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“分身ロボット”でスポーツ観戦

2019-02-06 07:00:00 | 報道/ニュース

1月24日 おはよう日本


ふだんスポーツの会場に直接足を運ぶのが難しい人たちでも
試合や会場の熱気や臨場感を味わえる技術の開発がすすめられている。
開発に取り組む航空会社。
新たな旅の形を提案しようと生み出したのが分身ロボット“アバター”。
行きたい場所にアバターを送り込むことで
まるで自分がそこに行ったかのような体験ができる技術で
今回初めてスポーツ観戦に活用することになった。
その仕組みは
自宅などにいる利用者がパソコンのキーボードを操作すると
離れたところにいるアバターを自由自在に動かすことができるのである。
さらにパソコンに向かって話しかけると
離れた場所にいる人とやり取りすることもできるという。
(ANAホールディングス)
「試合会場に友だちは行っているが自分はいけなかった場合
 アバターにログインして
 友だちと一緒に観戦を楽しみ
 同じ空間・雰囲気を味わえる。
 新しい観戦の形をアバターを活用してトライしたい。
今回初めての実証実験が行われたのが
富山市で行われたプロバスケットボールBリーグのオールスターゲームである。
アバターを操作することになったのは
富山市のとなりの高岡市の福祉施設に通う小学6年生の優くんである。
手足があまり成長しない難病で車いすなしでは自由に動くことができない。
バスケットボールの試合はテレビで見たことはあるが会場に行ったことはない。
「どの選手に声かけるか一緒に決めよう。」
優くんにはお目当ての選手がいる。
日本代表にも選ばれている馬場雄大選手。
地元富山県の出身で優くんにとってあこがれの存在である。
「応援したいです。」
当日優くんのいる施設から20km以上離れた海上にアバターがやって来た。
まず向かったのはオールスターゲーム限定の応援グッズ売り場。
「何が売っているんですか?」
グッズのリストは友だちがサポートして見せてあげる。
優くんが選んだのはリストバンド。
「黒と白どっちほしい?」
「黒。」
優くんもみんなと一緒に並んだ。
「リストバンドの黒ください。」
「これがリストバンド。
 うれしい?」
「ありがとうございます。」
アバターを通して試合観戦も。
「馬場選手~!」
コートののすぐそばまで寄れるためテレビとは違った臨場感が味わえる。
次々と彼なプレーが飛び出すが
「うわぁ だめか。」
「専用回線の通信が悪いみたい。」
なんと試合の途中から映像が途切れ途切れに。
「切れちゃって接続が。
全然見えなくて。」
原因は会場に設置していた通信機器のトラブルだった。
試合の方は残念だったが
アバターを通してあこがれの馬場選手と対面することができた。
「こんにちわ。
 楽しかったです。」
「本当ですか。
 こっちもみんなが笑顔で元気もらいました。」
 アバターだからこそできるお願いも。
「筋肉見せてください。」
「ありがとうございます。」
「ちょっと変な汗かいたけど
 本当に会ったみたいだった。」





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