まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

なし崩しの価格札

2021年05月04日 | 家事・雑草との日々

商品やサービスに消費税込みの支払額を明記する「総額表示」に4月から変わり一月がたったが、身の回りでは、表示方法は3月までのままのところが多く、殆ど変わっていない感がある。

表示タグを変更するにもコストも人手がかかるから、急にできないことは理解できるけれど、「総額表示」と「本体価格、税込み価格併記(小さく)」が混在して、ますます老衰著しいマイ暗算機では混乱してしまっている。

私的には、騙されているような不信感すらある。

今朝、『YAHOOニュースのみんなの意見』というアンケートサイトを見ていたら、『「総額表示」スタート、買い物しやすくなった?』という調査と今現在の集計結果があった。
今日現在のおおよその割当は、

 変わらない   58%

 しやくすなった 27%
  
 しにくくなった 14%

変わらない、という中には、表示方法が3月までのままだからという方も多数いると思われる。

しにくくなった、という中には、「総額表示」と「本体価格、税込み価格併記」が混在してかえってわかりにくいという方もあるだろう。

商品やサービスの本体価格設定は、販売する側の問題で、財布からお金を出す消費者の関心は、総額でいくら払うかである。

100円と思っていたものが、110円請求されたくらいない、あ、税金分ね、で気も済むけれど、100万円だと思っていて、実は110万円いただきますでは、安心してものも買えない世の中である。

コメリさんは以前から、すっきり「総額表示」一本で来ている。ジイサンマンにも安心して買い物ができる店舗である。

最近、この関連で不思議に思っていること。

1つ目:
自販機の飲料はずっと「総額表示」で来たけれど、同じ商品を110円で売っているところもあれば、140~160円で販売しているところもある。
いったい、この飲料の本体価格はいくらなんだい?
この差額は、誰のふところに入ってるの?

2つ目:
ガソリン価格もずっと「総額表示」できたけれど、なぜ他の商品のようにしなかったの?

ちなみに、スタンド売りで1L145円のときの大体の内訳は、本体価格75円くらい。ガソリン税、石油石炭税、温暖化対策税の石油関連税が、57円くらい。

(本体+石油関連税)×消費税1.1

税金にも消費税がかかるってのも、なんだかなぁではある。

店頭に1L75円という表示を出したら、税金の多さがクローズアップされる。
都合の悪いことにはふれない。

ずるいじゃないか。(笑)

なんだか、胡散臭い世の中である。

商品やサービスは消費税込みの「総額表示」に統一する。
本体価格は、事業者の問題。
税金は、国会でと、切り離して、しっかり議論して決めていけばいいんじゃないか。

老婆心ながら。

 


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