村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

365.たかが風邪、薬を飲んで治せばいいではなく、深く原因分析を

2014-03-23 12:25:09 | 人生
村上和隆 
   京都事務所:京都市伏見区深草出羽屋敷町23ファミール伏見B905
   滋賀支所:滋賀県高島市安曇川町長尾字上塚野1189-10
村上和隆総合支援&村上原基人生勉強会
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク
台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業⇒人生勉強会創設
いつでも気軽に人生相談や人生談義にお越し下さい滋賀人生勉強会
村上原基今日の一言    ⇒    村上爺さんのツイッター

たかが風邪、薬を買って来て、飲んで治せばいいという考えが、間違いであることを
是非、心底、深く再認識して欲しい、真剣に人生勉強する人には重要なことだ
「そんなことはわかっている」「でも、そんなことやってられない」という人が多い
何ごとも原因を分析してみることが大事だが、良い薬が手軽に買えるようになって
現代人は、分析しないで、適当に問題を応急的に処理してしまう癖がついてしまった
あってはならないが、常識・良識にまでなってしまっている、はたして、それで良いのか?

現代人は原因分析をしなくなった、今後更にひどくなって行き、能力喪失する
これ以外にも、人間は多くの大事な能力を喪失していく運命にある


その割に、他人のことについては、やたらに何だかんだと出鱈目な分析をし批判する
上司や親や先生や妻や友人のことを思いつきの原因をまくしたて、とやかく言う
あーしたらよい、ここが問題だ、きちんと原因に手を打てなんて・・・
最近はお節介にネットで意見する人も多いらしいが、自分のことには全くしない

71歳、老人の私は暇を有効活用し、腰痛や病気でも原因まで追究しようと実行している
高齢者にありがちなのは「歳とりました」とか「歳のせいですなー」で全て処理してしまう
それでは、何も解決しないどころか、状況は悪化し、結果的に歳をとってしまうというわけだ
まあ歳とると、原因が多くかつ複層し更に深刻になっていて、正確に原因を絞り難いが、
だからこそ真剣に原因追究をする習慣をつけておかないと、取り返しがつかなくなる
便利で豊なわりに、あれこれ忙しい毎日、面倒なことをやりたがらないのが現代人だ
電気や機械を使い便利になったのだから、むしろ進んで面倒なことをすべきなんだが

昔と現代の差は余裕はあるが、面倒を嫌うことであり、求めるのは楽なことだけだ
昔の人は何故こんなことが出来たのか?でなく、何故現代人は出来ないのか?である
町に溢れる高齢者よ面倒を厭わずじっくり時間をかけて名工の仕事をしようではないか?
これこそ、これからの日本の生きる最善の道だと思うのだが???

多数の経験知識豊富な高齢者(隣の人間国宝さん)に何をやらせるかは大事ですよ

最近は医者も忙しいので、とりあえず症状を直して、真の原因までは追究してくれない
それでも暇なんだから、金もあるんだから、しかも他ならぬ自分自身のことなんだから
ゆっくり問題と向き合い原因追究をしようと老人の私は考え出した
高度成長期の私の若い頃は、そんなことやる余裕も時間もなかったが、
この歳になって、やっと出来るようになったということだ

老人は若者が出来ないことを、もっとすすんでやるべきなのだ
暇だから公園で陽に当たりながらでも、是非原因追究に充てて欲しい
考える老人の脳は衰えないと言われている

症状を直すことと、原因を知って、対策することは全く別のことだ
会社勤めの頃、ミスや不良品を出しても、検査や手直しばかりしていた
検査や手直しは結果に対してであって、原因には何も手を打たれてない
品質課長が言うには「検査や手直しは嘘・誤魔化し」なんだぞ

私の経験でも、嘘・誤魔化しばかりしていると、業績はよくならない
赤字続きの製造部で今月こそは、こういうことやったから黒字になるだろうと考えていると
結果はなかなか、そうはならなかった。原因追究が不十分で、
その気になって、原因に対してしっかり手を打たなかったせいだと思っている
その後、大胆で抜本的かつ総合的な改善によって、長年の赤字はやっと解消したのだ。
やはり正しい原因に焦点を合わせて大砲や機関銃のように重点的に対策しなければならない

