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ロンドンから徒然に

新型インフルエンザの最近のニュース

2009-07-12 | 日常
 仕事をお願いしている会計事務所がベイカー・ストリートの駅の近くにあります。先日そこで打合せがあったのですが、朝10時前にもかかわらず、駅前の道には長い観光客の列が出来ていました。
 実はロンドンの観光名所のひとつマダム・タッソー館がすぐ側にあるのです。言わずと知れた蝋人形館ですが、相変わらずの人気です。



 気になったのはその長い列の中のひとりが咳をしていたこと。こんな人混みの中では病気の感染なんてすぐだな、とちょっと心配になりました。もちろん頭にあったのは新型インフルエンザのことです。

 ずっと鳴りをひそめていた新型インフルエンザのニュースですが、このところまた割と頻繁に流れています。
 というのが、最近になって死者が急増して計14人に達しているのです。(もっともその全員が他の病気を抱えていて、必ずしも新型インフルエンザが直接の死因ではないとのことですが)
 そればかりでなく、8日現在の統計では国内の感染者数が9,718人に上り、アメリカ(3万3,902人)、メキシコ(1万262人)に次いで、世界で3番目に多い感染国ということになりました。

 そうなると皆不安になるのは当たり前。でも、そんな隙に付け込む悪い輩は必ずいるもので、こんな事件が話題になっています。

 インターネットで抗ウイルス薬のタミフルを売るサイトが現れたのですが、この殆どが実は偽物で、砂糖だったり、ひどい時には殺鼠剤だったりするというのです。
 保健省からは早速コメントが出ました。イギリスのタミフル備蓄量は世界最大なので心配することはなく、偽物を掴まされないように、と呼びかけています。

 日本ではそもそも薬事法の関係でこういうことはできないと思いますが、念のため用心して下さいね。