「高所平気症」って御存じですか? 先日テレビを見て居たら確か東大の先生が言ってました。高層マンションで生まれて育った幼児は高い所の恐怖を全然感じないと言うのです。だから 高層マンションのベランダから転落する事故が時々起きるそうです。
信じられません。 私は 自他共に認める世界一の「高所恐怖症」です。ジェットコースターなんかとっても乗れません。下から見上げて居るだけで怖くてオシッコちびりそうになります。
生まれつきではありません。若い頃 仕事で或る機械の立会検査をしていた時、工場の三階のベランダから転落したのです。幸い 二階のべランダの手すりに引っかかって助かりました。 今でも其の瞬間の事を明確に思い出します。夢を見て汗ビッショリになって眼を覚ます事もありましたが、やっと最近はあまり見なくなりました。
それでもトラウマというものは怖いもので、其の転落までは高い所は平気だったのが、それ以来「世界一の高所恐怖症」になっちゃいました。だから高い所はたとえ脚立の上でも体中がコチンコチンに硬直して血圧が一挙に上昇し、心拍数は限界まで上がり、アドレナリンがめ一杯出て情けない有様になります。
息子が高層マンションの25階に住んでます。昨年8月に三人目の孫が生まれました。此の子の行く末が大変心配です。
阪急・阪神百貨店が 去年阪神の優勝を確信して下請け業者に発注した「優勝記念グッズ」1億1千万円の代金を半分しか払わないと言う事で、公正取引委員会から指導勧告を受けたそうです。汚ないですねぇ~ 何だか大阪の汚点が丸出しじゃないですか!!こんなセコイことをするなんて球団の経営をする資格なんかありません。多くのファンの皆さんに申し訳ないでしょう。こんな事をする阪神を甲子園まで行って、入場料を払って、声を枯らし、一所懸命応援して来たのに・・・親会社がこんな汚ない事をしていたとは・・・
昔から 阪神ファンには独特の優しさ、拘りがあります。ダメ虎と言われ負けても負けても悔し涙を振り切って応援し続けて「六甲おろし」を歌い、純粋な気持ちで「阪神タイガース」に捧げて来た真心を「銭」の為に裏切ってしまったのです。
真面目なトラキチ(熱烈な阪神ファン)達は泣いて居るでしょう。
此の人 懲りない奴と言うか馬鹿じゃないでしょうか? 森内閣の時、「IT企業は500万人分の雇用を創出する」なんて大ボラ吹いて森首相に取り入って、次の小泉内閣にまんまと滑り込みました。所が 500万人の雇用が創出される所かITのお陰で合理化がすすみ、却って失業者を創出してしまいました。おまけに小泉内閣の総務相として派遣法の規制緩和をして、こんにちの「派遣切り問題のタネ」をバラ撒いた張本人です。そして小泉さんが勇退したらサッサと慶大に戻って涼しい顔をして居ます。
こんな奴の事を「厚顔無恥な奴」と言うのでしょう。其の所為でいま塗炭の苦しみに喘いで居る人達がどれだけ居る事でしょう? いや 此れからまだまだ沢山出るでしょう。「本当の悪い奴」はこの様に「泥」も「火の粉」飛んでも来ない所で悠々自適 涼しい顔をしているのです。
所詮 慶大の先生ですから貧乏人とは無縁の世界に居る人です。だいぶ前に聞いた話ですが、我が町の御子息が慶大に入学しました。其処にはテレビで見るより遥かに美しく上品なお譲さん達が大勢いました。そして 其のお譲さん達に質問されたそうです。「あなたのお父様はどちらの会社?」 <どちらの会社>と言うのは、どちらの会社で働いて居るのかを聞いて居るのじゃ無くて、どちらの会社の社長さんか、と聞いて居るのです。みんなその辺に居る学生達は社長の御曹司や御令嬢ばかりだったのです。だから その人は「間違った大学に来てしまった!!」と後悔しました。でも 四年間 耐え難きを堪えて卒業してホッとしたそうです。
ホンダの社長が交代します。トヨタと違って業績悪化の責任を取らされてと言う事では無い、と表向きではされてます。 でも 此の5~6年前からホンダの姿勢が変わりました。つまり 素直に客の声が聞けなくて独善的に悪くなってしまったのです。