そう言えば、人間の人生も、現代社会のように嘘・誤魔化しばかりだ
次に最近の身近な例をあげよう

身体の不調があれば、まず近くの町医者に行き診断してもらう
そのためには医者での検査以前に、日頃の生活習慣や症状を記録しておくことだ
かかりつけの町医者から、原因に関する専門家としての意見を聴く
そして自分なりの疑問も先生にいろいろぶつけて更にいろいろ相談する
町医者でないと、なかなかゆっくり相談してもらえないし
町医者でないと顔を知られることもない、大病院では単なる患者様でしかない
設備も技術も多くないから、町医者は患者数が少ないことがむしろメリットだ

多くの人は安易に大病院ばかり行くが、今も今後も、ゆっくり相談できる所ではない
そう言えばこの進歩した社会だというのに、ゆっくり相談する場所が少ない
検査と薬や注射や手術だけで会話がほとんどない、会話しても面倒臭そうで
適当にあしらわれてしまう。高額設備が多い大病院は、会話では儲からない
自分の身体のことは完全に医者まかせ、医者も無責任で患者は物体に過ぎない

最初、まず近くの町医者の梯子をやると良い、そして気に入った町医者を見つけると良い
そうするとその医者がゆっくり相談してくれるか、原因追究に協力的か
、能力が高いか、検査設備は高いか、会話に乗ってくれるか・・・がわかって来る
そして町医者を選定する、長く、せいぜい気軽に通って仲良くなることだ
相談がたっぷりできない町医者がいれば、全くの無用・無駄な存在だと断言してよい
町医者には本を持って行き、何時間でもゆっくり待つのが望ましいと私は考えている

そして、自分も良き優れた患者になるべきだ、私が来たら医者が喜ぶような
患者になるべきだ、例え病気のことでも、楽しい勉強や会話にしてしまう
専門家を師と仰ぎ、尊敬し、深く謙虚に問題について相談に乗ってもらう
問題を解決すること⇒原因を追究すること⇒専門家を利用し対話する

私の経営コンサルタントの経験でもコンサルタントの資質も大事だが
会社側との聞き込みや会話が大事だ、性急に自分勝手な結論を押し付けてはならない
じっくりと対話することで、医者の診断のように、原因までがはっきり見えてくる
日本人は、世界一相談下手だし、相談の聞き下手なのだ

最近は血液検査でかなりわかるので、初期の診察であれば町医者のほうが良い
町医者と言うが、できれば最低限の最新設備も備えていれば更に良い
例えば内科であれば超音波・内視鏡などである
高度な検査だけを大病院でやって来るなんてのもあるから、利用すべきである
また最新の医療技術にも精通する勉強している医者も望ましい
学会なんかも頻繁に参加する先生は臨時休業も多いが我慢しよう
検査や診察を受け、いろいろ話しているうちに先生のレベルも分かって来るものだ

現代はいろいろな問題が発生する
高齢化・少子化・家族崩壊・自殺・鬱病・礼儀・言葉使い・ゲーム漬け
インターネット依存・引き篭もり・低収入・生活保護世帯・麻薬・・・・
その他巨大地震や巨大災害・国家の借金・年金の目減り・公共料金値上げ・・
そういう問題の
解決にあたって症状自身を早く何とかしてしまおうという姿勢は顕著である
政治家も国民も何しろ早くしたいのである、問題の根本原因はどうでも良いし
原因追究には人や金や時間がかかるのでやりたがらない
やる場合は、最も大事な原因分析を、怪しき無責任な会社に委託してしまう

風邪をひいた場合のように、会社を休めないから、風邪の症状だけでも早く直したい
原因を明らかにして、原因に手を打たないと危険なのだが、とにかく急ぐのである
まあ急ぐことは百歩譲って、風邪が治ってからでもいいから原因追究はやっておくべきだ
でも、いざ風邪の症状が直れば、原因追究なんかおかしくてやってられないのだ

人生問題を複雑で深めてしてしまうのは、原因分析せずに嘘・誤魔化しで解決してしまうから

・原因追究して原因に的確な手を打つ=正しい人生勉強
・原因追究せず症状自身を誤魔化し解消してしまう=嘘・誤魔化し

しかし
原因追究というのは知識のない人や経験の浅い人や若い人にとってはかなり困難だ
本を読む、教育を受ける、偉い人の講演を聴く、先輩の経験談を聞く・・・・
どうしよもない場合は身体の病気同様に、頼りになる人に診察や相談をすることだ

