橋下 さん 勝ちました! 終って見れば民主党・自民党の中央政界が推す対抗馬 平松さんに、18万票の大差で勝利です。
大阪知事選挙も 同様に大阪維新の会の松井一郎さんが、80万票の大差で圧勝です。大阪から既成政党に対する風穴を開けたのでしょうか?
もし そうだとすれば此れはエライ事です。戦後約65年の間 政治を掌って来た政党が、大阪の府知事・市長選挙で無残な敗北を喫した訳ですから、大威張で国会議事堂の赤絨毯を踏み締めて来た人達は慌てふためいて居るでしょう。 イヤ 慌てて無い!? 若しかして そうだとすれば其れもエライ事ですよ! 日本の政治家たちは、戦後67年の太平な世の中のぬるま湯に浸かり眠って仕舞って居るのです。
国の借金が1000兆円になろうが、貧富の格差が極限に広がろうが、大震災・原発事故・放射能汚染・避難民、若者の就職難、TPP、沖縄の基地問題、と 全国から悲鳴が挙がっているのに、責任の有る政治達は、国会議事堂という<温室>の中にあって<議論>と言うゲームに明け暮れて居ます。だから これ等の問題は何時まで経っても一歩どころか寸尺も進みません。
今や 国会議員の皆さんは、自分の選挙の事で頭が一杯で、国家的問題なんぞは欠片も有りません。<自分が当選する為には・・・>と 其の事だけに全知全能を傾注して居て国民の声・悲鳴なんか秋の夜の虫の声程にも聞えて居ないでしょう。
恐ろしい世の中になりました。いたい日本はどうなって仕舞うのでしょう?
三陸沖・房総沖で 今後30年以内に、マグネチュード8.0以上の地震が発生する確率が30%だ、と専門家が発表しました。
此の発表を見て大変な不安を感じて居ます。30年以内の発生率が30%だと言われても、それでは一体どうすればいいのか!?!と、唯々戸惑うばかりです。非難しろと言われても何処に非難していいものやら、皆目見当がつきません。
専門家の試算によれば、何万戸の家屋が倒壊して、何十万人が死ぬ・・・なんて気楽に数字を並べますが、だから どうすればいいのか!と言う事までは言及して居ません。何時でも、学者とか専門家と言う人達はその有り様です。
阪神淡路大震災の時、有名な「日本沈没」の作者故小松左京氏が多くの専門家・学者達に此の地震で、大被害を齎した要因は何処に有ったのか?と取材をした所、「今回の災害は 我々の想定をはるかに超えたものであった。だから今回は我々の責任ではない!」と言い放たれて仕舞ったそうです。小松左京氏はただ唖然とするばかりで有ったと述べられてます。
有識者とか 専門家とか 学者先生なんてこの程度のものなんです。今回の東日本大震災で彼等の無能力振りは顕著にになり、無責任ぶりも再認識させられました。
こんな連中に「先生!先生!」と言って煽てるマスコミにも、もっと厳しい目を持って欲しいのです。
ユーロ圏の主要国首脳が集まり、通貨ユーロの安定に全力を挙げる、と言う事で話し合いが纏ったようです。
最初はドイツが話し合いには難色を示して居ましたが、矢張り此の侭の状態では、ユーロ圏の信用不安が拡大して世界中に金融大混乱になる、と判断したドイツのメルケル首相が譲歩したのです。
金融不安は ギリシャだけでは無くて、ポーランド・イタリヤと言った比較的経済力があると思われた国に広がって居ます。
其れを ドイツやフランスと言った経済に余裕のある国が、協同で助け合おうと言う事ですが、ドイツなどは其の為に自国も金融不安に引きずり込まれるのを警戒したのです。
確かに ギリシャを始めイタリヤなどは、政府の政治の方向が間違っているのですから、安易に経済援助をしただけでは問題の解決にはなりません。先ず 政治の方向を正さなければならないのです。ドイツが主張するのは其処の所です。いい加減な政治をして居て財政破綻したら「助けて呉れ!」では虫が良過ぎます。
もし 日本がそうなって「助けてくれ!」と言ったら何処の国が助けて呉れるでしょう? 多分 何処も助けてくれないでしょう。アメリカなんかには真っ先に冷たく撥ねつけられるでしょう。
