちゃいました!
ビート・バンドとしての魅力に溢れているのが、新鮮かつうれしい驚きでした。

ディスク2はなんと丸々1枚マーキーでのライブなんですよ!1968年の2月(まだ5人組)と5月(4人組に)のライブを収録。これがね、またとんでもなくかっちょよろしいんです!
”Flowers in the Rain” とか "Fire Brigade" とか再現バッチシだし、ロイ・ウッドの死ぬほどポップに浮き立っているフリーキーなギターやメロディ、カール・ウェインのヴォーカルはいつだって弾けてるし(そんでもってどっかキュート)、ブリブリのベースにドタバタしてるドラム、ともう、ライブならではのドシャメシャ感増し、なとこがもーたまりません!!
このディスク2のためだけに買っても損だとは思わせないかっこよさです!
(あと1969年のフィルモア・ウェストでのライブも2曲!うち1曲はナッズの "Open My Eyes" カバー!)

とは言ってもやっぱりディスク3の1968年、1969年辺りのロイの才能が熟してくる辺りのスタジオ曲もたまりません。
しかし!私が特に心打たれたのはディビッド・モーガン作の ”This Time Tomorrow” という何とも哀愁漂う曲。こんな素晴らしい曲が、ロイ・ウッドが全く絡んでいない曲でムーヴとしての曲で存在する辺り、くすぐられますねぇ。ディビッド・モーガンという人。この人が作った”A Certain Something”って曲も同系列の切なく歌い上げる系で最高なんですけど、モーガンさんって、誰?
(でもやっぱ昔も今も、いっとう大好きな曲は ”Hello Susie”!)

他にも未発表ヴァージョンが多数収録されているし、あとブックレットも写真がいっぱいだし、ポストカードとかポスターとか、おまけ付きで楽しいす。データも充実してそうで、まだちゃんと読んでないですけど、この休みの間にガッチリ読みたいです。

ちなみにその楽しいブックレット(の写真)を見てて一番の発見だったこと・・・。
それは若かりし日のヒゲなしロイ・ウッド、結構カワイイってこと(笑)
今世界中の女子に大人気のMGMTのアンドリュー君にソックリ(てのは良く言い過ぎかしら?笑)で。
そんなわけでやっぱりロイ・ウッドの天才、すごさが色んな意味で(?)改めて分かるボックスであります。

そんなこんな大満足の内容なのに私が買ったときも現在も、HMV Onlineなら
このボックスお値段3500円切ってまっせ、奥様!
ボートラ付きCD持ってる人もコレなら全力でオススメ出来ますね!
私はコレをちょっと早いクリスマス・プレゼント(自分への)にしたのですが、最高にハッピーな気分です。聴けばいつでも。


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そんなこんなで、今年ももうあと3日。
今年はブログを長い間ほったらかしにしてしまったり、短い間チョコチョコ休んだり、みなさまにもご心配かけたりで、申し訳ありませんでした。そんな不安定更新のウチを、休んでる間も訪れてくださった方々、コメントを下さった方々、今これを読んで下さっている方々には、本当にお礼を言いたいです。感謝しています。ありがとうございます!

ブログを初めて早3年。日々も色々変化していく中で、ブログを続けることのむずかしさみたいなものを感じずにはいられなくなってはいますが、やっぱり長いおつきあいをさせて頂いている方々とのやりとりは楽しく、あとそういう方たちのブログを読んで、刺激や元気を頂いて、影響されて歩んできている日々なんだなーとしみじみ思います。ホントどんだけ元気もらってんだか、って話ですよ、まったく!(何ギレだ、コレ)
これからも気まぐれ更新だと思いますけど、気まぐれにお付き合い頂ければ、とっても幸せです。
よろしくお願いします。

それでは今年もお世話になりました!
よいお年をーーー!!!



『Friendly Fires』(2008) Friendly Fires

2008年12月26日 | 00's
よっしゃぁ~。無事今年の仕事納めも終わりました。
しっかし今日は日本全国、激寒かったですよね!
初雪が吹雪いているのも会社の窓から見ちゃいました(恐)

会社のウチの部署は特に忘年会はないとこなので、仕事が終わってからフロアのあちこちで「よいお年を」の挨拶祭り(笑)もちろん自分も参加。今年から新人さんがえらく増えて人数自体がぐんと増えたので挨拶する回数もされる回数もすごく多くて、でもそれがなんだかよかったなぁ。いよいよ年末だわ、という気分にもなるってもんですし、それになんだか挨拶するのもされるのもいいもんですよね、気持ちと感謝を込めて「よいお年を」ってね。
なんかちょっと寂しいような、うれしこそばゆいうような。好きだな~。

