村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

139.老人にあった体力強化法・体力維持法・養生訓

2008-01-30 19:47:48 | 健康作り
老人は年々体力が落ち、腰が曲がり、腰痛・肩こり・四十肩・階段上がるのは一苦労・血行は悪くなり・あちこち痛くなります。そこで「年寄りの冷や水」じゃないですが、あれこれ運動を始めるのです。そういう健康管理の主みたいな老人の皆様方に言うのもなんですけど、

老人でも体力に自信があり過ぎて運動のし過ぎも考え物ではありませんか?

私は、9年前に癌の手術をしてから、年齢のことも考え本格的なスポーツは止めましたが、運動をしないと、どんどん体力は劣化していきます。そこであれこれ試行錯誤の末、今は無理のない運動を少しづつしてそこそこ体力維持に成功しています。

おかげで、痛みやしんどさが減ったような気がします。老人だから何やっても無理だと、いきなり薬だけに頼るのは「もう私はお終い、お手上げ」と宣言しているようなものです。薬だけに頼らず運動やその他総合的なことで息長く、健康維持をしていきましょう。

次に私のやっている養生訓を紹介致します。案外老人だけでなくサラリーマンや奥様にも良いと思いますよ、なにしろ私が自ら実証済みですからね。でも意思が弱い人には案外大変ですよ。でも頑張ってみて下さい。そうすれば、必ず楽しい老後になると思います。簡単に言うと、あちこちの身体の筋肉を万遍なく動かす負荷を与えることです。

①階段4回くらいは歩いて登る、下りは10回くらいまで歩いて降りる
  もし階段を上がり降りできない人は、何か原因がありますから放っておいてはいけません
  原因を見つけて早急に改善しないといけません
②ダンベル、時々1分くらい、上半身の筋肉を動かす負荷を与える
http://www2q.biglobe.ne.jp/~kazu920/a063.htm
③縄跳び、時々合計5分くらい、少しづつ増やしていくこと
④鉄棒にブル下がりストレッチ(但し地面に足つけたまま)
⑤シャドウボクシング、やる時は合計20分くらい
http://www.h3.dion.ne.jp/~toomo/html/shadow.html
⑥後ろ向き早歩き
http://www.kitashirakawa.jp/50_3.html
http://www.aruarukenko.com/diet/post_27.html#1
⑦散歩30分程度
⑧あちこちいろいろのストレッチ、無理し過ぎない、やり過ぎない
⑨野球のバットふり(イチロー風)
⑩深呼吸
⑪壁打ちテニス・室内壁打ちピンポン10分程度
⑫布団の中で夜と朝のストレッチ各5分くらい
http://www.raijin.com/kenko-tsushin/kenko00012.html
これ以外に
※1痛・頭痛・腰痛対策にシオノギのBEプラスという吸収性の良いビタミン剤服用(かなり効いた)
http://www.rakuten.co.jp/okusuriyasan/674496/699330/699331/705697/
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q109806800

※2 風呂でゆっくり温まる42℃で20分浸かる
※3 布団の中をやや暑めにして体温を上昇させキープ合計8分×2回
http://www.jsho.jp/index.php?option=com_content&task=blogcategory&id=25&Itemid=24
  (布団を頭半分かぶり、ストレッチや軽い動きをすると布団内の温度が上がってきます。
   適度に加減して汗をかく一歩手前で止める)
※4 完全防寒でぐっすり寝る。パジャマ・靴下や枕の高さや硬さも注意、電気毛布は冷え性を悪化させたり健康に悪いので絶対使用禁止ですよ
http://kankyoudenjiha.web.fc2.com/07.html

※5 夜11時頃に寝て朝は厳密に7時に起きる、昼寝はしない(眠くなったら買い物へ出かける)
※6 一日3回丁寧に5分歯磨き
http://www.meico.org/osusumegoto.html
http://www.whiteessence.com/benef/tooth2.html
以上です。
かなり体力をカバーができています。少なくともあれこれ身体の不調はなくなりつつあります。
無論、養生訓としてはこの他にも沢山あります。例えば、大方次のようなものです。
 ①禁煙
 ②禁酒
 ③野菜食
 ④食べすぎ厳禁
 ⑤心配しない・心を明るく
 ⑥誰とも楽しく会話
 ⑦肉・油食減らす
 ⑧汗かく
 ⑨空調・暖房は使用禁止
 ⑩自然の中で暮らす
 ⑪部屋の清掃・清潔
 ⑫円満な人間関係・親子関係
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

村上和隆の老後を生きる
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138.うまい会話術は、営業やスタッフの仕事の成果をあげるために重要です

2008-01-27 10:06:13 | 会話
◎「会話とは、人格の表現・人格のバロメータ」「会話とは、試練の場」「会話とは、達観への挑戦」
◎英語会話が下手は当たり前、日本語会話が下手な人が多い、日本語会話のほうがもっと大事

会社や個人で会話が下手で損し・困っておられませんか?
私も若い頃は、ご多分に漏れず、長いこと会話下手で悩んできましたが、その後いろいろな人の話しを聴くにつけ、良い点ややってはならない点がわかり、次第にあるべき会話について私なりに納得するやり方を編み出すことができ、自ら実践して効果をあげてきました。
目からうろこ「話しには自信があるなんて人」にこそ、むしろ会話術を見直すことが大切なんです。

村上和隆のうまい効果的な会話術支援:うまい会話により自分が・相手が・会社が・人生が変わる

会話力=重大かつ有効な武器であり道具である
会話下手によって営業や業務に支障を来していませんか?
下手な会話では、相手との間に溝ができ、受注は逃げていきます。仕事の効果はあがりません。
うまい話しというのは流暢だとか面白いとかいうことでなく相手様に好感を持たれる信頼関係を構築できる話し方です。相当の工夫や努力が必要なんですが、意外にほったらかしになっているのです。しかしやる気になれば良くなるのです。
そういう意味では話し方そのものは下手でも良いのです。大事なことは相手に不快感や退屈さや不信や不満を与えないことです。

■会社も個人も意外に悩まれていますが、対策がされていないのでは?
 1)営業やスタッフ業務で会話が下手で損をしている仕事の成果も出ないで悩んでいる
 2)会話が大事なのに、会話下手に長いこと悩んでいてそこからなかなか抜け出せない
 3)社員が会話下手で仕事がうまく進まず、社内の人間関係や社長として悩んでいるがこればかりは直らない

■営業や人を説得したり教育する仕事の人は会話が下手なのは致命傷なんです
 1)営業や人を説得したり教育する仕事の人にとっては、会話が下手なのは致命傷なんです
 2)但し注意して戴きたいことは、一見話しが好きでベラベラ喋る人が話しがうまいと誤解していることです
 3)そうではないのです、仕事で話す、その目的にあった相手に受け入れられる会話の仕方を見につけることこそが大事なのです。

■会話が上手な人・下手な人・中途半端な人、それぞれ問題があります
 1)ご自分で話し方に自信をお持ちの方ほど致命的な欠点を持っていることが多いのです
 2)下手な方は、自分でも悩み、どんどん会話が下手になっていきます
 3)うまくも下手でもない中途半端な方は、もう少し研鑽すれば飛躍的に良くなる可能性があります

■うまい会話を身につける意義
 1)うまい会話がどういうものかを正しく知って戴く
 2)うまい会話に対して自分の問題点を認識して戴く
 3)うまい会話に近づくお手伝いをする
 4)自分の会話に自信が持て楽しくなるように支援する

■うまい会話になると、何が良くなるのか
 1)お客様や相手が貴方に会うことを楽しみにするようになります
 2)お客様や相手が貴方を信頼します
 3)お客様や相手が心を開きいろいろな話をしてくれるようになります
 4)お客様や相手との人間関係が円滑にいきます
 5)自分自身にも自信や仕事の楽しさが生まれてきます

■うまい会話を身につけないとどうなるのか?
 1)会話が下手だとお客様や人と良い人間関係ができない
 2)会話が下手だといかに良い製品も売れない
 3)会話が下手だと自分に自信が持てない
 4)会話が下手だといかに良い製品も売れない

