1月29日 国際報道2019
世界各地でカモメが街を侵略している。
海でサカナを獲る代わりにゴミや観光客の食べ残しをあさっているのである。
イタリアのローマで歴史的な建造物や像を見上げるとあちらにもこちらにもカモメが。
自分が街の主だとでも言わんばかりである。
(市民)
「前からいたけれど
どんどん増えています。」
「攻撃的だよ、」
バチカンで
フランシスコ法王と子どもが平和の象徴ハトを放つと
あっという間にカモメの餌食になってしまった。
道に捨てられたゴミを拾いゴミ箱をあさる。
エサを与える観光客もいる。
これではたまらないと
ローマ市がカモメと戦うために抜擢したのがタカやハヤブサなどの猛禽類である。
(鷹匠)
「ハヤブサは狩りに向うように飛ぶので
カモメは怖がって遠ざかります。」
一方オーストラリアのシドニー。
レストランの客の皿から料理を奪っていく。
(客)
「料理の皿から目を離せば
5分後にはカモメが群がっています。」
そこで試験的に導入されたのが犬。
カモメを追い払うのが任務である。
(レストラン マネージャー)
「料理を交換する回数が8割も減りました。
よくやってくれています。」
この対策は大きな成果を出していて
犬の本格導入が検討されているということである。