大王製紙の創業者の三代目 井川意高前会長が、100億円を超える金を借金してラスベガスのカジノで賭博をしてスッた事が話題になって居ます。三代目のボンボンが物凄い大博打をして大損こいた と言うお話です。自分個人の金でやったのなら「すげぇ~! バカも此れくらいやればたいしたもんだ!」と 尊敬されますし、アメリカやヨーロッパ、中東辺りには此れくらいのセレブは珍しくないそうです。
ところが 井川三代目君は 自分の金じゃ無くて、子会社から借金をして博打に注ぎ込んだと言いますから、其のセコイ事たるや例え様もありません。勿論 井川三代目君には自分の力で100億円もの金を用意出来なかったのでしょう。其処で自分の立場を悪用して、多数の子会社に借金をして、セッセとカジノに運んだのです。
可哀想なのは 何も知らないで必死に働いている社員の皆さんです。会社のトップがそんな悪戯をして居るなんて夢にも知らず、汗を流し、涙を拭いて働いて居るのに、何の苦労もした事の無いボンボンが、百億円を超すと言う天文学的な額のお金を博打に注ぎ込んで居たとは、泣いても泣き切れないでしょう。
オリンパスと言い、大王製紙と言い、会社のごく一部の人間が会社の金を好きな様に使う事が出来る、と言う日本の会社の仕組みは、どう考えても幼稚だとしか言えません。此の問題は これ等二社だけ事案じゃないでしょう。きっと 他にも色々出て来るでしょう。特に 一族経営とか、ワンマン経営の会社は危ないですよ!
落語家の立川談志さんが亡くなりました。享年75歳でした。柳家小さん門下で小さん師匠と対立して破門となり、弟子を連れて「落語立川流一派」として独立しました。
然し 普通の寄席の高座にに上がる事が出来なくて、様々なイベントに出張出演をしたりして、弟子共々かなり苦労をして来た様です。
小さん師匠が亡くなる寸前には、周囲の皆が師匠に詫びを入れて許して貰う様に勧めたのですが、頑なに意地を張って詫びを入れませんでした。
彼の落語は 歯切れが良く、歯に衣着せぬ毒舌が特徴で人気が有りました。然し 癌を発症してからは体力が衰えて気の毒な様子に見えました。でも 落語を見たり、聞いたりする能力は確かなもので、生前「お金を払っても聞きたいと思う落語家は、古今亭しん朝だけだ」と言って居ましたが、其のしん朝さんはとっくに先に逝っちゃいましたので、あの世で今頃「よっ! 俺も来たよ!」とか言ってるでしょう。
「葬式はするな」「お経は要らない」「骨は海にまいて呉れ」と談志師匠らしい遺言をして逝ったと言う事が伝えられています。 合掌!
其れが永い歴史を経て<心を安定した状態を保って、悟りに至るべく瞑想する修行する宗教となり、これが「禅宗」と言う宗教になり、修行法として定形化されて「坐禅」が行われるようになりました。此の「坐禅」と言うものは私も昔一度だけ真似事を経験しましたが、いったいどう言うものか説明が出来ません。説明出来ないものが「禅」「坐禅」と言うものだそうですが、何と無く其れらしい説明になって居るのが、明治の文豪 夏目漱石の『吾輩は猫である』の猫の独白です。其れに依れば
『達磨大師と言うお坊さんは、足の腐るまで坐禅をして澄まして居たと言うが、たとえ壁の隙間から蔦が這い込んで大師の眼口を塞ぐまで動かないにしろ、寝て居るのでも死んで居るのでもない。
頭の中は常に活動して、廓然無聖などと乙な理屈を考え込んで居る』
つまり 難しく考えると益々分からなくなりますが、禅宗のお坊さんの言うのには、要するに「無念・無想」になる事だ と言われるのですが、此の頭の中を空っぽにして、全ての雑念を払い除けると言う事が私如き凡人には出来ません。修行を積まれた高僧になりますと、其の時 呼吸は半分以下になり、脈拍も20~30位となって、丁度動物が冬眠状態になって居るのと同じ状態だそうです。
修行をすれば 私達もその様な「無念・無想」の境地を経験できるのでしょうか?
