文化と条件 を読んで。
リンク先でもふれられていますが、どうも文化と結びつけるのには違和感があるかなと。
これってスタンダードな進化生物学で説明すると
1.普通の歌がある(雌に好まれる歌)。
2.雄を隔離して歌を初期化。
3.粗雑な歌の中でも雌に好まれる旋律を含む歌を歌う雄が配偶者として選ばれる。
4.世代を経ていくごとに歌が洗練(雌に好まれるようになる)されていく。
5.やがて雌によく好まれる歌(普通の歌)が出来上がる。
遺伝子に組み込まれているのは確かとしてもそれを文化と言ってしまうのはどうも違和感があります。先にレール(雌の好み)があってそれに沿って歌が変化してきただけなので「卵が先か鶏が先か」という問題の解決にはなっていないというのが僕の見解です。
リンク先でもふれられていますが、どうも文化と結びつけるのには違和感があるかなと。
これってスタンダードな進化生物学で説明すると
1.普通の歌がある(雌に好まれる歌)。
2.雄を隔離して歌を初期化。
3.粗雑な歌の中でも雌に好まれる旋律を含む歌を歌う雄が配偶者として選ばれる。
4.世代を経ていくごとに歌が洗練(雌に好まれるようになる)されていく。
5.やがて雌によく好まれる歌(普通の歌)が出来上がる。
遺伝子に組み込まれているのは確かとしてもそれを文化と言ってしまうのはどうも違和感があります。先にレール(雌の好み)があってそれに沿って歌が変化してきただけなので「卵が先か鶏が先か」という問題の解決にはなっていないというのが僕の見解です。
これ、DNAと云う言葉と文化と云う言葉を直結させるような書き方に問題があるのかも、と云うふうに思えてきました。
たぶん正しくは、「DNAに書き込まれている情報も文化に組み込まれる」と云う話ですよね。
ただ、この種の短絡や前後の取り違えって、ニセ科学を構築するロジックに頻繁に採用されるんですよねぇ。
(だれだppphって(^^;)
そうですね。記者が取材の過程で一般受けを狙ったかあるいはあまり進化生物学を知らなかったのかもしれませんね。
>ただ、この種の短絡や前後の取り違えって、ニセ科学を構築するロジックに頻繁に採用されるんですよねぇ。
ああなるほど。最近でもニセ科学ではないにしろこの手の短絡的な文章書いてフルボッコになった科学ジャーナリストがいましたねえ。