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不老愚 助光 れいん坊

嘘、誤魔化し、怠慢を憤り、愛情、親切、思いやり、を喜び感動を記事にしています。

原発の虚構

2011-06-30 14:47:50 | 而今


 経済産業省の「エネルギー白書 2010年度版」に依りますと、1kw時を発電するのに必要なコストは 原子力発電=5~6円、天然ガス火力発電=7~8円、水力発電=8~13円、風力発電=10~14円、太陽光発電=49円 とされて居て、原発が最も安いと書かれて居ます。
 ところが 立命館大学の大島堅一教授は、電力会社の有価証券報告書ををもとに、原発のコストを調査、経済産業省の発表が如何に誤魔化しであるかを看破しています。
 1970年から2007年迄の発電費用に、原発開発促進費用の為の税金、使用済み核燃料の再処理費用等を加えて計算しました。
 結果は 原子力発電=10.68円、火力=9.9円、水力=7.26円となり、原子力発電のコストは、経済産業省の二倍になります。
 そして更に 電機用金明細書に明記されて居ない金額が、一般消費者に負担させられて居るのです。「電源開発促進税」此れは所謂<交付金>として原発の地元に運転開始までの10年間、449億円が支払われます。運転開始後も地元との話し合いで引き続き払われるのです。其れは 全部我々消費者の負担になります。それに使用済み燃料の再処理費用と併せて、月額300円程払わされて居るのです。だから 原発の発電コストは10.68円どころか、もっと高いものになります。其処が政府と電力会社の悪質な誤魔化しなのです。
 もっと極め付きなのは 今回の原発事故に伴う「損害賠償費用」も此の電気料金にチャッカリ組み入れられるでしょう。
 電気事業連合会会長の八木誠(関西電力社長)は、記者会見で「保障費用負担は、事業コストに織り込めると理解して居る」と言い <料金転嫁は当然>と堂々と言い放って居ます。もし 其れに異を唱えたら「じゃぁ 国の税金でやって呉れ!」と開き直るでしょう。マッタク 横暴極まりない奴等です。
 怒りの橋元知事と八木社長です。


東電の株主総会

2011-06-29 11:00:33 | 而今


 東京電力株主総会 会場のプリンスホテルは不測の事故が起きてはと、ピリピリ神経を尖らせて、警察の機動隊250人の出動を要請して、まさに戒厳令下の開催になりました。
 予想通り 株主の関心は高く、8,000人の席を用意しましたが、其れを遥かに超える9,305人の出席者が有りました。
 先ず 勝俣会長の原発事故の「お詫び」に始まり、清水社長の「決算報告」の1兆2,500億円の赤字が報告されると、会場はヤジ・怒号の坩堝となりました。然し 個人株主の「脱原発」の提案は、事前に東電が大株主の金融関係に根回しをして居り、アッサリ否決されました。
 何しろ 事故前の株価が一時¥2,000だったのが、¥200になって仕舞ったのですから、その含み損たるや莫大で、株主さん達のお怒りは半端じゃないのです。大体 電力株を買う人は、仕事を定年退職して、その退職金を全部注ぎ込んで、配当金で悠々自適の生活して居る方々が殆どです。又 其れがサラリーマンの理想のパターンとして、憬れの的だったのです。
 其れが突然此の有様ですから、一説では全国に9万人居ると言われる東電の株主は、其の殆どが老後の生活が成り立たなくなって仕舞ったので、事態は極めて深刻です。噂では 株主総会の会場前で焼身自殺をする人が出る、と言われて居ましたが何事も無かったようでした。然し 政府は此の株主の救済は全然考えて居ません。此の株主達も被災者ですが・・・結局 大企業と政官界の汚い癒着が此処でも露わになりました。


