"D'You Know What I Mean?" (1997) Oasis

2008年09月17日 | オアシス/ノエル
オアシスのノエル・ギャラガー、ライブ中に乱入者に襲われて、肋骨と腰を打撲。
最近知りました。全然知らなんだ。ショック。youtubeで、その襲われる瞬間の映像(なんてものまであるんだ。そしてなんてものまで見るんだ)も見てしまい、ホント、ショック。
ライブ中に襲われるなんて・・・。ステージ上から小突き落とされてた・・・。
だけどそのライブを観た人によると、その後10分位で出てきてまた演奏したっていうんだから偉いじゃないのノエルっ!!(30分ほど早く切り上げたらしいです)

まぁ、ノエルからのコメントも発表されたみたいで、まずは一安心。全治3週間だって(泣)
でもホント最悪のことまで起こりかねなかったわけで、十分ショッキングな事件なんだけど、打撲で済んだということを喜ばねばいけないのかも知れません・・・。

しかし、なんてことするんだ、ウチらの兄ちゃんに・・・。
心が痛い・・・。
ノエル、負けないで頑張ってね。


来月に新作発表だし、最近よく聴き返してます、オアシス。
このブログ、第1回目の記念すべき記事はオアシスの2005年の前作だったんです。
それくらい愛してます。
一番駄作だって言われてる『なんたらなんたらジャイアンツ』の別テイク集ブートだってマイCD棚にちゃんといらっしゃるくらい、愛してます(笑)

ある時期まではまぎれもなく自分の中で最高のバンドでした。だって最高の夢見させてくれたもん!
今だって、オアシスのことなら少しは熱くなってる自分がいることを、確認出来るのがうれしかったりするんです。
そういうバンドって大切です。


そんなこんなで、今回はノエルの回復を祈願して、オアシスから1枚!
"D'You Know What I Mean?" シングルで行きまっす!

オアシスは初期のシングル・カップリング曲がアルバム収録曲より優れている名曲多し、なことは有名ですが、この3rdアルバム『Be Here Now』第1弾シングルのカップリングもまた、大変素晴らしいことになってんですよねー。
ちなみにA面曲 "D'You Know What I Mean?" も最高で、ついでに言うと評価が大変低いアルバム『Be Here Now』も私はめちゃくちゃ評価してて、もー大好きです。
丁度この時の武道館ライブを見に行ったのが私の初オアシス・ライブだったということで、思い入れもガンガン手伝っていると思います。

で!このシングル!
思わず写真をCD、7inch、12inch と3枚のフォーマットで並べて撮ってしまったほど(笑)ジャケがイイ!
こういう理由なくデカくカマすハッタリ感がいいのですよ、オアシスの場合。音もアートワークも。
こっちも理由なく「・・・すげぇ!」と圧倒されるのが筋ってもんです(笑)
左端のボーンへッドが超懐かしい。リアムが短髪ってのもうれしい。ボウズに惹かれるので。

で、このシングルのカップリング曲なんですが、まずM-2 "Stay Young" !
なんでコレをアルバムに入れないの!?ってファンなら誰もが思ったハズ!な、オアシス特有の最強なB面曲なんですよねー。
明るくチアフルなメロディ、屈託なく弾むギター。歴代で史上最高にハッピーなオアシス・ソングですよ、コレは。

で、次!M-3 "Angel Child (Demo)" !
デモ、ってありますが、いまだかって正規ヴァージョンなんてものも発表されてません。だけどねー、これまた完璧なんですよね~。ノエルのギター弾き語りなんですけど、コレ以上なんもいりません。デモで完璧。
この曲は昔ギターでよぉ~練習した曲なんで、すごい愛着があります。 ノエルのこういうアコギ曲ってギター弾きながら歌うとメロディがめっちゃ気持ちいいんですよね。むずかしいこともしてないから、私でも練習すればなんとかなるのもうれしいし。

で、最後は M-4 ”Heroes” !
えぇ、恐ろしいことに、ボウイのアレですよ。これまたオアシス得意のまんまカバーです(笑)
でも例えまんまでも、何かがおかしいと分かっていても、私は素晴らしいオリジナルよりもこっちのノエル・ヴァージョンの方が100万倍好きなんです。なぜだか泣きそうにさえ、なるほどに。ここら辺りがオアシス・マジックではないかと思うのです。オアシスって聴いてたら、なんか泣きそうになるのです。
そう、オアシスって・・・泣けるんです・・・!!(しつこい)


そんなわけで、何枚かあるうちの完璧なオアシスのシングルの1枚でした!
ノエル、元気になってね~~。



がんばれ、がんばれ、にーちゃんっ






Talk Tonight

2006年10月05日 | オアシス/ノエル
今日はブルーグラスの本の練習をちょこっと。"Baffalo Gals"とかを。
やっぱり楽しい。伝承曲はホントに単純なメロディで人の心をホクホクさせるのがスゴイ。

少し気も大きくなってきて、他の本もやり出す。オアシスのバンドスコアを久々に取り出してくる。
7、8年程前にギターを私なりに頑張っていた時、よくビートルズやオアシスの曲で練習していました。練習と言っても簡単なコード弾きです。

オアシスは特にノエルのアコースティックな泣き曲。弾きながら歌うのがなんだか浸れて気持ち良いのです。ああいうソフトな歌い方が似合う名曲多し。"Sad Song" とか "Angel Child"とか。
リアムが歌う曲でも、アコギでざくざく弾くのが楽しい曲が結構あります。ホラ、"Married with Children"とか。





で、今日は"Talk Tonight" 。95年のシングル『Some Might Say』のカップリング。これは歌詞も泣けるのです。
しかしながら、これはオアシス初期の名シングル群の中でも、飛び抜けて素晴らしい名シングルじゃなかったっすか?("Acquiesce" も収録っすから!)