先週の金曜日(11/18)と土曜日(11/19)に我が家にとって大事件が発生しました。
◎先ず金曜日(11/18)14:00です。私が運転する自家用車で自損事故を起こしました。いつも通院して居る病院の駐車場で、駐車をしようとしました処アクセルとブレーキを踏み間違えまして、場内の植木に激突して車の前方右半分が大破しました。
不幸中の幸いな事に、近くに通行人が居ませんでしたので、他人様を怪我させる事は有りませでした。唯 自分と同乗していた妻が、衝突の衝撃で多少の打撲傷をしましたが、幸いと言うか病院の中でしたから、直ぐ罹り付けの有名な整形外科で、名医と言われる先生に診て貰う事が出来まして、レントゲンやCTの検査を受ける事が出来まして、「二人とも異常なし!」と診断して戴きました。
でも車の方は大破ですので、もう廃車にする事にしました。
◎次に土曜日(11/19)夜の事です。お風呂に入ろうとしまして、ガス給湯器のスイッチを入れましたがお湯が出ません。其の日は風雨が激しく物凄い天気でしたので、どうする事も出来ません。仕方なくお湯で体を拭いてお風呂は我慢しました。所が 翌日は生憎と日曜日です。給湯器のメーカーは休日です。(11/20)に一応ガス会社の人が来て、点検をして呉れましたが、ソレノイドバルブの交換が必要でが、休日の為部品の入手が出来ません。
仕方なく今日まで我慢して、先程メーカーの人が部品を持ってきて呉れましたので、交換して無事お湯が出る様になりました。修理代が¥16、900掛かりましたが、ヤレヤレ助かりました。
以上 此の数日間に我が家に起きたささやかな出来事でした。
日本女子バレー アメリカに勝ちました!! 然も 3-0のストレート勝ち!信じられません!
ドイツ戦に続いて素晴らしいプレーでした! まさに奇跡です!
然し 4位です。 ロンドンオリンピックの出場権は得られませんでした。来年春の最終予選の結果次第となりました。残念ですが此れが現在の処仕方の無いでしょう。
昨日・一昨日のあの頑張りをセルビア戦と中国戦で出して居れば、文句なしに出場権を得有られたのに・・・と 悔やまれてなりません。が まぁ此れがスポーツの世界の厳しさです。
昨日は 中国が勝って中国の三位が確定した後の試合でしたから、日本の順位は四位以下も決まってました。其れでもあのファイトを見せて呉れたのです!特に素晴らしい粘りのレシーブを。
だから セルビア戦や、中国戦のあの無気力な戦いぶりが悔やまれてなりません。
今日のニュースで 東京電力の株主達が、歴代の経営陣に対して損害賠償請求訴訟を起こすそうです。歴代元経営陣61人に対して5兆5000億円に登る損害を賠償せよ と言うものです。
『東京電力が福島第1原発事故で巨額の損失を出したのは、歴代の経営陣が安全対策を怠ったためだとして、株主42人が14日、勝俣恒久会長ら現経営陣と元役員計61人を相手に、総額5兆5045億円の損害賠償請求訴訟を起こすよう求める書面を、東電の監査役に送付した。60日以内に応じない場合、東電に代わって原告となり株主代表訴訟を起こす。株主側の代理人弁護士によると、訴訟になれば国内では過去最高の請求額という。』
此れは東京電力と言う会社に対して、歴代経営陣が損害を与えたから、其の損害を賠償せよと言うもので、当然の事ながら現在及び、元経営陣の責任は明白ですから、訴訟を起こされて逃れる術は有りません。
例え被災者で無くても、こら程の問題が起きて、未だに解決の目途さえ立って居ない事件ですから、これ等経営陣に厳しい責任追及が有って然るべきです。5兆5000億円と言う金額は、恐らく彼等には支払えるものでは無いでしょうが、此処はキッチリとけじめを着けるべく厳しく当たる必要が有ります。今迄 楽していい生活をして居ながら、問題が起きたらサッサと逃げ出して仕舞うなんて絶対に許せません。
日本女子バレー ブラジルに勝つ!! 確かに信じられない程の快挙です。快挙ではありますが、昨日のブラジルはチョット変でした。
スパイクは吹かすヮ、ブロックの位置はズレてるヮ、サーブはミスるヮ、レシーブで体が動かないヮで、まるで別のチームでした。あれはどうしたのでしょう?世界ナンバー1のブラジルが、余りにも酷いプレーをするなんて、昨夜テレビを見て居て目を疑いました。何かあったのでしょうか?
