こんにちは江崎遊子です。

ちょっと言ってもいいですか。

雪かきしよ。

2022年02月28日 | 日記
雪もひと段落の様子。
台所の窓が、落ちた屋根雪で暗くなってしまった。
旦那はもう雪かきしなくても大丈夫、と思っているらしい。
かなり前のことではあるけれど「大丈夫」に騙されて
廊下の大きいガラス戸に凍った屋根雪が当たって割れたので
それ以降旦那の「大丈夫」には?である。
今回も自分的には心配なので薄いベニアを窓の外に
間に合わせ的ではあるけれど、置いてみた。

お天気がいい。

外に出て、雪を固め、ほんの少し雪かきしたかった。
屋根雪はほとんど落ちており、てっぺんに少しと


玄関の上に少し残っているだけである。
安心して雪かきができる。

我ら夫婦は人に指図されるのが心底嫌いな為
出来るだけ、自分が(そうしたい)と思ったことは自分でする。
特に歳を取ってから我儘が顕著になってきた。

私の仕事である。ほんの少しだけである。

コレでいいのだ。
しかし、旦那が内側からベニアを外したいと言った。
それは拒否。ちょっと揉める。
出れば分かるけど、雪が家に入ってしまう。
頑固に拒否したので、旦那は外に出て行った。
あら?と思ったら雪かきしていた。

お陰で、窓は全部出た。

めでたしめでたし。
なんやねん?
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感動の涙から悲しみの涙へ

2022年02月25日 | 日記
楽しませてもらった北京オリンピックのブログを書こうと
思っていた。それほど感動の涙が溢れた大会で
ネタはいっぱいあった。
でも、ここにきて連日のロシア軍のウクライナ侵攻のニュース
が流れる中、気分は滅入るばかりだ。
ウクライナの人の事を思うと、楽しかったオリンピックが
何処へやら。今の時代、ウクライナの人の困惑や悲しみが
ライブで流れてくる。
コレは映画じゃないんだ。
人類にとって、理想の世界なんてないのかも知れない。
今まである意味自由だった国家が突然軍備に勝る国家に
侵略されてしまうなんて。
思い起こせば、人類は侵略、略奪を繰り返してきた。
アメリカもイラク侵攻、湾岸戦争、」アフガニスタン侵攻
と世界第一の軍備を誇って突き進んだ。でも、アメリカが侵略戦争に
踏み切った時と、ロシアが侵略を開始した時と何かが違うのは何故だろう。
それは我らが一応、民主主義国家だからか。

ここで何を言って虚しい。
我が家の犬と猫でも見てください。




犬のカンちゃんと猫の菊千代が一緒に温まっています。



国家間のことはよく分からないけど
無理して戦わないで、とおばさんは思っています。
死んだら終わりだから。
大雪をもたらした荒れた前線の後、青空が出てホッとしました。

ステレオでユーミンの「春よ、こい」をかけました。
大好きな歌です。羽生のエキジビションの映像が浮かびます。


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読書感想文。

2022年02月15日 | 日記
武田泰淳の「富士」と言う小説をあっという間に読み終えた。
そうなると、子供の時のように、読書感想文を書きたくなる。

小説に付箋は私的には余りない。でも付箋が沢山ついてる。
後で気がついた。
小説を読んだ、と言うより哲学書を面白く読んだ感じなのだ。
あー面白かった。と言う感じにはならない。
読んでいる間、気持ち悪い、と言う感じが多かった。
付箋をつけた箇所に、魅力的な文章があれば
書きたいけれど、まだ消化できていない。

我らの村では、農閑期の冬、道玄禅師の「正法眼蔵」と
浄土宗の親鸞の言葉を勉強する。
それと繋がっている。
武田泰淳という作家の本を初めて読んだので、
如何なる人物か、調べた。
作家であるし、浄土宗のお坊さんとして得度もしていた。
そして戦争体験もあった。

「富士」は富士山麓にある精神病院が舞台で
そこの患者や職員たち、そして精神科医師を目指す
研修員が主役である。
後で考えても、病院の院長の人物が示す存在が
理解できないでいる。

正法眼蔵や親鸞の教行信証のように繰り返し読めるかもしれない。
(教行信証は自分で読んではいなくて佐野さんの講義ですが)
そんな感じがしています。

我が家の雄猫、菊千代です。


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時々猿になる。

2022年02月12日 | 日記
猿には失礼かもしれないけど、
私的には、好きな食べ物が目の前にあると、
全部食べてしまうことを「猿になる」と言っている。

我が家は旦那がアルコールの分解酵素が無くて、
家でお酒を飲むことがほとんど無い。
私の実家は父も母もかなりな酒豪だった。
その中でも、私自身は、そんなにお酒に強くなく
顔は真っ赤になるし、眠くなっちゃうタイプだった。
今は亡きおばあちゃんなんかは大正生まれだったし
「女が酒を飲むなんて」と言っていた。
そんな時代があったかもしれないけど、
今はいい時代かもね。
しかし、お酒が飲めないという訳では無いかもしれないけど、
柑橘一家となりました。
旦那の柑橘好きはそれなりに宣伝もしているし、
色々な方からみかん類をよく頂く。

