不老愚 助光 れいん坊

嘘、誤魔化し、怠慢を憤り、愛情、親切、思いやり、を喜び感動を記事にしています。

妻の手術が決定!

2009-04-30 19:15:18 | 而今
今日病院に行って整形外科の先生と相談しまして、妻の頸椎の問題を相談しまして、「手術」をする事に決めました。当然の事ですが、「手術」に対する恐怖があります。それで先生から懇切丁寧に説明を受けて納得出来ましたので決心しました。ただ 先生が非常に多忙で、手術の順番待ちが大変多くて5月の25日でないと出来ません。何しろ 非常に有名な先生で、全国でも五指に入る言われて居り、東京や名古屋からも評判を聞いてわざわざ手術を受けに来る患者が多いのです。その為に 最短でも25日なので其れまで痛いのをジッと我慢するしかありません。可哀そうですが、いい先生にチャンと治して貰う為にはこの際 耐え難きを耐える事にしました。

豚インフルエンザ

2009-04-29 14:21:44 | 冗談囃子

或る旅行会社の添乗員の嘆きです。



「此のゴールデンウイークには中米へのツアーの添乗員に行く予定でした。それが急遽中止になりました。豚インフルエンザです。此の旅行会社に就職して五年になりますが、GWに体があいて居るのは初めてです。他のツアーの応援とか、交代とか通常の年ならありますが、今年は不況の所為で暇なので其れも有りません。だから どう過ごしたらいいのか分からずに困ってます。友人達はそれぞれ旅行に行くらしく殆ど留守ですが、自分としては旅行になんかいくのは沢山です。それより 今年の夏のボーナスの方が心配です。去年の暮れから旅行者がガタ減りで、此のGWこそと期待して張り切って居たのに・・・お天気はいいし恨めしいなぁ チクショウ此のブタ野郎め ワタシの青春を返してぇ~ あ~ぁ」


心から同情します。 


岡崎先生の講義1

2009-04-28 10:39:18 | 文学・歴史

昨日 静大・岡崎先生の第三回の講義がありました。


和歌には枕詞(まくらことば)と序詞(じょことば)と言うものがあります。今迄それらが何のためにあるのか?どう言う意味合いがあるのか?分かりませんでした。それが昨日の岡崎先生の講義で良く分かりました。
 「枕詞」と言うのはハッキリとした決め事があります。五文字(五音)からなって居り、相手が決まってます。
◎あおによし⇒奈良
◎あしびきの⇒山
◎むばたまの⇒黒
◎たらちねの⇒母
 と言う具合にキチンとしたルールに基づいて使われていますが、これ等は単に言葉の飾りであって、特に意味はありません。言わば言葉の響きやリズムを整える為のものだと言えるかもしれません。
 「序詞」は少し意味のあるもので、此れには文字数や相手などの決め事はありません。実例を上げて説明をしますと
 「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」 柿本人麻呂
 あしびきのは山にかかる枕詞、山鳥と言う尾の長い鳥の様に、永い夜を、来ぬ男を待ちわびて、私はひとり寂しく寝なければならないのか・・・あぁ~切ない!! 此の<山鳥から~しだり尾>までが<ながながし夜>を強調する為の序詞で、山鳥の尾と言う自然現象をもって、一人寝のながながし夜の淋しさ・切なさを比喩的に心情を表現して居ます。万葉の時代は「通い婚」で、男が女のもとへ通い、一夜を共にして翌朝男は去って行く習わしでした。だから 男がちっとも通って来てくれない女の心情の切なさ・狂おしさは察するに余りあります。それを山鳥の尾を序詞にして歌のに詠んだ巧みさから、序詞の意味を理解して欲しいのです。』
 成るほど 大変良く分かりました。


