「不屈の桜」です。 此の木は 人間がもう枯死した、と解釈して幹を斬って仕舞いました。が ドッコイ生きて居ました。切断された幹から細い枝を出して、今年 その枝に花を咲かせました。何と言う生命力でしょう。まさに「不屈の桜」です。
此の桜は 人間達に言いたい事が山ほどあった事でしょう。「もっと手入れをして呉れればこんな姿にならなかった」とか・・・。然し 何も言わず、愚痴も言わず、只 在るがままの状況の中で、密かに命を繋いで見事に花を咲かせました。
私達人間は、何と愚かで、自分勝手で、周りの事柄に無神経で、ＰＭ2.5や、放射能を撒き散らし、もの言わぬ動植物に迷惑をかけっ放しです。きっと神様が、此の赦せない人間達に厳罰を下すでしょう。此の木をを仰ぎ見てそう思いました。
大手スーパーのイオンの岡田元也社長が、スーパーダイエーを傘下に入れると発表しました。ダイエーと言えば、あの中内功さんが創業した安売りのスーパーとして一世を風靡した大手スーパーマーケットです。関西から出て見る見る発展して、全国に迄広がって行った、イトーヨーカドーに並ぶ大チェーン小売店でした。
ところが 問題は、規模の拡大に伴うに必要な人材が集められなかった事です。経営形態が、あくまでも中内さんの超ワンマン経営で、何もかも彼一人で決めて、部下の計画立案に一切耳を貸さなかった事です。
幾ら優秀な人間でも、其の能力には限度があります。其処を謙虚にわきまえて、優秀な人材を沢山集めて、其の人達に適宜な権限を与えて、任せる事が事業の規模を拡大するのに不可欠なのに、中内さんは其れが出来なかったのです。
結果的に其れが婀娜となって破綻をして仕舞いました。ワンマン社長の最も陥り易いパターンです。社長の能力で一番必要なものは、如何に優秀な人材を沢山集められるかです。中国でも古来、国を治めるのに必ず優秀な人材集めに努力して、其れに成功した者が覇者になりました。
さて 其処でイオンの岡田元也社長ですが、これ程大きな組織にして仕舞って、果して此れを治めるに必要な人材が集まって居るでしょうか？
早い話が 静岡に有る」イオンの店舗では、店員達の接客態度、品揃え等、明らかに弛みや不備が見られます。其れも幾ら時間が経っても改善の兆しが見えませんし、既に其の為の客離れ状態が見えて居ます。
つまり此れは グループの規模が岡田さんの能力を肥えて仕舞っている と言う証拠です。多分 此れはダイエーを傘下に入れて、中内さん時代のダイエーの二の舞になるでしょう。
ザックジャパン ヨルダンに敗戦！！ サッカー日本は楽勝と言われたヨルダンに１：２で負けました。マスコミも評論家達も、勝つに決まって居るとして居た相手にまさかの負けです。
選手達の動きも、何故か鈍くおまけに遠藤がＰＫを外すと言う集中力の欠如で、此れでは負けるのも当たり前です。未だ未だ日本のサッカーは一流のレベルではありません。ひょっとするとワールドカップ出場も危うい処です。
＜間違い電話＞
今から７～８年くらい前に、或る認知症らしいお婆さんから、間違い電話が頻繁に掛かって来まして大いに迷惑しました。
何しろ 其の人は相手を全然確かめないで、いきなり用件を喋り出すのです。「モシモシ○○さん。明日××さんと一緒に公民館に行きましょう。」と言う御友達のお誘いの電話らしいのです。
此方が「違います！此方は○○さんじゃありません！」と言っても、此方の言う事を全く聴きません。一方的に自分の言う事だけを言い続けます。嫁の愚痴やら、近所の悪口を散々並べた挙句に、喋り疲れて電話を切るのです。
何度もそんな事が続きまして、どうやら其のお婆さんの所在を突き止める事が出来ましたので、其処のご家族の人に事情を話しまして、＜間違い電話＞をやめる様にお願いしました。
そして 其の後は其の電話が掛かって来る事は有りませんでしたが、最近になって其の＜間違い電話＞が掛かって来ました。
あのお婆さんは、未だお元気だったのです。何だか懐かしいやらホッとするやらで、また あのお宅にお願いに行かなくては・・・と思いました。
今年も我が家の木瓜（ぼけ）の花が満開になりました。いつもの年よりも十日余りも遅れて咲きました。此の冬が余りの寒さで蕾が出てから仲々咲きませんでしたが、突然咲き始めたと思ったら俄かに満開になりました。
桜もどうやら同じ傾向の様で、開花情報が出たら直ぐに満開になって仕舞い、見ごろ時間が例年より短いようです。
何だか 花も人も 今年は忙しい年になりそうです。
「修二会」奈良東大寺二月堂のお水取り最大の法会、籠松明が昨夜行われました。北河原公敬別当は、放送で「北日本大震災の被害者に、自分の出来る事は力を尽くしてさい」と言いました。
長さ８メートル重さ７０キログラムの籠松明に灯を燈して、担いだ童子が、二月堂一杯に駆け回りますと、二万五千人の観衆達からドッと歓声が挙がりました。
此の修二会は西暦７５２年に始まり、今年で１，２６２回になり、其の間度重なる戦乱や、天災にも、只の一度も途絶える事無く続いて来た歴史的行事です。
昔から 此の「お水取り」が済むと春が来ると言う風に言われて居まして、寒い冬をジッと我慢して来た人達が待ち焦がれた風物詩です。
人類の不祥事を懺悔・悔悟して、今年の平穏無事を祈願する法会です。どうか今年は大災害が起きません様にお祈りします。
