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こんにちは江崎遊子です。

ちょっと言ってもいいですか。

ご挨拶。

2012年12月30日 | 日記

 今年もお世話になりました。
 2013年がいい年になりますように。
 皆様、よいお年を。
 
 お父さん猫、アーサーです。
 飼い主に似て、ちょっと阿呆ですがかわいいです。
 ではまた。
        江崎遊子

あっ、ら、まー。

2012年12月29日 | 日記

 今日は朝から大掃除と決め込んでいたけれど、
 旦那から、支払いの送金依頼がメールされて来た。
 仕方ない、午前中に輪島に出向いた。
 これですっきり。後は掃除です。

 家は水が出なかったこともあって、4日程掃除しないで放ってあった。
 さて、と思って玄関を開け放ち、ゴミを掃き出していた。
 そしたら、布教というのか、聖書を持って家を回る、ものみの党の人がやって来た。
 先日来よく来る人である。
 ここでは、毎年冬の農閑期に曹洞宗の道元禅や親鸞の歎異抄を勉強している(こう言う場合、ちょっと大袈裟に言うのですが)
 と言っても、堂々と何度もやってくる。「この忙しい時期によく回られますね」
 と一言嫌みを言ったけど、痛痒がない。「こう言う時だから、お家にいらっしゃるんですよ」
 仕方なく、汚くて猫や獣臭い玄関から上がってもらった。
 中学生の頃、自分の部屋に、どこで仕入れて来たのか「信ずる事程強い事はない」と書いて貼っていたのを思い出す。

 何かを売る為のセールスではなく、人々を幸せにする、と信じているんだろうな。
 でなければ、強くしぶとく何度も来ないだろうと思う。

 こちらは、ある意味、自分に自信がないし、自分の事も、人の事もほんとはよく分からない、
 噛み合うわけがない。よく分からない、という状況はとても自由ではないか、と思ったりしている。
 聖書の言葉を引用するんではなく、彼女が今、何を考えているかと言う事に興味がある。
 
 彼女たちには、神がいる。それも話を聞いていると、絶対神というわけではなく、
 日本的な神の捉え方と混同している。神が生物の中に宿っている、と言うような言い方をする。

 こっちとしては、色々な生き方があって、貴女が幸せだと思えるのなら、それを否定しないし、
 わたしはわたしの価値観や、わたしの生き方があって、聖書はいらないのである。
 欧米の映画をみていると、欧米人の宗教観は、宗教が定着しにくい民族の我等に、
 ちゃんと理解出来ないのではないのか、と思ったりする。
 ものみの党の人と喋っていて、お互いに、なにか考えるきっかけになればいいんだけど。

 正直に言えば、放っておいてください、と言いたい所である。
 でも、また来そうである。
 「奥さんみたいな人はそういません」と言って帰って行った。
 どう言う意味なんだろうね。ちょっと喋り過ぎたかも知れない。

 掃除だ掃除だ。窓から外し忘れていた網戸を取り込み。
 猫が滅茶苦茶にした多肉植物の鉢の土を掃いていた。
 あっ、タヌキが出て来た。
 
 おばあちゃんが神棚に供えていた洋梨が、腐って来たらしく雪の上に放ってあった。
 タヌキが縁の下から出てきて、食べている。
 わたしが写真を撮り始めたら、梨をくわえて、少し離れた所に持って行った。
 
 えっ、えっ、全部で3匹?
 
 
 あらまー、参ったね。ファミリーかい。

 玄関の異様な臭さは、やっぱりタヌキなんだ。
 猫シッコの臭いと、タヌキ汁の臭いとトイレ用消臭剤の香りが混ざってどーもこーもなりません。
 吐きそうである。これに犬が加わるんだ。どーしよう。
 
 
 
 

松井秀喜引退会見。

2012年12月28日 | 日記

 早目にお風呂に入り、家に戻ってさて夕飯の支度をしましょう、と思ったら、
 おばあちゃんの部屋は真っ暗である。寝てしまったか。まあいいや。
 
 テレビを点けたら、偶然NHKで松井秀喜の番組を放送しており、
 引退会見、45分を全部放送する、というので、テレビの前に座ってしまった。

 小さな水玉模様のネクタイがちょっとずれていた。
 初めから、松井の目にはうっすらと涙が浮かんでいる。

 言葉を慎重に選びながら、最初から最後まで謙虚である。
 どう言うんか、こっちまで涙ぐんでしまう。
 多分、悲しいわけではないと思う。
 一言で言えないような複雑な思いがあるんだと思う。

 巨人に10年、ヤンキースに7年。
 それだけでも凄い。
 ヤンキースのスーパースターが自分と同じチームメイトであるのが変な感じと言っていた。

 日本からのオファーが随分あったらしいが、ファンの人たちが期待するようなプレーができるどうか自信が持てない、 
 というのが、オファーを受ける事ができなかった理由らしい。

 常々、記者の質問て陳腐なのが多い、と思っているけれど、丁寧に言葉を選びながら応えていて、
 松井秀喜の顔が、とても男前に見えた。いい男になったなあ、と心底感心した。

 自分にどう言ってあげたいですか、という質問に、
 「よく頑張ったなんて、出てきませんね。もっとやれたんじゃないのか、って感じですかね」
 引退って言葉は好きじゃないですね。草野球の話もあるし。
 野球が好きなんだなあ。
 凄く頑張ったって感じがしない、勿論そのときそのとき頑張ったとは思うんですが。