選手達と監督と喧嘩したのか、変な物を食べて腹を壊して居たのか何かアクシデントが有ったのでしょう。
アスリートには 好不調はつきものですが、余りと言えば情けないあり様でした。それにしても 実況のアナウンサーやゲストの舞い上がりぶりも異常でした。上位3チームだけが、ローマオリンピックに出場出来る、と言うのにもう出場が決まったかの如く大騒ぎです。未だ7位です。此れからアメリカ・ロシア・ドイツと言った強豪相手の試合が残って居るのに、はしゃぎ過ぎて見苦しい程です。確かに選手達は健闘しました。 が 必要以上に健闘を讃え、持ち上げては、此れからのゲームで化けの皮が剥がれて仕舞います。どちらにしても セルビアにストレート負けを喫した時点でローマ行きは絶望になったのです。可哀想ですから静かに見守ってやりましょうましょう。
読売巨人軍 ナベツネ独裁者が相変らずの横暴ぶりです。いったいプロ野球チームは、誰の物だと思って居るのでしょう? 此れは紛れも無くファンの物です。其れを自分の物だと勘ちがいをして居ます。此の年寄りは、今尚 嘗ての栄光を忘れ難く、プロ野球其の物まで自分の意のままに出来ると思い込んで居る哀れな老いぼれなんです。
砂川浩慶・立教大准教授(メディア論)の話 「渡辺会長の談話は球団組織の在り方や球界全体、ファンの存在を考えた内容でもなく、これではまるで子供のけんかみたいだ。かつて監督交代劇を『読売グループ内の人事異動』と言い放ったときと同じようにグループは自分の一存で何でもできると強く印象付け、清武代表が問題提起した『球団の私物化』を裏付けている」
昔は居ました。「永田ラッパ」と言われて、チームの作戦から投手交代まで口出しして監督を困せた御人が居りました。結局 ファンから見放されましたが・・・
ナベツネも もういい加減にして引っ込んだ方がいいでしょう。もう用は無いんだから。
時々利用するスーパーのお客さんに、筋金入りの有名な「吝嗇家」が居ます。八十歳位の独り暮らしのお婆さんで、矍癪(かくしゃく)たる元気者です。数年前に旦那さんを亡くしてからは独居老人で、子供達は既に独立して居ますが、其の余りにもケチ振りに実家には寄り付かないと言う評判です。其のケチ振りの一端は・・・
其のスーパーでは 毎週一回「千円以上お買い上げの人には、卵1パック(10個入り)を1円で販売する」という特売日が有ります。(但し お一人様1パック限り)
さぁ 其の婆さん 大張りきりで出かけます。そしてキッチリ1000円の買い物をして卵1パックを1円で獲得するとサッサと帰宅します。そして また其処へ行って1000円の買い物をして、卵を1円で買って来るのです。さらに其の後何度も繰り返して、1円の卵を購入します。
驚くのは其れからです。そうして大量に買い込んだ卵を、1パック100円で近所の人達に転売するのです。此のお婆さんは 決して貧乏では有りません。亡くなった旦那さんがタップリ遺産を残して居たとの噂ですから、お金持ちなんです。つまり 金持はケチである!との格言通り 此のお婆さんも立派なドケチです。
そう言えば 二人前の総理も、かなり吝嗇だと評判でしたねぇ~
お市の方の直筆の手紙が発見されて話題になって居ます。愛知文教大学の増田孝学長の鑑定で、文字の美しさ、文章の品の好さ、信長の忘れ形見の娘達への優しい心配りから、此れは本物だとされました。
お市の方と言えば、其の美しさは有名で、戦国時代を代表する美人と言われて居ますし、大河ドラマに登場して、悲劇の生涯が見る人の涙を誘って居ます。羽柴秀吉が横恋慕をしても寄せ付けなかったり、愛する夫 浅井長政を兄織田信長に討たれたり、再婚した柴田勝家を羽柴秀吉に討たれたと言う波乱万丈の生涯は、其の美しさとともに劇的過ぎるものが有ります。