更に自分自身の原因追究となると、なかなか素人では難しいし、むしろ誤った原因
に決めつけてしまうこともあり、かえって問題を大きく深刻にする場合もあるから要注意である
でも、そうだから、原因は考えずに結果に応急処置だけというのは問題の先送りや
問題の長期化をもたらす元になる
出来れば、その道の専門家に尋ねる・協力を求めるのが最善の方法だと思う
せいぜいお金を出しても、コンサルタントや相談者を活用下さい
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364.無用・無駄な欲望を捨てよ、重いだけの荷物を沢山背負って人生を行くな

2014-03-16 07:07:40 | 人生
村上和隆 
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人間であるために、自分であるために、日本人であるために、男であるために・・・・・
真実が観えなくなっている、真剣に観ようとしていない、観えていると思いこんでいる、
しかし目が曇っている、歪んでいる、詰込むな・捨ててみよ・無色透明・空白にしてみよ・孤独に置いてみよ、じーっと静かにしていろ
相変わらず生きる姿勢を変えず、曇った歪んだ目で観てい続けても何の価値もない
むしろ年齢とともに曇り、歪み、問題は更にこんがらがり、苦も悩みも益々深まって行くだけ

①人は元来、無一物でこの世に生まれる(本来無一物)
②俗世間に出て、嘘・誤魔化しにまみれる
③歳月とともに望んで多くの無用な重荷を背負う(一生如背負重荷)
 溜まれば溜まるほど、むしろどんどん欲しがる
④財・富・権力・名声を蓄え、有頂天になる
⑤自分は世界一成功者・幸せ者と思い込み、誇示する

⑥他方、財・富・権力を蓄えられない人も多い
⑦他人を妬み、自分を不幸な者と悩み、苦しむ日々

⑧しかしどちらも、やがて知力・体力が落ち始める
⑨確実に財・富・権力も色褪せ、空虚な人生を振返る
⑩財・権力を誇った者も、すっかり老いて床に臥す日々

⑪貧乏で力のない者は、むしろ失うものはあまりない
 失うものの量は多くても、碌なものはない
⑫そうなのだ、どちらにしろ最後は無に戻っていくのだ
⑬人は生まれたときも、老いたときも公平だった(人皆公平)

⑭人の一生を財・富・権力の高で誇り・憂うことはない
⑮無駄・無用なものを背負って一生を暮すのは愚かだ
⑯多くの無駄を手にすれば、失うのもつらくなる
⑰無駄なものを手にしない者は、失うつらさも少ない

⑱なんのことはない、一生無で生きるほうがましだ
⑲財・富・権力を蓄えた者を羨むべきでもない
⑳そういう人こそ憐れむべき人であることを知るべし

無駄なこと・無駄を好むこと、無駄にまみれること
嘘・誤魔化しや無駄は、所詮、無駄・無益に過ぎない
金も権力も地位も部屋も押入れも少ない・狭いのが良い

自分が日々得ようとしているもの、
例えば幸福になりたいとか、あれが欲しい、これが欲しい
そういう欲は尽きない、得ればまた欲しくなる
よくよく考えればそういうものは皆無駄・無用なものに過ぎない

部屋に溜まっていく無用無駄な物と同じだ

しかし人間は財・富・権力を蓄えたがる、
そんなものを沢山蓄え、必死に失うまいと懸命になる愚かしい人生

他方そうでなれなかった人は、財・富・権力を蓄えた者を羨むのだ、
実に愚かしい

若者はいたしかたないとして
60歳も過ぎた高齢者が相変わらず無用な重い荷物を背負たまま、
苦しんで足掻いている姿はなんともおぞましいかぎりだ

長年無制限に取り込み、害毒にさえなっていたものを
一挙に取り除いてしまえば、ある意味物凄いこと
害毒が半端ないほど劣悪なのに捨てようとせず、むしろ更にため込む
取り込むことが悪いことだという認識が完全に欠如・欠落している
取り込むことがすごく良いことだという認識で凝り固まっている

まさしく最近見受けるごみ屋敷そのものである
ごみは溜まるほど、捨てようとはせず、むしろ更にため込もうとする
傍から見たら馬鹿馬鹿しいが、ごみ集めている本人は至って真剣だ

完全に増え過ぎた害毒を捨てるということの経験がないから
頭から、やろうともしないし、その効果を全く信じられないのだ
多分大多数の人間がその感動を知ることがなく死んで行くのである
たかが捨てる、されど捨てる、捨てられない人間がそれをやるかどうか?

