中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

学生たちの留学へ向けた取り組み(計画書を書く)

2013年01月28日 20時31分28秒 | 日本への留学までの道のり
明け方に寝る生活が続いているせいか変な疲れを感じることが出てきました。
さすがにもう少し早めに寝て、朝には起きる生活に戻そうかと思っています。

実家に戻っているので、食生活は大変健康的です。
今夜はおでんと焼き魚(鯖)、そして野菜サラダでした。



明日明後日と大学で用があるので、明日は朝早めに起きて研究室へ行く予定です。


さて、本日のテーマは日本へ留学を希望している中国人大学生達の取り組みについて。
現在、私が世話をしている学生達は3人いて、すべて大学四年生達です。
彼女達にはそれぞれ自分が指導を依頼する教員へ見せる計画書を書いてもらっています。

それぞれ関心ある課題を決め、それに関する先行研究を調べ、そこから自身の課題を絞り、見込まれる研究成果や意義をまとめてもらっています。
そして、自身の研究計画を簡潔に記してもらっています。

そうした作業を経て、学生達には計画書を私に一度提出してもらっています。
受け取った計画書を見て、私のほうから必要な意見を出し、修正してもらうのです。

既に二人の学生が計画書を出してくれ、それに修正意見をつけて送り返すところです。


彼女達にとっては外国語である日本語で計画書を書くのは、それ自体大変な作業です。
加えて、三人とも人文系の研究課題であるために、関係する先行研究を整理するのもかなり大変です。
彼女達は日本語専攻で日本語に関する知識はあっても、それ以外の知識は少ないからです。
(なお、学生達の研究課題分野はそれぞれ言語学、歴史学、文学)
日本人の大学生にとっても、こうした作業は決して楽ではないですから。
ですから、それら先行研究をきちんと把握し、自身の問題関心を絞るのは相当大変だろうと思います。

ただ、その作業をきちんと経て大学院へ留学すれば、必ずやっていけると考えています。

ちなみに、彼女達はいずれも研究生という形で留学する予定です。
その後、半年ないし一年の研究生期間を経て、大学院修士課程へ入学予定です。
その研究生期間もきちんと指導を受けた学生であれば、より短くすることも可能です。

だからこそ私は、この過程で学生達が大いに考え、悩んで計画書を書き上げていってほしいと思っています。

今後は一週間前後の間に、彼女たちが指導を希望する教員の方々へ計画書を提出予定。
これは私が日本滞在期間しか出来ない作業なので大変重要であると同時に、ここである程度学生の評価が決まることとなります。

ですから、学生達にもメールを送り、

「君達が何か問題や相談がある時はいつでも連絡をしてきていいよ。」

と伝えました。
学生達はもちろん、私もそのために出来る限りのことをしてあげたいと思っています。
自分の研究や語学勉強、自身の研究計画書執筆など多忙なのですが、最後まで付き合うつもりです。


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1 コメント

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Unknown (キンシン)
2013-12-24 22:43:22
今私ももう計画書を書くために、脳味噌を絞って、しんどいやね。U+1F62D
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