そしてまた 浅井長政とのあいだに生まれた娘がこれまたドラマチックな生涯でした。長女の茶々は 母お市の方が限りなく嫌悪して居た秀吉の側室になり、徳川家康のために大阪城とともに焼き殺されて仕舞いました。
お市の方といい、茶々といい、戦国時代の残酷な運命に弄ばれた女性達の悲惨さに想いを致す時、この手紙に徒ならぬものを感じます。
オリンパスの高山修一社長です。20年も1000億円もの巨額の損失を、隠し続けてきた隠蔽工作を、つい昨日までまったく知りませんでした、と言ってます。
よくそんな事が言えるものだ!と 呆れますが、要するに此の問題は<前任者>の菊川剛前会長・兼社長、森久志副社長、山田秀雄常勤監査役の3人が共謀してやった事だ、と 言って責任逃れをして居ます。
そんな馬鹿な事が有りますか! もし 本当に知らなかったとすれば、それ自体が怠慢の責任を問われます。卑しくもつい最近社長になったばかりだとしても、社内に居て此れ程の大問題に気がつかなかったとすれば、この高山さんは 目も、耳も、口も無い木偶(でく)の坊である事を自白して居るのです。そんな人に社長を任せる会社が信頼出来ますか!?!
一般論から言っても、前任の会長兼社長の他にも、会社のトップに居た数10人の人達が此の問題を知りながら頬かむりをして来た筈です。其の人達の責任は重大です。10月に解雇されたマイケル・ウッドフォード前社長は、此の問題に気付き、内部告発をしようとして解雇されました。何と言う腐りきった会社でしょう!
九州電力のヤラセ問題・東京電力の原発事故・大王製紙会長の横領問題・そしてオリンパスの損失隠蔽と、外国メディアからは 「日本の企業経営者の企業統治能力」を疑問視する声が大きく挙がって来ました。これ等の問題の原因は、此の企業統治能力の欠如にある、と言う訳です。
当然の事ですが、然し此れは外国メディアが言う様に単純なものではありません。つまり 日本企業の<伝統>とも言うべき因習で、学閥とか、同郷とか、血縁などの柵(しがらみ)で、お互いを支え合い、庇い合うと言うモラルとは別次元のもたれ合いが根強く有るのです。そして日本のサラリーマンは其れを抜きには存在出来ないのです。
だから こう言う問題は オリンパスだけでは有りません、他にもイッパイ有るでしょう。ただ 今はジッと息を潜めてバレない様にして居るのです。クワバラ クワバラ・・・と。
今日の静岡大学 湯之上先生の講義は「久能寺縁起」についてでした。久能寺は 元は現在の久能山東照宮(今年国宝に指定された)の有る山の上に有りました。戦国時代 武田信玄が此処を駿府攻略の為の城塞にする為に、寺を現在の静岡市清水区の移しました。
寺の開山は其れよりも古く、推古天皇の時代に、久能忠仁と言う人が、山中に金の千手観音を発見して、此処に草堂を建てて安置、「補陀落山久能寺(ふたらくさんくのうじ)」と名付けました。
其の後 江戸時代を経て大火に逢ったりして、殆ど廃寺になって居ましたが、明治時代の始め、旧幕臣の山岡鉄舟が尽力してこんにちの場所に再建されまして、寺の名前を鉄舟寺として立派に残って居ます。
久能山東照宮の方は、江戸時代の始め、徳川家康が「自分が死んだら、鎧兜を着せ、西に向かって埋葬せよ。徳川幕府を倒そうとする者は、西の方から来る。其れを自分が守護する。」との遺言に基づき其の通り埋葬されましたが、三代将軍 徳川家光の時に僧天海の勧言で家康の遺体は日光に移された、と言われて居ますが、発掘調査がされて居ませんので、未だに久能山に有る、とか日光に有るとか言われて居て、ハッキリ分かりません。