雪景色には、なぜかクラシックがよく似合う。
今朝は、今は亡き、大好きな世界的テノール歌手ルチアーノ・パバロッティの
プッチーニの歌劇「トゥーランドット」の中のアリア、「誰も寝てはならぬ」をかけた。
いつかイタリアへ行き、生のパバロッティの声を聞くのが夢だったけど、はかなく消えた。
マリア・カラスも好きである。
時々、人間離れして、魔女か?と思わせるような瞬間がある。
聞いていて、不思議な戦慄が走る。涙が出る事もある。
声が好きである。
特に、ロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師』の中で歌われるカバティーナ(独唱曲でアリアとは違う)
「今の歌声は」が大好きである。他にも名演がいくつもある。
生涯最高の当り役と言われるベルリーニの歌劇「ノルマ」の中の「清らかな女神よ」
これなんか、涙が出ます。
話がそれてしまった。
イタリアのトリノで行われた冬のオリンピックは2005年だったかな。
初めに、まだ元気だったパバロッティが開会式で、この「トゥーランドット」を歌い、
荒川静香が「トゥーランドット」でフリーの演技をし、イナバウアーで金メダルをとったのである。
我が家では、荒川静香が人気無くて、そうなると、あまのじゃくのわたしは応援したくなる。
皆が寝てしまった後、頑張って起きていて、一人で荒川静香の見事な演技を見て泣いていたのである。
その瞬間に出会えて、幸せだった。
先日、韓国のキムヨナが復帰してきたニュースを見た。
久々に見たキムヨナは素晴らしかった。
人に見せて、人が受けるであろう快感をよくわかっている。
計算してできるものではなく、天性のものだろうと思う。
コスチゥームのセンスのよさ、演技力、まさにフィギアの女子シングルの女王、て感じだ。凄い。
残念ながら、今のところ、浅田真央はかなわない。
浅田真央の闘う相手はキムヨナではなく、浅田自身だと強く思う。
キムヨナにしても、荒川静香にしても、精神のタフさを感じる。
浅田真央は体つきが女性になったなあ、とこの間思った。
これからだね、いずれにしても、応援してるよ。
浅田真央は今の日本そのものかも知れない。
それにしても、うちの猫たち、パバロッティやマリアカラス煩くないのかな。
ロックで鍛えているからか。
皆わたしの部屋で寝ている。