まだ子供たちが家にいた頃だった。
私の姉からみかんが届いた。ブランドの三日日みかんである。
近頃、箱の大きさが小さくなっているけれど
当時は10キロ入りの箱である。
それが3日で無くなった時は悲鳴をあげた。
犯人は息子二人、旦那、おばあちゃんと思われた。
あっという間にゴミ箱はみかんの皮で溢れ、
なんたるちや、と思った。
食べる量を自制できぬのか?
それは猿と同じではないか。

どーも、食べたいだけ食べる、というのが江崎家風になってしまっている。
私だってみかんを食べたい。無くなる前に自分用に取っておく事にした。
早く無くなってもしーらない、と思うことした。
しかし、みかんが無くなると、みかん缶買ってきてーと言い出す。
持って帰ってくるのに重い。冗談でしょ。
最近は車に置いておいて、旦那に運んでもらう事にした。
食べた後の缶が邪魔くさい。全くね。

しかし、ふと思い出した。
若い頃、東京にいて、誰かに銀座コロンバンの洋菓子を一箱もらった事があった。
誰にも言ってないけど、一箱一人で食べてしまった事があった。結構な量だった。
考えてみると、洋菓子やお饅頭を目の前にすると、
私も猿でした。

猿にも色々いて、オランウータンやボノボなんかはどうなんだろう。
こと食べる事に関しては、上品になれません。猿でーす。

2月は読書の月にしている。
歴史時代小説の面白いのを読むつもりだった。
しかし、成り行きで武田泰淳の「富士」を読むことに。

画家の片岡球子の絵で、武田泰淳の字とか。いい表紙である。
水道橋博士の本を紹介するYouTubeの番組で村松友視が
武田泰淳の最高傑作と言っていたのを聞いて
すぐに買ったのである。
この村に一時期、作家を目指していた仲間がいて、
彼が武田泰淳、とよく言っていたので気になっていた。
どこかで、重そうな雰囲気があって簡単に読めないかも
と思っていたけど、先日の佐野さんの勉強会のお陰か、
スッと入って読み進んでいる。

まあねえ、猿で終わってはいかんでしょう。
わずかな知性を出してっと。ははは。


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佐野明弘さんの勉強会

2022年02月07日 | 日記
2月3、4に今年も勉強会があった。
始まる直前、コロナでなくなってもいいようなと思ってしまう。
兎も角勉強が嫌いであると実感する。
毎回、佐野さんの勉強会で思うのは
言葉が凄いという事。
恐らく、私にはよく分からないけれど、
仏教、哲学、などなどあちこちから
言葉を出してこられて、私のショボイ言葉で説明できないけれど
どう生きればいい?と問いかけてくる。
いいお話を沢山聞くけれど、
それが自分の中に積み重なった感じがない。
いや、ないとは言い切れないかもしれない。

今回二日目に出してこられたのは
國分功一郎著「中動態の世界」の中の一節。
私は経本に出てくるような読めないような漢字
の説明より現代文なのでまず読みやすかった。

それは「白鯨」で知られるハーマン・メルビルの遺作と言われる
「ビリーバッド」を読解したさまざまな論が展開するもの。
これがとても面白かった。
なぜ面白かったのか、自分なりに考えてみた。
多くの言葉を知らない身にとって、多分本当に単純に
自分に都合のいい捉え方をしたに過ぎないかもしれない。

実は国内で起きる殺人事件に興味があって、
メディアに報道される動機を知りたいと思ってしまう。
昔からある怨恨だったり、お金目当てだったりするのと違う理由
があったりする。
わたしたち人類は虐殺の歴史でもある。
権力争いでどれだけ人を殺したのか。
いまだに世界では続いている事である。
中国の歴史物「項羽と劉邦」のお話の中でも項羽は戦いに勝ったものの
兵士の食糧を確保できず、20万人もの兵士を生き埋めにするのだ。
中国でその時埋められた兵士の骨が実際掘り出されている、と聞く。
正義とか倫理とか通用しない世界だ。

そう言ったやりきれない歴史の真実。
私がその中の一人であるという事実。
誰もが認める善の象徴のようなビリーが
クラっガートという知的な堕落した悪の代表として描かれた男
の罠に嵌められ、しかしビリーがクラっガートを殺す
という話らしい。興味のある方は「中動態の世界」を読んでみてください。
これ以上の説明はできません。

面白い、と思ってしまったのは、専門家が善、悪、という簡単に説明できない
その有り様を訳がわからないと言いつつ解説しているところに
一風の風が吹いたからだと考えた。

ハンニバルレクターシリーズ4作を初めてみた時、
自分ではびっくりするような甘美なメロディが流れたし、
文学的だと感じた。何故?
サイコパス。
人を殺しちゃいけない。善を振りまく恐怖政治による粛清。

73歳になって、いつ死んでもおかしくない、と思うこともある。
でも、私は死なない、と思ってる。
しかし、コロナでボロボロと人が死んでいく。
何さ。

2018年に97歳で他界した晩年のおばあちゃんのように、
淡々と日々を暮らしていこうと思っていうる。



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