さて今夜はダンナさんは忘年会なので、家で一人まったりTV&音楽鑑賞大会。
さっきTVでドリフの『8時だヨ!全員集合』の名場面集やってたんだけど、久々見たけど今見てもホント面白いわーーっっ!
というか子供ん時はここまで細かい笑いは分からなかったよなー。アドリブが怖いくらい面白いですよね。すごいわー、やっぱり志村天才!
・・・とか言いながら後々『オレたちひょうきん族』に何の躊躇もなく移行していった世代ですけど(笑)


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今聴いているのはこれ。
最近買った新譜ん中では抜群に気に入ってます。
このフレンドリー・ファイアーズという英国のダンス寄りの新人ロックバンド。
彼らの ”Paris” というシングルは iTMS で曲買いしてて気にっていたのですが、これはその後発表の1stアルバム。発売当時(今年の秋頃だっけ?)はタワレコで試聴して何度も迷ったあげく、やっぱ最終的にピンと来ずそん時は買わなかったんです。

だけど最近年末になって色んなとこで今年のベストが発表されだして。
私は毎年Snoozer誌の年間ベストはすごい重宝してました。旧譜探検のみに夢中だった2006~2007年以外は。
いつもSnoozer誌の年間ベストは翌年の2月くらいの号で発表されていたのに、最近は早いんですね。年内発表。おかげで今年、その雑誌を見て居ても立ってもいられず速攻何枚かオーダーして、すぐ届いたんで、なんとか2008年の新譜を2008年に聴くのが間に合ったという。駆け込み買いの急ぎ聴き。はしたない(苦笑)

で、影響そのまんまでこれまたなんともお恥ずかしいですが、その雑誌の2008年ベストで3位だったのがこのアルバムだったんですよね。
このアルバムだけはね、無性に今すぐ聴きたくなっちゃって、雑誌買ってきた日に iTMS で速攻アルバムで買いました。iTMS 初「アルバム買い」です。だけど失敗しちゃいました。あんましいいんで、やっぱCDで欲しくなってしまいました。実態がないのって、今更だけどやっぱり虚しい感じがしますね。

で、このアルバム、このバンドの何がいいかって、ただすごい気持ちいい。そこ。
最初の店頭試聴もピンと来ず、実は買ってから初聴きもピンと来ず、「焦って買って失敗??」とか思ってたのですが、2回、3回聴いてくうちにすぐピピピーン!と来るようになりまして。
だってすっごいキャッチーだし、ハウスの多幸感と自分内籠り感とでも言えばいいのかそーいうのがクセになるし、でもハウスとかディスコとかエレクトロ系とかそーいうんではなくロックバンド然としてる佇まいにもぐっと来るし、そんでもってポップで超メロディアスだし、シンプルかつ的確なリズムが気持ちいいし、ヴォーカルはヤング&セクシーだし、歌詞はね、夢とロマンと虚しさとがない交ぜになってて切なかっこいいし、全てにおいてクレバーだし、イヤミなくらいよく出来てるんですよね。聴くたんびに「最高!」っていう思いが増してきています。

今年モノって数えたら20枚も買えてないのですが、ベスト1はコレかも!
Black Kids か MGMT か迷ってたとこに、自分にとってド級の大当たり盤がやってきて幸せです。


よいお年を、はまだ言いませんよぉ。
あと1回は多分更新出来ると思いますので(^^;)



→Friendly Fires myspace



2008年って、こんな年

2008年12月23日 | 音楽雑談♪
みなさま、お久しぶりです。更新開いちゃってて、その間見に来てくれてた方、ごめんなさい。
なんだか色々あったりで揺れたりしてました。ご心配かけておりましたら、どうもすいません。でも元気です。
自分のは更新できなかったけど、みなさんのとこは読ませてもらって、勝手に元気もらっていました。読み逃げラーになっちゃってまして、失礼しております。
でもホント支えにさせてもらっています。

この間の記事で書いた「変化」については目下努力中です(かなー?^^;)。
そしてそれとは別に、これは前回の記事を書いた時には全く思いもよらなかったことなのですが、実は先日バイト先からプチ昇進のお話を頂きまして。といっても同じアルバイト内での話なんですけどね。ただ内容的に「どーなの、出来るの自分!?」って感じのものだったので随分悩みましたが、仲間も上司の方々もサポート体制バッチシというか、なんだか応援してくれてるんですよね。それが身に沁みて伝わってきて、ホントーに有り難くって心強くって。
幸せ者だなぁって思った力で、来年からまたちょっくらがんばりますだ。スペシャル・サンクス・フォー・あいちゃん・アゲイン!いつだってあなたには感謝してます!!


