ハニーバスのベスト盤(その1)

2005年06月08日 | 60's
ハニーバス、あぁハニーバス、ハニーバス。
出会いはHMV編集のイージー・リスニング系のコンピに入っていた、ハニーバスの一世一代の名曲1968年の作品“I Can't Let Maggie Go“を聴いた時に始まりました(ちなみにハニーバスは全く持ってイージーリスニングではない。断じて!!)。そのコンピは2枚組だったのだけれどもうその曲しか聴けなくなる位、私の音楽の嗜好のドツボ、ド真ん中!ハートを、いや、魂までをも撃ち抜かれてしまいました。甘くて甘くてとろけてしまいそうなメロディとアレンジ。でも甘すぎるってことでは決してなく、一歩手前で控えめに上品ささえ漂わしております。で、ちょっと切ないビターな歌詞。

「彼女は僕を笑わせる。僕を泣かせる。それもまばたき一つでだよ。
 彼女は鳥みたいに空に飛んでいくんだ。
 彼女が僕のものだったらなぁ。
 彼女は鳥みたいに飛んでいく。
 あ~あ、なんてこった。ため息がでるよ。
 マギーを行かせることなんて出来ないさ。」

大変拙い訳で申し訳ないです。でも歌詞は殆どこれだけというシンプルさがまた泣ける。この何とも情けなげな男の気持ちを、憂いを含んだ優しくて素朴なヴォーカルとウラ声コーラスで、そらもう何とも頼りなくも情緒豊かに歌ってるんですよぅっ。そこに励ますように被さる呑気で田園的なストリングス!!
このヒト、マギーを行かせられないって言ってるけど、絶対ムリ。アナタじゃムリ。歌を聴けば分かりますよ。マギーが遠くに行っちゃう姿が目に浮かんでくるってもんです。
って、あっ!!今気づいたけどこの歌詞ってDeath Songに聴こえてこないでもないですね。彼女、お空に飛んでっちゃうんだもんね。それだけ自由な女の人だという事で解釈していたのだけれど・・・。でもどっちでもよろしい。深読みする程きっと深い歌詞ではないのだ。
はぁ~。それにしても傑作だなぁ。一生に一度出逢えるか出逢えないかの、私にとってはほんと宝物の曲。ほんと何十回続けてリピートしようが、絶対飽きない、嫌になる事がない。嫌いになんてなれるはずがない。これは恋なのでしょうか。もしそうならばほぼ10年近く落ち続けてますよ。この曲はピート・デロという、ハニーバスの実質的、だけど消極的なリーダーが作りました。(明日に続きます)

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みみ)
2021-10-27 01:31:16
私もハニーバス、I can't let Maggie goに恋に落ちた1人です、、!
私もこれはもう、恋としか言えないんじゃないかと言うかもうなんだろう、生まれながらにこの曲が好きって決まって生まれてきたのかなあみたいな包まれるような音とまた歌詞もよくて、、!同じサビの繰り返しが多いのに何回聴いても飽きないし、内容薄いなとか全く思わなくてむしろ深すぎるほど深いというか、、
もうブログ内容が共感しまくりでした、、!
返信する

コメントを投稿