色々な人に出会うことは、生きていく上で、有り難い事だと思っていて、でも、悪い癖と申しましょうか。
あの人、鳥系だよね、とか蛙系、とか言ってしまう事がある。ちなみに、わたしは鳥系と言われていて、
アオサギとまで断定する友達がいる。ぼーっと、田んぼに立っているアオサギみたいで、
何を考えているか分からない風情とか。
それに関しては反論ありますが、そういうのは、その時の直感で決まるので、反論しても仕方ないかも。
蛙系とわたしが思っている獣医のお医者さんが居て、実は会いに行くのが楽しみなのですが、2年前に
レドリバーの我が家の愛犬が亡くなってからは、獣医さんに行く機会が余り無くなってしまった。
レトリバーは私たちより賢そうだったので、ソクラテスと言う名前を主人が付けたのですが、
その賢さを、皆に披露するソク(愛称)の技があった。
大好きなパンが使われ、待てをさせる訳です。よし、こさん。よし、おさん。ソクは口に入れようとする
パンをもう一回出してみせる訳です。これが我が家の自慢なわけだから、ソクはわたしたちの知らないところで、
ストレスを感じていたに違いない。
ソクがかなり年を取った時、主人がソクの子供が欲しいと言い出し、
たまたま、友達のレトリバーのメスが発情したらしいの報告があり、
目会わせる事になった。獣医さんに聞いたら、その時、ソクは10歳になっており、
「人間で言ったら80歳くらいですから無理でしょう」と言われた。
「万が一ってこともあるだろう」
とやけに主人が乗り気だった。何やら、一体化してる様にも見えた。
主人の報告では、ソクは信じられないくらいの元気さで、女の子に迫ったらしい。
なぜだか、となりのご主人まで、その話を聞いて、考え深く「本望だろう」
などと言っていた。
その話を獣医さんに報告したら、鼻でふふんと笑った。
結局、獣医さんの言う通りソク2世は無理だった。
今、家には猫のアーサーが一匹居る。先日ダニ取りスポットを買いに行った時、先生に
「レトリバーをもらってくださいなんて言う人ありませんか」
と聞いたら、
「レトリバー欲しい人他にもいるんですけどね。ないんですよ」
「近頃、犬も野性味が無くなって、子づくりできないらしいですね」
と私が言ったら、また鼻で、ふふん、と笑った。
ゴリラ系も好きだけど、身近のところでは、どうも、蛙系の人と縁がある。
まさか、アオサギだからじゃないでしょう。