で、さっきまで30分くらいだけど弾いてみる。
弾いてるとちょびっとずつ、ちょびっとずつ思い出す。
あ、コードって気持ちいい、とか。和音?ってんですか。
(いろいろ、基本なことを分かっていないのです)
コード弾いてるだけでも、ウットリなんだけど、やっぱりコードが変わる瞬間がさらに弾いてて気持ちいい。
(万年初心者はこういう基本で単純なことにも喜びを覚えるのです)

例えばこの曲だと、Aメロ、(Em7→Am→Cadd9→G) の (Am→Cadd9)の瞬間とか。
とか言っても、コードフォームもぜーんぜん忘れているし、コードチェンジもすらっと行かない。
あと、曲と合わせてみたらキーが全然合ってなかった!恐ろしい・・・。私のギターは今何のキーなんだろ??

弦も少し錆びてたので、新しい弦に近々張り替えたい。
天気が良ければ緑地とかに行って、思いっきし弾きたい。
その方が悪いとこも目立って、練習になると思う。ウチはマンションだし、弾いてた時間も22時だったので、ピックも使わず指でちゃらんって弾いてました。それだとちょっと弾けてるように聴こえる。でも私は知っている。ピックでちゃんと弾いたら音がビビって出てない弦があるハズ。ちゃんと押さえるのが苦手です。
でも今は分からず、弾けてると錯覚してるので、気持ちいい。ついでに歌も出てくる。なんちゃってノエルでご機嫌さんです。

あぁ~、楽器を弾きながら歌うのって、なんであんなに気持ちいいものなんでしょうか。
「弾ける」って言う程ホントに弾けてないのですが、それでも、音楽の恩恵のおこぼれっていうか、喜びを少しでも味わえるのが嬉しい。

指先が痛くなるのも、また嬉しいものです。
(万年初心者はやっては止め、やっては止めなので、いつも指先は柔らかいのです)

Anyone Can Play Guitar。これホント。ちまちま気張らずやっていきたい。



『Don't Believe The Truth』 Oasis (2005)

2005年06月01日 | オアシス/ノエル
初めまして。過去や現在に、色々グッタイミンに出会ったこと、書けていけたらいいなぁ。
よろしくです。
さて、第一弾。

オアシスがオアシスからパクるのをやめた!

1曲目のイントロからして「ん!今までと違う!!」と感じさせる。
前作、前前作では感じられなかった意気込みの違いみたいなものがあり、
それが音としてちゃんと具現化されている。これはいったいどうしたことなのか!!

前作収録の“Hindu Times“ にもそういう意気込みがあるにはあったけど、
まだ自身の足跡をなぞる、いわばパロディー的趣向から抜けきれていなかったと思う。
どこか優等生の模範解答みたいな。
よく出来ているけど、決して心を鷲掴みにはされないといったような。

でもこのアルバムは違う。

あっけらかんとしているほどの余計な装飾の無さ。
曲のタメにドスが効いている。
邪念がない。
名曲を書こうとしていない、故に無理が無い。
このアルバムを聴けば前作収録の “Stop Crying Your Heart Out“ や“Little By Little“は
名曲を書こう、書こうとして、どこか不自然な面白味のない曲になっていた事が分かる。
よく出来ていただけなのね。

今作では、俺はこうなんだ、仕方ないだろというような、
ギャラガー兄弟独特のふてくされたような音の鳴り方をしていて、
それが3rd辺りまでのオアシスを思い起こさせて、聴いていて痛快な気分になる。
これだ、これこれ。これなのだー。

それは2曲目 “Mucky Fingesr“ 、3曲目 “Lyla“ で特に顕著に現れている。

“Mucky Fingers“ なんてヴェルヴェッツの “I'm Waiting For The Man“ そのもの。
プラス Bob Dylan 。
でもいい。それがどうした。
引用も度が過ぎるとパクリになり、笑えてくる。
そしてあまりにも堂々としているので、その堂々振りに感動してしまう。
これだけ、堂々とまんまパクるのはノエルとしても1st、2nd以来久々で、
調子のイイ証拠としての曲じゃないでしょうか。
あー清々しい!

そして “Lyla“ の素っ気なさと言ったら!!

それでいて、決して大味なアルバムではなく、今までのオアシスにはこれまた有り得なかった
「地味だけどすてきな小品」的な佇まいがあり、笑える。ちょっと。

ノエル的には提供曲は少ないけれど、しかしここ何年もの間掴み切れなかった何かを今作では掴んでいる気がする。
そしてその事を日本盤ボートラ、12曲目で宣言しているかのように感じてしまう(タイトル見てみてください)。

リアム的には前作収録の “Songbird“ ほど作曲的に嬉しい驚きはないが、全曲悪くない。
リアムはヴォーカルが相変わらず調子が良い。この人は毎盤ごとに成長しているような気がする。

そして最終曲、“Let There Be Love“。
今までの曲は全部この曲の前振りだったのね、と思わせる堂々とした名曲振り。
私はおにいちゃん贔屓なのですが、リアムからノエルに代わったとこで
♪Come On Baby Blue...♪なんて歌われた日にゃあ!!
そっからの歌詞もえらく泣けて涙がしばらく止まらん位号泣してしまいました。
おにいちゃんは時々、こういうことを言って肩をたたいてくれます。

なぜオアシスがあんなにも大好きだったのか、
言葉やこじつけでなく、音そのもので思い出させてくれた奇跡的な一枚です。