生活保護と携帯電話

2009-04-27 19:32:45 | 冗談囃子


本当に久し振りに姿を見せて呉れた今朝の富士山です。



妻が入院して同じ病室に居たお婆さんの話です。彼女は生活保護をうけて居ます。家族が居るのかと言った詳しい事は判りません。お見舞いに誰も来ない所を見ると居ないらしいと思えます。兎に角驚いたのは、此の人は携帯電話魔なんです。勿論 病室での携帯は禁止です。「ペースメーカーなど医療機器への悪影響がありますので、携帯電話のご利用はご遠慮ください」と明記して有りますし、看護師からも再三注意を受けて居ますが、全く聞き入れません。膝の怪我で車椅子に乗って高公衆電話の有る所まで行くのが大変なのは判りますが、それにしても電話を掛けまくりです。聞いて居ると殆どが「モシモシ 今何処にいる?」「今何してる?」と言った他愛も無い事で、又掛って来る電話も有りませんので、此れと言った用事も無いのに電話を掛けずには居られない一種の「携帯依存症」なのでしょう。本人の言葉では月の電話代が一万円をゆうに超すそうです。生活保護を貰いながらです。


愛すべき臆病者!!

2009-04-26 19:47:35 | 冗談囃子

私も他人様の事は言えないほどの自他共に認める臆病者ですが、此の人には負けました。
一昨日の事です。妻が頸椎のヘルニヤの手術をする為、予備検査をしました。造影剤に依るCT撮影をした時、其の私の上を行く「愛すべき臆病者」に出会いました。
 ご存知の通り、病院と言う所はどう言う訳か患者を待たせます。「少しお待ち下さい」と言って20分は待たされます。其の時 妻の前の順番だった男性が顔面蒼白で、矢鱈と話し掛けて来ます。「自分の事、家族の事、子供が何処に努めて居て云々・・・」つまり 恐怖の余りパニックになって居るのです。そうやって喋り続ける事で恐怖から逃れようとして居るのです。70歳くらいの大の男が・・・。
 恐怖と言ったって、背中から注射器で造影剤の注入をして、あとは機械に載せられてグルグル回転させられて写真を撮られるだけなんですが、それが恐くて藪のスズメみたいに囀りまくるのです。更に見れば目線が宙に浮いて泳いでます。付き添いの奥様らしい人が申し訳なさそうにして居ますが、囀りは止みません。名前を呼ばれても囀りながら検査室に引っ張られて行きました。 私は 此の人に「臆病度」で負けました。 恐れ入りました!!


草 剛くん

2009-04-25 13:41:11 | 冗談囃子

またまたマスコミが大喜びで踊りまくっています。草君のことです。
草 剛君って真面目人間です。真面目過ぎる人間なんです。人間ってのは、善悪入り混じった多面的な性格を持って居ます。
 其の中でも所謂「真面目人間」と言われる人は、所謂「ふまじめ人間」と言われる人と比べて、何ら違いが有りません。 唯「真面目人間」は真面目を演じて居るだけです。それも必死に演じ続けて居るのです。だから疲れるのです。時には破目を外してワァ~ッとふざけたり、暴れたりしたい欲望が耐え難い状態になりますが、なまじ「真面目人間」のレッテルを貼られてしまって居るので出来ません。
其処で フラストレーションが堪るのです。その都度爆発しそうになり、其れとの戦いが言語に絶する程の苦しみが有ります。そして更に周りから「真面目人間」と言う看板が追い被さって来ます。一日24時間一年365日年中無休で負い被さって来ます。
 こんな世界 耐えられますか!?! 草庶ъN 辛かったでしょうね!! マスコミの皆さん騒ぎ過ぎですよ! もっとおおめに見てやりましょうよ!! 


