村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第23号 村上和隆の人生塾「一言」   貴方の人生は、いつも順調とは限らない

2008-04-29 08:04:56 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい

23.貴方の人生は、いつも順調とは限らない、甘えた生き方によって逞しさを失うな

人間は普段何も無い時には、大層ご立派なことを言います。
しかしひとたび、とんでもない状況になると、大学の教授様も、やくざの親分も、大僧正も、ほとんど99%の人は、想像以上に狼狽し取り乱すのです。
人間なんて弱い臆病な生き物、そんなものなんです。

平和で、苦悩が無い時の自分は、実は本物ではないのです。
スポーツ競技でも攻めている時より劣勢の時に選手やチームの真価が発揮されるのだそうです。

会社でも同様らしいのですが、私も過去にとんでもないつらい時期がざっと少なくとも10回や20回くらいはありました。
そういうつらい時には、夜も寝られず、不安で心が混乱し、死にたいような気分になり、来る日も来る日も思い悩み、憂鬱で食欲もなくなり、顔色も悪く元気はなくなっていました。
しかし今思えば、そういう時の自分のほうが、生きている実感・重さがあったような気がしています。
そういう苦境を潜り抜け・乗り越えてきたからこそ、今日の曲りなりにそこそこ成熟した自分があると思うのです。

戦後の貧しい時代から高度成長期までの時代は、否応なしに幾山川を乗り越えざるをえなかったのですが、便利で豊かな現代の若者は、そういう必要がなく、そういう機会にも巡りあえず、そういう状況に自分を追い込むでもなく、一見良いようで、むしろある意味、非常に可哀相な気がしています。

結果的に現代は、意欲のないニートみたいな人やいざとなるとひ弱な人が急増してしまう傾向があります。
こういう現象は意外にも豊かな先進国家で起きているし、今後も確実に世界中に拡大していくのです。

テレビや新聞雑誌で困窮にあえぐ国の人々を見て「可哀相だ、助けてあげたい」と思いますが、はたして哀れな、可哀相なのはどちらなんでしょうか?
ひょっとして彼等のほうがずーっと逞しい強い人間であって、助けられるべきは、むしろ自分達のほうかもしれないのです。

このたび村上和隆人生塾を開校しました。
日本人自ら心の再生をしようではありませんか?
村上和隆人生塾のホームページへ

村上和隆の会話塾
村上和隆の会話ブログ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 156.福田首相は暫定税率を復... | トップ | 157.福田の暫定税率再議決は... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

人生」カテゴリの最新記事