■会話とは
 1)会話は単に相手と何となく話すことではない
 2)会話は自分の部分的なことでなく、自分のの総合的なものの結果です
  自分がお粗末な人間であれば、相手も自分にとっても、どんな人とも満足する会話はできない
 3)重要なことは、会話の上手い・下手ではない、相手が満足するかどうかです
 4)会話というのは、相手の貴重な時間を戴くという、重大なことの認識をしていないと失敗
 5)会話は真剣な場であることを認識していない人は、永遠に会話が上達しない
 6)会話とは無駄話や暇つぶしをすることではない
 7)美味しい料理を提供できない料理人のように、お客が満足しない会話は会話ではない
 8)会話とは、死ぬまで完璧なものに到達することはない、日々修行である

■駄目な会話の例  →貴方もそういう会話をしていませんか?こういうのを会話と思っていませんか
 1)パーテイーで知り合いだけ集まってはなす
2)相手の話の腰を折る
3)一方的に自分だけ話す
 4)所謂お説教調
 5)どちらか一方が主導権をとってしまう
6)相手をののしりあう
7)日本の国会での政治家の討論

■対象者の決め方
 1)会話が下手な人を選ぶ(悩み多く、最も必要な方々です)
 2)会話が上手下手に関係なく選ぶ(社長さん・部長さんにも是非お勧め)
 3)会話が上手い人にやらせ指導層を社内に育成する(意外ですが話し上手の方にこそお勧め)

■自分の会話に関する点検表
 1)会話の目的は何だか知っていますか?
 2)会話の良し悪し何で評価していますか?
 3)貴方は会話に自信がありますか?
 4)自分は会話がうまいと慢心していませんか?
 5)自分の会話は良いのか考えたことがありますか?
 6)貴方の会話が褒められたことがありますか?
 7)長時間、時間がたつのを忘れて人と会話したことが多いですか?
 8)会話について何か悩みはありませんか?
 9)会話下手で仕事に支障をきたしていませんか?
 10)会話下手を諦めていませんか?
 11)会話下手の原因を明確にしていますか?
 12)会話下手の改善の努力をしていますか?
 13)相手の会話を引き出していますか?
 14)相手の話題に誘導するようにしていますか?
 15)相手の立場になりきっていますか?
 16)話し上手=会話上手ではないことを理解していますか?
 17)会話の目的は相手に満足を与えることというのを知っていますか?
 18)会話のポイントを理解していますか?
 19)話し上手である必要はないことを理解していますか?
 20)「会話は口で喋る+顔で喋る+目で喋る+身体で喋る」事を理解していますか?
 21)自分だけが話しすぎず60/40%か50/50%の比率になっていますか?
 22)嫌なあと味の悪い人と会話したことがありませんか?
 23)物を売るより自分を売れということを会話に反映していますか?
 24)相手毎に相手の喜ぶことが何か確認していますか?
 25)相手のタイプを分析しタイプに合わせて会話していますか?
 26会話中に盛り上げ箇所を何回か作っていますか?
 27)吉本の喜劇や漫才や落語がなぜ面白いか?分析していますか?
 28)ボケ・ツッコミを会話に応用していますか?
 29)どっちが主役か考えて会話していますか?
 30)相手に勝とうなんて最悪のことを考えていませんか?
 31)誰とも気さくに話しかけていますか?
 32)全くの他人にも話しかけられますか?

■地域別会話の特徴(それぞれ致命的な欠点を持っているのです)
  ・東京型 : 一方通行型、自己満足型
  ・大阪型 : ボケ・突っ込み型、はしゃぎ型
  ・京都型 : 疑心暗鬼型、冷静型
  ・役人型 : 自己防衛型、相手無視型 ⇒会話になってない最低・最悪の最たるもの
  ・欧米型 : 相手に勝つ型、闘争型、理屈型
     ⇒
  ・推奨型 : 相手尊重型、相互楽しみ型

※政治家や指導層は本来会話のプロでなくてはならないが会話になってない最低・最悪の最たるもの
 彼らは会話はしません、会話から逃げます、会話にならないように身構えるという劣悪さ
 日本の政治家は、いつ迄も世界一最悪と言われる。この国はもう良くならない、会話のない国会
 税金の無駄使い。もし貴方が政治家と同じひどい会話をしている場合は、すぐに直すべき
 国会は喧嘩・自党の権利を主張する場、選挙に当選するための場に成り下がった
 国家を滅ぼす哀れな犬畜生以下のゾンビみたいな政治家
 貴方の会社は豊かな会話がありますか?貴方の家に豊かな会話ができていますか?
 会話を拒絶していませんか?そういう雰囲気がありませんか?
 企業も人も、油断し、会話の重要性に目覚めないと、あーなる危険を内在している

■良い会話
  ・相手の懐に入込む
  ・相手と融合する
  ・楽しい会話を共有
  ・信頼関係の強まり
  ・人間の信頼感向上
  ・他人への思いやり
  ・互いに心を通わす
  ・人間関係への自信

■モットー

  ・有益な会話の場
  ・有益な会議の場
  ・有益な会合の場
      作り
  ・楽しい会話の場
  ・楽しい会議の場
  ・楽しい会合の場
      作り

■下手な会話は、貴方の人生をひどく貧しくする
 ・会話を磨け・自分を磨け
 
村上和隆のうまい効果的な会話術支援:うまい会話により自分が・相手が・会社が・人生が変わる


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137.子供から尊敬されていないことを親は重大なこと、危機と受け止めているか?

2008-01-23 22:31:06 | 人生
「貴方は尊敬する人がいますか?」という問いに、貴方は即答できますか?
しかし多分尊敬する人が誰かを言う前に、尊敬する人の全体が見えず、尊敬する人をそれほど知らないから、とりあえず自分の知っている僅かな偉そうな人から選ぶしかないですね。
まあ人にもよりますが、イチローとか星野監督とかマザーテレサとか野口英世とか坂本龍馬とか二ノ宮尊徳とか・・・・・思いつくまま出てくるんでしょう。

しかし、まず、一体全体、尊敬する人とはどんな人なんでしょうか?
 ・歴史上の偉人でしょうか?
 ・偉大な芸術家や技術者でしょうか?
 ・いろいろな分野で素晴らしい業績を残した人でしょうか?
 ・スポーツなどで上り詰めた人でしょうか?
 ・多くの人を助けた人でしょうか?

多分普通の人の感覚では、世界一や日本で一みたいなヒーロー的な人を選んでしまうのではないでしょう。しかし私は違うと思うんです。ある時期に尊敬された人でも時代が変わり、状況が変われば歴史は厳しいもので、極悪人になる可能性すらあるし、時代とともに忘れ去られていく人も多いのです。またそういう人は、案外根性が曲がった嫌な人や妙な癖のある人であったり、成し遂げた業績は偉大であっても、はたして人間として尊敬できるかというと疑問の人も多いのです。なにしろそういう人とは、直接、話したことも触れ合ったこともなく、小説やテレビなんかで人伝に知るしかないのです。
例えば、織田信長にしろ、豊臣秀吉にしろ徳川家康にしろ、尊敬できることは多くてもそれと同じかそれより多い悪の部分があれば、うかつに尊敬なんかでません。尊敬ということを正確に言うのは、意外にかなり厄介なもんですね。
よくありますよねテレビの画面では、いかにも良さそうな人が、実生活ではかなりひどい鼻つまみな人間であるなんてことが。また人前や会社ではいかにも素晴らしい最高の上司や先輩でも、家に帰ったら奥様やお子さんからは最低の夫であり、親だったなんてことが。そうなると簡単に「誰それを尊敬します」なんて言わないほうが良いようですね。また尊敬して結婚した夫や妻がいざ結婚したら最低の人であったから、すぐに離婚したなんて話は、掃いて棄てるほどありますよね。ああー怖い、尊敬するなんてことそう簡単にはできませんね。