竹の子

2009-04-24 14:11:50 | 冗談囃子


今が旬の竹の子です。近所の農家で収穫したばかりのものを、皮を剥いて米糠で茹でて居ます。採れ立ての竹の子は独特の香りがして大変美味しいものです。茹で方も結構難しくて茹で過ぎると風味がなくなります。微かにエグミが残っている位が宜しい様で・・・


目に青葉・・・

2009-04-23 16:17:25 | 冗談囃子


私の一年中で一番好きな季節になりなした。気温は良し体調も良しと言う訳で朝の散歩もまことにいい気持でやらせて貰って居ます。体重も冬場に比べて2kg位増えまして58kg代を維持出来ていますので、体調は大いに快調。此れが多分11月頃まで続くでしょう。


 今日 妻が入院しました。先日の帯状疱疹に続いて、今度は頸椎の神経の治療の為です。多分手術をする事になりますが、今日はその為の検査入院ですので三日間の入院です。


ひさかたの・・・

2009-04-22 14:04:50 | 文学・歴史


今日は昨日の大雨とは打って変わって五月晴れです。早朝の爽やかな空気を吸って居ますと、気持ち良さにふと紀友則の歌が浮かんで来ます。


 ひさかたの光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ


この歌は桜を詠んだものでしょう。周囲には何の動きも無いのに、花は静かに散っていくのだなぁ~と言う詠嘆をありのままに表現した解り易い歌なので私の大好きな歌の一つです。 写真は桜はもう終わって躑躅になってますが、季節の主役が交代して行きます。


万葉と平安

2009-04-21 14:57:55 | 冗談囃子

昨日 静大・岡崎先生の生涯学習・第一回講義がありました。「主題」は「万葉集の歌と平安期の歌の言葉と表現の違い」でした。第一番の天智天皇の歌と第四番の山部赤人の歌をそれぞれの元歌を例に揚げて分かり易く講義をして貰いました。
 第一番 天智天皇 「秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」
 万葉集の元歌   「秋田刈る 仮庵を作り 我が居れば 衣手寒く 露そおきにける」
天智天皇の作歌の方は、天皇とも有ろう者が田圃に行って雨漏りのする苫屋で袖の濡れる様が実際には有る筈が無いので、此れは実体験の無い想像上の歌と思われる。
 元歌の方は 実際に農作業に携わる者の、冷たい露に濡れる晩秋の侘びしい情緒がすなおに歌われています。つまり 此の万葉歌の方が実体験に基づいた歌で、此れが「万葉風の表現方」と言える。
 第四番  山部赤人 「田子の浦に うち出てみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」
 万葉集の元歌    「田子の浦ゆ うち出てみれば 真白にそ富士の高嶺に 雪は降りける」
両方の歌の違いを比べると、<白妙の>と<真白にそ>それに<雪は降りつつ>と<雪は降りける>ですが、<白妙の>も<雪は降りつつ>も実際には遠景の降雪の様子を見る筈も無く、山頂を想像しての表現である。一方 <真白にそ>と<雪は降りける>は具体的な表現で想像して詠んだ観念的な匂いは無い。
 つまり 万葉集の歌は、実体験的な表現方法であるのに対して、それから四百年後の平安期になると実体験より、想像的、幻想的、観念的になり、言葉遣いを巧みにして楽しむ様に変わって来たのでしょう。その後 何百年を経て 「侘び・寂」の世界になり日本の独特の文化へと発展して行ったのでしょう。 昨日の岡崎先生の講義は奥が深かったなぁ~!!


新茶の季節

2009-04-20 15:43:43 | 冗談囃子


今年も新茶の季節が来ました。萌黄色のお茶の新芽が鮮やかに出て、茶畑の色が一斉に明るくなって行きます。八十八夜は五月二日ですが、もう新茶の取引が今日から始まったそうです。


驚くなかれ今日の初取引での値段が、1kg当り10万円だそうです。100kgじゃ有りません、たった1kgです。 こんな取引どうかしてます。言っては何ですが「お茶の値段」ですよ それで無くても「お茶離れ」が言われている昨今、こんな相場を平気で立てて居るこの業界の人達は何の疑問も持たないとしたら、将来は無いとしか思えません。