先ず 2004年の9月、買ったばかりのFitのブレーキランプが点灯しないクレームが発生しました。其処ですぐ販売店に言いましたら、ホンダの返事が「そんなはずが無い!!もっとよく調べてから言え!!」と販売店が言われたと聞きました。 其処で仕方なくEメールで直接ホンダに申し入れましたら、「そういう事は 販売店に言って下さい」と言う返事で、何度もメールをしましたが、何度も同じ答えでした。勿論 販売店にも喧しく何度も催促しましたので、担当者が困り果てて居ました。何しろブレーキランプが点かないと追突されてしまいますから、危険ですし、エンジン始動も出来ません。何度かブレーキペダルを踏み直してやっとエンジン始動が出来る状態ですから酷い物でした。
クレームを言い続けて三カ月、やっと販売店の担当者から「やっとホンダがリコールすると連絡がありました。他でも同じクレームが有った様です」と言う連絡がありました。原因はブレーキペダル部のLmswの不良でした。
次が サイドブレーキのラチェット不良です。サイドブレーキを引いて放って置くとガタンと外れてしまうのです。此れはリコールするのに四年かかりました。この問題も、何度も言いましたが、ホンダの答えは「販売店に調整修理させます」の繰り返しでした。此方としても、もう疲れてしまって「どうでもいいや!」と思って居ましたら、昨年十二月になって「リコールします」と間の抜けた連絡です。
これ等の二件とも 販売店に聞きますと、客先から再三のクレームが有ってもホンダの技術部門の答えは「そんな馬鹿な筈は無い!!ホンダの技術を何と心得るか!!」とまるで水戸黄門様みたいな態度であったと聞きました。 少し 実績が出来て自信がつくと、何時の間にか傲慢になってしまったのでしょう。
F1に出たり、航空機事業に乗り出そうとしたり 少し調子に乗り過ぎでしたねぇ~ そろそろ 夢から覚めないといけませんよ。業績が如実に物語っています。
オバマさんの演説集をテレビで見ました。一言で言えば「うまい!!」と思わず唸ったところです。
先ず 声がいい。そして 発音が正統でまるで昔聴いたハリー・ベラホンテの歌を聞いて居る様ないい心地です。そして何よりも平易な単語で誰にも分かり易い言葉遣いです。更に 話す間(ま)が抜群に良くて相当訓練を重ねて来たのでしょう。大昔 徳川夢声と言う人が居まして、その語りの間(ま)は伝説的になっていますが、其の見事さを彷彿させます。 お叱りを覚悟で例えるならば、香具師(てきや)の口上の如く、聞き手の気持ちを巧みに引き込んで行きます。「・・・みんなで努力すれば、州が変わる。国が変わる。アメリカが変わるんだ!! Change! Yes We Can!!」とたたみかけて、民衆を興奮のルツボに引き込むやり方は実にウマイ!!の一言で、今で言うなら 綾小路きみまろ風とも言えるでしょう。
アメリカの政財界の人材が枯渇して居る中、久々に出て来た逸材ではないか?と思います。只 問題は限りなく利己主義者の蔓延ってしまったアメリカの政財界ですから、これ等の邪魔者共のスクラムを正面突破するのは容易ならざる事です。暗殺の危機も有りますし・・・兎に角 オバマさんを大切に育て、是非ともアメリカの立ち直りを成功する様に国民の一致協力を願うのみです。
○○大臣 なんて平安時代からの超時代遅れの名称は止めたらいいと思いませんか? もっと時代に即した、又は職務能力に相応しい名称にしたら良いのです。
例えば ○○係長とか、○○主任と言った実情に即した又能力に合った名称にすればいいのです。 「財務係長」とか「防衛主任」とすれば分かり易いし身近に思えます。 第一 大臣なんて千年以上も昔のものをぶら下げて、恥ずかしがりもしないで威張って居る滑稽な人達に、現代の変化の目まぐるしい世界の情勢判断が出来ますか?