ところで、私流の尊敬すべき人は、「明るく真面目に人間として生きた人」であり、有名人でなくても、有能な人でなくても、お金や芸術品や技術品や建物やシステムなどを作った人でなくても、立派なことを言う人でなくても、世界一でも日本一でなくてもよいと思うのです。

まず尊敬する人を自分なりに定義しないと、自分の人生の目指す方向が見えないばかりか、人生を無駄に過ごすことになってしまいます。正しい目的地がわからないのに自動車で速度上げて走ったところで、当然のことですが、目的地には行き着けません。
私の昔(厳しい大正~昭和の戦後を生きた)の母親は、自分の目で直に見、日々身近に触れた唯一の尊敬すべき人でしたし、今もその思いは変わりません、私が目指す人の重要な一人であるのです。母親自身でも「多分大正~昭和の時代を生き延びてきた私はすごかった、よくあんなことできた」と思っているに違いありません。
当時の母親以外に尊敬する人を言えと言われても、そう簡単には思いつきません。マザコンではなく、身近にそういう具体的に心底尊敬できる人と触れ合った体験がないからです。
尊敬する人とは、身近な存在であり、当り前の生き方をし、真面目で真剣にしかも明るく生きている人の中から選ばれるべきでしょう。
不幸にもそういう人が身近にいない場合は、しかたがないから本やテレビや昔の偉人などから探すしかないのですが、えてしてそういうやり方をしますと、かなり偉い人になってしまいがちです。そんな偉い人を尊敬し目指すとなると、かなりしんどくなってしまいます。二ノ宮尊徳や聖徳太子に直接触れたわけではありませんから、そんな人になれるわけもありません。

なんで私が、尊敬する人なんかテーマに取り上げたかというと、豊かで便利な時代に、人間は馬鹿殿様のような人ばかりになってしまい、しまりのない、重みのない、だらしない人が多くなって、しかも「それでいいんだ」みたいな風潮が蔓延しているからです。特に最近は安倍首相やその後の福田首相、アメリカのブッシュ大統領や最近の不祥事の会社の社長さんや破廉恥な役人どもを見るにつけ「尊敬の昔は、遠くなりにけり」「尊敬はこの世から絶滅の危機」と思うからです。子供達が可哀想です。駄目な時代、駄目な親、駄目な先生、駄目な政治家・役人、駄目な社長・・・・・・ですからね。どうしたらいいんでしょうね?

ホームレスや引き篭もりや、NEETや偽装社長や破廉恥役人などのブラックバスみたいな人ばかり増えてしまい、日本古来の尊敬する人(鮎や鮒)を追いやる時代なんですね。
 ・「政治家が国民に尊敬されないばかりか軽蔑されている」なんと嘆かわしいことか、希望すら見出せない
 ・「親が子供に尊敬されず、親殺しが頻発している」なんて情けない恐ろしいことか
 ・「学校の先生が生徒や親から尊敬されず、こき下ろされ馬鹿にされている」なんとお粗末なことか

こういう中でも、最も恐ろしい・情けないことは、親が自分の子どもに尊敬されないこと、逆に軽蔑されていることですね。子供は親を見ていないようで細かいことまでよく見ているものですよ。
これだけは避けないといけません、最も許し難いですね。

文化というのは、特に精神文化は、日々の暮らしを通じて、否応なしに目や耳に触れ、親から子に伝わるのです。
 会社では、社長や上司から社員へ
 学校では、先生から生徒へ伝わりますが、
一番大きいのは親です。少々先生や社長が悪くても家に帰って尊敬すべき親を持っていればどうにかなります。

しかし、現代においては、子供達は、「親を尊敬する」とは言わないでしょうし、100点満点ではないかもしれませんが、多少なりとも尊敬する点があればいいのです。
私が昔の母親を尊敬していたように心の底から「親を尊敬しています」と子供に言わせないと親として人間として失格なんです。
しかし尊敬というと「俺は会社で業績あげている皆から尊敬されている」「俺の仕事ぶりは優秀だ」「俺は家族に良い暮らしをさせている」・・・・なんてことではいけないのです。そんなものは、もし子どもが「尊敬しないよ」と言えばそれまでのことなんです。もっと本質的なことで自分を振り返ってみて下さい。もっと人間として、明るく、生き生きと、暖かくかつ真面目にやっているかを振り返って下さい。その上で自分は子供に人間として尊敬される資格があるかを反省してみて下さい。

そして、いつか自分の子供に「親を尊敬しているか?」と訊く勇気ができたら、一度是非確認してみて下さい。多分世の中の大半の親は訊く勇気すらないし、多分「尊敬しています」という答えはもらえないでしょうね。まあ1000人に1人いるか、いないかでしょう。(昔は尊敬されない親のほうが少なかったのですがね)
しかし、現代が、もしそうだとしたら、そういう事実を悲しいと思いませんか?悲しい以前に情けなくありませんか?

人間の大事な役割は、

1)子どもを作る
2)子どもに正しい人間としての行き方を伝える
3)そのために自分自身を厳しく磨く
ことなんです。

ところが豊かで便利になったにも拘わらず、
 ・結婚しない、
 ・結婚してもすぐに離婚する、
 ・子どもは作らないか一人だけ
なんて人が多い

結婚しない人、子ども作らない人というのは、いいですか、

  永遠に貴方の存在が途切れ、宇宙から完全消滅(貴方という種が絶滅)することなんですよ。それとも絶滅しても良いほど無価値な人間なんですか?
  貴方という人がこの世に存在しなかったことになるんですよ。

 ・30歳までに結婚しなさい
 ・子供を作りなさい
 ・立派な親になりなさい
 ・そして子供に尊敬される人間になりなさい
 ・そして安心して死ねるようになりなさい

子供にとって【尊敬する親が、身近にいないということは、子供にとって最大の不幸なこと】です。
まあもう一度、人間とは、親子とは、人生とは、この世に生まれたとは、・・・・・・自分なりに考えてみたいものです。
村上和隆の人生
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136.昔戦後の日本、親から普段言われていたこと。今は?

2008-01-20 08:23:24 | 人生
戦後昭和18年生まれの私の子供時代は、今では想像できないぐらい日本は非常に貧しい時代でした。私の家などましなほうでしたが、それでも子供心にも家の生活の苦しさがいつも気にかかっていました。そういう中で両親特に母親は、身を削って、沢山の子供を食べさし、学校に行かせ、衣服も着せていたのですね。電気製品は全くありませんから、掃除・洗濯・炊事・繕いは皆手仕事、買い物は遠くまで歩いて、・・・・想像を絶する大変さだったのです。母親は朝は4時起き、ご飯は最後の残り物で、ご飯がない時は自分は食べない、朝から晩まで仕事仕事、夫や姑からはどなられ、夜も夜なべというのが当時の母親の姿でした。
そういう当時の親や先生や先輩の言うことはやはり重みがありましたね。
しかし現代は全く正反対で、楽にどっぷり浸かり、苦るしいことや面倒なことは全て避け、だらしない母親がいつも文句ばかり言う、父親は会社で働き蜂、たまの休みは家でごろごろ、こんな親を誰が尊敬しますか?現代の親の言うことの重みなんて全然ありません。
親に限らず先生も政治家も経営者も皆重みがなくなりました。何だかんだ言っても効き目はゼロかむしろマイナスや反発に作用してしまうのです。世も末ですね。
世の中が豊かで便利になると、生み出された膨大な暇を無駄使いすることになるのです。人間は、暇ができると、酒や肉や贅沢な菓子を喰らい、ブクブクと太り、見かけもだらしなくなります。そんな現代の人の言うことに重みがあるはずがありませんね。むしろ親や先生や政治家や経営者に説教しなくてはならないそういう時代なんです。
「暇ができても、暇を有効に使うなんてことはなく、その暇をつぶす」なんて無駄なことをやり始める、一体全体なんのために、必死になって暇を追い求めてきたのか?暇が人間を堕落させてきたのですね。その堕落が子供や孫に伝承されていく。「親やご先祖様が有難い」なんて時代は、過去のものになりつつあるのです。

