金曜日のスッピンの『タカハシヨシキのシネマストリップ」が好きである。
あの滅茶苦茶早口のおしゃべりと、内容の面白さについ引きつけられる。
タカハシヨシキさんのポリシーに関しては、どこを突いても安心感がある。
ただ、今だホラー映画は未体験。
今日のお話も面白かった。コビーフーパー監督の『悪魔の生け贄』だ。
タカハシヨシキさんの話を聞く度にホラーみてみようかと言う気持になる。
『死霊のはらわた』しかり。
これは1974年の作品らしい。チェンソー殺人,と聞いただけで二の足を踏む。
しかも、殺人者がふっと静かにもの思いにふける所が、希有で怖いとか。
コビーフーパー監督はちゃんとしたホラーを作り続け、『悪魔の生け贄』はビューティフルの極みとか。
『ポルターガイスト』もフーバー監督作品とか。
タカハシさんが言うには、フーバー監督は恐怖に対して真剣に取り組んだ監督らしい。
わたしの中で,恐怖はお友達にはなっていない。
若い頃全く観られなかったサイコスリラーやバイオレンスが観られるようになった時
わたしの中の変化、或は成長を感じた。
ハンニバルシリーズ4作品を一気にみて、文学的香りさえ感じ、心の奥で震えるものがあった。
バイオレンス映画例えば北野武の『その男狂暴につき』を自分の芯で受け止められたのは
自分の中の暴力性に気が付いたからだろうと思っている。他人事ではないのだ。
ただ、恐怖がどんな風に入ってくるか、予想がつかない。
拒絶してしまうかも知れない。
しかも、慢性心不全なので、心臓に良くないかも知れない。
でもね,最近のニュースを見ているだけで、心臓に悪そうだから、
人が作った映画としてみたら、ニュースよりマシかも知れない。
タカハシヨシキさんのお話として,聞いてるだけでもいいかな。
話はほんとに面白い。