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こんにちは江崎遊子です。

ちょっと言ってもいいですか。

久々おばあちゃん登場。

2019年01月17日 | おばあちゃん

 さて、呑気に、農閑期であるし、冬ごもり本番と思っていたら
 大相撲の遠藤の故郷、穴水の環境衛生施設組合という所から 
 郵便が届いた。
 封をあけると、「やすらぎの杜」(斎場)使用料を金融機関に支払えとの催促だった。
 はー?て感じだ。おばあちゃんが亡くなったのは去年の1月5日だ。
 1月6日に斎場で荼毘に付した。
 支払ってないことなど覚えていないし、一応書類の引き出しを出して調べてみた。
 あらら、領収印が押されてない書類があった。払ってないんだ、と確認した。
 慌てて支払いに出向いた。
 幹線道路には全く雪はなく、楽である。
 それでも、我らの村は輪島の秘境と言われるヨロミ村である。
 積雪が少ないとは言え村の中は真っ白である。
 半月は車で出ない覚悟で買い物をし、家に戻った。
 「おばあちゃんごめんなさい」て感じ。

 おばあちゃんの遺品の中で、私が最も気に入っているのは「孫の手」だ。
 こんなにいいものがあることに気づかなかった。
 
 特に、衣類を重ね着するこの時期、痒い箇所にピンポイントで届く事に改めて驚いた。
 おばあちゃんありがとう。おばあちゃんの直筆で「きよこ」と書いてあるのも味わい深い。
 
 花が咲くとどうしてこんなに嬉しいのか。
 花を眺めながら実感する。
 
 
 

チャンス!

2018年10月30日 | おばあちゃん

 おばあちゃんの冷蔵庫や衣類ケースやタンスや
 食器などなど、懸案だったゴミ捨て。
 息子がアオリイカ釣りにやってきた。
 チャンス1
 
 息子と一緒にやってきた足短かおばさんもいるではないか。
 彼女など、片付けのオーソリティだ。
 願ってもないチャンスがやってきた。
 
 ともあれ、土曜日で、ゴミ捨て場は午前中に終わるものの、
 トラックに積んでしまえば、月曜日に行かれる。
 
 いやー、すごい量だ。
 月曜日、旦那が一人で捨てに行って大変だったらしい。
 冷蔵庫を捨てるのにほぼ6千円もかかってしまった。
 ゴミを捨てるのも大変である。
 しかし、お陰でとてもスッキリした。
 有り難うでした。
 

不思議。

2018年07月27日 | おばあちゃん

 先日、主人の甥っ子一家がやってきた。
 この甥は幼い頃、母親が美容院を開業していて、
 おばあちゃんがバスで通って、娘の子どもである幼子の世話をしていた事があった。
 
 おばあちゃんの痴呆が進んで、今ではなく、昔の時間の中で生きているような時があった。
 それは、孫の世話をしに、バスで娘の家まで通っていた頃のことだった。
 「あんた車で行くなら,わたしをのっけってってよ」
 なんて言う事があったし、「バス賃あったかな」なんて事も言っていた。
 みていて、その時の思い出の中で生きているような気がした。
 我等は、恐らく,おばあちゃんがとても楽しく時間を過ごした時ではなかったか、と思った。
 ほんとの事は分からないけど、活き活きしていた。

 そのおばあちゃんが亡くなったのは今年の1月5日。
 そして甥っ子の娘が生まれたのは丁度そのすぐ後だ。

 今回お母さんに重湯を食べさせられているそのあかちゃんの姿を見た時、「似ている」と思った。
 
 亡くなるちょっと前のおばあちゃんの姿である。
 
 特養でご飯を待っているおばあちゃんだ。
 
 お粥が重なるからか、生まれ変わりか、なんて思ってしまった。
 お産の時、産道でくるくる回っていたらしい。
 最後には鉗子で引っ張り出されたとか。
 ひなたちゃんは足の力がとても強い。
 どこかにおばあちゃんの生命力の強さが遺伝しているかも。
 おばあちゃんの強い遺伝子が伝われば、それはいい。
 なんかアスリートになりそう。
 甥っ子の職場では将来レスリングの吉田沙織と言われているらしい。
 どうなりますやら。
 甥っ子はともかく,目を細めて娘を見ていました。
 良かったね。無事に生まれて。