日本文学概論10

2011-06-28 13:42:05 | 文学・歴史

 「日本文学概論 其の10」今日の静岡大学 岡崎先生の講義は源氏物語にも影響を与えたと思われている「大和物語」に就いてでした。
 「大和物語」は源氏物語以前のものですが、ストーリーはシンプルで
 『むかし 津の国にすむ女ありけり。それをよばふ男ふたりなむありける。(昔 摂津の国に住む女がいました。それに想いを寄せる男が二人いました。)』と言う書き出しで始まりまして、二人の男は年頃も同じ、人品骨柄も同じ位で、心ざしのほども、ただ同じようなりで、女はどちらの男にしようかと思い悩む訳です。そして父親に「どうしましょう?」と相談します。
 其処で 女の父親が、二人に男に提案します。
 「あの水鳥を射てみよ。命中させた方に娘を呉れてやる」其れは良い方法だと二人は弓を持って矢を射ました。一人の矢は水鳥の頭に当たり、もう一人の矢は尻尾に当たり、此れでは決着が付きません。困り果て女は 思い余って死を決意して川に身を投げて仕舞います。其れを見た男二人も女を追って身を投げ、とうとう三人とも死んで仕舞いました。
 「大和物語」では斯様に三人の死と言う結末が明確に書かれて居ますが、「源氏物語」の浮舟は身を投げても助けられ、その後はどうなったか分かりません。此の様に紫式部は結末を暈して、あとは読者に想像させる・・・と言う手法をとって居ます。


太陽光発電

2011-06-27 11:43:30 | 而今

 ソフトバンクの孫正義社長の提唱する「耕作放棄地に、太陽光発電パネルを・・・」のご意見に大賛成です。
 此の狭い日本に 農家が耕作を放棄した土地が、なんと40万へクタアールも有るそうです。其の内で、何とか再利用出来る農地が10万へクタアールで、残りの30万へクタアールは、もうどうしようもない土地になって仕舞って居る と 鹿野農林水産大臣が言ってます。其の30万へクタアールの土地を利用して、太陽光パネルを設置すればよい、と鹿野大臣も孫社長の案を推奨して居ます。
 問題は このプロジェクトが国家規模の大きなものになりますから、其処にまつわる既得権益を我先にと奪い合いになるでしょう。先ず政治家が<甘い汁>に武者ぶり付き、次に電力会社、機械メーカー、電機メーカー、そして不動産ブローカー等 人間の醜い所を丸出しにして血で血を洗う凄まじいものになるでしょう。特に<経団連><日経連>と言った連中の阿修羅顔が目に見える様です。
 其の結果 お金持ちは益々お金持ちになり、我々貧乏人は唯指を咥えて見て居るだけです。悔しい事では有りますが、未だ 自民党を始め代議士各位は<原発の夢醒めやらず>で、原発にしがみ付いて居ます。 もし菅さんの提唱する、自然エネルギー発電が実現しそうになれば大変です。でも 厚顔無恥な先生方ですから、涼しい顔をしてアッサリ乗り換えて来るでしょう。


世界遺産 平泉

2011-06-26 15:13:50 | 文学・歴史


 平泉がユネスコの世界遺産に登録される事になりました。一度落選して地元の人々を落胆させていただけに、今回の当選は喜びもひとしおでしょう。更に 今年は未曽有の大震災に遭遇しただけに、<復興>への何よりの励みになります。
 凡そ1000年の昔 都の京都から遥かに離れた平泉で、藤原三代の遺産が、源頼朝の殲滅作戦にもめげず、良くぞこんにち迄残ったと感心します。恐らく此の地で果てた源義経も、武蔵坊弁慶も遥か天空の彼方で喜んでいるでしょう。 此の遺産を後世に残す為の1000年にも及ぶ世々代々の人々の弛まぬ努力に敬意を払います。
 今後も 何十年、何百年と末永く守られて行く事でしょう。お目出度う御座います


 


