牡丹園
「 人生は 私たちが人生とは何かを知る前に もう半分過ぎている 」
と嘆息したのは ・・・ 英国の詩人ヘンリーです。
しかし 人生の半ばを過ぎたところでわかれば 上々ではないでしょうか。
孔子が語った ・・・ 「 四十にして惑わず 」などでも 現代人には至難です。
通常 人は恵まれた情況に身をおくことをもって 幸福と考えやすいものです。
だから 恵まれない境遇の時には
つい我が身の不運と他人の幸運をひきくらべてしまいます。
でも 不安定な人生の禍福は
昨日の幸運が 今日の不運の因となることすら珍しくありません。
「 人は 幸運の時には偉大に見えるかもしれないが
真に向上するのは ・・・ 不運の時である 」
ドイツの詩人シラーが語ったことばは
人生の妙味を見事についていますね。