負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

宗教 ・・・ ありのまま

2012-05-14 19:53:18 | 原発震災避難者


散策



宗教と称するものの中には

まことに言葉通り ・・・ ピンからキリまであるようです。


裏長屋のようなところで

狐憑きみたいな顔した人たちが集まって

何かをモソモソやっているのから


大伽藍を構えて

彼らのもの日には バスを連ね 時には 列車まで動員して

何千 何万の信者を動員するものまであるようです。


しかも その拠点の立派さや動員力の大小は

必ずしも それらの教義や信条の深遠さとは比例していません。


地獄の入り口で 兎(と)や角(かく)と論じ合っているのから

娑婆(しゃば)の次元で 亡者を引き摺(ず)り廻しているのや

天国や極楽の板戸の前に陣取って 静かに開門を待っているのまで

・・・ 種々雑多でございます。


これが 世に行われている宗教なるものの ありのままの相(すがた)だ 

と思って ・・・ あまり大きな間違いではないようですね。


さて ・・・ 。



* もの日:(物日)祭日・祝日など特別なことが行われる日。








人間成就

2012-05-14 14:30:58 | 原発震災避難者


散策



壷      坂村 真民


壷の 美しさよ


からっぽの

からっぽの

壷の 美しさよ


火を くぐった

この からっぽの

壷の 美しさよ



その人の傍らにいるだけで

一語も交わさないでも 心暖まる人というのがあるものです。

そういう人は この世の辛酸をなめつくして

しかも その影すらもとどめない人です。


どんな人の どんな悲しみにも共感でき

しかも 自身については いささかの愚痴もこぼさない

それこそ ・・・ からっぽの人です。



辛酸のすべてが その人をつくり上げるのに

なければならなかったものとなっているからでしょう。

苦労が その人の精神的栄養に転じているからでしょう。



壷は 黙っています。


その姿のよさ 色合いのよさ

おのずと手が出て
 
壷の肌をなでずにいられない魅力をもった壷

それは 黙ってはいるけれども

高熱の火の中で 幾晩も焼かれた過去をもっているのです。


中には 高熱に耐え得ないで 砕けたものもあるし

隣の壷とくっついて ゆがんでしまったものもあるから

その点では 選ばれた壷であろうけれども

高熱にきたえられ それに耐え得たことが

・・・ この美しさを生み出したのでしょうね。



「 人生を楽しく過ごそう 」 ということばが流行(はや)る。

・・・ なにか 軽薄な響きがあります。


私たちは 一生かかって

人間とはなにか
 
自身とはいかなるものかを 身をもって学びつつ

自身を成就すべきものとして ・・・ 人間に生まれているらしい。


人間の楽しみというのも

苦労に耐えてきたところから ・・・

おのずとにじみでてくるものなのでしょう。


人生の楽しみも 深いしみじみとした味わいのものでしょうね。








中途半端

2012-05-14 11:30:26 | 原発震災避難者


散策



此の世の中のどんなものでも

本当にわかっているものがあるだろうか。


食べものにしても

花や 草や 木にしても

土や 石ころや水にしても

何一つとして その正体が

本当にわかっているものがあるだろうか。


中途半端なところで

・・・ わかったことにしているだけだ。







このままで ・・・ すでに過分

2012-05-14 08:36:28 | 原発震災避難者


散策



今までは 自分の心の中など問題にはならず

外のことばかり気になっていましたが

・・・ どうも不思議です。

自分の中が見えてくると

かえって この身に安らぎが与えられてくるのです。


「 助かる 」 とよく聞きますが ・・・

今までの自分に 何かすばらしいものが加わるのかと思ったら

そうではなく

どうも 今与えられえているこのまんまで すでに過分だ

・・・ と気づくことのようです。



ナニ そんな消極的なことでどうするかですって?

あなたには 消極的に見えても

私には これが積極的なのです。

・・・ こわいものがなくなりましたもの。


今朝も快く目がさめ 不思議と息が出ており

おしっこが とどこおりなく出ました。

・・・ ありがたいです。


ナニ お茶漬けでもいいかって ?

・・・ 結構ですね。







さっぱりとした断念

2012-05-14 06:37:44 | 原発震災避難者


散策



詩人の萩原朔太郎は 京都の有名な庭を見て

自分にはわからぬ ・・・ といって 二度と訪れなかった

・・・ という話を聞いたことがあります。


このさっぱりした断念は

人間形成におけるひとつの秘訣だ ・・・ と思いますね。