世間はともかく。

2018年05月03日 | おばあちゃん

 江崎家では、およそ世間の慣習を無視していて、
 何事も江崎家流である。
 4月30日、我等はおばあちゃんの骨を埋めてお墓を作った。
 生前、おばあちゃんにどんな樹木をお墓にするか聞いたけれど
 おばあちゃんの答えはなかった。
 
 お隣のA子女史の平で日当りのいい庭を羨ましく思っていたおばあちゃんである。
 庭中紫陽花を増やしたのも、半日陰という環境も大きかったかも知れない。
 生前、ピンクの紫陽花をわたしと一緒にホームセンターに行って買ってきたことがある。
 その頃は、わたしの中ではガーデニングなんていう思いがなく、
 おばあちゃんの庭作りを手伝いもしなかった。
 ピンクの紫陽花は育たず、いつの間にか青い紫陽花ばかりになっていた。
 ピンク系にするには、土をアルカリ性にしてあげなくてはならない。
 やっぱり、ピンクの紫陽花だ。これしかない。
 
 一ヶ月前くらいに馴染みのホームセンターで苗を購入し、苦土石灰を施していた。
 足みじかおばさんにもおばあちゃんはかなりお世話になったし、彼女が来る時にしようと決めていた。
 
 おばあちゃんガーデンは少しづついい感じになってきた。
 
 ヤマブキの花ももう終わりだ。
 チュウリップは3個咲いた。
 
 ミヤコワスレも花が開いている。
 スズランも何とか咲いている。
 
 いよいよ新緑で庭が覆われ、半日陰になってしまう。
 チュウリップはその前に咲くので丁度いい。
 おばあちゃんが植えたオオバギボウシが成長して来た。
 
 

 おばあちゃんの祭壇も綺麗にし、
 
 
 旦那に大きな穴を掘ってもらい、ボカシを入れ、骨も入れて紫陽花を植えた。
 
 何故か『ダリ』という銘柄の紫陽花である。
 
 おばあちゃんの紫陽花は、庭全体を眺められるちょっと高い、家のすぐ傍にした。
 わたしは拝みながら、声に出さず、「ありがとう」と言った。
 だって、そうなんですもの?

おばあちゃんの花畑。

2018年04月02日 | おばあちゃん
 
 おばあちゃんが亡くなって,もうすぐ3ヶ月である。
 感慨というものがまるでない。開放感もない。
 
 おばあちゃんが坐って居る、わたしがみた最後の写真である。ホームでご飯を待っているところだ。
 あの後,起き上がった姿を見ていない。
 最後の交信は「おばあちゃんお肉食べるか」と問いかけたのと
 「江崎キヨ子サーン」といったら「はーい」と答えたことで,我等も看護婦さんも驚いた。

 おばあちゃんの写真を取り出してみていた。
 おばあちゃんの笑顔は人気だった。どうやら、存在が癒しそのものだったみたいだ。
  
 
 
 
 われらもどこかで助けてもらっていた気がする。
 でも,もう充分という気持もあった。

 おばあちゃんの花畑を綺麗にしようと思っている。
 2014年の事だった。おばあちゃんの姿がないので慌ててあちこち捜した。いた!と思ったのを思い出す。
 どうやら、花畑に咲いているラッパ水仙が欲しくて、庭に出たみたいだった。
 
 庭の周囲の雑木が成長して、花畑は日陰になり、今残っているのは、ヤマブキ、紫陽花、ユキヤナギ、ラッパ水仙くらいだ。
 
 春のこの時期、まだ木々の葉っぱが出ていないので、チュウリップを植えてみた。
 自然な枯れ野にカラフルな色合いが欲しい。
 それから、日陰でも花をつけるミヤコワスレを沢山植えようと思った。
 買い物のついでにホームセンターによったら丁度入荷したばかりの苗が並んでいた。
 取りあえず8個買った。
 
 昨日、根っこが縦横に走っている山の斜面を掘り、植えてみた。
 
 紫、桃色、うす桃色の3色。
 しっかり根付いてね。
 
 園芸初心者ですが、ターシャチゥーダーを目指そう。
 無理無理。まあいいじゃん。
 手前のチュウリップが伸び始めている。いいぞー!