政府の愛玩犬

2011-06-25 16:34:55 | 而今
 アメリカの元国防総省・核戦略分析家 ダニエル・エルスバーグ氏の興味深い論文を読みました。其の要点は「アメリカのマスコミは、9:11同時多発テロ以降、政府のラップ・ドッグ(愛玩犬)になり下がって仕舞った」と言うものです。
 9:11以降 政府の方針に反対したり、批判的な報道をすると、<異端者><テロリスト>と言われる事を必要以上に恐れて、健全な批判精神が無くなって仕舞い、可愛い愛玩犬になって居ると言う訳です。そして 日本でも同様にマスコミの政府・権力への媚諂いが甚だしいと言うのです。民主党政権に対して、其れ以前の自民党政権に対しても、国民不在のやりたい放題なのにマスコミの取材態度は、其れに鋭く突っ込み、切り込む事はしませんでした。<ぶら下がり取材>で、いくらでも切り込むチャンスは有りながら、何もせず 只コメントを録音するだけでは、マスコミの役割を果して居ません。此処に 日本の政治家の堕落の要因が有り、マスコミの責任は重大と言わざるを得ません。完全に政治家から舐められて居ます。
 取材記者の能力不足か、教育不足か、其れとも政党から「お目溢し料」が払われて経営の苦しい報道各社が助けられて居るのか? 芸能記者が 芸能人にインタビューで鋭く切り込む、あの方がよほど的を得て居ます。情けない話です。
 

西山審議官

2011-06-24 11:43:55 | 而今


 原子力安全・保安委員会の西山審議官が、週刊誌に女性問題を掲載されたそうです。詳細は その記事を読んで居ませんから不明ですが、此の危急存亡の時に、国家公務員として赦せない事です。本人は「此の様な報道をされる事自体が、自分の不徳の致す処で、真面目に仕事をして居るのか?と言われない様に努力をします」と言って居ますが、ハッキリ否定をしない所が怪しいのです。過去の記者会見でも、「東電の報告には、私も騙されました」なんて自分の無能力を平気で曝け出す人間ですから、呆れてものも言えません。こんな人を此の大事件のスポークスマンとして、最前線に立たせた班目委員長も同罪です。即刻更迭すべきです。さもないと東電のやりたい放題では、福島原発の終息出来ません。こんな連中に税金で高給を払い、間も無くボーナスも支給されます。笑いが止まらないでしょう。非難して居る人達の「一刻も早く終息を・・・」との切実な願いは遠のくばかりです。


沖縄慰霊の日

2011-06-23 19:46:05 | 而今


 沖縄全戦没者追悼式が行われました。1945年6月23日、米軍のの沖縄上陸作戦で、一週間にわたる激戦の果て、凡そ20万人余の沖縄県民の犠牲者(殆どが女・子供の民間人)の御霊を慰霊する為のものです。それから66年の月日が経ちましたが、沖縄県の皆さんには、今尚其の生々しい悲惨な記憶が郷土の風や、海や、土に焼き付いているでしょう。
 沖縄の仲井間知事は、式辞の中で、「今尚沖縄県民は 米軍基地の騒音と危険性に曝されている。此れを一刻も早く解消して貰う様に、政府に対して全力で働きかけて行く」と言いました。
 また 菅総理も「沖縄の基地負担お軽減を果たすべく、全力で取り組む」と言いました。然し 此の二人の式辞は全県民の切なる願いも虚しく、実現される事は無いでしょう。
 仲井間知事は 只 <政府にお願いする>事だけしか出来ないのでしょうか? もっと色んな形で行動を起こす方法は無いのでしょうか? 例えば アメリカの国防総省の有力な高官に直接働きかけるとか、様々な手段を遣って執拗なまでにアプローチをして、遂には外交問題にまでして仕舞うとか。そして 揉めに揉めてとうとう日米政府が本気にならざるを得ない処まで持って行くのです。
 今のままで 日本政府にお願いするだけでは100年待っても埒が明かないでしょう。なにしろ 民主党にしても、自民党にしても「本気でやる気」は全然無いのです。只 選挙用のリップサービスで「沖縄・基地問題」を喋って居るだけで、実行する気も無いし、実行できるとも思っても居ません。<日米外交交渉>なんてカッコイイ事を言っても、実際にはアメリカに言いたい放題言われっ放しですから、アメリカは日本の「お願い」なんてくらいにしかおもっていないでしょう。


