今日久し振りに 小金井の住人からメールが来ました。
小金井と言えば有名な超名門ゴルフ倶楽部があります。ここの思い出深い話をします。この倶楽部は普通の人は仲々会員にはなれません。資格審査が厳しい上に、空きが無ければ駄目だし、有ってもメンバーの何人かの推薦が必要で、更にメンバーになる前にクラブハウスに一ヶ月間名前を貼り出されるのです。そこで誰かが反対を唱えたらアウトです。歌手の故三波春夫がメンバーになる時、本名で貼り出されて成功したそうで、もし 芸名で貼り出されたらアウトだったろうと言われたほど厳しい倶楽部です。
25~6歳の頃 ある偉い人の命令で小金井カントリー倶楽部にその御方のゴルフ道具を取りにいきました。
この倶楽部の会員ともなるとゴルフ道具は倶楽部のロッカーに預けっ放しで、家から車に積んで行くとか、ましてや担いで電車に乗って行くなんて人は居ません。だから何処か別のゴルフ場でコンペなどがある時は道具を誰かに取りに行かせるのです。
さて 倶楽部に着いてフロントに行くと人品骨柄頗る立派な紳士が(実は支配人でした)「△△様ですね?○○様からご連絡戴いて居ります。」と言われて度肝を抜かれてしまいました。更に続けて「○○様から 何でも好きなものを食事して帰る様にとのお言付けが御座いました。ご案内しますので どうぞ」と言われまして、○○様も気が利くわいシメシメと思ったものです。
案内されてレストランに入ると そこには政財界の大物や文化人の大物と思しき人達がスーツにネクタイにキチンと身をつつんで静かに食事をして居ました。ここではレストランやロビーでは必ずネクタイ着用と厳しく決められているのです。「どうぞ」と言って出されたメニューを見て又ビックリ 「安い~
何て安いんだ
」つまり商売でレストランをやってる訳じゃないから銀座や新宿の半値か1/3位の値段でした。だから一番高いものを注文すればいいものを、根が気が小さいので思わず一番安い「カレーライス」と言ってしまいました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
次にまた行きました時、支配人がチャンと私の名前と顔を覚えて居てくれた事に又ビックリでしたが、聞けばそんな事は超名門倶楽部の支配人ともなれば朝飯前のお茶の子サイサイだそうでした。そしてまた「お言付け」でレストランに行ったのであります。
今度こそ一番高いものをと固く決心をして行きましたが、またしても周囲の雰囲気に負けて「カレーライス
」と叫んでしまったのですぅ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
我乍ら何とケツの穴(御免なさい
)の小さい事かとシミジミと思いました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)