みむたろうのベクトル

心理カウンセリングも大自然も大好き。人の心に思いを馳せてもやもや考えるのも好きなことです。

ブーリン家の姉妹

2010年03月12日 09時02分24秒 | 映画・本
先日会った友達から、読んだ本を非公開のブログで管理していると聞きました。
読んだ本と、要約、感想、さらに参考文献から読みたい本を選んで、書いているようです。


私も何かの感想を書きたくなりました。
更新が少ないかもしれませんが、「映画・本」のカテゴリーを作って試して見ます。お付き合いください(^^


DVDを借りて「ブーリン家の姉妹」を見ました。
監督 ジャスティン・チャドウィック
脚本 ピーター・モーガン
原作 フィリッパ・グレゴリー

16世紀のイギリスを治めるヘンリー8世と、女性たちの話です。
ヘンリー8世がブーリン姉妹を愛し、姉妹は翻弄されまたは打ち勝とうとし、時が流れていきます。




登場人物の心理が繊細に描写されていて、王宮や田舎の景色は美しく、でも泥沼で・・・とてもインパクトのある映画でした。
姉のアンは、ヘンリー8世に妹を捨てさせ、国の宗教を変えさせ王妃の座を手にしますが、断頭台の露と消えていきます。

そうして野心に生きたアンの残した女の子は、その後イギリスを45年間統治するエリザベス1世になるのです。歴史ってすごいですね。
アンは偉大な人物を排出するための、歴史の踏み石だったのでしょうか。。

ヘンリー8世は妻を5人持ち、次々愛する人を変えていくたびに、殺したり、修道院に入れたり、国の宗教も変えちゃったり。
映画の中では苦悩する王の姿があり、王である反面、自分の幼い部分をどうすることもできない・・というのはいかにもありえそうで・・・。必死に生きている皆の人生が苦しくて苦しくて。
きっとこの映画と同じくらい、もっと激しい事実があって、今が成り立っているのだと思うと・・・



興奮して寝られませんでした。。平日なのに、夜中の3時ころやっと寝付いて。
すっと心に入ってしまって、はあ、今でもちょっと苦しいです(苦笑



描写のすばらしい、完成度の高い映画だったと思います。
話は泥沼だけど、映像もとてもきれいで、美しい映画でした。苦しいのも大丈夫だったら(?)お勧めします(笑)


こちらの解説が分かりやすいです。
Film Reviews

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする