メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

奇数文化と偶数文化

2017-04-03 21:51:02 | パーティー

庭の桜もこのくらいには咲きました。

家主同様、この子も決して若くはありません。

それでも毎年春になると頑張って咲いてくれます。

 

といっても移動暮らしのメイおばさんは

「よく頑張って咲いてくれたね。ありがとう。」と

毎年ねぎらうことができません。

 

そんな時には、はるか太平洋あるいは大西洋の向こうから

「頑張って咲いてくれたかなあ。」と心配し

 お隣りから「今年もきれいに咲いてくれてますよ。」と

メールでも入ろうものなら

 

「ありがとうね。」

「見てあげられなくてごめんね。」

と呟きます。

 

こんな老木に、今日、ピチピチしたお客様がやってきました。

けれどもこの客人、なかなかどうしていたずら者で

せっかく結んだ蕾を片っ端から落として行くのです。

 

そんな中、宅急便で段ボールがひと箱届きました。

開いてみれば

 

プレミアムモルツ   6缶

キリン一番搾り    6缶

日本酒        2本(久保田、北秋田)

CANTI ロゼスパークリング 1本

ARTHUR METZ 白スパークリング 1本

 

実は明日はお花見パーティー。

お仲間の一人が届けてくれたのです。

 

お花見弁当は

銀座で仕事をしている友のアレンジで

明日の12時に6人分が届きます。

 

メイおばさんは簡単なオードブルとデザートをいくつか作ります。

おつまみはみんなが色々持ってきてくれます。

 

本当はメイおじさんも参加の予定だったのですけれど

急な仕事で「日本でお花見」は無理になりました。

仕方がない、LINE参加です。

 

ところで明日の準備をしていて

またもや文化の違いに向き合うことになりました。

 

どうして日本の器って5個組なんでしょう。

どうして2の倍数じゃないんでしょう。

 

このお皿、お花見にはぴったりだと思って引っ張り出したのですが

5枚しかありません。

 

シアトルに運んだ漆器の器や、藍染めのお皿もみんな5枚組みでした。

 

パートナー文化、つまり偶数文化のアメリカでは

5なんていう数字、考えもつかないでしょうに(笑)。

しかたがない、明日はメイおばさんだけ別のお皿を使いましょう。

 

読んでくださってありがとうございました。
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