代議士が大臣になりたがる根拠は「選挙が有利になる事」で、それは大変なアドバンテージです。 「サルは木から落ちてもサルだが、代議士は選挙で落ちたら只の人」ですから、選挙に勝つ事が代議士の最大唯一の仕事でして、決して国民の為に政治をするなんて爪の先ほど考えて居ません。その為に「大臣待合室」と言う所は常に順番待ちの亡者達で満員札止め状態です。そして人事権を持った首相や幹事長に対して、「次期は是非!私めに・・・」と それはもう見るも聞くも堪えられない媚び諂いをするのです。まぁ 一般社会の会社組織でもゴマスリ上手が出世する図式は似てます。だから 「大臣」なんてオコガマシイので「係長」か「主任」で充分ではないかと思う次第であります。
もう一つ 世襲代議士を禁止したら如何でしょう?我が国をトコトン駄目にしてくれたのは此の二世・三世の世襲議員達です。彼らは政治を私物化しています。新しい人材の登場を妨げ、代議士の質を落とし、国の停滞を招いたのは彼らの所為です。日本の政治を良くする為に「二世・三世議員の皆さま」すぐ辞めましょう!!
テレビの業界が番組制作の下請け会社に「あまりにも酷い虐め」をなくそうと、総務省とNHK、民放各社が保護指針を申し合わせた と 報じられました。
テレビ会社の傍若無人ぶりは凡そ真っ当な社会人のする事ではありません。キー局と言われる会社のデイレクターとか番組制作担当者ともなれば、下請け会社の社長でも呼び捨てで、社員に至ってはまるで奴隷扱いです。それでも 仕事を貰わなければ生活が出来ませんから、悔し涙を噛みしめ、歯ぎしりしながら従って居るのです。
其の取引(と言える程のまともな形態では無い)は番組の発注は口頭で、予算の指示も無く、何もかも曖昧でいい加減に発注されたものを有難く拝受させられるのです。 そして その仕事に対して担当者の意に染まない意見などしようものなら「折角仕事を恵んでやってるのに 生意気言うな バカヤロウ!!」と こんな具合です。30歳そこそこの若僧が60歳の下請け会社の社長に向かって此のもの言いです。此の世界は礼儀も節度も滅茶苦茶で、只 発注者と下請けと言う立場の強弱だけがこの業界のルールなのです。これではテレビにいい番組が作れる訳がありませんし、発展向上も望めません。 総務省が自主ルールを作ってもテレビ会社側にそのモラルを守ろうと言う意識が無いかぎり単なるお題目で終わるでしょう。何故なら テレビ会社の社長自ら「もっと叩け、もっと値切れ!!」と叱咤激励の手を緩めようとはしませんから・・・此の経済不況だから、余り世間の批判を受けてはいけないと形ばかりの自主規制したって駄目ですよ。
まぁ 業界が此れ以上番組のレベルが落ちない所まで落ちちゃってますから、どうでもいいですが、下請けが余りにも可哀想で・・・
テレビと言うメディアの黄昏に来て,一昨年後半から深刻な広告不況に見舞われ本当に哀れです。テレビ会社は今迄したい放題ですから自業自得ですが、下請け会社は益々締め付けられて救われません。
英語の「LOVE」を「愛」と訳した最初の人は、かの有名な福沢諭吉だ、と聞いた覚えがありますが、誰から聞いたかは忘れました。 然し 「LOVE」を「愛」のたった一文字で片づけてしまってはどうも不充分ではないか?と後世の作家・文人達は気づいて随分と苦心惨憺したとか・・・
そもそも 英語を日本語に翻訳するのは大変な難事です。例えば 「I(アイ)」とか「YOU」にしても、ただ単に「私」や「あなた」と翻訳しただけでは其の真意を充分表現出来ません。「I(アイ)]を日本語にするとしても「わたし、おれ、じぶん、あっし、わがはい、おれさま、etc・・・」また 「YOU]は「あなた、きみ、きさま、おのれ、てめぇ、etc・・・」と、日本語ではその言葉を使う場面や相手によって夫々違います。それが英語では「I」と「YOU」だけです。喋り言葉では、イントーネーションの違いで「あなた」と「この野郎」の違いを判別出来ますが、活字の場合は前後の言葉、情景などで判断しなければなりませんから、日本語と違って補完文が必要になって翻訳した文章を読むとじれったくてイライラしたりします。
