浜松駅前のイトーヨーカドーに「こども図書館」があります。
ところが 年々郊外店に客を奪われて、この店は年明けに閉店する事になりました。当然 この「こども図書館」も閉店の憂き目にあるわけです。
そこで この地域の親達が「子供の心を育める場を残して」と 今年の夏ごろから秋までに約一万八千人分の署名を集めたそうです。この図書館の19年の歴史は、「親子二代で親しんで来た」とか「人見知りの子が、司書さんのお陰で少しづつ自立した」といった気持ちが人々を動かしたのでしょう。
其の気持ちに後押しされたイトーヨーカドーは、来年 最寄の店にこの図書館を移す事にしたそうです。「子供達を育て、子供達に育てられた図書館です」と司書の山本雅子さんは仰って、冬休みに入った子供達に、いくつもの絵本を読み聞かせして居るそうです。
いい話ですね。 私も子供が小さい時、同じ本を何度も何度も読み聞かせをさせられましたが、其の時の子供の嬉しそうな表情が今でもハッキリと思い出します。子供には御本の読み聞かせをイッパイ・イッパイしてやりたいものです。