村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

23.顧客と社員に恐喝・恫喝事件の東証一部アイフルは、京都の一流企業だ

2006-04-25 22:36:45 | 経営管理
最近バブル崩壊以後、全国的に役人や企業の不祥事が多くなっているようです。(不祥事@13HZ)(YAHHO不祥事)
でもとりわけ、京都では、なんとなく、こういった恫喝まがいの話や陰湿な事件や潜在的な状況が多く、内容も信じられないようなかなりひどいレベルのものが多いように感じます。東証一部の会社でも、社員への恫喝は当然のようにやられているというような話も聞きます。古都京都ということは素晴らしく、良い面も沢山あるのですが、京都以外の人は俄かに信じがたいことでしょうが、反面、悪い面もあるような気がしています。
関東と関西は、同じ日本人のように見えますが、それぞれのルーツは精神的にも肉体的にも全く違います。顔や目鼻立ちで、容易に関西人か関東人か見分けられます。私には大阪・京都は韓国・朝鮮系であり、東京・関東は蝦夷系北方系のように思えます。関西人特に京都は古い伝統や習慣・風習がありますから、人間関係も密接で複雑です。ですから、こういう到底理解できない事件や潜在的な状況が一流企業でも行われてしまうのでしょう。
私が東京から、大阪経由で京都に移り住んだ頃「同和問題」という東京出身の私には到底理解できない人権問題が真剣に取り上げられていることに吃驚したことがあります。その状況は「エッーそこまで何故やるのか????」みたいなすさまじいレベルでした。私のように京都に長年住んでみると、やはり京都という所は、身分や格式や学歴や出身地を重視するところで、住む場所・家系や気にくわぬとなれば阻害されることが日常茶飯事にやられていることを身に染みて実感しました。人種差別を許さないと言いながら、現実には、アメリカでも黒人差別が残っているのと似ています。
皆様、特に文化が180度違う関東の人が、もし京都に移り住む場合、最初は謙虚にかつ京都に馴染む努力と辛抱を相当長い期間かけてやり続けないと、一生かかっても生粋の京都人の仲間入りはできないことを理解すべきです。フランスの場合なんかも多分そうなんでしょうね。観光都市・やさしい京言葉・優美な町の装いとは裏腹に、よそ者や身分の違う者に対する手厳しさは、到底関東人の想像を絶するように思います。
私のように、京都に34年も住むとそういうものが、やっと少しだけ乗り越えて、むしろ京都を尊敬し、好きになってはいますが、そういうことが理解できるまで、その道のりは平坦なものではないように思います。京都に入り込むためには、フランス同様、少なくとも30年以上は、ご当地に住んで京都人に交わり、京都弁を使い、修行に近いものをやらないと入りこむことは不可能でしょう。私の実感ですが、生粋の京都の人と互角に付き合えるようになったら一人前ですよ。凡人には、それほど難しくもあり、ややっこしいのです。
日本の道府県を、単純かつ大きく明るい県と暗い県に分けるとすれば、皆様もご想像のように、京都は暗いほうの筆頭でしょうし、明るい筆頭は沖縄とか九州とか高知でしょうか?気候が寒く冬も雪が降る・資源が乏しい・伝統格式を重んじる古都などのどれかの要素を持つ県民は、まあどちらかというと暗いですね。話しかけても全然話をせず、顔の表情が乏しく、仲間意識が強く、物事に裏表があります。(明るいのが良いと言っているのではありませんが)
そういう土地柄のせいでしょうか?私の京都の大手一部上場企業での体験では、社内で会社幹部からの恫喝はすさまじいものでした。同様な話は、京都の他の一流会社の場合でも、聞いたことがありますが「嘘でしょ(アンビリーバブル)」と言ったものです。今回の話も、その他金融であるアイフルの特徴的な事件という側面だけでなく、京都の企業であるいう側面もあるように思います。無論多くの京都のきちんとした企業は、恫喝なんかやっているはずはありませんが、他府県と比較すると、京都では、恫喝まがいのことをするような一部上場の一流企業が多く存在しているような気がします。また個人的な付き合いにおいても、純粋に京都の人との付き合いは、かなり難しいと思います。私の経験でも、京都で仲良くなる人は、結果的に京都以外の府県の出身の人だったということが多いのです。仲間意識というのは、歴史が長い地域ほど、よそ者を中に入れません(関係者以外立ち入り禁止)。
京都では、あっちでも人権擁護、こっちでも人権擁護と、一見「人権優良地域」のように見えるのですが、そんなに大声で町中で人権を叫ぶところを見ると「この京都市というところは人権を侵害する風土が根強く残っており、現実は駐車違反やスピード違反のように真面目に人権擁護をやる気なんか爪の垢ほどもない」ということなんでしょう。京都市は多額の金や努力を傾注しているわりに、京都の企業は社員に対して、そして信じ難いことでありますが顧客に対してまで人権侵害をする風土がある街かもしれません?生粋の京都市民は一度そういうことを疑って・もしそういうことがあれば猛反省すべきなんですが、もし風土であれば簡単には直らないのかもしれませんね。
京都の文化を知るのは大変な努力が必要です。同じ日本人だからこそかえって、理解が難しい面があります。
アメリカ人の行動や考え方を見ていると最初は格好いいとか、はっきりものを言うとか明るいとか思うのですが、よくよく付き合い観察すると、日本人には到底受け入れがたい文化の持ち主であることがわかってきます。アメリカに行って、そこらにいるアメリカ人と結婚したら多分すごくしんど思いをすると思います。日本の男とコテコテのアメリカ人の女と結婚した場合なんか想像するとゾーとします。うまく行く確率は数%でしょうね。よほど互いの文化を理解し尊重している場合でないとうまくいくわけがありません。中国人と日本人、イギリス人やフランス人と日本人だと通常のケースでは絶対にうまくいくわけがありません。
同様に京都の人の考え方はその他の日本の地方の人には非常に難解なレベルだと思います。良いとか悪いとかでなく、京都には、人種的・地理的・歴史的に「イジメの文化」「排他的文化」があるような気がしています。34年も東京を離れ一人で暮らして来た私は現在は京都の文化・生活・生き方が好きです。厳しさ、きっちりした人間を育てる濃い文化のルーツがあるような気がするからです。
京都の文化は、非常に味わい深い、優れたものであるのですが、お話をまた、京都の悪い面に戻します。
私の京都の一流企業での経験がありますが、日本の先端的な会社でも、当時私を含め年齢が上がってくると「死ね」「首つれ」「辞表もってこい」「そのあげくは仕事をほす」「一方的に退職させてしまう」なんてことをやられたのです。ある日突然、「1週間でやめろ」と言われた時全く信じられませんでした。辞めさせられる正当な理由がないどころか、重要業務であり、私一人専任であり、十二分な業務成果もあげているにも拘わらず引継ぎ者もいない状況だったんですから。テレビや映画で見る京都の意地悪な陰湿な物語さながらの一面であることを実感しました。「死ね・首つれ」という必用な脅しの効き目がないので苦し紛れに最後の手を打ってきたというわけです。
その会社のように高収益で東証一部の一流企業でしたら普通常識的には、こういう場合、事前説明や段取りがあり、格別の配慮をして慎重に実行されるはずなんですが、そんなものは全くなく犯罪に近いものでしたね。今となってはそんな俗悪な社長や幹部のいる会社を辞めて良かったと思っていますが、まあそれに類したことは京都の他の一流企業でもあるやに聞いています。
今回の東証一部上場の高収益企業のアイフルの場合は、顧客が最大の被害者であるのですが、その前提に、会社幹部から社員への日々の壮絶な恫喝があったことが重要なポイントのようです。社員への恫喝がやられていて、それが外部へ漏れない、社員は内部告発しないで、悩み続けて会社幹部の言うとおり実行する。法律違反すること、それも暴力団や殺人や殺人未遂に近いことを無理やりやらされていたというのですから「そんなことが民主主義の日本の東証一部の大手企業にあるのか?」ということでしょうね。アイフルの社長のように恫喝をする社長というものは、表面的には誠実に振舞っていても「顧客・社員・株主の犠牲の上に自分さえ儲ければいい」という絶対にあってはならない偽経営者に堕落しているのです。
外部から見ると「そんな馬鹿な」「警察に言えばいいじゃないか」「マスコミに情報を漏らせばいいじゃないか」ということなんですが、特に京都ではそういうことは何故かやりません。
こういう恫喝の悲惨な状況に似た話は沢山あります。

①第二次大戦中日本でも天皇のため、非国民と言われないように決して戦争批判しませんでした
②北朝鮮で多くの餓死者が出ているのに、今のところ革命や暴動がおきません
③学校で相当ひどく苛められた子供が、先生や警察に訴えずに自殺しました
④親に食べ物も貰えず虐待されて衰弱死しました
⑤キリスト協会で牧師から多くの女児が性的虐待をうけていたが誰も訴えず、我慢していました
⑥暴利のヤミ金融業者から法外な利息をとられ理不尽な行為を受け続けたあげく、夫婦で自殺しました
⑦昔日本の家ではお嫁さんは、朝から晩まで働かされ、相当厳しい扱いを受けても我慢し続けました
⑧学校のクラブ活動で厳しい訓練やしごきで死んでしまいました
⑨猿の世界ではボス猿には絶対服従で、服従しないと群れから去ることを意味します
⑩村八分というのが昔の日本の農村にはありましたが暴力団まがいです
⑪暴力団では当然ですが、組を出るには指を詰められたり、相当の制裁を加えられます
⑫夫が妻や子供に信じがたいような暴力をふるい、大怪我をしても妻や子供は耐えるだけ

「なぜそんなことになるのか?」「絶対にありえない」ということが立派な企業や立場の人によって行われ、被害者は恫喝され、虐待され、つらいことに耐え、事件となって顕在化しても、当人は罪の意識もないような経営者や先生や僧侶や指導者がいるということです。特に京都の伝統・風土は超真面目なんです。その超真面目さが京都を発展させている一方で、その真面目さが嵩じて、本来超えてはならない一線を越えてしまうのでしょう。
そういう想像を絶するものは、そういうことをする本人自身の問題だけでなく、業界や土地の風土というものも原因していることを感じています。厳しい風土の業界や土地には、往々にしてそういう恫喝や人権無視の風習が、我々が知りえない所で、まだ当然のように存在しているようです。
地球環境問題が問題になっていて末期的な状況になっていますが、精神的なものの環境も民主化するどころか、益々水面下で悪化しているように思えてしかたありません。
そういう目に見えないことが土地や業界の風土としてやられるということを、一度経営者や指導者は、一斉に点検し反省しないと、またまたこういう事件が次々に表面化することになりかねません。そういうことのないように是非見直しをして下さい。今回の業務停止命令を喰らったことの張本人であるアイフルの幹部の記者会見でも、ヌケヌケと顧客恫喝や社内恫喝に初めて気づいたような謝り方に、非常におかしな感じ・異常な感じを抱いたのは私だけだったでしょうか?最近あったどこかのビジネスホテルの事件と一脈通じるものがあります。盗人猛々しいとはこういうことでしょうか?
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22.人生バランスが大事、直すというより正常なバランスに戻すべき

2006-04-15 21:44:25 | 人生
我々は当り前のように思っているのですが、女男・上下・右左・大小・押す引く・愛憎・戦争平和・善悪・・・・・・・あらゆる物事は、対(ツイ)になっています。こういうことは、よくよく考えてみると、不思議といえば不思議であり、実にうまくできていると、改めて関心するものです。単純に考えますと、物事というのは、そのバランスが保たれていることが健全である証拠になるというわけです。片方にもし偏ったら、確実かつ適切に元に戻すように是正すれば良いだけのことなんです。偏るのは、ものの常ですから、それ自体が悪いというのではなく、偏ったら元に戻すことが大切なんです。自動制御システムとでも言いましょうか。ところが機械でもこの自動制御が組み込まれていない場合は、故障や不良が多発します。最近の機械はマイコンや全般的な技術が向上したために無人で何時間も停止せず、不良も作らないものが当り前になっているのです。しかし一方人間社会というか人間は、多くのトラブルと多くの不良を垂れ流す今日この頃です。機械やロボットの進歩と反比例して、人間や人間社会は、バランス感覚が弱体化し、急速に堕落しているのです。
戦争があり平和がある、病気があって健康がある。金持ちがあって貧乏がある、手遅れになってバランスが大きく崩れると、大きな困難や崩壊につながるものです。神様の自動制御システムによって、バランスを失えば警報が鳴ったり、ストップしたり、元に戻そうとする力が働くようになっているのです。
バランスを崩した時に、神様の意思や自然のフィードバックや自動制御が働かないような場合があると、バランスをとるきっかけをつかむことができないわけですから、そういうことは恐ろしいことですね。更に現代は、あちこちで警報が鳴りっぱなしなのに何もしないでいるという最悪の状況・末期的な状況なんです。機械に例えると警報が鳴りっぱなしなのに、おかまいなしに生産を続けているというわけですから、結果は不良の山になるというわけです。
ごみが落ちていても誰も拾わないように、暴力に遭っている人をみても誰も助けないように、未成年者がタバコを吸っても注意しないように・・・・・・・・・・。
ガスが漏れています。自動的に警報機が鳴る又は自動的にガスコンロが停止するというものが最近は多いですが、ガスが漏れても漏れっぱなしという場合、恐ろしいことですが、結果は明らかです。中毒から死に至ります。
現代や現代人の落ちいる落とし穴も存外そういうことにあるように思います。
最近、世の中にいろいろな問題が起きています。ほとんど毎日・毎時間です。

①凶悪事件
②役人の汚職
③役人の税金の搾取・無駄使い(詐欺横領の犯罪です)
④企業の不祥事
⑤子供の殺害・幼児虐待・家庭内暴力
⑥先生の性的犯罪
⑦放火
⑧俺俺詐欺・振り込め詐欺
⑨テロ・紛争
⑩ニート・フリーター
⑪引き篭もり
⑫自殺・・・・・

そういう現象がこれでもかこれでもかと新聞やTVを賑わします。新聞やTVは、そういう事件の大安売り・大劇場と化しているのです。もう絶望的な限界をはるかに大きく超えています。

そういう現象が現れているということ自体は、ある意味健全なんです。原因があれば結果が出る「結果や現象から原因を分析し適時・適切な手を打つ」というのが自然の法則・原理・原則です。
この場合大事なことを改めて整理してみますと、

①原因をきちんと分析する
②原因にきちんと手を打つ
③その手の結果を検証する
④その手が適切であればそれを維持する
⑤その手が不適切な場合は是正する

ことができていれば、その社会や企業や個人は極めて健全なんです。どんな困難なこともこういうことさえきちんとやっていれば安心なんです。悪い現象によって打ちのめされ、是正せず、放ったらかしにしてしまうことは最悪です。

しかしもっと困ることがあります。そういう現象や警報が鳴らない場合です。
物質や肉体以外の目に見えない、精神的な領域、人間の本質的なこと、人間そのものに関する場合には、現象や警報が鳴らない、鳴ってもかなり遅いことがあります。
人間は真面目に生きる人にも、そうでない人にも、「お前さんはまずいよ」「お前さんは危険だよ」という警報はそう簡単には鳴らないのです。だから人間はついつい問題意識を持つことなく、悪い人は悪いなりのまま、又はどんどん悪くなって、一生を生きながらえてしまうのです。バランスをとるきっかけを失ってそのままずるずるというやつですね。
タイムリーかつ明確に警報が鳴りませんから、警報は自分で鳴らさないといけないのです。そのために厳しい先輩・厳しい修行・厳しい暮らしをしないといけないのです。そうすることで、そういう人にも警報が聞こえてくるようになるのです。
やさしい先輩・困難を避け・安易な暮らし・自堕落な暮らしをしている人には、警報アラームが聞こえませんから、益々いい加減な仕事・いい加減な先輩・いい加減な惰性の暮らしに浸っていくのです。こういう人は、問題解決や精神的な成長がありませんから、永遠に本物の幸せがやってきません。

■問題があると普通は何らかの警報がなります
■警報が鳴ったらすぐに行動すればよいのです
■しかし警報が鳴らないものがあります
■鳴らない場合は、警報を聞くように自分なりの努力が必要です
■それによって見えないものが見えてきて、適切な手を打つことができます
■もしそういう努力をしない人は、本物の満足も安楽も幸福も味わうことはないのです
■死ぬ時に、くだらない人生を振り返って、大きな後悔をすることになる

バランスをとると一口に言っても、バランスをとろうとするあまり冷静さを失い、むしろ更にバランスを崩してしまうことも多いのです。病気になった、栄養のあるもの食べて暖かいフトンでゆっくり2日ほど寝ればよいにですが、バランスのとり方を間違えると薬・注射に頼ることになるのです。本当のバランスでなく誤魔化しのバランスとりになってしまっているのです。病気を直そうとするのでなく、基本的なバランスを正常に回復するという感覚を身につけることが大事です。
ノイローゼになる躁鬱になる人が増えているのだそうです。躁鬱病というとあたかも最悪のように考える人が多いのですが、案外そうでもないのです。躁鬱になったのには原因があるのです。また躁鬱になることは、発熱と同じように、人を保護する働きもあるのです。病気になると熱が出ます。熱が出るのは、病源菌と戦っている証拠なんです。だから徒に熱を下げるのではなくそのまま安静に寝ることが、確実に直す早道なんです。躁鬱の症状もできればそのまま躁鬱を受け入れてしまったほうが良いのだそうです。元気がなくなったら、当分元気を失なったままにしておけばよいのです。下手に元気を出そうとあせることは、直るものも直らなくなってしまうらしいのです。「躁鬱になったら、躁鬱になってしまえ」というのだそうです。下手に早く逃げ出そうとすると、かえってバランスを崩してしまうようです。
周囲の人がびっくり仰天して、下手に直そうとあせるのは最悪です。全て自然の摂理・自然の成り行きにまかせるべきなんです。問題というのはかなり最悪の場合は、むしろ何もせず、任したほうがいいこともあるらしいのです。なだれに巻き込まれる、強い潮に流される、海で溺れそうになるなんていう場合も、状況が最悪であるほど、とりあえずあまり、もがかないほうが良いのだそうです。
「がんばろうとして」それが果たせずに疲れ切って精神が錯乱しているのですから、更にがんばり躁鬱から抜け出そうとあせるのはバランスをとるにでなく更にバランスを崩すことになるのです。

まあバランスをとるとかキッカケをつかむというのは、案外むずかしいもののようですが、まあいろいろの問題に遭遇したら、又は一見問題がないように見える場合でも、冷静に「どうしたらバランスがとれるのか?」「どのようにバランスをとるべきか?」と考えることが大事なようです。
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21.ニートはけしからんのか?①美田を残すな②結果に手を打つな③もっと真摯に反省しよう

2006-04-06 19:19:11 | 文化
昔、今ほど豊かでない時代においてさえも「子孫に美田を残すな」という考え方が代々受け継がれてきたようです。
貧しい時代でさえも、金や財産を多額に残すことは結果的に子供を駄目にすることがわかっていたようです。
現代においては、社会そのものがとてつもなく豊かになっているわけですから、個人的にも、社会的にも次世代に膨大な美田(働く意欲をなくす元)を残す結果になっているのです。しかもその美田(意欲をなくす元)の多さ大きさは昔の比ではありません。
ここ10年くらいで、ニートやフリーターなどという昔の私達には想像を絶する若者がボウフラのように出現しているようです。そこでニートやフリーターを無くす対策などというものが政治の場でも真剣に考えられているのです。「ニートやフリーターを支援する対策」なんておかしなもの怪しげなものがやられつつあるようです。「美田を残してやったからこうなった」という原因からすると、対策は美田をとりあげることなはずなんですが、更に美田を与えようとしているというわけです。
現代の病巣というのは、このニートやフリーター問題同様に、原因分析し、根本解決しようとせずに、解決困難そうだから、カンフル注射でも何でも症状さえ治れば何でもいいから、結果そのものに手を打ってしまえというやり方です。

■例えば風邪を引きました。原因は過労です。だったら栄養とって2日くらい寝て下さい。のはずですが、
⇒原因なんかどうでもよい。休むなんてけしからん。薬だ・注射だ・早く直して仕事せいというようになってしまうのです。

こういうことが、ごく稀なことであればまだしも、こういうやり方(結果に手を打つやり方)は増える一方で、かえって、ますます状況を悪化させているのです。
昭和・第二次大戦以前の昔は問題に対して次の四通りのいづれかの対応がなされてきました。

①オーソドックスかつ真摯に原因に手を打つ
②原因に手を打たないが、とにかく事態をご破算にし元に戻る
③はやり病や自然災害、飢饉などによって否応なしに、事態が元にもどった
④あれこれせずに事態をそのまま放置しておく、自然に戻るか・崩壊させる、崩壊したら一から出直す

※昔も結果に手を打つというやりかたはあるにはありましたが、その結果は長続きせず、うまくいかなかったようです。昔は、ほとんどが自浄作用・循環作用・淘汰作用等が機能していたんです。

現代は、上記の4つの方法ではなく、技術進歩・経済発展によって、かなり難しいことでも人工的に対応することが可能になったために、問題は一見解決されているように見えて益々悪化し深刻化していくようになっているのです。俗に言う「屋根の上に屋根を葺く」「そのまた上に屋根を葺く」なんです。
よく言う「先送り・つけ廻し」というやつです。病気なんですが、注射・薬でその場をしのぐというやり方です。子孫に美田だけでなく、その上に汚田までも残し、崩壊に導くことは避けられない状況なんです。

ニートやフリーター問題もその根本原因である「豊かになり過ぎた社会の是正」を先送りして、「ニートやフリーター支援対策法」みたいなもので税金と手間かけて応急処置されていくのです。
こういう履き違いのことを、かなりの有識者という人が平然と言い、やらせているのですから実を言うと、事態は更に深刻です。

■現代社会とは『いかに根本原因を解決しないで、問題を処理するか文明』『根本対策先送り文明』と化しているんです。

年金問題・高齢化問題・環境問題等、どれも根本対策は皆無で暫定対策・応急処置ばかりです。

例えば
地球温暖化を例にあげると、

・原因は化石燃料の使い過ぎです
・対策は化石燃料の使用を半減することです(半減でも物足りないのですが)
・世界的に法律を作り一律半減をすることです

こういうのが合理的かつ唯一最善の対策なはずなんです。小学生でもわかること、いや小学生のほうがわかることなんです。ところが学者や頭でっかちの政治家はいろいろ考えます。経済が縮小し世界経済が大混乱する・一律だと後進国家が反対する・そんなことは一般市民が許すわけがない・・・・・・・と次々に言い訳をまず最初に考えるのです。

経営コンサルタントをやっていて、素晴らしい提案でも、それがすんなり企業様に受け入れられることは、あまりありません。ほとんどの会社で「先生そんなことはできません」なんです。すぐにできることなんか経営コンサルタントに相談するな。あなた方ができんというから経営コンサルタントが厳しいことを言っているのですが。「先生やりましょう・やりとげます」こういう会社だけが有望なんですが滅多にいませんね。

■『薬・注射に頼る文明・お金・技術に頼る文明』なんです。
こんなことは永遠に続くはずもありませんから、あと長くても50年いかないうちに地球は100%崩壊します。「いやそんなことはないはずですよ」と言われるのですか?「貴方は大きな勘違いをしています」「貴方の考えは甘いです」。真っ正直に原因に手を打たない場合100%いつか破綻するんです。ねずみ講というのがあります。あれがその典型です。あれは誤魔化しから出発し、誤魔化し続ける方式なんです。誤魔化しが継続できなくたった時点で、100%いつか確実に崩壊の時期が来るんです。それが早く来るか・遅く来るかのほんの少しの違いしかないのです。