親が自らなすべきこと/子供に教えるべきことは、【強く・清く・貧しく・美しく・真剣に・真面目に】生きることですよ。

そうしないと親であって親ではなくなってしまう運命です。先生も政治家も社長も同様ですね。

昔、親からよく言われたことは、

 ①きちんとお座りなさい
 ②ご飯つぶ残したら目がつぶれますよ
 ③人様に恥ずかしいことしたらいけませんよ
 ④人様の迷惑になるようなことしたらいけませんよ
 ⑤弱い者苛めしたらいけませんよ
 ⑥無駄使いをしたらいけませんよ
 ⑦食べてすぐ寝たら牛になりますよ
 ⑧遊びに行く前に宿題やっておくんですよ
 ⑨悪いことしたら罰が当たりますよ
 ⑩嘘は泥棒の始まりですよよ
 ⑪汚い言葉使ったらいけませんよ
 ⑫上向いたらきりがない、世の中、下には下がいるんですよ
 ⑬負けるが勝ちですよ
 ⑭お小遣い貯金しなさいよ
 ⑮夜は早く寝なさいよ
 ⑯人が嫌がることをしてはいけませんよ
 ⑰ご先祖様に申し訳できないことしたらいけませんよ
 ⑱先生のいうことよく聴くんですよ
 ⑲悪いことしたら、きちんと謝るんですよ
 ⑳誰が見ていなくても、お天道(てんとう)様がみていますよ
 21悪いことばかりしていると、地獄の閻魔様に舌切られますよ
 22油断大敵、火がぼうぼう
 23もったいないことしてはいけませんよ
 24きちんとご挨拶するんですよ
 25兄弟喧嘩するんじゃありませんよ
 26我がまま言ってはいけませんよ
 27よく噛んで食べるんですよ
 28ご飯は最後お茶で洗いながら飲むんですよ
 29お父さんが座るまで食べてはいけませんよ
 30寝る時、服は枕元にきちんとたたむんですよ

このような昔の親の言葉は今でも有意義なことばかりですが、このような親の言葉は、主に貧しい不便な時代のものであって、現代は豊で便利な時代になったために、逆に大事なものが欠けていったようですね。

現代でも大切なことは「足るを知る」「欲張ってはいけない」「楽してはいけない」等ですかね。それらも含めて現代の親が自らも心がけ、子供にも言うべき言葉は、次のようなことになりますかね。昔は、こんなこと言う必要が全くなかったですからね。しかし現代は豊かで便利すぎますから、親自身が心がけ、親が子に言う言葉も少し変える必要がありそうです。

 ①欲ばってはいけませんよ
 ②足るを知るのですよ
 ③楽してはいけませんよ
 ④豊かさや便利さを遠ざけなさいよ
 ⑤わが道を行きなさいよ
 ⑥汗流しなさいよ
 ⑦自分でやるんですよ
 ⑧皆仲良くするんですよ
 ⑨ごみ減らしなさいよ
 ⑩物を節約しなさいよ
 ⑪食べ物大事にするんですよ
 ⑫贅沢するんじゃありませんよ

大事なことは、こういうことを言う親がまずこういうことをきちんとできて、模範的であることですね。躾とは自らしつけることが先です。

貧しい・不便な時代の親のあるべき姿がある一方、豊かで便利な時代の親のあるべき姿があるのです。

「豊かで便利だからだらしない親でよい」は大間違い大いに反省して下さい。親の役目は

1)子供を作ること
2)正しい親の生き様を子供に伝えること
ところがどうですか?現代はこの重要な2つが全くできていません。

村上和隆の人生
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135.無事済みました。甥が個人的に主催した東京・品川区武蔵小山での無料音楽会

2008-01-18 21:11:53 | お知らせ
  ●済み:お客様にも演奏家にも、非常に良かったそうです。今後も多くの演奏家の発表の場として、多くの方に音楽を楽しんで戴くために定期的に開催したいとのことです。

甥が主催する東京の武蔵小山での無料音楽会案内
本日19日(土)ですのでご案内します。

・名 称 : 弦とピアノ等の音楽会

・実施日時間 : 1月19日(土) 13:45~16:30

・主催者 : 村上大介

・関 係 : 甥

・場 所 : 東京品川区小山台

・会場名 : 小山台会館3階

・内 容 :クラシック/ポピュラー.かなりの名演奏家も多数演奏

・費用 : 無料

・※詳細はクリック下さい


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第12号 村上和隆の経営塾「一言」   会社で社員を褒める場作り

2008-01-16 07:55:25 | 経営管理
12、会社で社員を褒める場作り

「11、若者よ、自分が認められないことなんかで悩むな 」の続きです。
昔日本では、単一人種で狭い島国のせいか知らないが、師弟の間や親子・夫婦の間は相当に厳しかった、その名残でしょうか、日本では未だに、会社でも家庭でもほったらかしの関係で良いような風潮が残っています。しかし現在の世の中は、望むと望まざるに拘わらず、かなり変わってしまったのです。だから昔流でほったらかしにしておくと、ひ弱で閉じ篭りがちな現代人は孤独になったり、存在感が希薄になったり、生きがいが持てなくなってしまうのです。今は江戸時代や明治大正時代や昭和初期の時代ではないのです。
一生懸命やっているのに、怒られるばかりで、仕事や自分の存在すら認められず褒められないと、多くの社員は会社の仕事が楽しくなくなり、会社を辞めるきっかけになるのをご存知ですね。日本では、相手を無視したり、認めない、褒めもしない、場合によっては会話すらないということがありがちなんです。
社長さんや上司がそういうことが苦手な場合は、更に最悪ですが、残念ですが、そういうケースのほうが多いんですよね。同じことが、ご家庭では熟年離婚の原因になり、親子では親子断絶や親殺しの原因になるのです。人間関係が希薄になり満たされない感情を他の物事に求めるようになるのです。現代においては、最悪の場合はそういうものさえ見出せずに、ついに無気力症や引き篭りや鬱病や自殺に追い込まれていくのです。
信じられないことですが、家庭では、一生懸命に縁の下の力持ちで日々健気に家事をやっている奥様に暴力をふるう恐ろしくもお粗末な夫が増えているそうです。このようなとんでもない人間軽視・人間蔑視の風潮が会社にあってはいいわけがありません。社員のやる気がなくなれば、会社の業績や成長にも繋がりません。
厳しいことが悪いとは言いませんが、口煩い又は冷酷な親や社長や上司であればあるほど、社員を思いやる、声をかけてやる、社員の良いことを時々褒めてあげるということが大事なのです。どちらにしろ無関心は絶対にいけません。
ご家庭や会社であまり会話やコミュニケーションがなくなったと嘆く方がおられますが、四六時中対話したりベタベタすることは、それほど大事なことではありません。むしろ「うっとおしい」なんてことにもなりかねません。
それよりも適時適切に僅かでもいいから一言声をかける、そして励ましてあげたり、些細なことでも褒めてあげることが大事なのです。例え瞬間的であっても、むしろ相手の心に心地よく深く刻みこまれるのが望ましいのです。

声のかけ方は、それぞれ何でも良いのですが、効果的な褒め言葉は
①優れた点について
②やった仕事について
③自信のない点について(あくまで本人にプラスの話し方を)

