1月28日 おはよう日本
大手デパートのそごう横浜店。
去年リニューアルした化粧品フロアの1番の売りが
国内外70の化粧品ブランドがまとめて陳列されているブース。
これまで化粧品業界ではブランドごとに個別のブースを構えて販売するのが半ば常識だった。
ブランドの価値を守るためである。
このデパートではその“タブー”を破ることに挑戦。
ブランドの垣根を超えたブースを実現したのである。
お客さんにとっては大きなメリットが。
一見同じ赤に見えるリップも
使う人によって全く印象が変わって見える。
ここでは様々なブランドを1度に試すことができると人気を呼んでいる。
(客)
「ブランドのブースに入るのに勇気がいる。
メーカー問わず見られるのはいい。」
予約をすれば無料でフルメイクのサービスも。
リニューアル以来フロアーの集客は前の年に比べ2倍にアップしたという。
(そごう横浜て年)
「まずブランドの壁を越えて試して納得したうえでブランドを買っていただく。
ビューティーフロアのハブ拠点として
ここから発信をしていきたい。」
ブランドの垣根を超える取り組みはほかでも。
日本橋三越本店が去年10月から始めたのは
コンシュルジュによるトータルコーディネート。
およそ90人の専門家がスーツやアクセサリーなど無料でコーディネートしてくれる。
一方ブランドの価値を高めるこんなアプローチ。
去年日本に初上陸したイギリスのおもちゃブランド ハムリーズ。
特徴は“お店で遊べるおもちゃ屋さん”。
自社ブランドのおもちゃで楽しませる販売戦略で
認知度とブランド価値のアップを狙っている。
(客)
「衝動買いです。」
「孫に買います。」
売り上げは予想を上回るペースだという。
(ハムリーズ)
「体験を通しておもちゃの魅力を伝えることがこの企業のブランド。
ライブ感たっぷりに客に提供していくことが
事業拡大につながっていくのではないか。」