時々 翻訳本を読みながら、仲々すらすら読めなくて嫌になっちゃうのは言語の持つ困難な壁の所為でしょう。或いは 英語と言う言語に有る程度の限界があるのかな?と日本語贔屓の私の偏見でしょうか? 兎に角 英語に優越感と言うか何でもかんでも英語がいいと言う偏見は幼稚な思い込みでしょう。もっと日本語を大切に磨きたいと切に願う次第です。
作家 水村美苗さんの「日本語が亡びる時」と言う本が出版され、その書評を読みました。
水村さんは 12歳の時、父親の仕事の関係で渡米、その後イエール大学院でフランス文学を専攻、帰国後1992年日本の近代文学の古典が片隅に追い遣られている状況に就いて以下の様に言って居ます。
『アメリカに馴染めず、ひたすら日本の小説を読んで、古きよき日本への憧れを溜め込んで育ちました。そのあたりの事情は、2番目の小説に書いてありますが。
それだけに、1980年代に帰国しましたら、現代の日本語と日本文化の変化に驚きました。僭越な言い方ですが、総じて平板に、幼稚になったという気がしました。近代日本の文化遺産である近代文学の古典は倉庫の片隅に追いやられ、その価値に気づくこともしないで、アメリカの後追いばかりをしている。最初に書いたのが漱石の絶筆を書き継ぐ『続 明暗』だったのも、思えばその現状に対する反動でした。』
そして更に 『グローバリズム と言えば製品や金融の事ばかりでは無くて、言葉も例外では無い。それは 何でもかんでも英語を遣うと言う「英語優位」と勘違いしている日本人が多い。』
誠に同感です。むかし 作詞家が歌詞の言葉に詰まると適当な(いい加減な)英語を使って誤魔化して居ました。其れを平気で歌っ居た薄っぺらなシンガーソングライターが居ました(今も居ますが!)
つまり 折角 「美しく上品な響きの有る日本語」が身近の有るのにどうして大切にしないのか? 私(助光)に言わせて貰うなら、あの 英語の下品な響き!! 特にアメリカ人のWASUPの女性が発するネットリとした厭らしい音としか言い様の無い、酷い言葉は聞くに堪えられません。例えば クリントン国務長官の演説を聞いて見なさい。とても人類が発する言葉とは思えませんよ。
まぁ 兎に角 水村さんが言わんとする処は「英語を勉強する前に、日本語を大切に、シッカリと使いこなせる様に勉強しないと勿体無い」と言う事です。
この問題は 中川昭一さん一人辞めさせて済む問題でしょうか? 私はそうでは無いと思います。
財務省の高級官僚も(優秀な筈の隋員)として何人か同行して居たでしょう。彼らは何の為に同行したのでしょう? ハイクラスの飛行機に乗って、ホテルに泊って美味しい物を食べて其れだけの為に行ったのでしょうか? 国民の税金を遣って・・・。
日銀の総裁も同席して居ましたが、まるで他人事の様に涼しい顔で座って居ました。あの白川さんと言う人は何処の国のひとですかねぇ~? 自国の大臣が体調不良か酒の飲み過ぎかは知りませんがオカシクなってるのに気が付かない筈は無いのに、日銀総裁も随行員もマッタク何の手も打たず放ったらかしとは大人のする事じゃありません。!!
中川さん自身は問題外です。それより 一国を代表する大臣が薬の為か、お酒の為かでグロッキーになってると言うのに、記者会見を止めるなり回復を待つなりして、あの醜態を全世界に曝け出すのを最大限防ぐ努力をしなければならないのです。でないと日本国民全員の名誉が大変に毀損される位は瞬時に判断出来るのが大人ってものです。そんな事も出来ない人達が大きな面をして中川さんだけを止めさせて居るなんて許せません。
野党もマスコミも何故其処を責任追及しないのでしょう。 今は自民党が支持率ガタ落ちで自民党だけを責めて居れば「国民受けをする」からと、偏重行動ばかりしていては拙いでしょう。其処にこんにちの問題の根拠が有るのではないでしょうか?