まあ騙されたと思って思い切り捨て去ってみなはれ
しかし
捨て切ることは、普通、並の人間には一生かかっても、まず出来ないし、
万一無理して出来たとしても、むしろ混乱してしまう可能性もある
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363.歳をとったらエイヤーとバッサリ無用なものを切り捨てるべし

2014-03-10 14:03:21 | 人生
村上和隆 
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2月で71歳になりました
若い頃から懸命に持ちこたえようと抗って来たことが、歳をとるとともに
老いたせいもあって、自然と捨てざるを得ない状況になることが増えてきた

「断捨離しよう」とか格別意識せず、あっさりと捨てざるを得ないようになる
暇についても言えることだが、暇を潰そうと一生懸命戦う気力や体力も失せて
暇でも、暇を避けようとせず、暇をゆったり味わうことができるようになった
老化と言えば老化だが、さほどの抵抗もなく捨てられるようになってきた
あれだけ捨てられなかったことが歳とったおかげか、あっさり捨てられる

我楽多で溢れた我が部屋も、やっと今になってエイヤーと物を捨て始めた
長年貯めこみ、使われず、捨てられなかったものが、やっと捨てられ始めた
こういう捨てる能力≪捨力≫は老人の素晴らしく大きな強みかもしれない
体力や気力が失せ、欲も減り、容易に捨てられ、やがて捨てるものがなくなる
死ぬ間際迄大きな荷物を背負った舌切り雀の婆さんみたいなのは、何とも醜態だ
大きな荷物持っていては、早く歩けない、しんどい、腰痛になる、何も出来ない

人間は幸福を求める、しかし一つ幸福を手に入れると、少しの間は満足するが
あっさり幸福感が消え失せてしまい、すぐに新たな幸福を求め始める
子供が次々におもちゃを欲しがるようなもので、再現なく幸福を求める
即ち幸福を手に入れても幸福になるどころか、更に再現なく幸福を求め続ける
幸福になるどころか、皮肉にも永遠に、不幸であり続けるということになる
手に入れた多くの幸福(おもちゃ)は、一体どうなったのだ?⇒溜まって行く
まさに汚泥・ヘドロのように厚く溜まっていき臭い臭いを発する

部屋に沢山溜まった我楽多、当初だけ使うが、やがて見向きもされず放置され
使わないのに、捨もしないまま、増え続けて邪魔になるほど部屋に溢れかえる
私が思うのだが、結局手に入れた物は全て無用だったのだ

そんなものより毎日必要で頻繁に使っているものがあるはずだ、
それは華々しくはない、日常的な、ごく当たり前のものだ
例えば、包丁や鍋や皿や箸やハサミや椅子机・石鹸・靴・・・・などだ
それこそが本来自分が求めているもので、すでに幸福は手元に十分あったということだ
それらには目もくれず、もっと別の新たな幸福が欲しいと子供のように考えているが、
いざ手に入るとそれは大して必要なものでなく、求めるものでもなかった

まあ悟った人に言わせれば、
「幸福はすでに沢山手元にある、だから現状のままで十分幸福だと思うべきで、
別の新たな幸福なんか求める必要はない」無駄だということだ
「無用な物は捨ててしまえ、無用なものを求める心自身も捨ててしまえ」
ということになる

実際、エイヤーと捨ててみると、今まで無かった新たな心境が忽然と浮かび出てくる
ミニ悟りである
とりあえず思い切って捨ててみれば、そういう心境がわかるから、まずはやってみることだ
そういう心境を得ようと思って、捨てたわけではないのに、勝手に向うからやって来る
「早く捨てるべきものは、捨てたほうがいいんだ」ということがやっと理解できる
エイヤーと捨てるだけだから、なんとも有難いことなのだ、でもこれが案外難しい

未練たらしく捨てないということは、大人・老人になり切れていないということ
「捨てよ・捨てよ、捨てきってしまえ!」「お前自身も、捨てられようとしているのだ」
「お前が先に捨てられてしまうぞ」

人間はともすると、捨てる=負け・後退、/ 得る=価値・前進と考えがちである
これこそ大きな間違いの元である、そもそも人間が駄目になるのは無駄・無用なことを多く貯め込んだからだ
人間が浅はかな考えでやったことで固まっているのだ、もっと自然や神仏に根差したものに置き換えねばならない
そのためにはまず、初めにとにかく捨てまくることだ、家にたまった我楽多の事を思い出してほしい
一生懸命得ようとするより、ズバーと捨てるほうがずーっと大事だった、効果的だったなんて?

