今年の夏休みで初めて知った。両親が働いている家の子供の夏休みの過ごし方はどうする、という事を。
息子の嫁が仕事を始め、夏休み、孫を預けてもいいか、と息子が言ってきた。
本人が承知ならいいけど、と言っておいた。
私の中で急に妄想が始まった。
寝る時に読んであげる児童文学も頭に浮かんだ。まずは佐藤さとるの「誰も知らない小さな国」がいいだろう。
それに兼ねてから、自分が欲しかった宮崎駿のアニメを買おうと思った。
旦那に高いだろ、と釘を刺されたけれど、もう止まらない。
まずはコッソリ買った。そしてとうとう5作品集めた。
普段、頻繁に我が家にやって来ることもないので、孫が一人で泊まることは考えにくい。金沢には嫁の母親がおり、そこにはよく行くのである。
はてどうするだろうと眺めていた。
まずは寺の息子たちが海水浴イベントを企画した。
その時やってきたものの、親戚の小学生のお姉ちゃん、お兄ちゃん、遠方から来た若い一家の子供などもおり、盛り上がってたようだ。
でも、一人で我が家に来るのは嫌だ、と言ったらしい。
残念なようなホッとしたような気分だった。
どうやら、近くにいる嫁の妹夫婦の家に厄介になってたようだった。
しかし、面白かったのは、息子の嫁が金曜日から日曜日までの3日間東京の友達に会いに行くことになった事。母親が通っている職場が保育園で、そこに通っていた2歳の息子、小学校1年の息子の二人を連れて息子はやってきた。
息子も夜2歳の息子は泣くだろうと予測していた。
ところが、彼は泣かなかった。時々「お母さんは」と聞くだけだった。
明日帰ってくるよ、と言えば、それ以上何も言わなかった。
2歳にして、保育所という社会の中で、鍛えられたのか、健気な気がした。
母親がいないと、子供は成長する、と思っている。
お母さんが帰ってからの話は聞いてないけれど、グズったかもね。
母親とはゴミバケツのようなところがある。
今年はコンスタントに来客があった。
そこに、宮崎駿のアニメを買った甲斐があった。
元特別養護学校の教師をしていた友達が「もののけ姫」見てないとかいうので、大人だけで見た。しかし、後味が良くないと、「風の谷にナウシカ」を見てお口直しになったらしい。
内心、買っておいて良かったと思った。
それに、埼玉の友だちの子供といっても成人した大人だけれど、彼らも「風の谷のナウシカ」を見たいというので、またまた見てしまった。
更に、デンマークからやってきたコペンハーゲン大学の学生カップルは、3泊4日の間、一日一作ずつ「トトロ」「ラピュタ」やはり「風の谷のナウシカ」
を見て帰ったのである。ハハハハ。買って良かったじゃん。
少し前に今まで使っていたテレビが壊れてしまい、みんなが来る少し前に55インチのテレビを買ったのである。これの効果もあったか、大いに宮崎駿先生にお世話になりました。
楽しい8月でした。さて大根のタネ撒かなければ。