百人一首

2009-04-19 15:19:41 | 冗談囃子

今年度・静岡大学の「生涯学習講座」の履修科目を決めました。岡崎真紀子先生の「ことばと表現」で、主題は「百人一首」です。 藤原定家が編纂したと言われる日本文化の珠玉とも言うべき和歌集です。天智天皇から順徳天皇まで古代から鎌倉時代までの百人の人達が作った、後世に残る名歌を集めた百首の歌の深い意味を今迄あまり正面から向き合って見た経験が無くて、これはいい機会だと思って真面目に勉強しようと言う訳です。
 驚いた事に 此の作品を藤原定家が小倉山の別荘で編纂した時、此の歌を書いた色紙を襖の破れを隠す為の端切れ紙にしていたとの事です。本当でしょうか?とすれば 定家さんは物凄い贅沢をしていたのですね。ますます興味を覚えますので今年も楽しみです。
 此の頃 身に詰まされてしみじみ思わされますのは、第九番の小野小町の歌「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」 本当に身に沁みて時の移ろいに打ちひしがれる思いです。


少年老い易く・・・

2009-04-18 20:57:00 | 冗談囃子
近所の息子さんの話です。
今年 大学の四年生 同級生は皆さん就職活動に懸命です。 が 其の息子さんは全くその気配が無いそうです。だから親御さんは気が気ではありません。そこで 地元の銀行なら縁故で就職が出来ると言う事で息子さんにその話をしましたら「俺は銀行には向いて無い!」と言ってまるで乗り気じゃありません。 では 「自分では何を目指しているのか?」と聞けば「さぁ~!?!」と無気力な返事。
 此れでは将来と言うより、目前に迫った社会人への門出をいったいどうするつもりか他人の事ながら心配です。 今時の若者が「自分探し」なんて言って親の脛を齧りながら好き勝手な事をやってますが、此れと言ったポリシーもアイデンティティーも無い人が幾ら探したって自分が見つかる筈がある訳が無いでしょう。
 それでも「自分探し」と称して無為無策の時間を浪費して居ます。限りある人生の大切な時間を・・・ 二度とない青春を!!
  尤も その大切さが分かるには、あと何十年もかかるでしょうけど、其の時は既に手遅れです。

イチロー

2009-04-17 14:04:18 | 冗談囃子


凄い人ですねぇ~イチロー選手。 彼を評して「修験者」「哲学者」「求道者」など色々言われて居ますが、いずれも一心に何かを極限まで極める人だと言う事でしょう。それが安打の日本新記録に繋がったのでしょう。 本当に凄いですねぇ~ こう言う男は日本人の誇りです。


 此のイチロー選手が 如何に用意周到な男かを現わしたエピソードがあります。 或るテレビの対談でイチロー選手が目覚まし時計を三個セットして寝る、と言ってましてインタビュアーが「何故三個もセットするのですか?」とビックリして聞きましたら「一個目が止まって、二個目も止まっても、三個目が有れば安心だから・・・」と答えて居ました。 此の用意周到な心掛けで毎日の練習を始め、試合に臨んで居る男イチローですから、恐れ入ります。だからWBCで打てなかった時、神経をつかい過ぎて胃潰瘍になったのでしょう。とても真似出来ません。


箪笥預金!?!

2009-04-16 19:25:02 | 冗談囃子

昨日の郵便局の大繁盛振りの話を或る知人にした所、ビックリする様な実話を聞かされました。
 「箪笥預金」と言う それも徹底した話です。
 先ず 年金を現金で受け取ります。それから全部千円札に両替します。其の千円札を一枚一枚キチンと四つに畳みます。其れを整然と並べて箱にしまうのです。そして 其処から日常生活で必要不可欠な食品とかを一つづつ出して遣います。一日に決して一つ以上は遣いません。光熱費も含めて一日一つ、つまり一日千円以内で生活するのです。まさに爪に火を灯す生活ってヤツですか!
 そうして貯めたお札の箱はドンドン増えて行きまして、其れを見て秘かな喜びを感じるのです。お年寄りの全部とは言いませんが、こんにちの独居老人にはこう言う「箪笥預金でギッシリ貯め込んで、遣わない人達」が多いのだと我が知人は言うのです。
 結局 人は信用出来ない、頼れるのはお金だけと徹底したポリシーを持って居るのでしょうね。此れでは 日本経済は仲々浮上しませんねぇ~