孔子の言うように年齢によって、人間は区切りをつけて、階段を一歩づつ登り成長して行く
年齢相応にけじめ・区切を付けられない人間は、駄目人間のままだということだ

子の曰く、吾れ
 十有五にして学に志す。
 三十にして立つ。
 四十にして惑わず。
 五十にして天命を知る。
 六十にして耳順がう。
 七十にして心の欲する所に従って、 矩を踰えず。

これを見る限り、多分40から始め60歳頃から本格的に捨て出すんでしょうね
「老人の大事な仕事の一つは、捨てることだ」と考えてもよいのだろう
捨てられない老人は自分が捨てられる

所謂、「断捨離」
あまり構えて必死な形相で断捨離というと、かえって出来ないかもしれないが
簡単なことで、肩の力抜いて、捨てる決断をし、実行さえすればいい
すなわちエイヤーが断捨離の極意というわけである
常に「捨てる」「捨てたい」と念じることも良いかもしれない⇒でもなかなか捨てられない自分がいる

捨てる必要がないのが一番良いが、人間は若い時にしこたま、あれこれ無用なものを手に入れてしまう
無用・無駄なものは単に邪魔になるだけでなく、とんでもない大きな悪さをしてしまうのだ
禅僧の修業なんてのも、精神的に捨てるために、すっきりした自然な自分を取り戻すために費やされる

若者・青年・壮年と老人とは全く違う次元の生き方をするものだが
なぜか最近は「えー72歳ですか、お若い」なんて言われることを嬉しがる

「自分は若い」を捨てきれない、「若い=幼い・未熟」ということ
高齢化なのに、高齢化してない、見かけは高齢化/中味は幼児化
昔より20も30も寿命が伸びているのに、何一つ捨てられず幼児のまま歳だけとっている

そうではない、むしろ72歳ですかと、老いていることを尊敬するのが本来だ
高齢者を尊敬すること、逆に言えば尊敬される老人になるということだ

キーワードが、幼児さ青臭さを捨てきる=断捨離=エイヤーではなかろうか

「もっとバッサリ捨てたら、かえって、もっとすごい人になるのに」と思う人は多い
生け花で枝を切り落とす、そうでなかったら生け花にハサミはいらない
むしろノリや釘が必要になるが無論そんなものは使わない
どうぞハサミを手に持ってばっさばっさと無用な枝を切り落として下さい

老人なのに、老人になっても、なおつまらんことに拘り、無駄なことをやり続ける
①やたらに無理なスポーツをする、年寄りの冷や水
②自説を曲げない、相変わらず頑固、気難しさ
③男子、厨房に入るべからず、家事は一切奥様まかせ
④やたらに理屈が多い・何だかんだと相手を打ち負かそうとする
⑤サラリーマン時代の生活習慣を変えない
⑥自分勝手・利己的・自己中心
⑦使わない本や書類や道具などを整理しない
⑧背広・ネクタイ・通勤用の靴などを捨てない
⑨買い物や料理は奥様まかせ手伝いはしないお荷物
⑩会話・対話の少なさ、だんまり
⑪生まれ持った困った性格・悪習慣
⑫妻や家族への気配りのなさ
最近の日本の会社もかなり思い切った断捨離をしている
長年無用・無駄な事業を抱えたまま、なんとかしようと足掻いてきたのだ
もっと早く切り捨てる決断をすべきだったのだが、切り捨てるということが案外できない
株式投資でも最も難しいのは「損切り」なのだ、ついつい手遅れになって膨大な損になってしまう
最悪、個人破産や自殺なんかになってしまう。例外ではない、案外多いのだ
競馬・競輪・喫煙・大酒飲み・麻薬患者なんてのも同じで、絶対に捨てられない
長年多額な投資をしてやってきた事業を思い切って切り捨てる
少しでも「もったいない」なんて言って下手に頑張っていると会社全体が倒産しかねない

