時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

デトロイト市(アメリカ)の子供たちの59%以上が貧困状態に

2015-02-27 00:25:02 | 国際政治
アメリカの子供たちが貧困状態に陥っていることは前々から騒がれていたが、
まさかデトロイトというアメリカ有数の工業都市で6割もの子供が貧困になっているとは知らなかった。


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アメリカ・イシガン州のデトロイドが、
アメリカの50の大都市の中で、貧しい子供の数が最も多い都市となっています。


ニュースサイト、デトロイトニュースが、21日土曜、報じたところによりますと、
ミシガン州の当局は、デトロイト市の子供たちの59%以上が
2014年末まで貧困状態で暮らしていたとしました。


この報道によりますと、デトロイトの貧しい子供たちの数は
2006年以来、34%増加しているということです。



アメリカのKids Countプロジェクトの関係者であるJane Zehnder-Merrel氏は、
ミシガンの公共政策協会で、「貧困による悪影響は、
景気低迷の時期に行われた社会的なサービスの減少により、深刻になる」と語りました。

この悪影響の例として、2008年から2012年までの
デトロイトにおける児童虐待件数が、77%増加したことが挙げられています。


アメリカ政府は、最近、議会に提示した報告の中で、
賃金が上昇しないためにアメリカの中流階級は圧力を受けているとし、
賃金の停滞により中流階級は被害を被りやすくなっていると警告を発しました。


この報告によりますと、およそ5000万人に当たる
アメリカの人口の15%近くが現在、貧困状態で暮らしているということです。

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/52357
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近年の欧米の貧困の特徴として、
政府の福祉費の削減に伴う公的サービスの劣化と
規制大緩和・企業主体の経済政策による必然的な経済格差が挙げられる。


要するに貧困は人災であり、なるべくしてなったのだ。


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