また定期的という言葉は大事です。定期的に何かをきちんとやっていくということは企業でも家庭でも大事なことです。社員に1年も2年も何も言ってあげたことがないなんてのは最悪です。会社で社長や専務や部長から「村上君最近どうかね?・・・・・・・・」と話しかけてくれたことは、今も鮮明に覚えていますからね。ましてや社長や専務や部長から褒められた場合は、今でも鮮明に思い出せます。忘れず定期的に褒めることが大事な点です。
例えば定期点検・定期会合・定期検査・定期処分・定期的習慣・定期的な行事・・・・は古来からの人間の知恵なんです。忙しいから、つい忘れてしまい、関心が薄れがちです。そういう意味で、誕生日とか結婚記念日なんてのも本来は重要な意味を持っているのです。その時は本人は、主人公・主役になりスポットを浴びられるのです。そういう日に、日頃疎かになっていることを再確認し、必要な対応や処置をすることが大事なんです。
豊かな現代は子供さんや社員さんに頻繁に会話をする時間がとれそうなんですが、現実は全く逆でして、なぜか社員や子供さんとのコミュニケーションは少なくなる一方です。従って1年間話しらしい話しもしたことがないなんてことにもなるのですが、どこかのご夫妻のようですね。そういう点では昔の家庭のほうが、はるかにコミュニケーションが豊かであったというのは驚きですね。理屈からするとそんなはずはないのですがね。
そこで私は、「是非時々でもいいから社員との対話の機会を意識的に持って、その中で社員を褒めてあげて下さい」と社長さんに申し上げています。「そんなこと、とんでもない、内の会社の奴らは駄目な奴らばかりで、褒めるようなのはいません」なんていう社長さんが多いのですが、それはわかりますが、人間育てるのと馬や犬育てるのと同じことで、ほったらかしや鞭打ちだけではいけません。無関心は社員さんの努力や情熱ややる気をますますそぐことに繋がります。家庭でも会社でも時間の長さは問いませんが、声をかけることを忘れてはなりません。
そこで私の提案していることは「会社でそういう場を作って下さい」ということです。1年2年とやってみると凄く雰囲気が変わったり良くなりますよ。場の作り方やその運営の仕方はおまかせしますが、幾つか例を紹介しましょう。くれぐれも私が紹介するやり方にこだわる必要はありません。大事なことは社員さんとの対話・コミュニケションの場、仕事や本人を認める・褒める場作りです。

「対話・コミュニケションの場の幾つかの例」

 ①個人ノート方式
  まず社員さん各自毎に個人別のノートを作ってあげます。
  そこに社員さんの提案・成果・工夫などを随時記録させ、
  それを会社の部屋のどこかに設置して誰でも読めるようにしておく。皆が読んで、
  それに対して褒め言葉を記載してもらう。悪いということは絶対に言わない。
  もし言う場合は参考意見として乗せる、くれぐれも相手を批判してはなりません。
 ②お誕生日会での褒め会
  誕生日会なんか今はあまりやられていないのですが、職場毎に誕生日会を実施し
  その日は本人を中心に仕事ぶりを褒める会みたいな感じでやってあげることです。
 ③メイルで社長あての仕事の成果報告
  今はEメイルという便利なものがありますから多くの会社がやっています。
 ④各自の仕事の工夫展示会
  しかしあまり会社本位・競争みたいにならないように注意が必要です。
 ⑤社内個人相談員制度
   昔からのお決まりのやりかたですが、あまりやっている会社が少ないですね。
  当社も「skypeによる悩み相談」skypeによる悩み相談をやっています。
 ⑥社外専門家によるカウンセラー導入
  会社を退職した人で、良いカウンセラーを探すことですね。しかしふさわしい相談員はなかなかいません。それほどカウンセラーは非常に難しいのです。お説教にならないこと・聞き役になることがポイントなんです。ご要望があれば是非村上和隆に声かけて下さい。
 ⑦創意工夫研究会
  定期的に各自がやっている創意工夫を報告し皆で良い点を褒め、もし不具合があれば意見を出しあう
 ⑧改善案の合同検討会
  各自が改善提案をしたものについて、皆でその実現について知恵を出し合う
 ⑨先輩と部下の4人組会合(先輩1、後輩3)
  1年毎にメンバーを変えることをお勧めします
 ⑩SKYPEを利用した個別相談
  これだと会社終わってからでも自宅からでも無料で顔みて悩みの相談や会話ができます。当社のskype相談
 ⑪働き涯いを高めることを重視した飲み会
 ⑫各自の得意な仕事や分野について交替で先生になって1年計画を組み社内講習会をやる


いづれにしろ社長さんか専務さんがきめ細かく熱心に対応することが大事でそういう場を作っても、一時的になったり、いい加減になっては本も子もありません。

また社員の会社に対する満足度の定期申告調査を是非やって下さい。
人事考課は業績評価をやっている会社は多いですが、会社の評価はやられていないのは片手落ちというか、大事な戦力を殺すことにもなりかねないので非常にまずいですよ。ある学校では、生徒が先生を評価しているところがあります。以下のことの満足度アンケート調査を実施する。できれば公式のものというより、無記名okにするとかして、あまり深刻にならないように注意することも大切です。
(各項目毎に10=満足している、8=まあまあ満足している、6=あまり関心がない、4=やや不満、2=不満、0=深刻なほど不満)4点以下は理由を書いてもらう

 ①給与
 ②地位
 ③仕事の成果
 ④人間関係・好きな人の存在
 ⑤明るい職場
 ⑥自己成長
 ⑦良き先輩
 ⑧社会貢献
 ⑨働くことそのものの楽しさ
 ⑩売り上げ貢献
 ⑪生活水準の向上
 ⑫仕事が認められる
くれごれも形式的にならないように、心が通ったことをやってみて下さい。形式的にやるとむしろ弊害になりますよ。あせらず気長に心を通わせる取り組みの一つとしてやってみて下さい。
また最近鬱病になる社員が潜在又は顕在し、社会問題にもなっていますが、そういう場合こそ、本人をきちんとケアーしてあげることが、本人にとっても会社にとってもすこぶる大事です。というのは会社や社長さんや幹部さん自身や組織や仕事の進め方等・・・・・何らかの問題点が会社として潜在しているからです。鬱病の本人だけの問題ではないのです。もし、そんな社員ばかりになったら会社の業績や発展にも多大な影響があるのです。人口減少時代に、若い人をうまく育てる工夫や努力がますます大事になっていくことでしょう。

村上和隆の人生
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133.若者よ、自分が認められないことなんかで悩むな

2008-01-12 09:45:59 | 人生
私も今は65歳ですが、24歳で故郷の東京を去り、単身大阪の大手の会社に入った頃は、世間や会社の何もわからず右往左往し、仕事のできないことに悩む時期がありました。しかしそういう私も少し仕事ができるようになると今度は、自分の仕事が上司や上の人に認められないことで悩むことに変わっていきました。そして私の場合は10年勤めて、ついに会社を辞めることになったのです。当時は、一流大学の大卒で大手企業なんか簡単に辞めるなんてのは少なかったですね。私も上司から一言褒め言葉でも戴いていれば会社を辞めることもなかったのでしょうね。こういうことで悩む現代の若者は意外に多いのです。でも自分の場合に限っては今思い返せば、そんな会社を辞めて、それで大いに良かったのですがね。

会社に勤めての働き涯というものは一体何なんでしょう。
 ①給与
 ②地位
 ③仕事の成果
 ④人間関係・好きな人の存在
 ⑤明るい職場
 ⑥自己成長
 ⑦良き先輩
 ⑧社会貢献
 ⑨働くことそのものの楽しさ
 ⑩売り上げ貢献
 ⑪生活水準の向上
 ⑫仕事が認められる

まあ会社や仕事が好きになるのはこういう要因によるものです。しかし不思議なことにどこの会社も、こういうことへの配慮はあまりなされていません。むしろ私は、不満や悩み相談を受けることが多いのです。
私もそうでしたが、若い人の相談の多くは、会社を辞めたい、その理由は以上述べた12項目のどれかです。その中で私が最も大事だと思うことは、『12番目の社員の仕事や能力を認めてあげる』ことなんです。まあ私の場合もそうでしたが、素晴らしいことやってもほとんど褒めてもらった記憶がないのです。無関心はいけませんよ、人・物・金等に関心を示すことが経営層にとって最も大事な仕事の一つですよ。反対に怒られることはものすごく多かったように記憶しているんです。その点芸能人や俳優や歌手や芸術家などは、駄目な場合は認められない反面、良い場合は大いに認められ結果が出てきます。一方、会社での仕事は、適時的確に認められる褒められる機会が極めて少なくないのです。社長賞なんてのより、上司や先輩からのお褒めの一言が何倍もうれしいのですがね。同僚は認めてくれても上司や社長は全く認めてくれないとか褒め言葉が全くないのが多くの会社の実態です。