ニートやフリーター問題に対して、「お前さん達は、けしからん」「真面目に働け」というのは

風邪をひいたことに例えると、「休むなんてけしからん、お前の評価を落とすぞ」「薬か注射打って会社に出て来い」
■(ニートやフリーター=悪)(風邪で休む=悪)という認識こそが世界を崩壊させる元なんです。ニートやフリーター、風邪で休むことそのものが良い悪いではないんです、それらは症状なんです。
ニートやフリーターも風邪も何らかの原因から生じてきた結果なんです。ニートやフリーター現象は、社会への警鐘なんです。風邪は貴方の身体への警鐘なんです。下手すると肺炎で重病になったり、死ぬこともありえるんです。

ニートやフリーターをいかに働かすか、環境問題でもエネルギー消費を減らすことなくむしろまだまだどんどんエネルギーを使っても地球温暖化にならないようにするにはどうしたら良いか。そんな虫がいい目先のことばかりを考えるんです。空調使うのやめよう・公共交通機関を利用しよう、間接照明から直接照明に変えよう、食べ物残さないようにしよう・・・・・と原因に手を打つべきなんです。働く・経済至上主義・進歩発展主義・物質主義の大幅な是正を今、勇気をもってやらないと、もう20~30年くらいしか持たないのです。
多分あと10~20年すると、私の言うことの正しさがわかってくると思います。(今わかってもらえないと手遅れなんですが)

「ニートやフリーター=悪」これら問題の若者をどうしようではなく、むしろ「こういう若者を生む社会」をどうしようでなければいけないのです。解決しやすい簡単なほうを選んではいけないのです。こういう解決のやり方を「生贄を捧げる」と言うんです。自分達がさんざやってる悪業を、自分たちのせいでなく生贄に背負わすのです。今はそれでなくてもこういう悪化現象が次々に毎日のように登場し、ひどくなっていきます。もし、ニートやフリーターをゼロにできたとしても、問題は何も解決していないのです。少子化についても同様ですが、安易に増やそうという対策を考えてしまうのです。そんな安易な対策では、本質的なことは何一つ解決されないことがわからないことが不思議でたまりません。
ところで、もし今、昔の人が現代人の生き方を見たとしたら、彼等は「こいつらとんでもいない堕落者達だ、どうにかしないといけない」と思うに違いないのです。現代人としては「どうだ、すごいだろう」ということなんでしょうが、我々がニートやフリーターに抱くもの以上に異常に感じることでしょうね。ニートやフリーターは、大きな病巣の単なる症状の一つに過ぎないのです。しかし根本治療をせずに、病状は悪化しつつ、時間だけが徒に経っていくのです。
そろそろ自由主義(勝手放題・やり放題公認)に代わる新しい社会のシステムを考えるべき時期にきているんです。社会がまだなんとか持ちこたえている内に、ノアの箱舟の設計と建造を開始しないといけなんです。人類の歴史総決算みたいなことを考え・実施するべき時期にきているんです。少子化なんてのも、金も時間もやるから子供を生んでくれという、その場しのぎの対策で誤魔化してはならないのです。

社会はいかにあるべきかを根本から考え直す時期に来ているんです。そういうと場合の基本理念は「子孫に美田を残すな」質実剛健の気風ではないかと私は思っています。

■改革とは、

①非常に大きな痛み(激痛)を伴う
②基本を根本から変える
③きっぱりと現状否定する

なんですが、これらを皆避けているとすれば一見改革に見えることも、本質的には改革なんかとは言えるようなものではないのです。
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20.インターネットで情報漏えいを防止する素人の私なりの対処法

