シネ・リーブル博多駅もちょいと遠いのでめったに出かけない映画館。でも、ここしか上映してないんだよね。「ブロークバック・マウンテン」おまけに上映は午後から。いつもなら出かけないんだけど、せっかくの水曜レディスデーにおっちゃんが新年度会。「向かいなさい」という神の思し召しである。行くしかない。
小さな映画館だけど8割がたは席が埋まっている。どうして他では上映しなかったんだ。大きい映画館、採算とか儲けとかばかり考えてないー?
「ブロークバック・マウンテン」 2005年 米 ★★★
監督 アン・リー
主演 ヒース・レジャー ジエイク・ギレンホール
'60年代に運命的な出会いを果たした2人の青年の20年に及ぶ愛の物語。牧場の季節労働者として一緒に働くことになったイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジエイク・ギレンホール)は山でキャンプをしながらひと夏を共に働く。2人の深まる友情はある日から愛へと変化していく。やがて夏が終わり、2人とも別々の暮らしに戻っていくが、4年後、ジャックがイニスの元を訪ねてくる。
ジエイク・ギレンホールがお気に入りの私であったが、今作品ではヒース・レジャーの無口で抑えた演技に釘付けじゃん。その抑えた彼が、ジャックと別れた夏の終わりに一人慟哭する場面が秀逸。そして、助演女優賞にもノミネートされていたアン・ハサウエイの荒れていく気持ちがよーく伝わってくるのも胸を打った。(「プリテイプリンセス」の時とは別人だよ)
が、が、がである。男の純愛に泣けると評判の映画に水を差すようで申し訳ない感想を述べてよかろうか?これは純愛だろうか?働く中で互いが惹かれ合い、男の人が男の人を愛することもあるだろう。しかし、山を下りてから、お互い家庭を持ったのである。その後、再び会うようになって20年間も年に何度か会い続けるって純愛っていうんか?これ、男女ならば<不倫>っていうんじゃないのか。それが男同士なら純愛っておかしくないんか?妻、そりゃ荒れるやろ。
しかし、ワイオミング州ブロークバックマウンテン(実際にはカナディアンロッキーで撮影されたそうだ)の風景は本当にきれいである。だから★三つ。大好きなテイトンの山々を思い出し、懐かしくなる。そっか、その美しいブロークバックマウンテンだけが、二人の愛を受け止めてくれる聖地だったのかもしれないな。
あと、「王家の紋章」(文庫10巻)お貸ししましょうか?メンフィスの白目や「愛いやつ・・・」等、何度読んでも楽しめます。
おいの好きなホンワカ映画ばっかし見られへんがなー。風景はめっちゃきれいやよ。
60年代から80年代やから仕方ないとかいなー、とも思うけどねー。渋いヒース・レジャーと可愛いジエイクと雄大な風景は素晴らしい!
「かもめ」と迷ったんよねー。近いうちに行こうかな。地味おもしろいも好きです。妊婦さんにパイプ椅子は辛かったね。
王家の紋章を読み返す根性があるやろか…。ぜひ、最終回がどうなるんか知りたいので教えて欲しいっす。
「ういやつ」に名前かえようかな…。