お話をする

　週末はCKD看護研究学会の集まりで「家族の思いを話す」という会場に座っておりました。CKD何たるや？とお思いでしょうがCKDとはchronic kidney disease；慢性腎臓病のことであります。CKDに携わる看護師さん達の集まりなんですが、そこで喋れって厳命ですよ。日頃お世話になってるN島さんの命令は断われない。ご飯の話はさせてもろたことあるけど、気持ちの話はないので戸惑いましたが受けてみました。

　私を含め4人が話したわけですが、人生で病を得る事の大変さやそこで発揮されちゃう底力とか感動しました。私をラストに持ってくんなよー、と思いましたが7分にまとめてみました。いろいろあるけどね、人は病だけに向きあって生きるわけにはいかんのです。みんな自分の人生の中で辛い事も楽しい事も悲しい事も嬉しい事も含めて、沢山の役割を果たさないかん。やけん頑張ろうよ、というような事をこの43年にからめて話してみました。

　なかなか自分の気持ちを話したり文章にしたりすること少ないですからね。ブログをたまに書きますがこれは独り言の自己満足。皆様にお知らせしてるだけで、伝えたい！という強い気持ちがあるわけやない。自分で考えながら、ああこんな事思ってたよなあなどと向き合うことしきり。依頼されてお話したものの、自分の中の自分を整理する機会になりました。

　そして嬉しかったのは、39年も前の厳しい入院だった時にお世話になった看護師さんに何人もお会いできたこと。皆様のおかげで、こうしてジジババになるまでやって来られました。改めてありがとうございます。また頑張ります。