伏魔殿

2011-06-22 13:29:11 | 而今


 今 顔を見たくない人の代表格の人が、愈々退任すると言う事で福島に挨拶に行きました。退任しても 表向きは<退職金無し・功労金無し>知う事ですが、嘘でしょう。きっと闇でタップリ退職金などを貰って、天下り先もチャンと用意されているでしょう。だから当然挨拶に行っても佐藤雄平福島県知事から辛辣な応答を受けました。
 『東京電力の清水正孝社長と次期社長の西沢俊夫常務が21日、福島県庁を訪れ、佐藤雄平知事に福島第一原発事故について改めて謝罪した。
 社長交代の報告に佐藤知事は「社長が代わる前に事故収束の報告を聞きたかった」と不満をあらわにした。
 清水社長が「被災地の話を聞き、つらい状況に置かれているという気持ちだ」と神妙に話すと、佐藤知事は「社長、役員は福島にいらっしゃい。100日間いないと分からないと思う」と福島入りが4度目の社長を暗に批判。さらに、「(東電)本社の記者会見は緊迫感、切迫感がなく、遠い感じがする」「2、3時間で福島県民の実態は分からない。毎日、この戦場のような状況を眺めながら生活しないと」と 辛辣 ( しんらつ ) に語った。清水社長は「社会に大変大きなご不安をかけた」「(収束は)道筋に沿って着実に」と語るにとどまり、西沢常務はほとんど語らなかった。』
 佐藤知事は紳士ですから穏やかな言葉遣いでしたが、腸が煮えくりかえる思いだったでしょう。何しろ 未だに<不手際><隠蔽>と言った事実がボロボロ出て来てどうなって居るのか!と言う状態ですから・・・まさに東京電力は<伏魔殿>です


 


源氏物語 浮舟2

2011-06-21 15:46:50 | 文学・歴史

 今日の静大の岡崎先生の講義は、先週に続いて「源氏物語 宇治十帖」「浮舟」の続きでした。
 紫式部と言う作者は独特の癖が有りまして、此の物語には明らかにモデルと思える人が居ますが、其れを承知して居ながら、敢えて明らかにしません。
 例えば「桐壺帝」は源氏物語の書かれた凡そ百年ほど前の、第六十代醍醐天皇がモデルだと言われて居ます。勿論 紫式部はそれをよく承知しながら、実名を明らかにするのを憚られる理由が有ったのでしょう。
 或いは 時の超々実力者であり、パトロンでもあった藤原家長の指示があったのかも知れません。何しろあの長大な物語を書くには、其れなりの情報を集めなければなりませんし、当時としては大変な貴重品であった紙をふんだんに入手するには一介の女流作家では出来ません。矢張り其処には藤原家長と言う協力者が居た事は疑う余地がありません。藤原家長は 権力をフルに活用して、物語に必要な情報を集めさせ、用紙を沢山提供した と 思われます。其処で紫式部は藤原家長の意向に沿い皇室を傷付けない様に配慮したのです。
 それで 源氏物語の書き出しが「いづれの御時にか・・・」となる訳です。
 そして 光源氏が亡くなる時 第43帖「雲隠れ」の巻では ハッキリと光源氏が亡くなったとは書いて居ません。あとの成り行きを読んで亡くなった事を知るのです。
 「浮舟」でも 薫と匂宮の二人の男性から想いを寄せられて、進退極まった浮舟が宇治川に身を投げる事になって居ますが、その身投げのシーンは書かれて無くて、川下で水に浮かんでいる浮舟が助けられたと、書かれて居ますが、其の後 浮舟がどうなったのかは分かりません。
 此の様に 紫式部の作品は、肝心な部分を書かないで、読者に想像させる、と言う形態的な特徴があります。
 