会社でもそんなもんだ、是非老人の皆さま必要なものだけ残し無用なものは
ばっさり、エイヤーと早目に切り捨ててしまって下さい
秋の草木のように少しづつ紅葉し、葉を落とし、やがて葉は全部落としてしまう
ある歳になったら、少しづつ断捨離をして行き、一番大事なものを残すべきだ
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362.暇は敵ではない、人格者の友人である

2014-03-05 08:09:53 | 暮らし
村上和隆 
   京都事務所:京都市伏見区深草出羽屋敷町23ファミール伏見B905
   滋賀支所:滋賀県高島市安曇川町長尾字上塚野1189-10
村上和隆総合支援&村上原基人生勉強会
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「やれ忙しい、やれ多忙」と言いながら歳月はつるべ落としに過ぎていく
新興の元気な若手企業経営者も「毎日すごく忙しい」と自慢氣に言う
現代人は、多忙が良いこと、暇とは戦おう・争おうとする傾向が強い

ゲーム・スマホ・居酒屋・・・等々、無駄な暇つぶし企業も元気だ
暇をじっくり味わう企業なんてのは、案外あまりはやらない
本来は東京~京都はゆったり鈍行で行き暇を味わうほうが良いのだが
そんなことは嫌がられる、新幹線で2時間20分、暇を味わうなんて余裕はない

特にせわしない都会の現代人にとって
暇は敵なのだ、暇は嫌われたり、喧嘩相手なのだ
暇は余計なもの、減らすべきもの、無価値なもの、つらいもの、・・・
サラリーマン言わく「暇が欲しい」てのは嘘だろう、訳わからんやー

忙しいことは、良いことかもしれない、しかしそれは程度問題であるし
暇を相対して、正反対なもの、相容れないものと思うのは大間違いだ
忙し過ぎることは、ますます心を蝕み、疲労させ、病ませてしまう
何ごとも過ぎたるは及ばざるが如しなんだが、すさまじい性急癖だ
「小人閑居して不善をなす」というのは暇の否定でないと思っている
私は「暇とゆっくり向き合える高尚な人になれ」と解釈している

「小人閑居せず」「小人閑居できず」「小人閑居して多忙」だ

閑居とはすごく豊で楽しいことなのだが、日本人はせわしない
「お忙しいところを恐縮です」なんて挨拶は、実は相手を馬鹿にしている
「貴方は暇をゆったり味わえないほど、金を儲けるのに忙しい」ととれる

特に停年退職後、その憎むべき暇があまりにも急増する
会社で朝から晩まで働きづめだった現代人は、退職後の後遺症と格闘する
日本企業では残業して、終業後もあれこれ会社の付き合いがある
退職後は逆に、毎日有り余る暇と戦おうとし、皮肉にも忙しくなるという訳じゃ

ところで
ごく最近、私は劇的に変わった、私は、実は人も知る大のセッカチだった
私は少しもじっと出来なかったのだが、昔の私を知る人は驚くだろうが、
最近、一日家で何することもないまま、じっとしていても平然としている

私の周囲に暇と言う友人が沢山静かに同居してくれているような感じになった

ふとしたきっかけで、今年やっとそれに気づいた
お粗末&遅しではあるが、気づいたことで長年の束縛からいきなり解放された

「暇はつぶす(争い&殺す)ものじゃない」とやっと心底気づかされた
長い事、私にとって暇は作るものであると同時に、暇は潰すものであった
ニキビみたいなものだ、出たら目の敵のように潰しまくる

作ちゃ殺し、作ちゃ殺し、だったが、今年春先から180°変えてみた
というより、よくもあっさり変われたもんだと自分自身でびっくりしている

暇はあるものであり、暇はゆっくり味わうものだ、暇は人格者なのだ
暇は人格者であるから自分が人格が低いと上手に付合えない
暇氏に対して自分(暇無氏)は完全に格落ちなのである

暇との向き合いは、ちょうど一服の茶を客人とゆったり味わって飲むように
戦後会社に長く勤めたせいか”無駄を減らす”という観念に縛られていた

皆さんも会社勤め時代の、あのせわしなさを、さっぱり断捨離してみられーい
でも、長年の暇との戦いというか性急さの悪癖を変えるのは至難の業

私が得た”暇の新感覚”は言うは易いが、行うは意外と難しいものでありんす
皆さんも、退職したからと言って、まだまだ元気元気、当分は多忙と戦うのでしょう

まだ老け込むのは早いが、でも暇は敵ではありませんよ
もし、万々一、敵だとしても「汝の敵を愛せよ」と言いますからね
暇道・暇とゆったり付き合える人=これこそ我が求める人である
注意しておきますが、
暇と付き合える人=退屈な人ではなく、むしろすごく楽しい人である