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さて、今年ももうあと少しで終わっちゃいますね。早いなぁ。
今年のベストとかも考えてはいたのですが、どーもベストというよりね、違う方向で発作的に「してみたい!」と思ったことがありまして、今日は(というか今年は)そーいう記事です。楽しんで頂ける方がいらっしゃったらうれしいのですけど。

というわけでドドンと載っけます!
メモしてたから今年は分かるのです!
ジャストな数字になった記念ってのもあります。例年よりやや多いかな。
ホントは感動したものは1枚1枚グッドタイミンに記事を書きたかったですけどね。だからすごい欲求不満ではありました。全然思うように記事書けてないですもん。

ごちゃごちゃしておりますが、コレが私です。いや、”今年の” 私です。
買ったCDでしか自分を表せなくなっているのかな。でもいいや。自己満足度120%(苦笑)

昨年秋からの自分内ジャズブームが、今年の春先まで猛然と続いておりました。
ちなみにジャズは最初の2枚、『ジャズ・アット・マッセイ・ホール』とブラウン/ローチ盤以外はすべて紙ジャケです。ジャズは紙ジャケってのが私の小さなこだわりです(てへ)。

夏頃から今年の新譜あさりが急に楽しくなった。若返った(笑)とか言うほど全然聴けてないので、来年に宿題持ち越しですけどね。現に最後の5枚も実はまだ届いておらず(汗)お正月休みの楽しみ、です。

あと過去に売り飛ばしちゃったけどやっぱちゃんと持ってなきゃ、ってアルバム。安いの探しての買い直しも意識的にするようになりました。この中も結構買い直し盤、多いっす。

冬には思いもしなかった突然のニュー・ウェーブ現象がちょい起きた!(現在進行形)

でも結局色んなジャンルにいつだってフラフラ揺れて何もかもがチューーートハンパっなのは、もうそれが自分なんだなぁと諦めております。

ここにあるのはCDばっかで、レコードは入れていません。レコードも良い出逢いがいっぱいありました。
今年はレコ屋通いが復活した、ってのも自分の中では大きかったです。

文字数制限(初めて!)のため、以降、2008年前半と後半に記事を分けます。
ホントは1つの記事でバーンて並べたかったのにね。トホホ。

(下の記事に続く)


I'll Try Something New

2008年12月02日 | 音楽雑談♪
変わろうと思う!変化!変化!!
ちょっと見つかった気がする、その方向が。
しかも直感でこっちだっ、と思う方向に!気持ちよく進める方向に!前向きで楽観的で楽しい方向に!!
ありがとう、力になってくれた友よ!(Special Thank You For Ai-chan!!)

って、頭ヤバイ書き出しで、すんまへん。
でもちょっと書いておこうと思いました。みなさんも応援しててください。
なんのことやねんという、もっともなツッコミはナシで(笑)


そしていつだって、どこでだって、音楽は味方なのであります。
あなたの、私の。


昨晩、スタバで友達に話を聞いてもらっていた時に流れてきたのは、この男の声でした。
世界一スゥイートなファルセットを持つ男、スモーキー・ロビンソン!イェイ!
大好きなスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの、聴いたことない曲。
だけど素敵な曲だった。いつもの彼らの曲だった。
スモーキーも「大丈夫だよ」と言ってくれてたんだなぁ。
勝手で都合のよい解釈だけど、そういう風に思うんですよね、いつだってそういう時は。
で、そういうことが、なんか心の滋養になってるんですよね。

で、さっき何の曲だったのかな~と調べてみたんだけど、アレ?スタバのコンピCDにそれらしきものは見当たらないんですよねぇ。コンピじゃなかったのかな。
あれはなんという曲だったのだろう。いつかまた出逢えるだろうか。

でもあの声、スモーキーのあの声とミラクルズのコーラスと、それらと演奏全部ひっくるめた彼らのモータウンサウンドが聴こえてきた時、周りの空気が一瞬、丸く優しくあったかくなるのが目に見えるようだったよ。
すごいよ、スモーキー!

そんなわけで、本日代休にてお休みの私は、家でゆっくり、少し大きめの音でスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの音楽を思う存分楽しんでいるのであります。




私の強い強い味方 ありがとうね いつもいつも