あんなに大変だった先日の大雪。
この日の朝はまだ何事もなく始まった。そして夜の10時ごろ、停電になった。
この秋は日本海の水温が高く、一気にやってきたシベリアからの冬将軍で、
湿った雪が葉っぱの無くなった樹木にまぶりついた。寒さで頭がキンキンした。
風景としては美しいものの、新潟や石川の停電となり復旧に随分時間がかかった。特に杉の倒木が激しかったみたいだ。停電は何度も経験しているけれど、今回のように長い停電は初めてだった。暗い夜が4日続いた。オール電化のお家は大変だろうな、と思った。我らの村は各家に薪ストーブがあり、今年豆炭コタツキットを購入したので、我が家の寒さ対策は万全だった。
しかし、アナログ人間と思ってたものの、ネットが通じず、電話もできない日が10日も続いた。災害に遭うとはこういうことか、と思った。でも、災害と言ってもかなりマシな方だろう。
幸い電池で聴くラジオがあったので、もっぱら情報はラジオだった。
改めて、ネットに依存している自分がいたと痛感。こういう状態をの陸の孤島というのだろう。
暗い夜、寺の若い住職が、蝋燭を持って様子伺いにきてくれた。ありがたい。
江戸時代は行燈とか蝋燭の灯しか無かった訳で、電気が当たり前になった時代は
まだ100年そこそこか?
それにしても、全国各家に電気が繋がれているって凄いこと。
我が家にソーラーライトがある。カタログハウスで買ったものである。
停電の間役に立った。折りたたみのソーラーシステム買おうかな。
ドコモに電話した翌日、ネット環境、電話が復旧した。10日ぶりである。
ホッとしたと思うまもなく、当たり前な生活が戻った。
電話できたのは、いまだに黒電話を持っているお隣さんがいたのでできたのである。便利ってどういうことなんだろう?
あの日以来、雪は殆ど降らず、溶けています。
この地球上、どこでどんな酷い災害が起こるか分からない。
準備だけはしておこう。備えあれば憂いなし。ほんとかなあ?
それにしても戦争という人災はいつまで続くのか。悲しい。