日本人を殺した

2011-06-20 13:47:20 | 文学・歴史

 「日本人を殺した」と言う物騒な題名のドキュメンタリーを昨夜見ました。NHKで午後9時からの番組で、見ながら「見るんじゃ無かった!」とか「此れは意外な発見だ!」などと万感交々の思いをしました。
 あらすじは 先年86歳で亡くなった、元太平洋戦争の沖縄上陸作戦に参加させられた、米軍海兵隊員を父に持つ男性のドキュメンタリーです。
 その父親が 戦後の六十余年間 <後悔と自責の念>に苦しみ続けて亡くなったのは何故だろうと言う疑問に対する答えを探して沖縄を訪ねるのです。
 その父が 沖縄の戦場から持ち帰って永年大切に保管して居た、日本兵の遺品をもとに父親を苦しめたものを探して行くのです。<父が 夜中に突然大声を出して喚いたり、泣き叫んだり>するのは<何か深い訳があるに違いない>然し<父は固く口を閉ざして絶対に話そうとはしない>。此れが彼をして沖縄に行く事の動機になりました。
 先ず彼は アメリカに住む元海兵隊員で、父と同じ部隊に居た人で現存の人達を一人一人丹念に訪ねて、当時の模様を訪ねますが、殆どの人が面会を拒否され、辛抱強く説得してやっと何人かに面会が叶うのです。其の人達の話に共通する事は、<英雄的な自慢話>では無く、<余りにも悲惨で、話したくない>と言う事でした。「やむを得ず女子供まで殺した」「真っ暗な闇夜に突然子供が襲って来た」「恐怖の余り機関銃を滅多矢鱈と打ち捲った」と言った酸鼻を極める話ばかりでした。
 彼は もしかして父は沖縄で、女子供を虐殺して、その自責の念に責め苛まれて居たのか?と考え遺品を持って沖縄に行きました。
 其処では更に衝撃的な事実に直面します。「沖縄では民間人でも 捕虜となって恥辱を受けるなら死ね」と骨の髄まで叩き込まれて居て、各自に自決用の手榴弾を渡されて居た事。十四歳の少年まで兵隊に召集されて其の殆どが戦死して居た事。読谷村の丘に横穴を掘って日本軍の基地にして、最初は民間人の女子供も一緒に隠れて居ましたが、食料が無くなると、日本兵は民間人を穴から追い出したのです。アメリカ軍にビッシリ包囲された中へ、手榴弾を一個づつ持たされて。其処で元海兵隊員が<話したくない>事柄が起きたのでしょう。其処には累々と女子供の屍が横たわって居たのでしょう。
 彼は 父が夜な夜な魘された訳を納得がいったのです。アメリカ人があの戦争で、<自責の念に苛まれる>なんて事は全く無い、と 私は今迄思って居ました。然し こんな人達が居たのです。其れも六十有余年経ったこんにちまで。昨夜は新しい発見をしました。


延命治療

2011-06-19 19:33:36 | 而今

 <延命治療>と言っても いま話題喧しい菅総理の事では有りません。我が娘の嫁ぎ先の舅の事です。舅は今年の初めから患いまして、胃・食道に癌が有ります。そして脳梗塞を併発して最早助かる見込みは有りません。体中にチューブをぶら下げられて、所謂<延命治療>をして居ります。意識は殆ど無く、よびかけても反応は無く只昏々と寝たきりの状態です。
 <延命治療>を続けると此れから未だ1年~2年も生きると言う話も有りますし、止めれば死亡して仕舞います。其処で 如何にすべきかと言う難しい決断を迫られる事になりました。
 当の本人は意識が有りませんから決められません。息子と娘が居まして、その二人はもう諦めたので<延命治療>は止めたらいいと言う意見です。理由は治療費と精神的負担が容易ではないからです。然し 姑にとっては永年連れ添った夫ですから、<延命治療>を簡単に諦める事は出来ません。其れは情に於いて誠に忍びない事です。
 人の生き死にを決めるのは神の領域です。誰にも其れは出来ません。だから 我が娘も嫁の立場から此れからも悩まされるだろうと思うと可哀想でなりません。


