いま「正規社員にさいようされる為には、どうすればいいか」と言う本が隠れたベストセラーと言われるほど売れているそうです。それ程「正規社員」への道が険しいという事でしょう。さて、この本を買うのは当然派遣社員・パート社員の人達か、と思いきや、何と団塊の世代の人達が買って行くのだそうです。
其の訳は、自分の子供が派遣・パート社員で、「正規社員」になれず、自分が定年退職後の将来を心配しての必死の行動のようです。「何とか我が子の将来を安定させたい」と願う親心でしょう。判りますねぇ
然し 何を今更・もう遅いっつうの今更ガタガタ慌てても如何し様も無いのです。つまり 大企業が仲々正規社員を採用しないのにはそれなりの根拠があるのです。
いま団塊の世代と言われてる人達の若い頃は三無主義と言って無気力・無関心・無責任で箸にも棒にもかからない、と先輩社員を嘆かせたものでした。高学歴で理屈っぽく、そのくせ簡単な報告書一枚もろくに書けないし、行動はのろく、失敗して言い訳ばかり喋りまくる人達でした。「自分が失敗したのは、社会のシステムが悪い」などと信じられない事を大真面目で言う奴も居ました。その人達の子供です。其の子達は気の毒に親からキチンと子供としての躾け・教育を受けられなかったのです。親が親ですから・・・だから礼儀作法も、人間としての基礎知識も有りませんから、企業側が「正規社員」として登用したくは無いのです。
それを今頃 泡を喰って本を買い求め、我が子だけでも何とかしようと焦るのは如何にも団塊の世代らしい身勝手と言うヤツです。勿論 企業側も利益優先の身勝手です。しかし その企業の身勝手を、こんにちの如く築き上げたのは団塊の世代自身じゃありませんか
「子育て」の大変な事業を奥さんに丸投げして、自分は好き勝手に生きて来て「こんにちの日本の繁栄は自分達がもたらした」なんて自己陶酔に浸って居るから自業自得の罰が当たったのです。
それにしても この派遣・パート社員達は可哀想ですね。
何とかしてやらなければ・・・