ましてやB君が社長に褒められたなんてのをたまたま見せられると、自分は何故褒められないんだろうと悩むのです。社長は駄目なB君がたまたま良いことをやったので思い切り褒めたのでしょうが、A君にしてみると「なんでB君が褒められ俺が褒められないんだ」と深刻に悩み、想像以上に根深い不平不満に繋がる結果になるのです。
家に帰り奥さんが夕食を作ってくれますね、ところが多くの男どもは「美味しいね」の一言も言わないのです。まあ会社では褒められないと怒っているA君も家ではお母さんに「今日の飯まずいな」なんて言ってしまっているかもしれませんね。他人を認めるなんて、そんなもんです。
人間は他人を褒めないですね。特に男はそういう傾向があります。だから男同士の付き合いは、殺伐としていて暗いですね。女は例え、おべんちゃらでも互いに、相手を褒めまくるのです。それによって褒められるという人間が最も欲していることを相互に満足させあっているのです。奥様は家庭での夫から無視される不満を、外で女友達同士のお世辞の言いあいで解消しているのです。そしてどんどん夫から離れていくのです。会社も同じことで、社員は友人同士で慰めあい上司や経営者から離れていくのです。何なんでしょうね?こんな素晴らしいことをやれないなんて。
人の良い点や優れたことなんて沢山ありますよ。それを見つけて口に出して言ってあげるだけで、言われた人の一日は明るく楽しくなり、お互いの信頼関係も深まるのですよ。
仏教でお布施といいますが、お布施というのは、本来はお金や物以外の暖かさみたいなもんなんですよ。神社仏閣でお賽銭を入れて拝むより、家族や友人や若い人や女の人を褒めることのほうが、よっぽどご利益があります。
そしてその結果その相手から、貴方は非常に良い感情や印象を持たれるのです。「あの人は良い人ですよ」なんて言われるんです。
社長や上司が嫌われる大きなポイントは、自分がやっていることが大したことがないのに、部下を褒めないこと、それどころか部下の不平や不満ばかり口にしてしまうことなんです。家でも同様でして奥様がだんな様を嫌う、子供が親を嫌う最も大きな原因が文句ばかりで奥様を褒めたり感謝しないことなんです。
会社の社長さんや部長なんかが能力のある人間より、胡麻スリ人間を好むのもうなずけませんか?社長や上司は部下の業績を認めずに、自分の手柄に自慢し、一人良い子ぶる傾向があるんです。
ここに、ぴったりとした例があります。その会社の社長さんが何かで自信をなくした時期に、ある日なんとなく「俺は駄目だ、それにひきかえお前達従業員は凄く頑張ってくれてありがとう」と言っそうです。それから社員との関係が良くなったという話しを聞いたことがあります。家庭でも奥様へ、こういう一言が欲しいですね、というのは意外にそのとおりかもしれないからなんです。

ところで厳しい世の中に一人で出て、他人に認めてもらうというのは、予想外に難しいことなんです。だから褒められて舞い上がるなんてのはあまりしてはならないことなんです。よくある例ですが、若くてちやほやっされ、久々にすごい名子役と評判になったが、大人になって予想外に伸びなかったという話が多くあるのです。逆にあまり大したことのない子供が苦労に苦労を重ねて歳を重ねるごとに、立派な俳優になっっていったという話もよく聞きます。
自分であるものを発明した、これは売れると会社を作り製品を売る商売をしてみると、全く売れなかったということもしばしば耳にします。
商売を始めて、立派なオフィスを構えたり、大層なお金をかけて立派な店を作って営業を始めたが最初こそ売れていたが、そのうち全くお客が来ることはなく、早々と店じまいしたという話は事欠きません。本人は「絶対に売れるはずだ」と思うのですが、世の中はそんな甘いものではありません。
また相談に来る若者で「経営コンサルタントでもやってみたいのですが」とか「インターネットで商売を始めたいのですが」なんて軽々しく言われたり、相談を受けます。しかし具体的な話を聴いてみると、具体的なプランや調査分析や指導ツールの準備や話術や原価計算や事前のトライの実績なんか全くできていなのです。まあ一口に言えば、武士の商法もいいとことろで、「世の中が認めてくれるはずだ、こんな良い物を買わないはずがない」なんて勝手に思い込んでいるのです。
私も自分では素晴らしい成果を出しても全く認められず、若い時は長いこと多くのサラリーマン同様にくさり、不平不満の日々であったことを思い出します。しかし私のせめても支えは「俺は誰にも負けない経営管理のプロになる」という目標があったことでした。まあそういう支えがなければ、どこかでくじけていたでしょう。適当におだてられて自己満足していたことでしょう。また私の場合は、会社を転職し環境を変え、それぞれに良い出会いがあり、あれこれ勉強を積み上げることができたことでしょう。

人に認めさすのが人生の目標ではありませんが、人に認められないということは、二つの状況が考えられるのです。
 (1)99%:自分の努力不足
 (2)残りの1%:世間に知られなかった(=世間に知らしめる努力の不足)
   1)ごく一部の人には認められている
   2)本人が死んでから認められる場合

貴方の場合はどれでしょうかね?最初に「社員を褒めなさい」と言いましたが、私の場合を思い出してみると、褒められなかったのがどうのこうのというより、いつも怒られていたことが良かったように思います。人間は褒められて伸びると言いますが、そういう人間の多くは並の人間にしかなれません。本物の人間になるには、あまり褒められないほうが良いのです。
ですから若者に言うんです。「私も褒められなかった、でもそのおかげで舞い上がることなく、コンチクショウと自分でいつも頑張り続けてきた、その結果中途半端な自分で終わらずに済んだ
 ・「誰かたった一人でも自分を認めてくれればそれでいい」
 ・「自分が死んでから認められればいい」
 ・「自分の人間としての全体を褒められるまでは、部分的に褒めてなんかくれなくていい」
 ・「他人に認めて欲しいなんて甘いことは、碌でなしの人間が思うことだ」
 ・「小ぽけな人間で甘んじるな、大きな人間を目指せ」
ということを言ってあげるんです。

若者には、次のことをモットーにして欲しいですね

 「中途半端に褒めてなんかくれんな」
 「もっと厳しく言ってくれ・叱ってくれ」
 「未熟な自分だ、もっと教えてくれ、もっと鍛えてやってくれ」
 「世間のおめえーらごときに俺様のやっていることなんかわかってたまるか、わからんでいいんじゃ」
そのくらいの気概を持って最高の賛辞を得るまでは黙々とやることですよ。そのほうが人生の中身は数倍濃いものになるはずです。ひたすら我慢我慢・努力努力ですよ。
下手な人から、下手なときに、下手なやり方で褒められると、褒められた人はかえって駄目になってしまうこともあるから下手なやり方で褒めないことも大事ですよ。

●中身の薄い人生を求めるのか?中身の濃い人生を求めるのか?
 貴方はどちらを選ぶのかそれが問題だ

でも社長さんや上司さん「人を見て法を説け」くじけている部下や若い者には、時々それとなくでもいいから褒めて励ましてやって下さい。最近は真剣に叱ってやれる若者が減っていますから、安易に叱るだけでは自滅してしまいますよ。
奥様やお母さんには「美味しいね、きれいにだね、ご苦労さん、ありがとう」と言ってあげて下さい。奥様も歳をとれば美しくなくなりますよ、でもそれだからこそ「いつまでもきれいだね」の一言が必要なんです。元気のない若者や成果をあげられない若者にこそ「がんばっているな」の一言が大切なんですよ。
村上和隆の人生

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132.現代は全てのことが誤魔かしの生き方化している

2008-01-08 09:01:40 | 人生
昨年は嘘・偽が話題になりましたが、他人事ではないような気がしています。日本中・世界中に蔓延しているように思いませんか?
ごくごく身近な話しですが、次は歯磨きについての問答です