私は自民党の支持者ではありません。然し 政府・自民党ばかり責めて問題の本質を冷静に広い視野から正して行かないと本当に正しい方向を見失います。
「代理見合い」と言う言葉を御存じでしょうか?
要するに 自分の息子や娘の代わりに母親が集団見合いをする事です。信じられますか? 自分の結婚相手を探すのに自分で出来なくて、母親が集団見合いの会場へノコノコ出かけて行って息子や娘の相手を探してやる・・・とは、イヤハヤ呆れて笑う気にもなりません。
最近の若い人は極端に失敗を恐れる、と言うか恥をかく事を嫌うそうです。だから恋愛をするのはふられた時、傷つくのが怖いから恋愛を出来ない。お見合いをしても、断られた時のショックが怖いから自分から出来ない。兎に角 何事も傷つきたく無くて、怖くて何も出来ない人間なんです。
つまり どんな事でも「リスクは絶対に自分で負いたくない」でも「人並みに幸せにはなりたい」そして「自分で努力はしたくない」と言う全く卑怯で無責任な連中です。そんな人達が 仮に目出度く相手が見つかって結婚したとして、果たして立派な家庭を作れるでしょうか? 父として、母として家族を引き連れて、世間の荒波を乗り越えていけるでしょうか? 其処に生れて来る子供達を立派に育て上げる事が出来るでしょうか?
また この様な根性無しの寄生虫見たいな子供の世話をしている母親が、自分の子育ての大失敗を恥もせず、「代理見合い」の会場にデカイ面で来ている顔をテレビ中継で見ましたが、全く「恥も外聞も無い」って所でした。 いったい その様に出来の悪い息子や娘を結婚させたら後々どうなるんでしょう? 其処から生まれた子供がもっと酷い大人に成長して、世の中に悪いタネを何倍にも増やして撒き散らす事でしょう。あ~ぁ困ったものです。
人材派遣会社 ザ・アール社長奥谷禮子さんの「ロスト・ジェネレーションは言葉遊び」と言う記述を読みました。
『今回、いわゆる「失われた十年」の就職氷河期に社会へ出た「ロスト・ジェネレーション」の多くが市場からはじき出されて非正規雇用に回り、その人たちが金融危機で悲惨な目に遭っている、という議論もあるようだ。
しかしこれも、私にいわせれば考え違いである。そもそも「ロスト・ジェネレーション」といってもその期間は十年間あったのだから、そのあいだにいろいろ努力ができたはずだ。初めの入り口は厳しかったかもしれないが、その後、いくらでもリカバリーショットが打てたはずである。
自分をスキルアップする為の色々な方策があり、手も打つ事が出来たのでは無いか? つまり 日比谷公園に年末に集まって来た500人の人達の中に居たロス・ジェネの人達とか、全国に居るだろうロス・ジェネの皆さんが果たして「派遣切りの被害者」として未だに『「社会」や「政治」が悪い』と言って居るとしたら、それはとんだ心得違いだ。』
永年 人材派遣会社を経営して来た人として、多くの派遣社員達と付き合って来られた経験が言わしめて居る言葉ですから説得力があります。尚 更に言ってますが、「所謂 派遣切りに合った人達に対して、只 可哀想とか同情ばかりする言い方は間違いだ。派遣社員でも、努力してスキルアップして正社員になって巣立って行った人は沢山居る。だから 未だに残って居る人達はその努力もしないで漫然と助けを待って居る人達が多い。その人達の為に国民の税金を遣って助けるのは如何なものか? 本当に彼らの為になるとは思わない」
確かに 一理ある意見だと思います。自立する事が出来ない人は助けて貰う癖が着いちゃってますから・・・何だか日本と言う国みたいですね。アメリカに助けて貰う事ばかりを考えて・・・。
あの就任演説の有名な「いまや新しい責任の時代だ。国民は国に対する責任、社会に対する責任を意識して果たそう」と言う言葉は勿論アメリカ国民に訴えたものです。が この言葉は日本国民も謹聴すべきではないでしょうか?
