先日、下の息子が、私が貸した刈り払い機を返しにきた時、珍しく熱のこもった映画の話を聞いた。寺の3男にしつこく勧められて観に行ったらしい。
随分前に寺の長男が福岡から帰ってきた時、帰りに見た映画がすごく面白かったと力説していて、しかしもう金沢では上映してない、と思い込んでいた。
ロードショーは去年の10月だったらしい。
息子は少し前に深夜上映で見たらしい。深夜じゃ無理だな、と諦めかけていた。
でもよく調べたら、昼の12時15分から上映の映画館を見つけた。
8日が最後の上映とか。たまたま時間があったし、インド映画好きの仲間に声をかけたけど、忙しいと断られたので、ともかく金沢まで昨日バスで行く事にした。
我ながらフットワークが軽い、と思った。これは若い頃の映画好きのお陰かも。
初めての映画館なのでタクシーに乗った。運転手さんが「踊るマハラジャ」を見た事があると言ったので驚いた。金沢と能登では空気が違う、と言い、能登に自分は運転手だけど、バスで行くのが好きだと言っていた。いつでもどーぞと言ってタクシーを降りた。そこはユナイテッド・シネマという映画館だけど、私の大嫌いなテレビのコマーシャル「やっぱ DSG」というパチンコ屋の一角にあった。へーと思いながら映画館に入った。中は割合大きくて、前から5列くらいの席にした。大体、かぶりつきくらいが好きである。歌舞伎の「女殺し油地獄」玉三郎と片岡孝夫(?)の舞台を若い頃観に行ったことがある。何やら油のようなものの中で、のたくるとかで、ビニールシートをあてがわれた。それでも前の席なので、しぶきを感じた。話が逸れてしまった。
映画が始まるまでが長い、場内が暗くなって、いよいよ来た、と思った。
この二人が主人公です。まあいいか。イケメンが好きだけど。
これを書きながら、もう一度観たい、という思いが沸々と湧いてきた。
少し前の「ファーストスラムダンク」の時もそうだけど、何回も見られそうな気がする。50回以上観た人がいるらしい。
しかし、英国では受けないと思う。植民地支配をしていたんだから悪く書かれても仕方ないけど、英国人酷い、て感じ。
上映時間3時間というけど、長く感じなかった。今のインドだからこれほどの映画ができるんだと実感した。国のエネルギーが上昇している感じ。
それにしても、ラグビー選手のようなオッサン二人が凄い。
若ければ子宮にずんずんくる迫力って言いたいけど、私だって血が湧き立つような笑いと感動があった。エンタメ、ここに極めりって感じ。
とにかくワヤです。面白すぎる。
まだまだひきづっている人達がいるらしいので、何処かでまた観られるかなあ?
昨日の館内は観客まばらでした。金沢では限界でしょうか。
いやー映画はいいなあ。
1回目はあまりの衝撃とかっこよさに笑いが止まらなかったけど、2回目観るとラーマが群衆に一人突っ込んでいく場面でもう泣けた。ヒゲの筋肉むきむきおじさん二人にノックアウトされました。
こっちだと、平日の上映でもまだお客さん入ってるよ。先週の応援上映というやつは満席だった。異例のロングランヒットだろうね。
「RRR」では流石にポスターやシールは無かった。
応援上映とか、都会はいいなあ。もう一回観たいもん。笑いがとまらない、って凄いよね。身体中がふつふつふつと笑い続けた感じ。遼にラーマとビームとどっちが好き、と聞かれ、そりゃラーマでしょ。と答えたね。二人の踊り最高。