再放送

2011-06-18 10:34:50 | 冗談囃子

 <電気の無駄遣い>の最たるものはテレビです。番組制作に費やされる電気は莫大なものです。そして出来上がった作品たるやお粗末極まりないクズばかり。
 昼間の放送は<再放送>のオンパレードです。民放では、コマーシャルを流す為に、仕方なく再放送で誤魔化して放送の空白をう埋めています。NHKでは、「皆様のご希望に応えて・・・」等と勝手な口実を設けて安直な再放送をしています。受信料をチャンと取っておきながら二番煎じの放送を流すとは、<此れは詐欺に等しい行為>です。その分受信料を返還すべきです。そして 放送時間の穴が埋められないなら、放送を止めればいいのです。誰も見て居ませんし、誰も困りません。特に深夜放送なんか全面的に止めればいいのです。その分受信料を割り引きすれは、其の方が社会の為になります。
 所詮は仕事の手抜きです。此の様に 制作能力の貧困は、製作スタッフのみならず、経営トップの姿勢がマザマザと見えます。
 テレビがメディアの花形と言われた時期は既に過ぎました。其の要因は此のテレビ業界の甚だしい自惚れ、怠慢で、他の業界が絶えず進歩改革の努力をして居るのに、漫然と過去の栄華の惰眠を貪っています。パソコン・携帯が目覚ましく進歩して行くのに、此の侭ではテレビは社会の片隅に追いやられるでしょう。其の時 やっと気が付いて慌てても遅いのです。


愈々地デジ

2011-06-17 19:04:04 | 冗談囃子


 愈々 テレビのアナログ放送があと一カ月程で停止になります。我が家のご近所さんも、今までアナログ放送で頑張って来ましたが、とうとう諦めて地上デジタル放送に切り替えた模様です。
 然し 此のテレビを地デジに切り替えると言う制度はいったい何の為にやるのか未だに納得がいきません。誰が決めたのか何故この時期にやるのか我々一般市民には全く納得出来る説明が有りません。<現行のアナログ電波帯が満杯なのでテレビの電波帯をデジタルに移行する>と言う説明だけで、じゃぁ何故テレビを移行するのか他の電波帯を移行する事は出来ないのか此れに就いての説明は未だに何もありません。国会でも誰も異議を唱えませんし、何か変じゃありませんか 喜んだのは家電メーカーと、量販店だけです。何だか 誰かにどこかで密かに操られて居る様な気がしてなりません。


悪魔の火

2011-06-16 16:34:55 | 而今

 世界の各地で起きて居る「脱原発デモ」はまさに自然発生的な動きで、此れは如何に原発が恐ろしい「悪魔の火」であるかを認識した民衆の叫びです。此の叫びを自民党の石原幹事長は「集団ヒステリー」と片づけて居ます。
 何と言う無智な言葉遣いでしょう。彼は 只 親父が都知事で、その七光りで代議士になれたに過ぎない、一介の甘ったれオッサンじゃありませんか!世の為国の為に何かを為した実績も無く、落ち目の自民党の幹事長にされただけの野郎が、生意気言うんじゃない!
 今 世界中で起きて居る「脱原発デモ」は「集団ヒステリー」などと言う様な軽い意味合いのものでは有りません。「人類の子孫が末永く平和に生きながらえる為には、どうしても必要不可欠なもの」だからです。
 人類は 心ならずも「原子力」と言う「自分で完全に制御出来ない悪魔の火」を手に入れて仕舞いました。
 神は 人類に此の「悪魔の火」与え給うた時、此れで人類が自ら滅びるか?それとも此れを見事に制御して「人類の真の発展」に役立て得るか?を試して居られるのです。然し 残念ながら現状は、愚かな人類が起こした間違いに四苦八苦の状態であります。
 神は 遥かな天上から「未だ原子力を与えるには早すぎたか!」と後悔して居られるでしょう。