我が国の専門家と言われる人達は「此の大変困難なアメリカ経済を、オバマ政権が建て直しが出来るか?」と言う切実な問いに対して、皆さんの論調を見てますと、声を揃えて「大変だ!」とか「難しいでしょう!」と評論家見たいな事を言うだけです。 聞いてて何だか他人事の様に聞こえますが、そんな態度でいいのでしょうか? 対岸の火事ではないのです。
アメリカの事と言えども日本はアメリカがこけたら一緒にこけるのは明らかです。他人事ではありません。今こそメディアの人達ももっと身近な問題として取り上げて「我々日本人も、新しい責任の時代が来たと認識して、国に対して、社会に対してどう責任を果たして行くか?を考えて行動しよう」と全メディアを上げて国民に訴えるべきではないでしょうか? 内閣支持率なんか取り上げて批判ばかりして、企業家達の無責任を論って居る場合じゃありません。
いまや 政治家達は自分の選挙の事ばかり考えて、官僚は私利私欲に奔り、企業家は株主と銀行の顔色に怯えて、決算の帳尻合わせに汲々として国や社会に対する責任なんぞ考慮の暇も無い末期的有様です。 彼らに頼っていては何も良くなりません。
オバマ大統領の言葉を慎んで聞いて、今我々が何を為すべきか?を考え、行動する時じゃありませんか!
昨日のバレンタインデーの我が住む街・静岡市清水区は新記録の気温でした。26.8度Cは6月中旬並みだそうです。未だ2月ですよ!!いったい如何なって居るのでしょう?
何か転変地変でも起きるのじゃ無いか!?!と心配になります。 聞けば 天明の大飢饉の時もこの様な気象状況だったそうです。
其の記録を見ると、「1783年、浅間山に先立ちアイスランドのラキ火山(Lakagígar)が噴火(ラカギガル割れ目噴火)、同じくアイスランドのグリームスヴォトン(Grímsvötn)火山もま1784年から1785年にかけて噴火した。これらの噴火は1回の噴出量が桁違いに大きく、おびただしい量の有毒な火山ガスが放出された。成層圏まで上昇した塵は地球の北半分を覆い、地上に達する日射量を減少させ、北半球に低温化・冷害を生起しフランス革命の遠因となったといわれている。影響は日本にも及び、浅間山の噴火とともに東北地方で天明の大飢饉の原因となった可能性がある。」
この記録は世界的な災害を簡潔に記録して有る文面です。此れだけでも其の物凄い災害規模の想像が出来ます。其の塵やガスで地球の北半球がスッポリ覆われて2年以上も晴れなかったと言いますから、世界中で農業被害が頻発して、フランスでは窮地に追い込まれた農民が蜂起、遂には革命に迄発展したのです。
日本では東北地方の青森・岩手で餓死者が50万人とも100万人とも言われるほど出る事態になりましたが、当時の為政者達は民衆の救済の手を全然打たなかったのです。それでも日本人はおとなしくて革命を起こす所まで行きませんで、精々一揆や打ち毀しをした程度でした。
今の世でも、政治家も、官僚も、企業家もみんな自分勝手で困った民衆の事を助けようとしません。でも 日本人はおとなしいので幸か不幸か革命にはなりません。彼ら自分勝手な奴らの身は当分安泰でしょう。
「偽書」とされた史料の再評価の試み
「甲陽軍鑑」は武田信玄の華々しい活躍を綴った文書ですが、つい最近までは此の文書は「偽書」だとされていました。
その根拠は一昨年のNHK大河ドラマでもお馴染みの山本勘助が実在の人物では無いから、と言われていたからです。此の「甲陽軍鑑」に度々登場して軍師として活躍する山本勘助は、別の信用出来る史料には全然出て来ないから、きっと架空の人物だろうと思われたのです。
所が最近になって釧路市に住む市川さん宅の蔵から武田信玄直筆の手紙を発見して、其の中に「山本勘助」の名前を書いてあったのです。そこで忽ちにして「甲陽軍鑑」が「偽書」の座から一級資料に躍り出た と言う訳です。 其のお陰で山本勘助も実在の人物になり、NHKの大河ドラマにもなりました。