徒然なるままに・・・・・・・・チーン 村上兼好

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361.今やっておくべき大事なことは

2014-03-01 10:48:33 | 暮らし
村上和隆 
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今すべき大事なことは

①資産を分散する(金白金・不動産・外貨)
 ※最後、晩晩年82歳くらいで、出来るだけ円に現金化しておく
②大都会(東京・大阪・名古屋)から離れる
③腰痛、手足痛、冷え、しびれを防止する
④タバコを止める、酒を減らす
⑤肉・牛乳・甘い物を減らす
⑥いらいらせず暇をゆったり味わう
⑦都会と田舎、山で二重に暮す
⑧腹八分目、時間を決め食事し胃腸を健康に
⑨自宅持家以外に家を確保し、賃貸する
⑩毎日適度な運動をする(過激な運動は止める)
⑪きれいな水を時間を決めて飲む
⑫誰とも楽しく気軽に会話する、人にやさしく、親切にする
⑬家財・雑物を大胆に断捨離し、整理整頓清潔にする
⑭望ましいルールを決め徹底して守り続ける
⑮歯・眼・鼻・足腰・皮膚を大事にする
⑯夜の睡眠の仕方を徹底して改善し、時間を決めしっかり寝る
⑰親元を離れ、自分の家を買い自立する、料理掃除洗濯は自分でする
⑱徹底的に節約・倹約の上で、自分のしたいことにはお金を使う
⑲自分が生涯をかけてもいい自分の好きな、得意な仕事を見つける
⑳英会話・文書力・会話力・専門能力を身につける
21定期検査により早期発見早期治療
22巨大地震地域から脱出する、海辺や河川付近や崖地地域から移住する
 (北海道東、関東、南九州から沖縄、静岡は特に要注意)
23机に座って一日中仕事する人は、止めるか余程の予防策を実施する
24パソコンやゲームやスマホを操作する時間を半減する
25真面目に人生勉強し精神を鍛える、自信を持つ
26生涯をかけてやることに徹底的に資源を集中し極め続ける
27過去の趣味だけに固執せず、年齢に関係なく新しい趣味・勉強に挑戦する
28インターネットを的確に活用する
29晩年の住まいを早目に決め、確保する(場所と形態)
30平常心・自宅で静かに息を引き取る覚悟・準備

リターイアーし収入がなくなったら、なんとか少しでも収入を確保する
円預金だけでなく、資産を分散する


時代の背景
①高齢化
②グローバル化
③人口減少
④日本の経済力衰退
⑤年金破たん
⑥健康保険破たん
⑦氷河溶解、異常気象・火山噴火
⑧家族崩壊
⑨都会集中
⑩膨大な借金による円暴落・超インフレの可能性
⑪巨大地震・津波と日本経済沈没
⑫公的負担増・消費税及び物価高騰
⑬インターネット時代
⑭病院・医者・介護施設不足
⑮貧富差・強弱者差
⑯中国の環境問題の影響
⑰中國脅威
⑱発展途上国の影響
⑲空き家増・限界集落・農林業従事者激減
⑳生甲斐の喪失、鬱病増加、自殺増加

時代が大きく変わる中、「想定外だった」などと後悔しないようにしないといけません
いつやるの?  ⇒  今でしょ

私は10年前からやっていますが、まだ100%完成まで行ってません
皆さまはいかがですか?「全然やっていません」はいけませんよ
政治や役所や会社頼みは確実に裏切られますよ
政治家は国民(有権者)の人気取りに終始し、
日本国家の将来をどうしようなどと言う崇高な発想は全くありません

私の考えでは残された猶予期間は、せいぜい3年くらいですよ
出来れば一年と言いたいが、まあ、あまりにせかせては失敗の元ですかね
明日にも、東京大地震・大洪水で家が流される・大病する・寝たきりになる・
円暴落・中國との紛争なんか起こるかもしれません

来年~3年後には、もっといろいろなことが起きているかもしれませんよ
もし、何も起きなければ儲けもの、起きても平然としているようにね

コメント
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