昨日はテレビ等のメディアは「３．１１大震災」一色でした。「忘れない」の合言葉のもとあらゆる画面が、あの恐ろしい津波の押し寄せて来る恐怖のシーンを繰り返し繰り返し見せられました。＜あの恐怖を忘れてはならない＞と言うメッセージが、全国民に強く伝わりました。
然し 人間は恐怖の体験とか、悲しい体験は、忘れようとしても忘れる事は出来ません。寧ろ 忘れる事に依って再び立ち上がる力が湧いてくるのです。でも あれ程の恐怖や悲しみは容易に忘れられるものではありません。
其れなのに メディア各社は、「これでもか！これでもか！」と言わんばかりの執拗さで、恐ろしい津波の状況や、被災者の皆さんの悲しい表情を見せつけました。此れは言うなれば＜傷口に塩＞を塗り付ける様なものに思えました。被災者の皆さんは、あの画面や写真を見て、悲しみが倍増したのではないでしょうか？
其れより もっと伝えて欲しかったのは、あの厳しい状況の最中に有りながら、被災者同士が助け合って、支え合った 人間の優しさ、強さを、其れこそ忘れない様に沢山報道して貰いたかったのです。
あの時の たった一個のおむすびを、何人かで分け合って飢えを凌いだ、あの優しさ、強さを本当に忘れてはいけないのです。寒さから身を守る為に、身を寄せ合って、助け合って救援を待ったあの優しさ、強さをです。今回の大震災で、失ったものは甚大でしたが、僅かに得たものと言えば、此の人間としての優しさ、強さを再認識出来た事ではないでしょうか！
間も無く３．１１大震災から２年になります。テレビを始め、マスコミは此の災害を忘れない と 特集番組を流して大騒ぎです。
勿論 忘れてはいけない事は充分承知して居ます。然し 日本人としてもっと忘れてはいけない大被害を蒙った「３．１０東京大空襲」があります。
１９４５年 ３月１０日 午前０時７分 アメリカ空軍 Ｂ２９爆撃機２７９機が、１，３００発の高性能焼夷弾を１，７８３トン満載して東京上空に来襲しました。
１発で６トンと言う破壊力のある焼夷弾を、高度１０，０００メートルの上空から、高性能レーダーに依る正確な爆撃攻撃で、都心の密集地に１，３００発が無駄なく投下されたのです。
０時７分の爆撃開始から２時３７分の終了まで、２時間３０分の間に東京の街は殆どが焦土と化しました。
後に残ったのは、死屍累々たる屍の山で、正確には数える事さえで出来無くて、凡そ１０万人とも、１５万人とも言われて居ます。其の人達は、まったく無抵抗の民間人・女、子供、老人達でした。
３．１１大震災の犠牲者は１２，０００人と言われます。が此れは天災に依るものです。然し 東京大空襲の犠牲者は、其の１０倍に登るものです。然も これは天災ではなく、＜人間に依る、明らかな殺意を持った、無抵抗な人間に対する大量殺人＞です。
此の事に対して 戦後の日本の歴代政府は、一言の抗議も、何もして居ません。此れでは日本がアメリカ人に舐められても当然です。以前 アメリカ人から言われました。「何故 日本の政府は、此の大空襲に対して、何も言わないのだ。不思議でしょうがない。中国も、韓国も言うべき事は言って居るのに・・・」まさに其の通りです。みんな忘れてしまったのでしょうか？
昨日 北海道で猛吹雪で８人の人が亡くなりました。本当に御気の毒です。天候が急変して、突然の猛吹雪となり、車で移動中の人達が動けなくなり車の中や、車から脱出して、家の中に避難しようとして途中で力尽きた模様です。それ程物凄い風と雪で、視界が全くきかずあと少しの処で無念の最期を遂げて仕舞ったのでしょう。
天候の急変を予測出来なかったから、準備も不十分で、寒さに慣れて居る筈の北海道の人達を以ってしても堪え切れなかったようです。
昔 真冬の札幌に出張した時に、ススキノの繁華街で、ビルの陰に寝て仕舞い、凍死する人が年に何人か出る、と聞いた事が有ります。酔っ払って小便をもよおして、用を足して其の侭寝込んで仕舞い、翌朝 コチンコチンになって発見されたそうですが、聞いたところでは、其れは物凄くいい気持ちだそうです。其れは 雪山で遭難して凍死する時と同じ感覚だ、と言う事ですが、本当かどうかは分かりません。
然し 今回の猛吹雪で亡くなられた人達は、思いがけず遭遇した災難で亡くなられたのですから、不運としか言いようがありません。ご冥福を祈ります。
吉祥寺で独り暮らしの女性が、２８日午前２時頃刺殺されました。被害者は２２歳のアルバイト店員山田亜里沙さんで、青森のむつ市出身の、真面目でおとなしい人だったそうです。美容関係の仕事をしたいと、一月程前に吉祥寺に移り住んで来た様です。
そして 思いもかけぬ災難で命を奪われてまいました。吉祥寺地区は、治安も安定して居て、女性雑誌のアンケートでも、東京で一番住みたい街に推されているのです。
私も 東京勤務の時、三鷹に住んで居まして、良く吉祥寺には買い物やら、散歩など井の頭公園に行きましたが、当時から暮し易い感じの街でした。
其処で今回の事件ですからビックリしました。おまけに犯人はルーマニヤ国籍の１７歳の少年ですから尚更衝撃です。然も ゲームをするお金を取る目的で、ヒッタクリよりも、刺した方が取り易いから、と言う理由で刺された亜里沙さんは余りにも可哀想です。吉祥寺の街も物騒になったものです。