問い:貴方は歯を磨いていますか?
答え:はい磨いています

問い:ということは、貴方は虫歯がないのですね
答え:いやあります

問い:おかしいじゃないですか磨いているのに虫歯があるはずがないでしょう
答え:歯ブラシに歯磨きつけて一日3回ちゃんと磨いています
       (参考:CiProハブラシ

問い:ひょっとして磨いているのではなく、磨いている真似をしているんじゃありませんか?
答え:歯を磨いても虫歯はできますよ。ちゃんと磨いていない人なんか虫歯だらけですが、その点私は虫歯が少ないです。

問い:歯を磨くとはどういうことですか?虫歯ができないように磨くのではありませんか?
答え:完全には磨けないから、少しは虫歯ができてもしかたないですよ

問い:正しい歯磨きの方法を教えて下さい
答え:正しい磨き方なんて特に考えたり、決めてはいません、ただ普通に磨いているだけです

問い:それならば、例えばどのくらいの時間かけて磨いていますか
答え:かなりきっちり1分くらい磨いていますよ

問い:1分で磨けるはずがありません、食べたものや磨く時期によりますが、3分~5分は必要なはずですよ
答え:えー、そんな時間かけて磨くなんてそんなの嫌ですよ、できっこありませんよ

問い:ということは、歯磨きをしているのでなく今後は「歯磨きをしているように見せかけている」と言って下さい
答え:そんな言い方できませよ

問い:でも念仏のようにして「自分は嘘つき」だと唱え続けないと、貴方の誤魔化しの癖は永遠に治りませんよ
答え:すごく厳しいですね、でも、まあーそういうことだったら、何か少し、わかったような気がします。ありがとうございました。

言いたいことは、人間は自分のいい加減さを本心から十分認識していないということなんですが、こういうことは多くの人に非常に沢山あることでして、出鱈目歯磨きが典型的な一例に過ぎません。かく言う私は実は「私は人一倍かなりきちんと歯磨きしている」と信じていたのです、昨年末医者で歯に色をつける検査してもらったところ、ひどい磨き残しが一目瞭然明らかになったのです。
私は思いあがりも良いところで、90点くらいに思っていましたが、冷静に考え直すと0点なのです。なぜかというと歯槽膿漏や虫歯になる可能性があるからです。いい加減な磨き方の良し悪しは程度問題ではなく、駄目なものは一律0点でしかないことに気付いたのです。少しでもいい加減であれば、60点でも90点でもなく全部0点でしかないのです。もしいい加減なのに「自分はきちんとやっている」と本人が思い上がりをしているのであれば、0点より低いマイナス点でしょうかね。
【世の中で「歯を磨いています」なんて言える人は、ほとんど0、少ないですよ!】

歯磨きにかぎらず次の例のように、実態は皆かなり出鱈目なんですね。

①正しい食事
②正しい挨拶
③正しい掃除
④正しい片付け
⑤正しい教育
⑥正しい遊び
⑦正しい運動
⑧正しい睡眠
⑨正しい徒歩
⑩正しい付き合い
⑪正しい愛情
⑫正しい管理

私は人様を指導する立場の経営コンサルタントですから、人よりかなりきちんと管理していると自負していますが、昨年末の歯磨き事件で「まだまだ全然いい加減だ」と自分の不完全さを改めて認識したのです。人間は、他の生き物に比べて知恵がある分、かえって、いい加減になりやすい生き物です。注意しないと奈落の底まで落ちていく危険性のある生き物なんです。何によらず正しいルールを定め、日々きちんと守ることが物事の一歩なんですが、まあそういうことができていないですね。経営管理の世界でも正しいルールを作り守るということは基本中の基本なんですよ。仏教の世界なんかも基本は同じですよ。基本ができていなければ、何事も成すことはできません。大方の人間は、まず正しいルールどころかとりあえずのルールさえできていなんです、だからルールを守るなんてことは当然できていないのです。恐ろしいことです。『ルール』ということを何だと思っているんでしょうか?「ルール無視」以前に「ルール無し」なんて本来あってはならないこと、信じられないことなんですよ。
昔は日本中に、今の何百倍も厳格できっちんとした作法や日々の暮らし方が朝夕、徹底していました。食事も掃除も寝起きも挨拶も部屋の片付け衣服の扱いなんかも・・・皆かなり厳格でした。その典型が小笠原流やお茶・お花・武道などでしょうが、そういった日本の伝統文化や習慣の土台の上に、万事しっかりやられていたのです。暮らしが豊かで便利になり、だらだらと欧米化することによって、日本の良き伝統は大きな音をたてて一挙に崩れていったのです。
まあ今の人は、大人も若者も楽な生き方をするようになり、作法や日々の暮らしが出鱈目・誤魔化しになってしまいましたし、今後も確実に更にどんどんひどくなっていく恐れがあります。世の中進歩でなく、むしろズルズルと退化を続けているのです。現代人類は、進化論の時代でなく、退化論の時代になりつつあるのです。
今となっては、難しいのでしょうが、小笠原流なんかのように物事を完璧にきちんとやる習慣をもう一度取り戻さないと、地球環境問題だけでなく、そういう面からも人類は崩壊していくことでしょう。
良い習慣や良い文化は百年・千年かかってやっとこさっと形造られていきますが、いざ壊すとなればアッという間に壊われてしまうのです。(覆水盆に戻らず)
良い状況から悪い状況は行き易い、悪い状況から良い状況へは行き難い不可逆なものなのであります。(奢る平家は久しからず)
「完璧さ、清く・正しく・美しく」なんてのは現代では、ウザイ・ダサイなんてことになってしまって、困ったことに、今の若者は「いい加減・汚く・誤魔化し・醜悪」を格好いいと勘違いするもんなんですね。しかもテレビなどで、そういういい加減な生き方や適当な作法が大目に見られ、むしろもてはやすような雰囲気にさえなっているのです。「汚いのがなぜ悪いんだ、いい加減がなぜ悪いんだ、うるせー」みたいな感じになっているのですね。現代は悪が善を駆逐しているのです。(悪貨が良貨を駆逐する)

いい加減で真面目にやらない多くの人の言い訳は、
①大したことない
②意味ない
③しんどいだけじゃ、面倒臭い
④なったらなったまでじゃ
⑤手間ばかり喰う
⑥忙しいんじゃ
⑦真面目なんて大嫌いじゃ
⑧格好悪い
⑨そんなことしてなんぼのもんじゃ
⑩誰もやっていない
⑪暗くなる
⑫神経疲れる

少しくらいなら兎も角、人間は万事において、自分はきちんとやっていると言うんですが、実はやっている格好をして誤魔化しているだけなんです。
要するに全てがきちんとやっている振りしているだけなんです。子供の頃、ゴッコ遊びというのをやっていましたね。お母さんごっことかお医者さんごっこのように、正にあれなんです。現代は、大人になっても、子供のとき以上に、多くのゴッコ遊びをしている自分に気付かないのです。
食事ごっこ・睡眠ごっこ・教育ごっこ・家庭ごっこ・管理ごっこ・仕事ごっこ・政治ごっこ・人生ごっこ・・・をやっているんです。食事なんかも昔に比較して過食・偏食・油過剰・食べ残し・柔らかい食事・・・・・相当に崩壊しています。ところが人間はきちんと食事をし、睡眠をとり、教育を受け、管理し、仕事し、政治をし、人生を送っていると信じ込んでいるんですが、実態は恐ろしくひどくて真っ当にやれていないのです、やっているように見せかけている・思い込んでいるだけなのです。人間のやることは所詮その程度のものなのです。ほとんどのものは、いい加減ですから、その証拠に頻繁にいろいろな問題や事件や事故が噴出するのです。歯を磨いているはずが、虫歯になり歯槽膿漏になり、歯が抜けて入れ歯になってしまうのです。本人が何と言おうと、その原因は手抜き歯磨き・誤魔化し歯磨きをしているからに他なりません。急いで粗雑なことをやっているが、嘘で固まった生き方が、かえって遠回りになったり大きな損失や事故に結びついていることを自覚しなくてはなりません。