 話を聞いていて、松井秀喜はいい野球人生を送って来たんだ、と思った。
 巨人に入団して、長島茂雄が松井を一生懸命育てようと、二人で素振りをしたのが
 最も印象に残っています、と言っていた。

 最後に、巨人を通じて、長嶋茂雄のコメントが入った。
 「二人で素振りをした時の音が、今も耳に残っています。現役時代には誉めませんでしたが
 今の時代の最高のホームランバッターだと思います」

 松井は今後について、「生きて行くと言う事は勉強の連続だと思うんですよね、まだ白紙ですが、そういことですね」

 これで、会見を終わります。
 わたしは記者団もそうだったけど、思わず、テレビのこっちから拍手してしまった。
 心に響く引退会見だった。うーん。

 さて、ご飯作ろう。
 後で思った事だけど、記者の質問に対する答えがひとつに絞られないだろうな、
 と思うものがあった。複雑だし、20年と言う時間の中での出来事である。
 答えの前に、しいていえば、が付いたのではないのか、と思った。
 松井の応え方に、とても真摯な態度がうかがえた。
 

押し詰まってきました。

2012年12月27日 | 日記

 寒波の中に埋もれるよろみ村です。
 

 若い頃、映画の題名は忘れたけど、アメリカ映画で、小さな車に男の人が3人くらい乗っていて、
 車の中で、リズミカルな音楽がかかっていて、中の3人が車の中で激しく体を踊らせているのを観て、
 アメリカ人て阿呆じゃん。と思った事がある。
 うちの猫たち、わたしみて、「阿呆だ」と思っているかな。
 人前では、踊らないようにしているけれど、猫たちは毎日踊るわたしを見ているのである。

 これからおせちでも作りましょうか。足みじかおばさん来るし。
 大根とアンチョビーだけの冬バージョンピザも作ろう。

 注文しておいた本も届いた。
 原丈二氏の21世紀の「国富論」。
 丹羽宇一朗氏がビジネスパーソンの必読書、と言っている。
 わたしは、保守王国田舎のおじさん、おばさんの必読書、と言いたい。
 おばさん読みます。ちゃんと読めるかな。
 

立川談志、追悼。

2012年12月26日 | 日記

 うっかりしていて、談志の追悼番組があったのを、後で知った。
 立川志らくの解説で、「つるつる」だったとか。残念。
 一応、わたくしめが所蔵しております「談志大全」にも「つるつる」はある。
 ですが、ハッキリ記憶していない。

 昨日の夜から、一人で、追悼している。
 しかし、竹書房のDVD「談志大全」,調子悪くて困っている。
 どう言う事なんだろう。

 桂枝雀の「親子酒」がパソコンのアイチューンに入っているので、よく聞く。
 まだ面白い。枝雀の可笑しさとは違うけれど、
 「二階ぞめき」「疝気の虫「包丁」「権助提灯」「居残り佐平次」と聞いて来て
 改めて、凄い、と思った。
 「二階ぞめき」はぞめきの意味が分からないけど、吉原好きの若旦那を家に引き止める為に、
 その店の旦那が番頭に何とかしろ、と言う。気に入った女がいる訳ではなく、吉原が好きなんだと言われ、
 二階に吉原を作ってしまうのである。初めは人気のない二階の吉原にエー、と思うものの、
 そのうち、イメージが固まって、シチエーションもできて来る。
 しまいには、一人で二役の喧嘩が始まる。ここが圧巻である。面白い。うまい。
 しかし、変な人が居るものである。
 丁稚が用事で二階に上がって来て、一人で喧嘩している若旦那を見て、変に思う。 
 落ちは、若旦那が、ここで会ったのは親父には内緒にしててくれ、というものである。

 「権助提灯」は本妻と妾のプライド争いに翻弄される主人の話で、権助という下品で口の悪い使用人に
 提灯を持たせて、本家と妾宅を行ったり来たりしているうちに、夜が明けてしまうと言う話である。
 権助が、権助だから、談志は名人なんだろうな、と思う。主人と本妻とお妾さんと権助を見事に演じ分けている。
 権助のキャラがいい。面白い。

 「居残り佐平次」は大作である。
 これも凄い。昔、太鼓持ち、というか幇間(ほうかん)ていなかったのかなあ。
 佐平次みていると、幇間って、ここから来ているのでは、と思ってしまう。
 芸者さんがくる前に、場を持たせたり、盛り上げたりする仕事をする人を幇間というのである。
 こう言う話は誰が作ったのだろうか。面白い。
 吉原に繰り込んで、お金が払えなかった人を、居残り、と言うらしい。
 佐平次は初めから企んで、街で男4人に声をかけてどんちゃん騒ぎをし、
 その支払いを踏み倒し、布団部屋で女郎さんたちの便利やをする。
 そのうち、人手が足りなくて、お客さんが女郎を待つ間出て行って、間を持たせるようになる。
 いつの間にか、人気者になり、指名されたりして、仲間の気に障り、追い出される事になる。
 しかし、その際も、女郎やの旦那をだまして、お金を巻き上げる、と言うとんでもない男である。
 これも面白い。談志ってやっぱり天才かもね。見事でした。
 落語に入って、のって来ると凄い。
 まだまだ、談志追悼続きます。