2006-04-01 10:36:27 | 暮らし
最近は日本でも安全は、タダではなくなっています。
最近インターネットやっていて、ウイニーやその他のウイルスによってパソコンの中身をごっそり盗まれるというようなことがあるそうです。一度ウイルスの被害にあった方は、その重大性を認識しておられますし、素人は素人なりに、考えられる防衛処置を施しておられることでしょう。
ところが実態は、最近の多くの被害者がプロや機密漏洩が最重要であるような会社や組織なのには吃驚します。例えば自衛隊・警察・議員・原発・裁判所・・・・。
いろいろな防衛方法があるようですし、組織の規模やコンピューターの利用形態なんどによって防衛方法は様々なんでしょう。しかし私は素人ですし、パソコンは数台、利用も個人的な使用状況ですし、専門的な知識がないので、金のかかる方法や専門的なものでなく、素人なりにやっていることを紹介します。
もしかしてこれでも不十分かもしれませんが。いたって原始的・アナログ的な発想ですが、私なりに努力しているつもりです。
ところで、注意すべきことは、ウイルスは既存のものだけでなく新種のものがいつ何時現われるかもしれないということを認識しておかないといけません。家の場合も新手の進入方法が次々に出てくるのと似ています。

しかしだからといって、機密情報が漏洩したり、怖いからインターネットを使わないのではなくて、家と同様に鍵かけたり、警報機を鳴らしたり、ガラスを強化したり、監視カメラをつけるためにお金をかけるのと同じことだと考えています。家の場合同様に、面倒で少しはお金がかかりますが、難しい方法より安く確実な方法がいいように思います。

■村上和隆(経営コンサルタント業)式対処法
①パソコンは4台に分けて利用する
※一般的に、いろいろな意味で、少なくとも2台は必要だと思います(1台は危険です)
 1) 1号機はインターネットと業務処理、ファイル保存は外部媒体
 2) 2号機はインターネットの銀行や株式や買い物専用
   (銀行取引は慎重に、必要なければ止める)
 3) 3号機はモバイルでお客様訪問時外部で使用
 4) 4号機はモバイルでいざという場合の予備機かつ社内セミナなど専用に使用
   ※1号機と2号機は机の左右に2台設置し、同時に2画面を利用しています。  
②ファイルの保存はパソコン内にはしない、外付けハードデイスク・正規とバックアップ2台(80GB)にする
③レンタルサーバーに契約し、そこにウイルス対策を依頼(ここだけは専門家の能力を利用する)
④1号機はインターネットと業務処理用、インターネットをやる場合は、外づけハードデイスクは取外す。
   業務処理時は、インターネットの接続を元から切断する
⑤2号機は一切の記録ファイルを保存しない、メイルもやらない
  万一業務処理に使う場合は、インターネットの接続を元から切断する
⑥3号機も、インターネットやメイルはやらない
⑦1と2号機は定期的(標準は1月毎)にシステム復元する
⑧不明のメイルは開かず即廃棄
⑨パソコンがおかしい動作をすると思った時も即システム復元する
⑩市販ソフトのウイルスソフトは使わない(個人がやることで完璧とは言いがたい、信用しすぎると大きく裏切られる可能性あり)
  どんどん新しいウイルスがある日突然現われますから、完璧には安心できません
⑪外部からの案内メイルやダイレクトメイルは、基本的に受信を止める
⑫ウイニーなどは使わない使う場合はパソコンを分ける
⑬不要や怪しげなファイル、特に外部からのものはこまめに廃棄処分する
  EXE/COM/SCR/VBRS/SHS/CHM/BATや二重拡張子のファイルが来たら、開かない・即廃棄する
⑭?
⑮?

(もし専門家の方から見てまずい点や追加すべきものがあれば、是非ご指摘下さい。よろしくお願いします。素人ができる確実な方法あったらお教え下さい)murakami@meico.org村上和隆まで

ところで会社や組織の場合には、
情報保護のためのルールを文書化し厳格に定め・徹底し・個人毎に1対1で、正式の「情報保護契約」を締結することが不可欠です。順守事項を取り決め違反した場合は「給与やボーナス減額、解雇や相当の処分をすることがある」というような罰則の取り決めが必要です。
もし、やってない企業様は、事件が起きる前、明日にでも早急におやり下さい。「うちの会社は、大丈夫ダロウ」は駄目ですよ
ウイニーソフトを勝手に使ったり、個人メイルをしたり、個人パソコンを社内に持ち込むなんてのは厳禁です。モバイルの場合パスワードを仕組んだり、重要情報で無用なファイルは入れないようにすることも必要でしょうか?
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