身近な小さいことから大きなこと迄、自分の人生や暮らしのほとんどが、嘘で埋まっているというわけです。
ところがひどく嘘の暮らしをしているのに、自分は一人前に真っ当な生き方をしていると信じ込んでいることに、本質的な問題が潜在化しているのです。嘘の中にどっぷり浸かっていましから、本人は、自分が嘘をついていることさえ冷静かつ客観的に認識できなくなってしまっているのです。
一見健康そうな人が、大腸や肺に深刻な癌を抱えているのですが、自分は健康そのものだと信じきていることなんです。この結果は言わなくてもわかりますが、間もなく、悲惨な結果が待ち受けているのです。ある日突然「癌です、余命3カ月です」と医者から宣告を受けることになるのです。
昨年は食の賞味期限や内容の表示に関する偽装が問題になり、「偽」が昨年を象徴する字に選ばれましたが、あんなのは大して珍しいことではなく、政治をはじめ学校・警察・役所・企業・家庭、世の中は嘘ばかりなんです。別世界のこと、他人ごとのように考えてはならないのです。

”嘘つき・出鱈目・いい加減”は他人事ではありません、自分自身も例外なくひどいということを強く認識しない人間は、生きている時点ですでに地獄に落ちているのです。お粗末な人間のことですから、嘘をつくことはある程度しょうがないとして「自分は全く嘘をついてないという誤った自覚」のほうが、大きな問題なんです。「自分は日々嘘をついている・嘘まみれだ」と自覚していれば嘘をついていることもある程度許されてもいいのです。

「嘘をつかないようにしよう」と思っている人は、更に非常に素晴らしい人なんです。嘘にまみれた暮らしや生き方を努力して治そうとしている人なんかは、かなり立派な人なんです。
タバコの禁煙みたいなもんですから、いきなりやめるのは難しいのですが、大事なことは、嘘まみれ(糞まみれ)の生き方を根本から猛反省し、治す努力をしているかどうかなんです。政治家や役人は、過去とてつもなく大きな嘘をつき国民に多大な迷惑や損害をかけているのに、未だに平気で大嘘をつき続けているのです。長期政権の自民党を選挙で選ぶ国民にも大きな問題があるのです。国民もなぜか政治家や役人の嘘を受け入れ、間接的に嘘つきを手助けし続けているというわけですね。そこらへんの若いアンチャンだったらいざ知らず、国をひっぱる政治家が嘘だらけ糞まみれではどうしよもないですね。嘘をつき続けてきたということを真剣に自覚し反省すべき時期にきているんです。タバコの禁煙と同様に悪いにもかかわらず、なかなか容易には治らないですね。豊かで便利で平和にどっぷり浸かってきたせいか、人間の浅ましき・愚かしき悪しき面が益々増殖しているようです。そしてそのウイルス細菌は、グローバル化によって、世界各国に撒き散らされ、蔓延していくのです。
歯磨きの例でおわかりのように、
1)誤魔化しは、得策ではない
2)誤魔化しは、早道でもない
3)誤魔化しは、格好よくもない
そういう発想転換をしないと、貴方は堕落する世の中とともに一緒になって堕落していく運命です。「糞真面目な奴は嫌いだ」なんて知ったようなこと言う奴がいますが、糞真面目なんていう人でも、まだまだかなりの不真面目なレベル程度なんです。もし本物の真面目な人なんてのがいたら是非紹介下さい。多分その人に遭って私は言うでしょうね「この人をしてもまだまだ不真面目です」とね。(百戦戦って百戦勝つとも、いまだ武勇の名は定めがたし)
私の場合、私を含めて、いい加減な多くの人には出遭たことはありますが、真面目な人なんか、これまで一度も出遭ったことはないですよ。皆さん大きな勘違いをしているのです。糞真面目でなく、真面目っぽい人や一見真面目に見える人はいても、心底真面目な人は1億人に1人いるかいないかでしょうね。
そういうことですから、まず自分だけは嘘の生き方を改めたいものです。最初はつらいですが、そういう生き方が身に着くと、素晴らしいと想像しています。

「一体なぜ山なんかに登るんだ」という問いに対して、ある登山家が「そこに山があるから登るんだ」と言ったらしいのですが、人間として生まれたのであれば駄目人間で甘んじるのではなく
「本物の真面目な人間になるために生きるんだ」
みたいな心構え・気構えを常に持ちたいものです。
学校で長いこと勉強し、実社会でも日々合理的な考え方や科学的な知識や経験を積み上げても、この一心がなければ糞の役にも立ちませんよ。「真面目な生き方って一体何だろう」と深く考えてみて下さい。

貴方がもし「自分は完璧だ」と思ったとしても、それは”完璧の入り口”に立ったに過ぎないのだ。人間は愚かな生き物であれば、決して奢ってはならない。<テレビでコメンテーターなんてのが偉そうなこと言っていますが、多分彼らの実態なんか、びっくりするほど相当ひどいもんですよ。

村上和隆の人生
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第11号 村上和隆の経営塾「一言」   転職5回の私の経験に基づく、転職についての考え

2008-01-03 11:59:09 | 経営管理
11、転職5回の私の経験に基づく、転職についての考え

私は、病気や転職や介護や自営したりして、時々ゆっくり基本から自分を考え直す時期が何度かありました。
どちらかというと、そういう暇な時期が私にとっては、随分と価値ある時期であったように思えます。
人間はただひた走りに走るのではなく時々止まって後ろを振り返り、過去を清算し新たな出発をすることも大事なことのようです。「小人閑居して不善をなす」ではなく「人間は暇な時期を価値あるものにすべし」ですね。

私は、前向きのチャレンジャブルな転職を推奨します。
転職の都度、私はその会社にかなり貢献したと自負しています。またそういうこと自体を目標にしていました。「必ず何かをこの会社に残す、与える」そして「自分自身の能力もアップする」ということを念頭においていました。
まあ自分も戴く代わりに、一宿一飯の恩義にきちんと報いるみたいな感じでしょうかね。
転職前の会社での知識・経験・技術を、次の会社に役立てること=渡世人・仕事人みたいな感じですかね?
まあ、その代わりに新しい会社からも、いろいろの知識・経験・ノウハウも戴くことも大事ですがね。

・①転職というものをもっと前向きに考える
・②転職というものを自分本位ではなく、転職先の会社本位に考える
・③転職した会社へ尽くす・奉職するという感覚で考える
・④転職というものをもっと価値の高いものに考える
・⑤転職というものをもっとビジネスライクに考える
・⑥知識・技術・経験販売業みたいに考える
・⑦経営コンサルタント・仕事人みたいな感覚で考える
・⑧待遇の良い会社を選ぶのではなく、成長しようともがいている会社を選ぶ
・⑨間違っても大企業は選ばない、互いの成長に結びつかない
・⑩会社というのは給与をもらい甘やかされる場であるという考えを棄てる
・⑪会社を修行の場と考え、どんな苦しいことも乗り越える
・⑫その会社の社員というより、その会社を良くするために派遣されたプロと考える
・⑬その会社を良くする目安の期限を5~7年と考える
・⑭教えてやるではなく、知らぬ間に会社に新しい文化を根付かせるみたいに考える
・⑮大切なことは偉そうに「前の会社ではなー」みたいなことにならないこと
・⑯極めて謙虚で目立たず仕事をすること
・⑰会社の問題点を見つけ、自ら必死に仕事し改善する
・⑱何だかんだと口達者でなく、ひたすら黙って仕事をする。
・⑲認められるとか、役職が上がるとか、給与などのことはあまり考えない
・⑳その会社が良くなったら、潔ぎよく去る。

そういうのが私の転職に対するポリシーです。
その結果、会社にとっても自分にとってもすごくプラスになると信じています。
サラリーマン根性・大企業病・ぬるま湯に浸かるのではなく、前向きに転職を考えましょう。転職にポリシーを持ちましょう。村上の明るく生きる
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